お酒とお菓子。

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     台風が〜‥‥ちょっとそれてくれそうで(東北の方、すみません…;;)、明日の仕事はありそうです^^(ツブれても別の日に振り替えるタイプの仕事ですが…)。
     日、月は休みで、ぼつぼつ中古パソコンを注文しようかというところ。

     今さっきは、〈SeaMonkey〉で、ブックマークを「切り取り」で切り取って別フォルダに「貼り付け」ようとしても貼りつかない。
     切り取らずにドラッグするのが安全だったかな〜。
     テキストとしてはコピーされているので、それを .htmlファイルとしてマイドキュメントに書き込み、〈SeaMonkey」からインポートしても、何もインポートされない。
     というわけで、「DAC関係」というブックマークのフォルダを失いました。ま、今ほとんど見ませんけれど。

     さて、毎夜、酒なしには寝つけないのだが、このところ、体調の変化ゆえか、日本酒がものすごくマズく感じられてしようがない。

    日本酒パックと、YALI

     月桂冠の「月」は安価品だけれど、ネット上で「安い中では、まあまあ」的な情報もある。
     ほかの2品種は、パック酒としては高価なほうで、メーカーの意気込みもあるネーミングとパッケージなのだが、まずかった〜 (~_~;)。

     今まではさいたま・指扇の小山本家酒造の2Lパックを買うことが多かったが、オリンピックが、売れないのかこの品種を置かなくなった。

     日本酒は、高価なものが欧米人や中国の金持ちなどに人気で、海外にも販路を拡大中というが、ふつーに買えるパック酒が、私には最近凄くマズく感じられる。

     右に見えるのは、オリンピックで税込650円ほどのチリのワイン、YALI Wild Swan。
     さすがに最安価クラスの Prince de Baoから、ちょっとお高いのを、と買ってみたのだが、こっれがウマい! お腹にも負担が少ないようだ(で、ちょっと飲みすぎたり::)。

     ‥‥どうも考えるに米のお酒が、舌にも体にも合わないのかもしれない。
     焼酎はお湯割りがうまいのだが、数日後に必ず○痢をする。もっともこれは、口当たりがいいので酔うにつれてお酒を注いで濃くしがちなことにも依るだろう。

     ともかく、麦かブドウのお酒が合うようだ。
     と同時に、ふつうに家庭で飲む日本酒って、おいしいのだろうか、という疑念は消えない。

     そんなところでググっていたら、こんなところに逢着した。
     ブロガー氏曰く「常温がヤバかったです。これはおいしくない!パック酒は絶対温度をいじって飲むべき」とあり「結論:パック酒だって美味しいじゃん!(ただし、常温を除く)」と結んでいる。

     なるほど〜。安スコッチは水割りだし、ワインも冷やして飲んでいる。
     冷やしてリヴェンジしますか。

    お菓子♪

     上は、お菓子。スーパーやドラッグストアで買える袋菓子ばかり。
     昔、祖母などは、菓子類を買いすぎて台所にいっぱいになると「お菓子のフネができてるがな」と、やや咎める口調で言っていた。フネは「船」より「舟」なのかも。

     ここには写っていないが、スーパーで買える香月堂のフルーツケーキ(「パウンドケーキ・フルーツ」)を常備。
     香月堂は「かげつどう」と読むらしく、愛知県豊川市本拠。関西出身の人間なので、最初、神戸の「凮月堂(ふうげつどう)」のパクリみたいな屋号だと思ったが、今は「凮月堂」のほうを、全く買わないし食べない(お値段、です;;)。

     香月堂のフルーツケーキ、オリンピックでは9ヶ入り税込299円、対するにセブンイレブンでは8ヶ入り税込312円。
     ピースのサイズが違うのか、あるいはフルーツの量が、と考えたが、たぶん同じ商品だ。おいしい(飽きるまでは^^;;)。

     凮月堂のほうの看板菓子が焼き菓子「ゴーフル」だが、「ゴーフル」は登録商標なので他者は使えないようで、ゴーフル風の焼き菓子を使った菓子には、「ゴーフレット」という名前なら、使ってもいい‥‥のだろうか^^。
     右中段のが、不二家の LOOKチョコレートのヴァリエーションで、ゴーフレットを称している。

     手前の、ローソン100ストア・オリジナル(バリューローソン)の「ビターチョコレート」は、他のチョコより若干苦め。
     このところ品種の増えた、高カカオ・タイプのチョコレートは、何しろバカ高く、一般のチョコレート(砂糖の割合がダントツに多いので、材料にトップに「砂糖」とある)との‘あいだ’がない。
     そこを埋めるのがこのチョコ。

     ‥‥運動しない人間なので、高齢化にも伴ない、アルコールと糖分の摂取は控えないといけないけれど、やめられませんねえ。
     まあ、「間食」というのは、仕事先での休憩時間以外ほとんどしないし、家ではお菓子は食後のデザートです。

     さて、中古パソコン注文しなくちゃ。
     予定より4割りほど安く上がりそうなので、また こんぱくとでぃすくを‥‥今回は、オアシス、コールドプレイ、それに坂本冬美を注文〜。

    15年ぶりに、ぱそこん?

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       ‥‥あ〜まりにも遅くなり過ぎている一張羅のノートPC ― 15年前(足かけ16年め)の、CPU:モバイルDuron 900MHz、メモリ:384MB(≒0.4GB)、HDD:30GB。
       XPだからといって、ネット接続もそう危険だとも思えないのだが(=バックドアなどウイルスが乗っ取っても、パーフォーマンスが激遅過ぎて何もできない)、少し動画サムネイルの多いウェブページなどを開くと、もうたちどころにフリーズ同様になる。

      ↑フリー画像です^^。

       中古ノートで、送料・消費税、かつメモリ増量費用等(4GBあれば増量不要?)一切合財込みで、ぎりぎり6万円上限で考える。
       ソフマップや「パソコン市場」で検索すると、上限くらいだと64ビットの Windows10に MS Officeワンセットが付いたものが買える。スペックも現用機の比ではない。

       が、いろいろ考える‥‥ Windows10も2025年でサポートを終えるそうだから、10年くらい使うとまたパソコンかOSを買い換えないといけなくなる。
       いや、10年も経つうちには私の人生が終わってしまうかもしれないから、それはいいのかもしれないが、とりあえず Windows10に乗り換えると、手持ちのキヤノンのプリンタもスキャナも使えなくなり、プリンタやスキャナを使うなら、買い換えないといけなくなってしまう。

       それと、現用パソコンの限界を感じつつあるここ数年、マイクロソフトの Officeスイートの使用にこだわらず、LibreOfficeなどの、多種のプラットフォームで使えるフリーソフトに換えてゆく ― 当面は Wordファイルのままで読み出し、だんだん LibreOfficeのファイルに換えていく ― のもいいか、とも思い始めている。

       そうなると、Windows10にも MS Officeにも執着せず、むしろ価格を抑える中でマシンスペックの高いものを選び、Ubuntuなど Linux OSとのデュアルブート環境に以降し、最終的に Windowsからおさらばするのもアリ、かと思う‥‥というのは、もうだいぶん前からここでも書いてたっけ。

       120GBくらいならSSD搭載機でもかなり安いものもあるし、それでもHDD:30GBの現行よりずっと余裕が出て、デュアルブートもやりやすかろう。
       Windows7と Linuxなら、現行プリンタのドライバはあるようだし、スキャナのほうは Linuxのドライバを用意してある適当な機種をオクででも探す、というので片づきそうだ。

       そうそう、映像へのこだわりはあまりないけれど、YouTube動画はもうちょっとサクサク見たいし、手持ちのDVDも見たいです〜(何を見るかは、ひみちゅ〜;;)。

      CD、届いてます。

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         このところ、‘この夏は猛暑’の予報? を裏切って涼しめの日が続いて、助かっとりまス。

         日曜は、ちょっと所用があって都心に出、帰りに半年ぶりの秋葉原。
         お盆で電車はすいているのに、アキバはホコ天に人がい〜っぱい。ラジ館は入るだけでたいへん。
         2階のトモカで Beldenの 1506a 1mを買い ― 同軸デジタル用 ― 千石で東信の低Z電解、UTWRZの16V470μF 1本だけ買って帰宅。

         UTWRZは、Sony CDP-XE700の、駆動系7V電源の安定化電源出口のコンデンサーを倍にしよう、ということで。
         ほかにも導電性高分子固体コンとか考えたが、できるだけオリジナル(オリジナルがほとんどオーディオ用)を残そうということで、買わず。

         月、火は仕事がなく(お盆休みという意味ではありません)、のんびりCDなど聴いて、買物に。
         今日(火)は午後から雨が強くなり、「涼しくていいな〜」と喜んでいたら、台風接近だそうな。テレビがなく、ニュースに随時は触れないので、わかりません。

         冷房の電気代も、それ以前に電気そのものも節約できるし、貯水池に雨が降ってくれれば水不足もちょっとは解消するだろうし、ええこっちゃ〜。
         休講になれば収入も飛んじゃいますが、ま、ひと夏に1日くらいは‥‥が、どうも明日未明には東北に行ってしまいそう。

        到着CD。

         このところ到着のCD群。

         7日にポチって Amazonの dodaxに注文した、ブルーノ・ワルターの Sonyステレオ・モーツァルト録音集成6CDセットが、こんどは1週間で来ました。
         じつは、レコード史上最も有名といっていいこのシリーズ、1曲も聴いたことがない。
         アルノンクール/ヨーロッパ室内管の Teldec盤は、どう聴いても好きになれそうもないので、ついにこの‘伝説の名盤’集を注文。
         大編成の旧態のモーツァルト演奏でありながら、鮮度は抜群で、かつ暖かい。

         このセット、Amazonの海外ショップが最も安く、1,214円+配送料350円=1,564円だった。
         こういう、海外ショップからの購入、消費税は課税されていないのだろうか。
         だとすると、‘ショッピングのタックス・ヘイブン’ということになる。
         うへぇ〜、私みたいなビンボー人にも使えるタックス・ヘイブンがあった‥‥のかな?

         右の2点は、上がコリン・デイヴィス/コンセルトヘボウによるドヴォルジャークの交響曲第7、8、9番のセット、Philips DUOの外盤で、このシリーズはもう現役では姿を消しかけている。Amazonの国内中古で、配送料込みで640円、つまり商品価格290円。
         1枚めのレーベル面はそうとう皮脂が付き、それがカビだしている。信号面には僅少の擦過キズもあり。洗浄すればいいくらいなので、お値段からは不満はない。

         その手前も Amazonの国内中古、ヤナーチェクの『シンフォニエッタ』と『タラス・ブーリバ』、他のカップリングの英Decca盤。
         『シンフォニエッタ』は、アンチェル盤を手放したあとは小澤/シカゴ響の EMI盤(これはバルトークのオケコンや、パリ管を指揮した『火の鳥』など、小澤さんではいちばん気に入っているアルバム)しかなく、雑誌評でベストのマッケラス/ウィーン・フィルを買ってみようと思った。

         オリジナルのカップリングでは収録時間が少なく、その割りにオクの出ものは値段が高い。
         『利口な女狐の物語』組曲は、これが入っている全曲盤を持っているので、ほかのカップリングを探すと、ショスタコーヴィチ:『黄金の時代から』組曲(ハイティンク/ロンドン・フィル)をフィーチャーした Ovation盤を99円(配送料込449円)で出しているショップがあり、ポチり。
         これもレーベル面に若干の皮脂、洗えばピカピカになりそう。

         両盤とも、CDプレーヤーのディスク・クランパーに皮脂が移るのが懸念され、洗うまで聴かないだろう。

         さて、左下のは、テンシュテット/ロンドン・フィルによるマーラー:交響曲第5番(EMI)の、ライヴのほう。
         ハイティンク/ベルリンのチクルスが、どうも肌に合わない感じがしてきたので、テンシュテットのライヴ盤を取り寄せてみた。

         EMI録音なので、現在はワーナーに移籍しており、とくに日本のワーナーは最新リマスター音源を用いているものが多いので、それを選ぶのがベストな場合が多いはずだが、この音源のワーナー盤には、ちょっと「?」がないでもないのだ。

         こちらが、HMVの同音源の商品サイトで、ここにあるレビューは、東芝EMI時代のいくつかのバージョンへのレビューを引き継いでいるようである。

         これの、現在最も新しい「ニトロプレス」氏と「orisuke」氏のレビューを見ると ― 前者は甚だ読みづらいが ― 現行 Warner WPCS23017は終演時の拍手をカットしているそうで、もしかすると間違ってスタジオ録音を収めている可能性もないではない、みたいな雰囲気だ。

         いっぽう、2008年6月の段階で投稿されている、「としちゃん」氏のレビューには(レビューページ 1ページめの下のほう)「24bitリマスターというのがどういう意味かよく分かりませんが、薄っぺらで荒っぽいと思った、以前の記憶は何だったのかなとも思いました」とあり、2008年の段階では、今回求めた、東芝EMIの《EMI CLASSICS 決定盤1300》が流通していたと思われる。

         ‥‥というような次第で、《決定盤1300》盤にちょっと期待できそうなところがあるので、‘岡崎リマスター’ゆえ、敬遠することの多いこのシリーズのディスクを、Amazonに出店している HMVから購入。

         ふつう、Amazonのマーケットプレイス出店ショップは、未明にポチるとその日の夕刻には「発送完了」となるのだが、翌朝にも連絡もないので、Amazonのフォームからメールを送っても、当日中に返信なし。
         もしかして販売済みで「在庫なし」になるのか、だとするとオクなど探しなおさないといけない…。

         ちょっとせっかち過ぎるなぁとは思いながらも、メールを送った翌日、カスタマーサービスに電話してみた。在庫はあるとのことで、その日に発送され、すぐ来た。
         HMVの中古管理は、そうとう商品数が多く、自社サイトだけでなく、楽天市場と Amazonでも販売するので、ちょっと手間がかかるのかもしれない。

         到着したディスクは、前記2点とは違って皮脂もキズもない美品。送料込998円と、販売時定価の2割くらいしか安くない。
         音質は、ライヴゆえに基本がかなり混濁しつつも、‘岡崎’ふうの倍音強調が奏功している部分があり、とはいえヴァイオリンの高域がメタリックにもなってしまい、なかなかむずかしい。

         HS2088に代表される‘岡崎リマスター’は、劣化した東芝所蔵のマスターを無理して鮮明化した音源はヒドくなるのだが、もともとデジタル録音のものは、収録の仕方が不鮮明な部分だけが鮮明化されるところがあって、そういう音源では ― ラトル指揮のマーラー:第7番のように ― かなり聴きやすくなることがある。
         その意味では、今回の《決定盤1300》盤=TOCE-13014は、じっくり聴く価値はあるかも、と思う。

         ‥‥さて、お酒とお菓子の写真を撮りましたが、次記事にて。

        ボックスセットのCD、2点。

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           1月に買っている、ハイティンク/ベルリン・フィルによるマーラー:交響曲第3番は、記事に書いたように、ホーレンシュタインのUnicorn録音復刻の、Scribendumの5枚組を買う代わりにということで求めた。

           これが、どうも聴いていてあまり面白くなく、アバド/ウィーン・フィルやバルビローリ/ベルリン・フィル(Testament)のほうが、ずっと聴いていて心が動き、和むのである。

          ホーレンシュタインの芸術

           久しぶりにネットで《ヤッシャ・ホーレンシュタインの芸術 The Art of Jascha Horenstein》(Scribendum SC511。上写真は HMVサイトから)をググると、Amazonで2,580円、HMVで2,590円と、数ヶ月前より4割近く値下げされていて、もうポチるしかない、とポチり(ポンタ・ポイントが使えるので、HMVで^^)、昨日到着。

           中では、マーラーの交響曲第3番が最も高評価かつ知られている音源で、英Unicorn盤CDを持っていたが、経済困窮時にオクで処分している。
           UnicornのCDは、マスタリングもそういいわけではなく、終楽章(第6楽章)の、終わり近く、クライマックスを迎えるところで「ザザ、ザッ」というノイズが入るのが、たいへん興ざめだった。

           Scribedum盤で、まずマーラー:第3番の第1楽章と第6楽章を聴いたけれど、音は、ティンパニと金管の音をパンチのある音で十分に響かせていて、しかし弦の潤いは不足気味というもので、本家 UnicornのCDよりはよいと思われた。

           第6楽章のノイズは、たぶん Unicorn盤と同じ箇所だと思うが、やはりちょっと入る。Unicorn盤より気にはならないような気はする。
           加えて、同楽章コーダ最末尾、全曲の終わりという大事な場面で、金管とティンパニの強打・強奏に伴なって、わずかに「バチ」というノイズが乗っているように聞こえる。

           さらにいけないのは、静謐な第6楽章が最大に盛り上がって終ったあと、たった1秒のブランクで第6番(ストックホルム・フィルとのライヴ録音。これ自体は評価高くかつ入手困難)が始まること。無神経だ。ここはCDプレーヤーでプログラムして聴け、ということだろうか。

           ホーレンシュタイン(1898-1973)のマーラー:3番(ロンドン交響楽団、1970年録音)は、最初にビクターが国内盤LPをリリースしたものを、不登校し始めていた中学生の時に買ってもらい、世の中にこんなクラシックがあるのか、と驚嘆した曲だった。
           そのあと、精神面でイッロイロあり、このビクター盤は、手で割ってしまった、ということがある。

           その後、トリオの国内盤LP、英Unicornのミッドプライス盤LP(オリジナルがどういうものか、知らない)も中古やバーゲンで求める機会があって聴いたが、英盤は意外にもあまりよい音でもなく、中央穴の偏芯があった。
           記憶になるし、機器も違うけれど、日本ビクターの初出国内盤がいちばんよかったような気がする。
           今回のはそれに準じる、くらいは言ってもいいだろうか‥‥しかしノイズの点とオーサリングの無神経さとで、手放しでは誉められない。

           同時期の第1番『巨人』も評価の高い録音で、こちらはCDもLPも聴いたことはない。Scribendum盤は、高域やや強調型ながら艶やかで音場感豊かなマスタリングだ。

           では‥‥ハイティンクのマーラー‥‥どうしてあまり面白くないのか考えてみた。
           マーラーの音符には、音楽の主たる流れに添って、そこに「和する」のではない、主旋律に対してピョコピョコとふざけて跳ね回るような音形が書き込まれることが多く、これがブラームスやブルックナーとの大きな違いであるような気がする。

           この、‘ピョコピョコと跳ね回る音符たち’を、ハイティンクはあくまでも目立たせず、主たる流れに取り込んでしまおうとするから、面白くないのか、と思うに至った。
           つまり、ハイティンクという指揮者は、「同時に鳴る全てのオタマジャクシに conformityを求め過ぎる」のである。

           こういうところ、たとえば第3番の第3楽章をアバド/ウィーン・フィルで聴いてみると、違いがよくわかる。
           また、ホーレンシュタインやクレンペラーといった‘往年の巨匠’タイプの指揮者は、全体にしかつめらしい雰囲気の中ででも、このような「スコアの中の他者であろうとするオタマジャクシ」の扱いはじつにうまい。

           宇野功芳氏は、ハイティンクについて、「超マジメ人間のようで、面白味が皆無! もっとも、まじめといえば一流の芸術家はみな本質はまじめな筈なのだが、才能のある人はそこに遊びというのか、こぼれ落ちてくる魅力がある。個性がある。厳しさがある‥‥」(『新版 クラシックCDの名盤 演奏家篇』文春新書、2009年、158頁)と言っているが、この辺のところだろう。

          ハイティンクのシューマン


           そんなハイティンクなのだが、もう驚倒するほど感心したのが、シューマンの交響曲全集(コンセルトヘボウ管、Philips、1981〜84年録音)だ。
           『リーダーズチョイス 名曲名盤100』でも、意外なほど高得票なのでネット上を探し、カートン入りの欧盤はけっこう高騰していて、ディスクユニオンのリアル店舗でで1,400円ほどのをもとめた。

           第1番『春』は、クーベリック/バイエルン放送響盤(Sony)を聴いてみて、あまり面白くないので手放し、ずっと手許にCDがなかったのだが、ハイティンク盤で冒頭をちょい聴きすると、ほんとうに深くて豊かな響きである。
           第3番『ライン』は、第1〜2楽章のあたりを聴いたが、渋みを持ちつつ溢れんばかりに豊かなオーケストラの響きを堪能できる。

           シューマンの交響曲は、マーラーのような複雑な要素がないので、ハイティンクのまじめさと、コンセルトヘボウの深みのある響きを鳴り切らせる手腕とが活きていて、ほんとうにすばらしい。


           ‥‥さて、そのよさを味わおうと努めるものの、まったく伝わってこない、アルノンクール/ヨーロッパ室内管のモーツァルト:後期交響曲(Teldec)と、ロンドン響からウィーン・フィルのような美音を引き出しているとはいえ、全体に特長・感銘のないクリップスのモーツァルト:交響曲集(第31、39、40番、Decca)も、ハイティンクのマーラーとともにオク出し or 中古店行きの予定に。

           歳を取ってくると、「残った時間を割く価値がある」ディスクだけを手許に置きたくなってきます。
           手放して、また欲しくなることはあっても、それは「その時が、持つ/聴く価値がある時」と思っている。

           そんな次第で、今まで一度も聴いたことのない、ワルター/コロンビア響によるモーツァルト:後期交響曲集(欧Sony、6CD)を、また Amazonから dodaxに注文。ほかにも2点ほど^^。

          いろいろあります‥‥。

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             まあまあ仕事のつまった夏、そこそこ過ごしておりますが‥‥いっやも〜、けっこういろいろある〜。

             先週の土曜は、仕事の終ったあと、《TBSラジオがあなたに一杯おごります!》キャンペーン(8月7日まで)を利用して紅虎軒で生ビール1杯&チャーハン。

             いい気持ちでバスに乗ろうと思ったら、沖縄・高江のヘリパッド建設に伴なう住民の強制排除非難の署名を取っていたので、さっさと署名してバスに乗って帰宅するとき、自宅近くで警察の捜査官の聞き込みを受けた。

             じつは、8月2日、住んでいる賃貸の駐車場に覆面を含むパトカーが4台ほど停まり、賃貸の南のアパートのある地域に捜査官が数名たむろしていて、何だろうと思ったのだった。
             その時は、住民同士のトラブルでも出来(←しゅったい、ですよ〜)したか、と思ったのだが、殺人事件だったのだ! いっや、コワい〜。

             被害者の遺体の発見されたアパートのあるところは、国道や散歩道に通り抜けできないところなので、よそからの通行人は少ない。
             他方、悲鳴でも上がれば、そのアパートの住民はもちろん、私の部屋でも聞こえる可能性が高い。が、目撃(視覚・聴覚)情報がほとんどないらしい。

             私の場合、深夜〜未明にゴミ出しに階下へ出ることもあるので、その日以来、ちょっと気持ち悪くなっております。
             殺害の方法がとくに残忍だった部分も、イヤなところだ。

             で、明けて月・火は午後ちょっと仕事。
             火曜(昨日)は、仕事がすんでからモノレールに乗って ららぽーと立川立飛(たちかわ・たちひ)に行き、《ららぽーと Music Carnival》というのを、ちょっと見。

            ららぽーと Music Carnival

             この日は、デュオ・ドゥ・フルール Duo Deux Fleurs という、きれいなおねえさん姉妹♪ のヴァイオリン二重奏アンサンブルによる小コンサート。
             ライト・クラシックとジブリ・アニメ楽曲の、それぞれ編曲楽曲を、4曲ほど、トータル25分ほど聴かせてくれた。

             場所は3階フードコートで、飲食以外の目的では使うな、とか、持ち込み飲食お断わり、とあったので、パスタ店のいちばん安いミートソース(込600円)とサービス・ドリンク(アイスコーヒー、込120円)を注文し、計720円で、私にはそこそこなディナー・コンサート^^でした。

             音はほとんどがPAから流れてきているようで、またもエレボイの300でした^^。
             ヴァイオリンにはちょっと大味だったな〜。

             ららぽーとという商業施設が、どういう用途に使われているのか、立川の立飛だと、モノレール以外に足はなく、1〜2駅乗っても210円とお高い(大阪市営地下鉄あたりよりはましか^^;)ので、人が来るのだろうかと思うのだが、若いカップルや、それ以上に子ども連れのママが多い。

             デュオの姉妹の、妹さんのほうがMC。お姉さん=中村ゆか里さんは、フランスで勉強した人で、なんと、ヴィエルヌ Louis Vierneのヴァイオリン・ソナタなんかを仏Cassiopéeレーベルに録音している
             英米仏の Amazonではもう見えないので、日本の Amazonだけで買えるみたいだ‥‥ちょっとお高い;;。

             帰宅すると、前々日にポチったCDが配達された不在配達票が入っていたので、電話して受け取り。それは次記事にて。
             今日は仕事お休みで、かなり滞納して溜まっていた、去年の国保保険料の延滞金を納付〜 (T_T;)。

            6月に買ったCD。

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               5月もたくさんCDを買ったが、6月も多かった。

               6月28日に Amazon.co.jpから独dodax(本社はスイスらしい)に注文した新品CD 2点の到着が遅くなり、1点は7月23日、もう1点は29日に到着した。
               損傷は全くなく、ピッカピカの新盤。ショップ評価は、さすがに☆1つ減点しました^^。

              6月購入CD

               ほとんどもう記事にしているが、まず中段左グレコのCD 2点。
               その右が、ロンドンにあるコンサートホール、ウィグモア・ホールが、同ホールのライヴをCD化するための自主レーベル・Wigmore Hall LIVEの1枚、イザイ弦楽四重奏団による、ドビュッシー、ストラヴィンスキー、フォーレのカルテット集。

               一時期タワーや HMVも扱っていて、ブログでインプレを書いている方もいる。
               オクでも千円の出品を見たが、見送っているうちに消えてしまった。今回、未開封品が、また千円だったので、ポチリ。
               フォーレの演奏が、セッション盤よりもよい演奏云々という評価があるようだ。
               ドビュッシーだけ聴いた。ロマン的要素のある演奏であり、ホールトーンが豊かなので、ドビュッシーとしては ABQやラサールを好む向きが多いかも。

               その右は、dodaxに注文した、配達の遅れた Decca盤2点。バルトークのピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲の全集。アシュケナージ、チョン・キョンファ、ショルティによる。
               バルトークのヴァイオリン協奏曲は、第1番のほうがレコードが少なく、まとめてこのセットを。

               それから、ミュンヒンガーによる、バッハの管弦楽組曲全4曲が1枚に入ったお特用盤。1985年のデジタル録音。ミュンヒンガー、70歳の録音。
               ちょっときれい過ぎる音楽、かも。

               下段、左端は、ブラームスのピアノ・ソナタ第3番が欲しくなり、高評価のアラウ盤(Philips)は廃盤で高価になるので、手ごろなものを探していて、オクで未開封品千円というのを見つけた。マレイ・ペライア盤(Sony)。
               2回ほど見送ると、いったん消えたが、再出品されたので、‘だれも買わないんだなぁ’とポチ。

               お次は、もう書いた、アンドール・フォルデス(フォルデシュ・アンドール)のシューベルト。

               その右は、オクで300円(+〒180円)とあまりに安かった、エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮のドビュッシー(Philips/豪Eloquence)。
               まだ全曲聴いていないのだが、評判どおり、ステレオ初期なのにきわめて音がいい。これもいったん消え、「あ〜、だれかが落札したな。まあそれはいいことだ」と思っていたら、再出品されたので、思わずポチリ。

               その横が、「どのディスクに入ってたかな〜」と探しまくった挙句の入手、『未知との遭遇』組曲‥‥をフィーチャーしたメータの『惑星』。

               右端が、ベートーヴェンの、スタイリッシュなピアノ協奏曲第1番を、バレンボイム/クレンペラーの全集以外で、イキのいいのを聴きたくなって Amazonマケプレで。アルゲリッチ/シノーポリのDG盤が未開封中古で、送料込み1,230円。

               包装シールに貼ってあった「税込¥1565」というタグのスタイルは、HMVのもののように記憶する。中京地区のショップだったので、あの辺の HMVの閉店で流れたのかな…。
               これは期待どおりの、いい演奏。

               あと、上に1点あるのは、3月にいちど購入し(Amazon中古で、千円ほど)、Rotel RA-05SEではどうにも心地よく鳴らなかったので手放した、ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送響の、タイトルロールや重要な役で、韓国人バリトン、ヨン・グァンチョル(延 光哲?)の秀演が光る、ダ・ポンテ・オペラ9枚セット(Sony/Arte Nova)。

               また買っちゃってます;;。PM6005だとうまく鳴るんじゃないか、と考え出したら欲しくなり、オクに900円+〒300円の出ものが出たので、ポチリ。
               RA-05SEがよくなかったというより、もともとやはりよくない録音ではあるが、PM6005だとそこそこ聴ける、ということなのである。

               下は、Wigmore Hall LIVEのイザイQのアルバムの、きれいなピクチャー・レーベル。
               このレーベルは、一定枚数しかプレスしないようで、あまり買う人がいそうもない歌曲リサイタルなどは、日本のオクや Amazonでも安く残っているが、売り切れるのが早いものはすぐ入手難になる。

              Wigmore Hall LIVE

               というわけで、6月のCD散財は11点、枚数でいうと20枚、金額は約11,000円(〒込み)、でした!
               なかなかレアな盤も入手できました。

               まだいろいろ煩悩の炎が、オクや Amazonを徘徊してやまないけれど、PM6005が聴かせてくれる美音で、それぞれのディスクをじっくり聴けば、しばらくは何も買わなくていいんですよねえ〜。

              7月最後の日曜日…。

              0
                 水〜土曜までけっこう仕事が詰まり、金曜には腹をクダしたりしながら、きのう(もう一昨日、か…)帰宅して、疲れて、フトンを敷いてしばらく横になっていたら、足首から足指がツリはじめ、20分ほどさすりながら悶絶しておりましたぁ〜;;。

                 日曜は夕刻近くまで起きられず、起きて洗濯して都知事選投票。
                 思ったとおり、死票。

                 小池さんみたいな人、どこがいいのだろうと思うし、そう書いている、よくお邪魔するブログもあるが、都民は、そうだったのである。
                 「小池なんぞを支持するバカ」という言も見たが、東京って、だいたいそういう「バカ」が全国から大集合して成立している都市なのだ。

                 いっぽうで民進党の参院選総括に対しては、批判は意外に少ないような…。
                 今回の都知事選で、76歳の候補を擁立したことも、支持する側はそう抵抗がなかったようだ。が、そここそが「大多数」との相違点だったのだろう。

                 民進党本部を参院選開票時に取材したジャーナリストたちが、TBSラジオで異口同音調で言っていたのは、岡田代表の意識が、反省より「前回よりよかった」という自己評価のように見える、ということだった。
                 それが、ちょうど都知事選運動最終盤というときに、タイミングを合わせたように退任表明

                 党内からも批判が出ているということだが、ご本人は都知事選には全く影響はない、と言っている、とか。
                 これは、私も全く影響はない、と思う。鳥越さんは「最初から負けていた」と言ってもいいだろう。
                 小池氏や増田氏に投票した連中を「バカ」呼ばわりするのもいい ― 私もそう言いたい気持ちがある ― けれど、ずっと野党共闘がこの調子だと、結果、野党とその共闘支援陣のほうが「大バカ以前」でした、ということになりかねない。

                 さて ―

                西東京フェス

                チラシ
                 今日(31日)の夕刻は、当地では「西東京サマーフェスティバル」なるものが開催された。いわゆる‘よさこい’系のイヴェントで、毎年だいたいこの時期の日曜にやる。

                 上の写真は、駅前の連絡橋=ペデストリアンデッキのところからで、パーフォーマンスの場自体は見えない。警備には消防車が2台、駅前通のステージにした部分をサンドイッチしている。

                 現場に近づくとウルサイです〜~~;。
                 こういうのは好みではない、のではありながら、こういう場に出かけるとやはり脳内興奮物質はフラッシュされまス^^(左はチラシ。ネット上から拝借)。

                 元気なおねえちゃん、それにおばちゃんたちも、日頃の練習の成果(どこでやてんだろうね^^)を披露する。

                EV SX300
                 もう全市挙げて(?)の‘ちょいヤンキー’な熱気がムンムン、いやこれだから鳥越さん勝ち目ないっすよ、な感じである。

                 善良なるソフト・ヤンキー市民たちを斜に睨みながら、投票のあとの買物、だったのだが、PAのスピーカーがペデストリアンデッキにもひとつ設置されていて、超大出力で轟音を響かせながら、近寄ってもあまり耳がひずみでジーンとこないこともあり、ちょうど見えていた銘板を撮影‥‥しようと、いったん家に戻ってデジカメを持って出直した。
                 それが左の写真。

                 機種は、エレクトロボイスの SX300というやつで、PA用には定番らしい。全部で8〜10本ほど、サテライト的に配置されていた。
                 大入力でも歪み感が出ないことに感心。

                 メインのデカいスピーカーとアンプは JBLで、こちらはさすがにメイン使用で、歪み感が出ている。大勢の前でフラッシュをたくのも不躾だし、これは撮影しなかった。
                 PAのブースのテント内では、おにいさんが2人、機材を操作していて、こちらはタスカムのブランドなどが見えた。

                 そのブースや、人垣ごしに、太鼓のグループのおねえさんたちが、筋肉質な腕を振りまわして熱演していた。
                 いいな〜、こんなおねえさんに腕相撲かなんかでググ〜ッとやられたいっ!! ‥‥お〜っとっと、別HNで書く内容が‘漏れ’ちゃいました;;。

                 やれやれ、干支がリターンマッチしても、煩悩の犬、お江戸も去らず、もとい、追えども去らず‥‥。

                 おしまいっ。

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