NHKから封筒が。

 この1週間は、ほぼ休み。ちょうど夏休みになる。週明けからは、8月末まで、ほぼ日曜しか休日がないという夏期の仕事の入り方。
 今の仕事先で、これだけ夏の仕事が入ったことは初めてである。

 で、昨日、階下の郵便受けに、NHKからの、名宛のない、ということは、郵便物ではなく配布物ではあるが、当方に該当する内容のもの、ということだろう。

 A4の書類を折らずに入れることのできる、かなり大きな封筒に、警告のごとき文言が印刷されている。

NHKからの封筒

 「[重要] すぐにご開封いただき、内容をご確認ください。」
 「 月 日までにご返送をお願いいたします。」
と印刷され、月日は「7月19日」の日にちが手書きで記入されている。

 日にちを切っていいて、上のような文言であるということは、どのような形であれ、私に「書類を返送する」義務ないし必要が存する、ということを前提とした文言だ。

NHKからの封筒-裏

 裏の、折り返し部分には「すぐにご開封いただき、内容をご確認ください。」とある。まるで役所からの、税や保険料の滞納者に対する警告文書のように見える。

 差出元は、「NHKふれあいセンター」で、ナビダイヤル(フリーコールではない):0570-077077 が記されている。
 内容物は、「放送受信契約についてのご案内」と「放送受信契約のお願い」、そして、「放送受信契約書 兼 住所変更届」の3点。
 つまり、これは、私が受信設備を所有・使用していながら受信契約を結んでいない者だ、という認識における投函としか理解できない。

 私は、過去記事に書いたとおり、まだ旧室にいた2015年2月16日に、テレビを廃棄し、NHKにも廃棄の際の書類を発送し、契約終了を確認した。
 新室に転入後、2度ほどNHKの職員が来訪し ― 1度めは転居後すぐ来訪し、無愛想にテレビなどがあるかないかだけ聞き、「ない」と答えるとそそくさと帰り、2度めは営業担当の人で、かなり丁寧に対応してくれたので、こちらも思うところを述べた ― NHKは私の状況(契約終了者で、受信設備がないこと)を確認している。

 その状態で、すでに受信設備を所有・使用していることを前提にした形で、上述の封筒を郵便受けに投函した、というのは、どうみても不愉快な方法以外のなにものでもないだろう。

 速攻で、上掲の「NHKふれあいセンター」に、電話料当方負担で電話し、もちろん怒ったりせず、しかし、明瞭に「こういうやり方は言いようもなく不愉快だし、可能性としての受信契約者も減らしてしまうだろう」旨のことを述べておいた。

 NHKが、受信料不払いの状態で受信している受信者が多いのに対して、片っぱしから裁判などを起こして徴収しているという話はよく聞くし、私個人は、実際に受信している場合は支払ってもよいのではないかと思っている。

 なぜなら、受信料を、つまりNHKの制作・放映費用を税金から、ということになれば、今以上にNHKが「政権放送」に堕してしまう危険があるからだ。

 しかし、私がすでに受信料不払いの受信者であることが認識されているならともかく、非受信者であることはいったん認識しているのだから、あとあとは「受信設備を導入されていませんか? でしたらぜひ契約を」と丁寧に促してゆくのが、役所ではなく、一般社会に存在するカンパニーの取るべき道筋だと思うのだが‥‥。
 つくづく‘上から目線’のところだなぁ、と感じ、テレビを再導入する意思は、さらに挫かれたことは言うを俟たない。

 似た感触を持ったことは、東京電力のコンピュータ音声による営業の電話。「電気もガスも→東京電力へ」のキャンペーンだった。
 試算してみないか、というアナウンスが続いた。

 が、安くなったとしても、東京電力のような、原発の杜撰運転と責任感絶無の企業に、それもコンピューター音声の営業電話で、だれが利用を依頼したいと思うだろうか?
 もちろん、ムダな人件費を使わないというのはわかるけれど、コンピューターの設定からしてコスト・ゼロのはずがない。暗愚な出費としかいいようがない。

 東京電力、東芝、自民党、NHK、どこも、もうオカシい。
 現場で動いている人々は丁寧に仕事をしており、ますます丁寧で過密な仕事を要求されるばかりで、それが活きてこない方向にばかり「上」が持ってゆく。

都議選、しゅ〜りょ〜。

 都議選、終わり。

 これはもう、異様の上に異様を重ね、さらに屋上屋(おくじょう、おく)を重ねるがごとくに醜態を塗りつけ続けた安倍政権・自民党執行部の迎えた、当然の結果である。

 私の選挙区は、“「国民ファースト」=国民主権を根本的に否定する人物が代表を務めるのに、不思議にも「都民ファースト」を名乗る党”の公認・支援を受けた候補2人が定員を占めた。

 その候補2人とも、もとは民主党の公認・支持で、一人は都議、もう一人は市議を務めていた人だった。
 上述の背景を持つ「都民ファースト」にはどうしても投票しがたかったので、死票覚悟で共産党の候補に入れた。

 選挙区の得票結果は、下のとおり(こちらから)。

選挙結果

 トップ当選は、都民ファーストに鞍替えして公明の支援を受けた、桐山さん。
 この人、学生時代、新体操の選手だったことを今も‘売り’にしているが、チラシにレオタード姿を印刷したものは、市議選時代には見たことがない(あったかもしれないが)。
 が! 今回のチラシには、選手時代や‘体操のおねえさん’時代の写真^^! いや、私、投票しそうになりました〜ッ ;;!
 小池サイドからのサジェスチョンがあったのかな〜。

 ‥‥ ;;; いやいや、石毛さんと二人当選すれば、自民党が落ちてくれる、ということも考えた。
 自民党の山田氏には、何の不祥事もなく、地元の商店会などの支持が確実にあったと思うし、私も嫌う点はないのだが、自民党の国政での横暴・粗雑ぶりがあ〜まりに異様なので、それを執行部が知る事態にはなってもらわないと困るということがあった。
 落選は、100%、国政自民党の‘せい’である。

 当方の投票は死票に結果したけれど、共産候補は、1万票を超えることはないだろうと踏んでいたところ、けっこう得票している。

 今回は、自由民主党の都議会始まって以来の歴史的大敗と、小池党の進出が目立つが、なんと! 共産党が ― 前回でそうとう躍進しているのだが ― さらに2人も増やしている。
 私の選挙区での共産の得票数や、全体の、低いとはいえ相対的には上がった投票率を見ると、そこには確実に一定の「民意」が反映している。

 影響力などないことはわかっていても、このブログで、ちょっとばかり自民党の異様さを‘言挙げ’したのだが、こういうことをやっていると、どうも体調が悪い (~_~;)。前3記事は、削除しようと思ってます(この記事も?)。

 YouTube映像で見ていると、終盤で秋葉原の、安倍総裁の演説に「アベ、やめろ!」を連呼し、安倍氏がそれに‘決然と’反論‥‥これはまさに菅官房長官が言うとおり、「全く問題はない」と思うが(あたりまえである)、面白かったのは、もう YouTube映像のキャプションで指摘されているが、石原伸晃サンが、やや動転してか、聴感上「オマヌケください」と聞こえるように、ヒッドく‘噛んだ’こと。

 「(総裁を)お迎えください」と言おうとしたものが、動揺して子音と母音の順序がオカシくなったのだろう。
 こんな事態が自民惨敗につながった‥‥わけはなく、もう決まっていたのである。

《産経抄》の言葉の遣い方

 産経新聞の《産経抄》。
 稲田防衛相の、あのオウンゴールな失言に、ついに「これまでも資質を疑うような行動がしばしば見られた。自衛隊の中立性に関わる今回の失言は、とりわけ罪が重い。撤回で済む問題ではない」(太字、引用者)と苦言を呈した

 その《産経抄》は、今年3月の段階で、朝日新聞の稲田批判を批判し「「稲田大臣の資質を問う」。朝日新聞は10日付の社説でこう記し、教育勅語を評価した稲田朋美防衛相の資質に重大な疑義を表明した。手元の岩波国語辞典を引くと資質とは「生まれつき」「天性」のことである。思想や考え方で、持って生まれた性質まで否定するとは随分差別的な発想ではないか」と書いている(この後者の件は、TBSラジオ《荻上チキの Session-22》で知った)。

 ほ〜れほれ、やっぱり産経のほうも、こういう局面では「資質」という単語を使ってしまうだろ、というハナシである。

 さてさて、やっぱりオーディオや音楽を語ったほうが、精神衛生にもいいようでありま〜ス。

フランス・バロック音楽のCDを、買う?

 ‥‥シャンプーがなくなってきて、使っているブランドで詰め替えを、と買ったらコンディショナー=リンスだった。
 店員に「シャンプーのほうは?」と聞いても「なければないですね〜」とのことで、ひとつ前に買ったブランドにしたら、またリンス^^;;。

 やっぱり高齢化ですね〜。
 ではあるが、アタマの中、仕事や家事のことは0.5%もなく、あるのは、おいしい粗食を食べることと、そして何より、CD漁り!
 棚にあるのが、まだ十分聴き込んでいないディスクばかりでも、と〜にかく「何が欲しいのか? 何を探すのか?」と、未明までの「自分の物欲探し」としての‘自分探し’、である。

 今、手許にない分野はというと、フランス・バロック。
 リュリ、ラモー、クープランといったところは1枚もない。
 3年前の大放出前は、ガーディナーの振ったF.クープランの『リュリ讃』、『コレルリ讃』の Erato盤があったし、以前にはパイヤール盤で『諸国の人びと』も持っていた。
 が、こういった音楽は、ハイドンと並んで私の心の琴線に、あまりビビッと来ない類いなのである。

 もうひとつ、テレマンの『ターフェルムジーク』。ブリュッヘンらの全曲盤と、パイヤールの2枚組を持っていたことがあるけれど、ほとんど聴かないまま生活費になった。

 このところ YouTubeで『ターフェルムジーク』や、クープランのコンセールなどを、目当ての演奏で聴いているが、やはり「のーてんき」に美しいだけの音楽、という感じで、琴線に響いて来にくい。

 ただ、転室後、ちょっと懐具合がマシになるにつれて、デュファイからモンテヴェルディあたりのルネサンス音楽を、吉田氏の『LP300選』を基準、というか「買ってもいい免罪符」として1人1枚ていど揃えたことだし、クープランとラモーくらい2〜3枚ずつあってもいいかな、と、「CD漁り」の結果の煩悩が発言力を持ち出している。

 『ターフェルムジーク』は、欲しくなれば代表的演奏がいつでも安く買えそうなので ― ヤン・ベルダー指揮ムジカ・アンフィオンの Brilliant盤ボックスは、いきつけのディスクユニオンで、800円ほどでいつもある ― またこんど〜‥‥といってすぐポチるかもしれないけれど、この種の音楽は手放すのも早くなってしまう。

クザカゲロウ

 Tannoy Mercuryに、緑色の虫が‥‥これはクサカゲロウさんですな。
 このあと、室外にお連れした記憶もないので、ど〜なっちゃったのか。

 Marantz CD5000 ‥‥このところ再導入した「安価な名機」は、どうももうあまり感激しなくなっているのだが、CD5000は、なかなかよかった。

 ナカミチ IA-4sの時より、アンプ:Marantz PM6005が、ワイドレンジなためか、上の帯域の「あら」が少し見えてくる部分があるし、情報量的にオンキヨー C-7030よりずっと粗略な感じではあるものの、前回と同じく、「音楽を聴かせる」機械、という印象が強い。「音楽」は、西洋音楽、であるが。

 C-7030で、音が(演奏が、というのでなく)神経質に聞こえて、聴いていて「身体的快感」が乏しかった、クイケン指揮のハイドンの「ザロモン・セット」中の、タイトルなしの楽曲群。
 これが俄然よくなった。高弦の刺激感が消え、低弦は混濁感が出る ― 向こうのレビューでいう、muddyな低音 ― が動きがしっかり聴き取れて、ティンパニの打撃は、面白いことに解像度の高い C-7030で聴くよりも「パンッ!」と叩いているパンチ感がいい。ミンコフスキあたりを彷彿させたり。

 が、やっぱりなのだけれど、「ロンドン・セット(ザロモン・セット)」中の無タイトル曲は、つまらない。
 第102番や第99番を聴いていると、「人生の限りある時間を費やすのがもったいない」という思いを持ってしまう。

 この伝で考えると、クープランのコンセールやテレマンの『ターフェルムジーク』も、浸れないかもなー、と危惧する。

CD5000

 そんな CD5000なのだが、到着時から、トレイのかび臭さが気になっていて、今日、天板をあけて見てみた。

 メイン基板や筐体の鉄板はほとんど臭わず、臭いはディスクドライブの上面の、ディスククランパーを支持する部分あたりから来ていた。
 無水アルコールを浸したティッシュで軽〜く拭いた。

 主基板には、「CD753」と印字されているように、PHILIPS CD753そのものなのである。

 違いは、CD5000のほうは、オペアンプまわりのカップリングとデカップリングが、(懐かしい!)ELNA セラファインであること。CD753は汎用品らしい。
 メインの平滑コンの、+電源側16V4,700μFは ELNA、−側16V3,300μFはルビコンだった。

 使われているチップは、マイコン(東芝製らしい)、オペアンプ(JRC)、三端子レギュレーター(STマイクロ)以外、ほとんどが PHILIPS製。
 ヘッドフォン基板から出ているアース線が1本、主基板付近まで伸びたまま切れているが、こちらの画像でもそうなっているので、これでいいのだろう。

 CD5000は、C-7030を蛍光灯とすると、ちょうど白熱灯的暖かみがあって、セカンド機として置いておくには恰好だ。
 いろいろなものを聴いていると、いっぽうで C-7030が、安価なのに、いかによくできたCDプレーヤーかということもじっくりと知られてきて、面白かった。

 DACは、C-7030がスコットランド発祥の Wolfson(すでに Cirrusが買収)、CD5000がオランダ Philips、アンプ:PM6005内蔵のはアメリカ産 Cirrus Logic、と、ぜんぶ「外人部隊」になっちゃいました^^。

 さて‥‥シャープ KS-C5Kで雑穀米が炊けたようなので、ご飯を食べて、CDをまた探しましょう。

キッチンまわり、いろいろ新調。

 前記事・CD5000が来る、という前夜になって、炊飯器がとうとう壊れた、ようだった。
 炊飯器は、いつ買ったか忘れているが、最低十数年以上は使っている。もしかすると20年くらいかも。

 東芝の RCK-Y5Mという機種。1996年のグッドデザイン賞受賞なので、やっぱり20年もの?

 それまで、象印だったかタイガーだったかの、もっと量は炊けるけれど釜が薄くてペッラペラのものを使っていて、弟と同居だったので、少量でよいからおいしく炊けそうなもの、ということで選んだのだったが、ペッラペラの前機種より、ご飯はおいしく感じなかった。

 しかし使い勝手はよく、故障もしないので、ずっと使っていたのだが、転室後、ACコード(リール巻き取り式)が巻き取りきれなくなっていた。
 去年の暮れあたりだったか、炊き上がったご飯がベチャベチャだったことがあり、故障か? と慌てたけれど、次回以降は問題なく炊けたので、「あ、あの時は「お粥」ボタンを間違って押してたんだろう」と思ってやり過ごしていた。

 今回もご飯はベチャベチャ、液晶を見たら「E1」と表示。これはエラーで、これが出たら販売店で修理してもらってくれ、と取説にある。
 というわけで、こんなものを修理してもらうには及ばないので(パーツもないだろう)、新しい機種をネット上で、朝までかかってググりまくり。

 一人暮らし用で、IH(IHは、価格も電気代もハンパではないので、問題外)以外となると、タイガーで1機種、シャープで1機種、あと、適当にデザインして中国で製造したあまたのブランドは、Amazonで見ると☆ひとつ、すぐ壊れた、という代物がい〜っぱいあって、その他では、コイズミの小型炊飯器「ライスクッカーミニ」が面白そうな製品で、レビューもいいが、こちらは炊飯時間に浸水&蒸らし時間は含まれないので、お米を放り込んですぐスイッチ・オンというわけに行かなそう。

 というわけで、シャープ KS-C5Kに決定。

RCK-Y5Mと KS-C5K

 デザインは、トップとフロントが逆になっている。東芝はフロントに操作パネル、トップにフタをあけるボタンがあり、シャープはトップに操作パネル、フロントにフタあけボタン。慣れるまで使いにくい。

 東芝のは定格消費電力450W/h、対するにシャープのは350W/h。シャープのほうが省エネのようにも見えるが、炊飯時間がかかれば相殺になる。
 保温時の平均消費電力は、東芝25W/h、シャープ11.6W/h。重さ(公称)は東芝2.5kg、シャープ2.6kgとほぼ同じだが、シャープのほうが軽く感じる。

 米と水の量の加減は、付属のカップと内釜の目盛りを使ってキチンとやれ、とか書いてあるが、東芝の時の要領でだいたいOK。
 まあまあおいしく炊けているので、東芝のには「ごくろうさま」ということで、水曜の小物家電回収の日に、出しましょう。

 最初東芝のを使い始めた時は、ペッラペラのよりまずく感じたので、「アカンな〜、東芝。まあ東芝の社員で、寮暮らしが終わったら自分でメシ炊く人なんておらんしなあ」などと思ったものだけれど、長持ちしてくれたことには感謝。

 新しいシャープの内釜より、むしろ重い、しっかりした(その割りにおいしく炊けないのだったが)内釜を見るにつけ、あの福島第一原発で、メルトダウン後も壊れずにデブリを底に支えている、東芝製(ですよね)の頑丈な格納容器を、思い起こす‥‥というのは不謹慎かな。
 が、皮肉にも(?)、メーカー自体の破綻の危機が伝えられる時期に、寿命が来ました…。

 その他、キッチンまわりのものは、10〜20年選手のものが多く、劣化が激しい(衣類と寝具も、なのだが…;;)。

フライパン

 フライパン。テフロンが剥げて、ひどい。
 「(24)」と書いてあったが、これは24cmの「ディープパン」タイプだった。新調したのは26cmの「フライパン」タイプだったので、浅い。
 浅いと油が周囲に飛びやすいので、ディープパン・タイプがよかったかな、とちょっと後悔。
 ただ、お肉を広げて焼く時は、底面面積が大きいほうが有利。

 フライパンは、ニトリ(歩いて20分!)と LIVIN(西友)の両方を見て、けっこう品揃えが異なり、LIVINではティファールのセールで、本体2,000円未満のものもあったけれど、金属ヘラがOKかNGかの表示がないので敬遠し、本体980円の金属ヘラOKのものにした。
 ニトリでは、ダイヤモンド・コーティングのものなどもあった。
 どうせ百均のピラフやパスタを調理するのがメインなのだから、お高いものは要りません。

 もう一点は、食器を乾燥させる水切りバット。
 これは、昔に比べると便利なものがガクッと減っている感じがする。

水切りバット

 左のが現用。カビや汚れがこびりついて、これでは体にも悪そう(キタナいものをお見せします;;;)。もっとも年に1〜2回は漂白剤で浸しており、スポンジやめん棒でコスることはあるので、それでも落ちない汚れは、食器に移ることもないだろうと考えている。

 LIVINは、適当なものが全くなく、サイズがよくても、底に置くトレイに穴があいていて、ここからシンクに水が流せる、という設計なのだが、拙宅では箪笥に置くので、これでは水がこぼれる。
 一見便利なデザインではあるけれど、穴があいているのとないのと、両方を揃えるという配慮がないのが、現今の品揃え事情のようだ。
 こういうものは通販でよさそうなものが見つかった時に買うのがいいのだろうか。

 ニトリの、いちばん旧品に近いサイズ・形状のもの ― これも、サイズ違いなどは1点もなかった ― を買って使い始めたが、旧品より食器の収まりはズ〜ッと悪い。

 フライパンはまだ使っていないけれど、とりあえず水切りバット以外はよくなった、でしょうか。水切りバットは、食器の置き方を工夫すれば使いよくなるかも。
 CDプレーヤー、炊飯器、フライパン、水切りバット‥‥と、ちょっとモノ要りだった1週間。しめて19,800円の出費、でした^^。

Marantz CD5000、再導入…。

 Sony CDP-XE700は、ちょっと期待はずれで、もう聴き続ける意思は霧消しており、かわって Marantz CD5000を落札、入手した。

CD5000

 4年前にいちど入手し、高域落ち感のある、クラシック・オンリー型の再生音にえらく感銘を受けつつも、当時のアンプ:ナカミチ IA-4s(改)との相性では、あまりにクラシック・オンリーな音だったので、一般性に著しく欠けると判断して手放したのだった。

 今回の出品品は、開始価格が9,990円と、この機種では破格に高かった。
 ただ、多くの出品では純正リモコンがなく、キズも多い機体が多いので、解像度の低い写真だったが全面パネルはほぼ無傷、純正リモコンに取説まで付いたものだったので、このくらい高い価格だと競ってくる人もいまい、と思い切って入札した。

 で、来ました。
 写真どおり、キャビ、パネル、液晶の窓の透明部分など、驚くほどきれいだった。NC、NRだが、数項目にわたる動作確認メモが付され、たいへん丁寧な出品者さんだとわかる。それゆえ、発送まで若干時間がかかっている。
 動作もスムーズ。玉に瑕、だったのは、開梱時の箱からと、トレイを出した時に、ちょっとカビのニオイがした(する)こと;;。

 SL-PS700、CDP-XE700と、いちど入手して感銘した「名機」を再導入すると、意外にたいしたことがないという経験をしてきており、その不安もないことはなかった。
 CDP-XE700をどけて、ラックに入れた。

オーディオラックに入れる。

 ついにブラックフェイスの機器がなくなった^^。

 デザインは、、さすがにアンプと同じ Marantzでもあり、違和感がない。PM6005よりは、若干黄色味が勝ったシャンペンゴールドだ。
 純正リモコンは、じつはなくても、トラック選曲だけなら PM6005のリモコンが効くのだった。

 前に入手した時と同じく、トレイが閉じる時には、勢いあまってトレイが閉じた際、ちょっと前に跳ね返って飛び出る。
 ピックアップがシークする際に、「ジィ〜」という音がまあまあ。C-7030から見れば、TOC読み込み、頭出しともず〜っと速い。

 初めてのご挨拶曲で、エルガー:『愛の挨拶』、コリングウッド指揮。
 きれいであ〜る。弦楽合奏の柔らかでまろやかな音色は、この機種の身上だ。

 ほか、Onkyo C-7030との比較も、まだそんなにはしていないが、今回もまた、C-7030がいかにいいCDプレーヤーかということを知ることにもなった。

 上記、『愛の挨拶』は、C-7030でも美しい音だが、C-7030ではわずかにクールすぎて、弦が神経質に響くところ、CD5000は、少し情報量が下がるけれど、たいへんうまく「音楽を聴かせる」。

 他には、クレーメルの弾くバッハ:無伴奏が、音の汚い部分を極力「聴かせないように」してくれて、「音楽」だけを届けてくれる再生だと感じた。
 同じクレーメルでも、Hungarotonに入れたバルトークのソナタは、C-7030のほうが、ピアノの輝きも含めて、いいかも。

 ティアニー・サットンのジャズ・ヴォーカルは、中域が膨らみすぎる感があって、歌手が年増に? 聞こえる部分があるけれど、悪いわけではない。
 弦楽系の室内楽もいいが、アンプが、「しっとり調」にチューンした IA-4sとは違って、ワイドレンジで高域のやや輝き気味の PM6005に代わっているために、音源の最高域・倍音部分の「汚さ」があるディスクでは、それを隠さずに出してくる部分がある。

 ピアノの音には木質感があり、ちょっと軽くなって艶が減るような感じ。グランドピアノがフォルテピアノみたいな感じになる?

 やはり C-7030をメイン機として使うのがよさそうだということがわかったが、CD5000も、これに合ったCDで、音楽を味わう、というのなら、C-7030とは相補的関係となり、このラインナップで聴いてゆくのがいいのでしょう。

 最ローコスト価格帯のCDプレーヤーとはいえ 中身オール PHILIPSなので、それだけでも貴重である。

1楽曲で、異演奏CDが何枚?

 36日ぶりで散髪。もち、1,000円カット。ほんとうは40日持たせたいのだが…。

 このところオデオ・ネタ欠乏気味で、スピーカー・ケーブルに気が向いたり、電源コードに気が向いたり。

 現用の、
 オンキヨー C-7030 → カナレ L-4E6S → Marantz PM6005(ACケーブル:サンワサプライ KB-D3315A) → Gotham SPK2x1.0(4m/ch) → Tannoy Mercury F1 Custom
 …というシステムが、ことのほか快適な、いい音で音楽を聴かせてくれていることは事実だ。

 もちろん、このグレードなので、ず〜っと高価な、選び抜かれたコンポによるシステムに比べれば、厚みや品位に欠けるであろうことは想像に難くない。
 が、現用品を、たとえばスピーカー・ケーブルをちょっといいものに、と手を入れたりすると、今のバランスが崩れるような懸念も大きい。

 とりあえず、ソニー CDP-XE700は聴き続ける価値を感じないので、別のCDPを1台落札してある。出品側の検品・梱包にもう少し時間がかかる見込み。

 それでも、C-7030は、PM6005との組み合わせでは、音がちょっと明るくなって低音が薄くなるにしても、きれいないい音を聴かせてくれていて、サブ機は必要ないくらいだ。
 入手した回路図を何度も眺めて、じつに丁寧に作りこまれた電源などに、ほれぼれしている。

 安価ディスク・プレーヤーの場合、通常は、アナログ系とデジタル系にそれぞれ1系統ずつ整流回路を設け、デジタル系はマイコン、DSP、ドライブ系の電源に充て、アナログ系はアナログ・アンプ(LPF)に給電し、DACチップには、機種によってアナログの+電源の下流を使ったり、デジタル電源から分岐させて給電したりしている。

 C-7030では、デジタル系電源を2系統、整流回路からして分けて設置し、DSP&ドライブ系は平滑コンが4,700μF、マイコン系には、平滑コン1,000μFを奢ってある。

 AC電源の入り口にはインダクターが、ノイズフィルターとして設置されている。
 ヘッドフォン出力はオペアンプだが、NJM4580MD(表面実装の低雑音タイプ)が、各チャンネルごとに1基、つまり2回路パラで使ってある。
 それだけでなく、このヘッドフォンアンプには、音声信号がライン出力から分岐してすぐに音量調整VRに入るのではなく、オペアンプ(これも NJM4580MD)1回路をバッファーとして介している。

 ここまで贅沢にしなくてもよいと思うけれど、ヘッドフォンから逆にライン出力が影響を受けないための配慮かもしれない。
 もっとも、C-7030のヘッドフォン出力は、ここまでやっているのにさほど音がいいというわけではなく、PM6005のヘッドフォン出力のほうが、トーンコンが使えることもあって、便利だし、音もいい。

『運命』、8種

 では、CD漁りのほうに気持ちを向けたほうが、ということかもしれないが、ヤフオク! を眺めても、イマイチな感触だ。

 ここ数年、同楽曲の異演奏ディスクは、可能な限り「聴くもの」だけに絞って、減らすようにしてきており、とくに3年前の激減収時には3割以上を削ぎ落としたこともあって、ずいぶんスリムに、言い換えると「実際に聴くCD」に、近づいてきている‥‥とはいうものの、まだまだ未聴ディスクや、ほとんどプレーヤーに乗っからないディスクもたくさんある。

 理想は、1楽曲2〜3CD、である。で、そうなってきている。
 チャイコフスキーの『悲愴』は、ムラヴィンスキーとフリッチャイ。ドヴォルジャークの『新世界』は、バルビローリ、フリッチャイ、アンチェル。
 ドビュッシーの『海』は、ベイヌム、マルティノン、クリヴィヌ。カラヤンの77年EMI盤もあるが、これはメインがフランクの交響曲で、そのオマケなので、ないのと同じ。
 ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は、ブダペストQとアルバン・ベルクQ。同じくベートーヴェンの後期三大ピアノ・ソナタは、ポリーニとR.ゼルキン。
 バルトークの弦楽四重奏曲全集は、ジュリアードQ(63年)とアルバン・ベルクQ。

 では、1楽曲でいちばん手持ちディスクの種類の多い曲は、となると、(やっぱり?)ベートーヴェンの『運命』、交響曲第5番だった。
 全集がフルトヴェングラー、ワルター、クレンペラー、ハイティンク(コンセルトヘボウ盤)の4種類、加えて単独盤が、フルトヴェングラー/BPO(43年)、フルトヴェングラー/BPO(47年ライヴ)、E.クライバー、C.クライバー‥‥と、合計8種類。

 これに次いで多いのが、(やっぱり ;;)『エロイカ』。
 全集4種の所収盤、フルトヴェングラー/VPO(44年ライヴ)、E.クライバー/VPO、ケンペ/BPO、の7種。

 超-著名曲でもディスクは1点のみ、というものも少なくない。
 「モツレク」はベーム/VPO、フォーレのレクイエムはコルボ(旧盤)、ドヴォルジャークのチェロ協奏曲はフルニエ/セル、だけ。

 そのうちまた増えてくるでしょうか‥‥しかしお金、使わないほうがいいですねえ。

自炊の夕飯♪

夕飯

 さっき食べた、今夜(昨日の夜?)の夕飯。

 仕事が多くなると、炊飯と皿洗いが面倒くさくなり、どうしても外食しがちになるが、外食、といって私の場合、油脂分と動物性食品の多いメニューの、松屋や日高屋ばかりになる。
 そのせいか、外食が多くなるとお腹をこわしやすくなる。

 上のメニューは、調理したものとてなく、スーパーの夕方半額で86円になった鮭の塩焼き。ローソンストア100で、108円でなかなか具だくさんな ひじき煮を、1/2パック。
 それに、ゆがいて冷蔵庫に入れてあるブロッコリーに、玉ねぎサラダ。味噌汁は、「ヒカリミソ」というところのオルニチン入り。味噌汁は汁椀2杯分作るので、追加の味噌は、「丸の内タニタ食堂の減塩みそ」

 味噌汁には、こちらで、ワカメ、マイタケ、それに桜えびを追加する。
 ここ数年、右ひざの関節が、階段を上るときなど痛くてしようがなかったのだが、桜えびを味噌汁に入れ始めてから、そのせいかどうかわからないが、痛みが激減した。

 そして、ご飯は、無洗米に、ハクバクの雑穀(8穀タイプ)を混ぜて炊く。胚芽押麦も混ぜるので、主食だけで10品目あることになる。
 ちょっと面倒だけれど、外食は避けて、こういった自炊の夕食にしていきたいものです〜。

 ハズレは、ネット上で‘スーパーフード’と言われていたりする、アマニ油(フラックスシードオイル)。けっこうお高い。

 これ、オリーヴオイル代わりにドレッシングにしてみたけれど、かえってそれを使ったあと、体調、とくに腹具合がよろしくない。
 オリーヴオイルなども、品種によって、使い始めると下痢が続いたものもあったので、体調に合う品種を選べばいいのかもしれないが、とりあえずこれは使用中止にしましょう(私が買った品種が、体質に合わないというだけかも)。

 20ヶ月ぶりでハンダのフラックスの匂いをかいで気分がよくなった体質。
 やっぱり flaxより fluxが合っておりますねえ〜(笑)。

CDP-XE700、試聴。

 オペアンプを NJM2114Dに換えたソニー CDP-XE700。
 ちょっとずつ聴いているけれど、なんだかツマラナい音であ〜る ~~;

 最初の、元から NJM2114が載っていた XE700を、ナカミチ IA-4s(改)で聴いていた時には、「これはちょうどいい〜」と感じていたのに、PM6005にアンプが替わっている今、ホールトーンを削ぎ落とした XE700の音は、素っ気なさすぎて物足りないこと甚だしい。

CDP-XE700、試聴ディスク

 利点といえば、C-7030で聴いた場合、音がいろいろ、かつ、きれいに聞こえすぎて、「音楽」が把みにくくなる音源の場合、「音楽だけをストレートに」聴かせてくれるというところ。

 そういう音楽の代表は、まずはバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」。
 クレーメルの旧盤を、Double Decca盤で持っているが、C-7030では、音がきらびやかで、いささか空虚だ。
 これが XE700だと、素っ気ないけれど、音楽の骨格を把んで、それだけ聴かせてくれる。

 ただ、どちらのプレーヤーでも、クレーメルの音のうち、キタナイ音も聴かせてしまう。
 いや、これは機器の音が汚いというより、クレーメルの音自体に汚い部分があって、彼はそれをそのまま出してしまうのだろうか。

 XE700は、C-7030に比べると、高域が明らかに抑制されていて、ディスクの高域端における「キタナイ音」を聴かせない。
 そして中域中心の音作りになっているが、全域を通して、「芯」のある音ではない。

 NJM2114に換えて、明らかに音はマイルドになっているけれど、AD712搭載の状態でもこのキャラであって、細かいディテールは聴かせない。
 AD712の時によかったかというと、AD712で聴く気はま〜ったくしなかったので、AD712は論外である。

 そういう次第で、あと、ジュリアード四重奏団のバルトーク(1963年録音盤)も、余計な響きを全て削ぎ落として、「バルトークの音楽」だけを目の前に‘ぽん’と置いてゆく。

 グールドの平均律は、XE700ではまさに対位法的からみがそのまま眼前に「見える」けれど、音の潤いがなさすぎ、リラックスして聴くのには C-7030になる。

 トルトリエ/ハイドシェックのフォーレのソナタ。
 第1楽章を XE700で聴き、続けて第2楽章も聴いてしまう。ずっと聴いていることはできる、どんどん耳に音楽が入ってくる音だ。
 C-7030に換えてみる。こちらは、同じ音楽を、さらに余韻と艶をまとわせて、美しく聴かせる。C-7030で、最後、第3楽章まで聴いた。

 英米Amazonの高評価レビューに象徴的なように、C-7030も PM6005も、エントリークラスとしては飛びぬけて評価が高く、両機のクオリティの高さのほうが異常なのかもしれない。

 CDP-XE700が、1996年発売で本体定価35,000円、C-7030は、2011年発売で本体定価36,000円。
 15年の年月の、貨幣価値の推移を考えると、明らかに C-7030のほうが「安もの」である。
 が、C-7030のほうが、デジタル系とアナログ系で、電源を、丁寧に整流回路から分けているし、トータル重量も1kg以上重く、立派だ。
 反対に、マイコン操作の多様さでは XE700のほうが圧倒的にユーザーフレンドリーであり、AI的側面では15年前の XE700のほうが優れている。
 これは面白い差だ。

 このセットで文句を言わずに音楽を聴いていくのがベストなのだろうとは思うけれど、いかんせん、情報量は多くて美音ではあるが、音の「芯」と「品位」には、いささか欠ける。

 ヴィンテージ・ラックスなんかに想いが向いちゃうのはその辺のところでありま〜す‥‥。
 とりあえず、CDP-XE700はオク出しすることにして ― 純正リモコン(これがないとヘッドフォンの音量調整不可)もあることだし〜 ― もうひとつ落としましょうか…。

また浮気心? ‥‥;;

 ‥‥オペアンプを交換した CDP-XE700の音、ディスクごとの詳細はまた、ということで。
 ただ、「オデオ的」には、「期待したほどでは」という感じだった。

 C-7030が、‘最近の、外国製造の安価品’であるのに、意外に音も構成も立派なことを再認識した次第。
 C-7030+PM6005の音の美しさは、聴くたびに実感するのだが、PM6005の「美音」にも、さらにもう1ランク、2ランク上のクオリティが欲しくなってくる、という物欲の浅ましさ、である。

 ではどんなもの? となると、現行の affordableな価格帯には、まず、ない。
 そこで時代を経た過去の名品から、ということになると、まず「大きくて重い」のが最大の難点(笑)であり、私のポリシー違反になる。
 あとは、機体の状態と入手後の耐久性。

 ‥‥というようなことを考えると、PM6005を使い続けるのが賢明、というか他に選択肢はないのだけれど、こういう↓のに食指が動いたりしないでもなく…。

L-58A

 (たとえば、のハナシだが)LUXMAN L-58A

 いわゆる‘ラックストーン’らしい。
 ラックスのプリメインは、L-430が唯一、最初で最後の出会いであり、単品プリメインの最初、だった。

 この、一見幸運な出会いは、皮肉にも最悪のものだった。
 このシリーズは、「REVOLVERシリーズ」の最上位機種で、こちらに書かれるとおり、「この「REVOLVERシリーズ」は,求めやすい価格にも表れているように,ターゲットをより低い年齢層に向け,若い人の聴く音楽(ポップス,ロック等)に向けた音作りがなされ」ていた。これは、長岡鉄男氏も書いていた。

 スピーカーが、これまたハードドームのトゥイーターとミッドで、超-キンキンの音のするトリオ LS-110だったものだから、それはヒドいものだった。
 このシステムで、逆に勉強になったのは、ヨーロッパ盤LPレコードのフラットで繊細なカッティングだった。

 L-430には、「ラックストーン」がしばしば表わす温かみは、爪の垢くらい煎じて飲もうにも、かけらもなく、ハイスピードで、しかし微粒子のように散乱する透明・繊細な音だった。

 回路構成としては、L-48A、58A、68Aシリーズと同じく、プリアンプ(フラットアンプ)なしのハイゲイン・パワーアンプであり、独自の帰還技術 デュオ・ベータを自慢していた。

 L-58Aのほうは、サービス・マニュアルはあった(画像化PDF)。

L-58A、サービスマニュアル

 ネットを徘徊していると、そう多くはないけれど、L-58Aの“温かみのある(球のような)音”を愛でる方もいて、より新しい1990年代以降の、まだ中古価格も高く、かつ、純A級動作でとんでもなく発熱するようなアンプは、手も財布もやけどをしそうだし、と、この辺に視線が行っている。

 さらに元の値が安い、トリオ KA-7700なども、中野英男氏の語る開発秘話からも興味を惹くのだが、こちらはデザインがちょっと受け容れがたい。

 で、双方とも、デカく、重い。L-58Aは、重量級を謳ったアンプではない(そこはいいところ)が、15.3kgと、ちょ〜ど現用 PM6005の2倍である。
 7kgのアンプを動かすのも億劫な、非力なジジィに、15.3kgはキツい。高さも1.8倍。

 加えて、こちらの、井上卓也氏のレビュー記事では、終段のアイドリング電流に300mAを流すという、かなりA級に近い(といっても300mAなら自作アンプでよくある?)ものなので、発熱が凄いという。
 同記事によると、ライン入力のゲインは43dBらしく、現用 PM6005より約3.5dB大きい。その分ボリュームをしぼる必要がある。

 いやいや、PM6005以上を求めるのは身のほど知らずもいいところ、現状あたりをオデオ人生の終着点とするのが分相応‥‥をちょっと超えたところ、なのでしょうけれど。
 約20ヶ月ぶりにハンダごてを持ったからこんなことを考えるのかな〜。

Sony CDP-XE700、オペアンプ交換

 転居してから購入した、ソニー CDP-XE700が故障し、2台めを一昨年、2015年12月に性懲りもなくオクで購入。
 そうしたら、‘音がきつい’ほうの、オペアンプにアナログデバイセズ AD712を採用した機体だった

CDP-XE700と C-7030


 去年、‘音がマイルドなほう’の機体に搭載されている NJM2114を調達したのだったが、狭〜い新室でハンダ作業をするのが億劫で、ず〜っとほったらかしにしていた。

 連休も終わりだし、今度は7月までまとまった休みがないし、交換するのはオペアンプ 2基と、モーターやピックアップをドライブする系統の電源のコンデンサー 1本の、計3ヶだけだし、ということで着手。

部品と基板

 NJM2114D(低雑音選別品のDDではないもの)は予備を含め3ヶ用意していた。ドライバ系電源の電解コンは、元のが10V220μFの SMEだったところを、16V470μFの東信 UTWRZにする。
 それ以外のコンデンサーは一切元のまま、変更しない。

 「はんだシュッ太郎」がちょっと奥のほうに紛れ込んでいたので、今回はハンダ吸取線でハンダを吸い取って、元のパーツをはずした。

オペアンプ、ハンダ

 あとからの確認用に、ケーブルの結線状態やハンダづけした状態をデジカメで数枚。
 オペアンプの足、問題ないでしょう。
 フラックス洗浄液で軽く拭き、ドライヤーの温風を当てて終わり。

基板

 CDP-XE700は、基板上の電解コンデンサーは、平滑用から各パートのバイパスまで、ニッケミ AVF、ASF(たぶん音響用)がほとんど、ヘンなところ(DACの X-tal電源と、液晶用電源?)に、なつかしいメタリック・グリーンのニチコン MUSE、カップリング(写真、左のほうのちょっと背の高いの)はエルナー Silmic ARSという、安価機としてはなかなかのゴージャスさである。

整流回路

 メインの整流ダイオードは、日本インターの SBD、11EQS04と思われる。

 オンキヨー C-7030は東信の UTSPが、マランツ PM6005にはエルナーの音響用がそれぞれテンコ盛りなので、安いシステムだがオーディオ用電解コンデンサーが山盛り、となっている。

ハンダ作業環境

 今回は、勉強机の上ではなく、折りたたみ式簡易テーブルを広げて、その上で行なった。
 ドライヤーはフラックス洗浄液乾燥のために持ってきている。

 作業終了は深夜だったので、トレイと表示の動作確認だけして、電圧測定や音出しはせず。
 ネットを少し見て、風呂に入って酒を飲んだら明け方になったので、ちょっと音出しして寝た。

 今日、起きてからいろいろなディスクで C-7030、および C-7030から PM6005のデジタル入力(DAC=CS4398)と取っ換え引っかえ聴き比べてみた。
 インプレは別記事で書きたいと思うが、C-7030よりずっとつや消しな、地味な感じだった。
 ハイファイ度からいうと、明らかに C-7030のほうが上手である。

 CDP-XE700は、高・低とも、とりわけ高域の伸びがなく、音場の広さを感じさせる余韻感が乏しい、というか、ホールトーンが剥ぎ取られたような雰囲気だ。
 だからといって「潤いがない」のかというと、そうでもなく、「音楽」の骨子・骨格をしっかりと聴かせる点は認めてよかろう。

 とりあえず、世評もそこそこのCDプレーヤーであるし、せっかく専用リモコンも1機めを落札した時に別に落札しておいたものが使えるし(専用リモコンからでないと、ヘッドフォンの音量調節や液晶の消灯はできない)、動く間はセカンド機として使わせてもらいましょう。

 ‥‥それにしても、ハンダごて遊びは18〜20ヶ月ぶりくらいになろうか。
 久しぶりにハンダ、フラックスの匂いをかいで、気分はちょっと落ち着いた気もする。

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