11月後半も、CD到着〜;;。

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     まだまだCDが到着している。
     去年までの、買い控えと売却の反動がハンパない。

     オンキヨー C-7030は、前記事に書いた、途中のトラックから入る際の‘プチ’ノイズが、今日はなかった。
     ミューティング回路の電解コンなどがこなれてきたのかもしれない。

     エレキットの管球式CDプレーヤー・キット、TU-878CDを作った時、CDを演奏し終わってミューティングがかかる時に‘プチッ’というノイズが出て興ざめだったのだが、数週間聴いているうちに出なくなったのを思い出した。このまま出ないといいのだけれど。

     音は、いろいろな音源を聴けば聴くほど、なかなかいいプレーヤーだとわかってくる。
     純邦楽系のサウンドも、打楽器や撥弦楽器のしっかりした音がすばらしい。
     館山甲午の平家琵琶、仏Ocoraレーベルの雅楽、《上々颱風》のアルバム、など、エスニックな楽器のリアル感がすごい。

     反対に困ったのは、DGのOIBP(オリジナル=イメージ・ビット=プロセッシング)リマスター盤の音が、ザラついて刺激的になってくること。
     SL-PS700で、初回マスタリングの国内盤DGの音に若干歪みっぽさを覚え、数点をOIBPの海外盤に買い替えたことを書いているが、これが裏目に出てきた感がある。

     というか、そもそも海外プレスの非リマスター盤の、オリジナルなよさを C-7030は余すところなく聴かせるようなのである。

     ネットオクを見ていると、「ドイツ・プレス初期盤」というだけで3,000円以上の値をつけている出品者を見てしばしば不愉快になるのだが、この手の盤がよい音を鳴らすシステムもあるということが想像できた。
     そういう機器・システムのほうが、本質的には高品位なのだとも思われ、C-7030はちょっとそっち寄りなのかも、と思った ― もちろん、いくら予算があっても1枚3,000円前後もの中古CDを買うことはありえないけれど。

    11月後半購入CD

     右上は、日本Amazon経由で avatarmusicから購入した、マイクル・ティペット《我らが時代の子 A Child of Our Time》の作曲者自演盤(NAXOS。Collins Classics原盤)。
     この楽曲は、ティペットによく似た立ち位置だったブリテンの、ちょうど《戦争レクイエム》に相当する、‘反戦音楽’だ。

     作曲者80代に至ってからの、最晩年期の録音で、同時期の交響曲の録音(英NMCレーベル)は、試聴と海外レビューとを参考にして、さすがに高齢が影響してヨタヨタっぽくなっているようなので、交響曲第2番はヒッコクス盤にしたのだったが、《我らが時代の子》は、彼自身の棒で聴いてみたい。

     思うのだが ― ‘戦後’の総括をほぼ何もやっていないと言われるわが国なのだが、クラシック音楽の世界も同じなのではないだろうか。
     アイヌ文化の影響の強い、伊福部 昭のようなある種‘汎-亜細亜’的芸術家がいたのは忘れられないが、その伊福部の弟子からは、むしろ右派の論客になった黛 敏郎のような人が輩出しはしても、わが国戦後楽壇に、たった1曲の《戦争レクイエム》もないのである

     「戦争」や「被爆」の問題に初めてテーマをとったのが、あの‘佐村河内 守’の《ヒロシマ》だったという事実は、日本の楽壇の、クラシック・ファンの、そして日本文化そのものの恥以外の何ものでもないと同時に、みごとに象徴的だ。

     さて、左上は、このところこういうのも聴きたくなってきている(らしい^^)、女性ジャズ・ヴォーカル。
     Kapellさんの紹介されたジーン・フライ・シドウェル Jean Frye Sidwellに興味が湧き、日Amazonで買える輸入盤はCD-Rであり、それでもいいのだが、米Amazon.comのマケプレに、CD-Rでないらしいものが出ていたので、600円ほど高くついたが、注文中。

     すぐに着いたのは、Amazonのショップにあった、ティアニー・サットン Tierney Suttonという歌手の《Dancing in The Dark》(米Telarc)。
     12曲収録で表題曲はラスト。世良サンの曲とか思い浮かべてはいけませン^^。 (← もんたよしのり、でした^^。こういう記憶違い、多いなぁ〜。)しっとりしたバラード。アルバム1枚ほとんどがスロー・テンポの曲である。

     テラーク Telarcのジャズというのも初めてだし、それにテラークのディスクは、買ったり売ったりして、手許に残っているのは、ホルストの吹奏楽組曲第1、第2番(フレドリック・フェネル指揮クリーヴランド・シンフォニック・ウィンズ)の1枚(写真左下)だけになっている。
     ところが! このディスク、アメリカで最初の商用デジタル録音だったのである。
     へぇ〜。

     《Stereophile》のサイト上に、ジャック・レナーへのインタビューがあった。
     カッコいいヒトである^^。

     インタビューの真ん中よりちょっとあとに、このフェネルとのホルストの録音のことが出てくる。
     カッティング(LPのほう。当時CDはまだなかった)を担当した米JVCのスタン・リッカー Stan Rickerは‥‥「Stan took the recording around to several speaker manufacturers in LA and blew up speakers all over the place! [laughs] (スタンはこの音源をロスのいくつかのスピーカー・メーカーに持ち込み、片っ端からスピーカーを吹っ飛ばしたよ(笑))」そうである。

     このLP、いちど持っていたが、大太鼓の音が迫力だけでなくリアリティと深みが凄く、ちょうど中学の入学式で、吹奏楽部の演奏をナマで聴いた時の印象をオーディオで聴くことができた。
     CDのほうは、「スピーカーを吹っ飛ば」さないようにという配慮なのか、収録レヴェルがかなり低い。
     それゆえ、オクで求めたケンウッド DP-5010の左DACがノイズを出していることがわかったのである。
     そして、今の私のシステムで聴いても、そのよさは十分には伝わってこない。

     ‘Telarc余談’でした。

     右下のは、NAXOSのルードヴィヒQのディスクとともにHMVに注文して、所定期間内に入荷しなかったのでキャンセルし、avatarに注文して到着した、ドーマス Domusの演奏するブラームス:ピアノ四重奏曲全集。
     前記事に、ワーナーが再発していないので廃盤扱いなのだろうと書いたが誤りで、すでに Warner/Eratoになったものが来た。

     現在、HMVでは「在庫あり」になっているが、これは私の注文で納品されたものが残っているのだろう。たぶん Eratoに変わっているはずだ。
     だとすると、タワーが廃盤扱いにしているのは、ちょっと怠慢だ。
     これはまだちょい聴きなのだが、とてもいい演奏のようで、以前から評価は高く、録音も残響がやや多めに入って、たいへんいい。

    AV機器売り場で雑感。

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       オンキヨー C-7030、なかなかいい。
       ピアノのリアル感、美音感はそうとうなもの。
       弦と弦楽合奏が、ややメタリックな色あいを帯びるが、全体として「音楽的」といっていい傾向だ。

       動作はほぼ問題ないのだけれど、ディスク途中のトラックから演奏を始めるとき、ディスクやトラックによって、ミューティングが解除される際に「プチッ」というノイズが、左チャンネルだけに入ることがある。
       これを初期不良といえるのかどうか‥‥保証期間中にいちどメーカーにメールくらいしてみようかな。

       音質的に面白いのは、今まで、マスタリング面で「のっぺり」しすぎると感じていたもの、たとえば、マーラー;交響曲第4番のアバド/ウィーン・フィル盤(DG)は、O.I.B.P.リマスター盤を買い戻したのだったが、C-7030では、O.I.B.P.盤の倍音が少し不自然に響く。
       いいかえると、非リマスター盤でも十分美しく、リアルな再生音が聴けた。

       いっぽう、この時にO.I.B.P.盤を買い足しているベーム/ベルリン・フィルによるブラームス:交響曲第1番は、両方国内盤なのだが、C-7030ではどちらもホコリっぽい音がする。

       いずれにせよ、アンプも入れ換えの可能性が濃厚なので、そのあとの試聴で決めたほうがいいかも。

      ヨドバシ名古屋店のテレビ売り場

       今回、C-7030はヨドバシカメラで試聴はせずに買ったのだが、その際、同じAV機器売り場なので、ずらりと並んで映像を写している大型テレビ群を、イヤでも見ることになった(上の写真は名古屋店、あるサイトからいただき)。

       なんといっても、そのアットウ的な印象は、画像がもう救いようもなく きったなぁ〜い こと。
       とにかく、大型かつ高解像度を誇れば誇るほど、自然ではなく、アニメのようになっている。

       こんな大型テレビに、素直に感動している方たちは、こんなふうに少なくない。
       この感覚には、ちょっとついていけない。

       フロアに居並ぶ液晶・プラズマのテレビ群の画質は、どうしようもなく平面的で、それはむしろデバイスとしての3Dテレビを売りつける商策なのかな、と思わせさえするものだった。

       ハリウッド制作のヒーローものなどは、精緻なCGを多用して、そうした画面にマッチする部分も大きいが、アイドルが歌っている映像なんか、リアリティ、というかありていに言って‘お色気’など微塵も漂ってこない。
       これ、店舗の画面調整がマズいのだろうか。

       そんな動画・映像群に比べたら、古い書籍の口絵に、拙いカラー印刷技術で刷られた、たとえばボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》でさえ、目を瞠るほどの存在感‥‥だと思うのだけれど、そう感じる人っていないのだろうか?

       いっぽうで、オーディオ不振というのは、もう長い間の‘確定事項’になってしまっている。

       去年の情報だが、「オーディオ・ビデオ機器などが振るわなかった」はソニーは、1,100億円の赤字転落で、「AV事業の精算」を迫られている。

       これも去年の記事だが、2008年に合併したJVC(ビクター)とケンウッドも大幅減益とか。

       家電各社とも、テレビの売上げも中国勢に追い上げられて沈滞してきているようなので、「オーディオ不振」という現象が単独であるわけではない。
       それにしても上に見たように、一般市民の大型・高解像度テレビへの欲求はかなり強い。
       そこから、「オーディオ不振」が、必ずしもよく言われる原因のひとつ、「住環境の狭さ」からのみやってきているのではないのではないか、と思わせる。

       生活の中で、質の高い音楽をじっくり味わう、というようなことが、生活水準格差のあらゆる層において、戦後けっして成熟することがなかったことが、よくわかる。

       いっぽうで、粗雑極まりない‘高解像度大型画面’ばかり求める感覚を持ちつつ、ペットボトルのお茶のCMに「日本人の味覚は、世界一繊細だと思う」などと、よくまあ言えたもんだ、と驚倒しないでいるほうがむずかしい。

       そして、テレビの場合、放送する側の問題も、去る2月にテレビを廃棄してNHKの受信契約を解除して以降、NHKを中心に、どんどんイッヤァ〜な方向へシフトしていることが、ネット情報から知れてきて、契約解除してほんとうによかった、と思うばかりだ。

       とまれ、こうした、いろいろな意味での ― 視聴覚的・政治的 ― 感覚の鈍重さは、今に始まったことではなく、45年前から(←私の経験の範囲内で)‘同じ’である。

       C-7030のような安い製品にでも、米Amazon.comのカスタマーの中には、クレイジーなまでに詳細なレビューを投ずる人や、自分で撮った内部写真を付するレビュアーまでいる。

       安いものには見向きもしてこなかったわが国の‘団塊世代オデオ・マニア’が、その趣味を若い世代に伝えられるはずもなかったのである。
       ※暴言多謝 m(_ _;)m ですが、ホンネです…。

      ダイソーの商品、不満2点。

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         百均ショップの買物は、値段と内容で、よく選ばないとかえって損をする。

         最安価帯ながら、レギュラーコーヒーを淹れて飲む。
         この、ペーパーフィルターだが、ダイソーのものが、2〜4人用では100枚入りがあって安くつく。
         ずっと立川店で買っていたのだが、立川店の入っていたフロム中武の耐震化工事の開始とともに閉店したため、吉祥寺店で買うようになった。

        ダイソーのNG、2点。

         立川店で置いてあったのは、ドイツ製のものだった。
         こちらのブログ記事に言及と写真とがある。

         吉祥寺店では、上掲の画像のもの(写真右)があり、100枚入りだったが、国産。
         国産のほうが安心できるからいいか、と思って買ったのだが、表面のザラつきがありすぎて、外装の袋から1枚取り出そうとすると、2枚以上くっついて出てくる。
         ドイツ製のはそういうそういう感触はあまりなかった。

         もう1点‥‥手指の湿疹がまだあって、夜間、軟膏を塗ってガーゼを被せたりして寝ることもあるが、この時に使おうと、ダイソーの「サージカルテープ」を購入。
         以前はキャンドゥのを使っていたけれど、使いきったのでダイソーに寄ったついでに買った。

         これの粘着力が強すぎて、起床後、ガーゼを取り去る時に剥がしにくいだけでなく、テープが切れて残ったり、糊成分だけが皮膚にくっついて、ほかのものをくっつけてしまうことが多い。
         「肌にやさしくカブレにくい」のキャッチがあるが、それ以前の問題だ。

         両方とも中国製だが、あきらかにキャンドゥの「不織布テープ」(写真左端)のほうが使いやすく、もったいないけれどダイソー製品は捨ててしまおうかと思っている。

         コーヒーフィルターのほうは、キャンドゥなど他の百均には80枚入りのものしかなく、ダイソーの国産品も使えないことはないので、ビンボー人の へうたむはこれを使い続けるしかありません。

         かつて、キャンドゥの「CD用」と書かれたクッション封筒にCDが入らなかったことを書いたけれど、今度はダイソーの製品に不満を覚えた。
         あの、‘ドイツ製’の100枚108円のフィルター、吉祥寺店でも売らないかな〜。

        消費の嵐;;…。

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           ネットはとんでもないNG設定で不通になり、回復するや、直でCATVのサーバーに行くようになったためか、PCが遅いとはいえ、速くなっているみたいだ。

           いっぽう音のよかったCDプレーヤー:Sony CDP-XE700は完全ストップ、Philips CD750(改)は演奏ノイズがうるさい。
           もう古典プレーヤーを買って手を入れるのには飽きあきしており、ついに国内メーカー製新品! を買っちゃいました。
           オンキヨー C-7030。

          C-7030

           ヨドバシ店頭で、試聴はせず、5年延長保証を頼み、送料はネットユーザー登録がまだだったため645円かかったけれど、税込20,800円、即決で注文し、今日届いて、聴いている。
           詳しいインプレは別記事で‥‥なのだが、近年聴いてきた国産機とは一味違うテイストである。

           SL-PS700や CDP-XE700のようなマイルド高品位調ではもちろんないが、近年の DENONや Marantzの定価格帯の、どうにも味気のない音とは一線を画する。
           スリムでシンプルないいデザインだし、それでいて5.3kgだったか、と重い。

           音も、ピアノなどはたいへん重い。押し出しがしっかりした音だ。
           オーディオ的魅力は、この価格帯では求むべくもないけれど、聴いていると「そのまま楽曲を聴き続けていたくなる」音だ。
           といって、かつて21,000円で買って、そこそこの音で、じつにたくさんのディスクを聴き込んだケンウッド DPF-3010よりは、作りも音も比べものにならないほど立派だ。
           たぶんカタ落ち寸前で最低売価期になっているのだろう。ただ、英米ショップでもまだ販売している。

          セラミックヒーター

           だいぶん寒くなってきた。
           しかし、旧室のDKで使っていた、けっして大きくないガス・ファンヒーターでは、部屋が激-狭になって温風の当たる物体までの距離が取れなくなっている現状では、その使用が危険な気がして、小型の電気セラミックヒーターを買った。

           以前、買わなかったけれど、お洒落なデザインのコーヒーメーカーが気になった、ドウシシャの製品。税・送料込み3,980円、いつの間にか溜まっていた楽天ポイントを100ポイント使って、3,880円。

           こういうものだから、音もニオイもそうとうあるが、600Wの「弱」で数分つけるだけで、激-狭のDKはそこそこしのげる室温になるのである。

           そして、ま〜た山のようにポチって到着したCD群。

          新着CD。

           右上から、ヴァルヒャのがかなり‘きまじめ’過ぎ、もうちょっとリラックスできる演奏で、と曽根麻矢子さんのバッハ:フランス組曲。ただしこれは Eratoの旧盤。
           …が、C-7030でヴァルヒャ盤を聴くと、これはこれでよさが聞こえてくるのだが‥‥。

           隣は、ネット上の試聴で「お! これは」と感じ入った、ミカエル・レヴィナスの《平均律》。ユニヴァーサル系仏Accordの5枚組。
           バレンボイム盤と並んでテンポが遅く、全曲にCD5枚を要する。

           左は、この、哲学者エマニュエル・レヴィナスの令息に興味が出て‥‥じゃなかった、先にこっちを見つけていた、NaxosにルードヴィヒQと入れているフランクのピアノ五重奏曲。
           隣はこの四重奏団にブリュノ・パスキエが加わった、ブラームスの弦楽五重奏曲。

           下段右は、王健(ジャン・ワン)さんのチェロがめちゃくちゃ美しい、ピレス、デュメーとのブラームス:ピアノ三重奏曲第1番、第2番(DG)。
           これはいろいろありました^^;;。
           これは全集ではないので、トリオ・フォントネの全集(Warner Apex/Teldec)もAmazon海外ショップで。

           その左は、EMIがワーナーに買収され、日本のワーナーが旧EMIの名盤を復刻する中で出てきた、ジャン=フィリップ・コラールらによるフォーレ室内楽全集の、元・仏EMIの外盤と同じ組み合わせによる、その第2集で、ピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲が収録されている。

           この音源、東芝EMIからの国内盤は、東芝EMIにあるテープから、同社でリマスターした、そもそもテープヒスも多く劣化が感じられるものだったし、他方、今回のと同じジャケの外盤は、ピアノ四重奏曲が、左右逆、いわゆる写真でいう‘裏焼き’になっていた

           という次第で、今回の日本ワーナーの企画は、海外から取り寄せた最新マスターを使用しつつ、四重奏曲は左右が正しくなっている、という、日本ワーナーの快挙なのである
           どのネット・ショップも、1円も値引きしていないけれど、これを買わない手はない、と思って、楽天でポイントのいちばん多いショップでポチッ。
           ただし、今度は演奏者の記載に大きな間違いがある。

           最後の、左下のは、いったん全てのディスクを手放した、英国20世紀の作曲家、マイクル・ティペットの、交響曲第2番、リチャード・ヒコックスの振った Chandos盤。
           ティペットは、まだ自伝が手許にある(オクでも売れないし、ディスクユニオンも買い取らない)ことでもあり、いちばん抵抗なく聴ける交響曲第2番と、出世作《我らが時代の子》の作曲者自演盤(Naxos、注文中)だけはディスクを持っていようかな、と思った次第。
           英Chandos盤は、Amazonの国内中古ショップで、配送料込み600円未満だったが、ピカピカの新品同様。

           あと、Naxosの室内楽をHMVに注文した時いっしょに頼んだが、けっきょく入荷不能になった、ドーマス(Domus。イギリスの常設のピアノ四重奏団)によるブラームス:ピアノ四重奏曲全集が、海外から来る予定。
           これは Virginレーベルでとてもいい演奏らしいのだがまだ Warnerが再発していない。

           12月に入ると、Amazonの欧米ショップに注文するのはNG。クリスマスの繁忙期に入り、極東からのCDの注文など到着は年明けになってしまう。

          (追記)
           パンツもアナがあきかけてきており、4着新調。
           しかし、ズボンはまだ仕事用(腰ポケット部分)も部屋着(右ひざ)もアナがあいたまま。
           バッグは、2年ほど前に大きな穴を補修したまま、です (T_T;)。

          インターネット接続不可!!

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             いっやぁ〜、アセりました‥‥というか、Windows使用の‘潮時’かとも思った次第。

            インターネット表示不可

             月曜(11月9日)未明くらいから、ブラウジングで希望のURLを開こうとすると、上のような画面が出て一切行けなくなり始めた。
             最初は、Google画面は出て、検索結果も出るのだが、そこから飛ぶと上のが面になることが増え始め、ついに Googleトップも、ブラウザのタイムアウト画面が出るようになった。

             メーラーももちろん接続不能。

             J:COMのケーブルモデムが怪しいけれど、モデムの管理画面は表示され、何と、WAN側のIPアドレスも取得されている。
             ADSLだった時、ネットが閲覧できない時は、WAN側のIPアドレスが「0.0.0.0」になっていることがしばしばだったが、今回はケーブルTV基地局まで全くスルーである。

             いっや、ほんとに困った。

             すでに J:COMにモデムの検証依頼を申し込んだのだが、もし異なるOSでネット接続が可能なら、Windowsの設定、さらにはインストール状態が問題ということになってくる。

             で!! PuppyLinuxのライブCDを探したが‥‥引っ越しの混乱で見つからない‥‥さっきやっと見つけて、時折り動かなくなりつつも起動。
             で!!! あっという間に PuppyLinux同梱の SeaMonkey(軽い〜^^)が、ネットに飛んでしまった。

             元新潟のUさんからのコメントへのレスが遅くなっていたので、とりあえず Puppy上の SeaMonkeyから、リコメをお返しした。
             と、いうことは! いよいよ長年使用の Windows XPも、要リカバリ状態になってしまったのか?

             いっろいろ考えてみたのだが、ネットワーク接続のプロパティに、[インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ]というのがあり、ここにDNSサーバーの設定があり、「DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する」ではなく、「次の DNS サーバーのアドレスを使う」のほうを選び、優先・代替ともにアドレスを書き込んでいたのだった。

            DNSサーバーの設定

             上のプリントコピーでは、一度「自動」に設定変えをしたために、すでにアドレスは消えているが、かつて、ODN ADSL使用時、ネット接続が不安定になった時に ODNサポートに電話をした際、ODN指定のDNSサーバー・アドレスを入力して使うようにアドヴァイスをもらい、そのようにして安定化したのだった。

             ところが、転居した4月末以降、私は ODNの、つまりソフトバンクの契約者ではなくなっていたのに、ODN=ソフトバンクのDNSサーバーを利用する設定のままでいたため、半年は大目に見たくれた(or 他からの利用も拒まなかった?)ものの、ついに‘お断わり’された、ということのようだった。

             上の画像のとおり、DNSサーバーのアドレス取得を自動にすると、ウソのようにネット接続が回復した。

             ふっひ〜 ;;; いっやはやもう‥‥。
             しかし、PuppyLinuxがこんなところで役に立つとは。
             ‘ここ掘れワンワン’‥‥「番犬」なんて言っちゃシツレイだけれど、助かりました。

             そうそう、ブラウジングも、直で J:COMのサーバーに行くようになったためか、かなり速くなったかな^^?


             ‥‥CDP-XE700のほうは、もうどうしようもない‘潮時’。
             かつ、このところ1ダース(枚数で)以上CDを買っています。それでバチ当たったのかと思いました。

            CDP-XE700、完全停止。

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               ピックアップを KSS-213Bにもどし、いったん動作したかに見えた CDP-XE700だったけれど、すぐ読み込まなくなり、KSS-213Cのほうに戻しても、レーザー調整半固定抵抗を、数十回調整して、ほぼあらゆる位置にしてみたが、全く読み込まなくなった。

               どうやら、ピックアップ以外も含めた、レーザー、サーボ系の何かが不具合を起こしているようだ。
               ― というわけで、短いお付き合いで、しかしいい音を聴かせてくれたけれども、この機体はこれで終わりのようだ。「小物家電」(無料)の日に廃棄しよう。

               PHILIPS CD750のほうは、若干軟らかくなったとはいえ自分流の音になっているし、メカ・ノイズもあるので、このあたりで新品、オンキヨーの C-7030あたりを新調したいな〜。
               2万円で買えるので、11月末に今年度分全額を納付するつもりだった国保保険料の1〜2期分を‘節約’して買おうかと思う。

               ナカミチのアンプは、シンプルな、しかもアンプであることもあって、不具合は何もなく、音もいいのだが、ここ数十年間の、楽しくもありつつ、しかしヘットヘトになるほどシンドかったオーディオ生活に、一区切りをつけたい思いがキョーレツである。

               古いCDプレーヤーには興味深いものも多いが、何しろブラック・パネルが超多数派、それに、アンプはともかく、20年かそれ以上も昔のCDプレーヤーというのも、メカの動作にちょっと無理があることは、ある。

              C-7030の米Amazonレビュー

               C-7030は、オンキヨーの最安価の単品コンポCDプレーヤーで、ぼつぼつモデルチェンジしそうだが、日米でまだ売っている。

               上は、米Amazon.comの、同製品へのカスタマーレビュー・ページのトップ。
               Pro/Con合わせて500近いレビューのうち、9割ほどが星5つと4つである。これはなかなかすごい
               初期不良の場合、星1つで酷評する人が多いのだが、反対にそっちはびっくりするほど少ない。
               中国製造の精度の低さの結果と思しい酷評が、同価格帯の、たとえば○EACの製品などには雨嵐のごとく投じられている。

               TANNOY Mercury F1 Customも、英Amazon.co.ukで讃辞がきわめて多く、その高評価が理解できるパーフォーマンスを聴かせてくれている。

               このところ、またCDも山のように(=私の感覚で)購入している。
               どんどんポチる‥‥のだが、その前のネットでの品定めが、おっそ〜いパソコンだとすぐ夜が、どころかすぐ年が明けそうなほど時間がかかる‥‥言い換えるとそんな時間の使い方をしているわけだ。

               いろいろ素晴らしいディスクが揃い始めた時に、機器がこのありさまではヒドい。
               興味深い演奏家も見つかる。哲学者・エマニュエル・レヴィナスの子息、ミカエル・レヴィナスの弾くバッハ:平均律は、全く好みにぴったり合うユニークさだ。
               このレヴィナス氏と室内楽をやっている人たちは、音楽家家系の2〜3代目だったりする。

               それらはまた。かけるプレーヤーが欲しい〜。

              パソコン、満14歳&CDP-XE700またストップ…。

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                 ふわぁ〜‥‥丸一日休みの日が、週2日くらい欲しい〜〜。
                 ま、どうせ事情がちょいと変わると、あるいは端境期に入ると仕事はガクンとなくなるので、働ける時に働いておかないと。
                 今月末の振込みからも、相当額を‘納付’するつもりです。

                 パソコンもアンプも新調を見合わせたら、いや「…たら」というのはおかしいけれど、また CDP-XE700がストップしました

                 そして、一張羅のパソコンは、この16日でうちに来て満14年を迎える。

                NB8/90DR

                 富士通BIBLOノート・NB8/90DRである。
                 2001年11月16日、秋葉原も末広町よりの地区にあった、ottoというショップで、5年の延長保証を入れて16万円ほどで購入した。
                 翌日にはプリンタとスキャナも買いに行ったので、任期制職在職中に貯めに貯めていた(当時は退職後)貯金を、バッコ〜ンと崩して現金で買った。

                 NB8/90DRの型番は、中にスラッシュが入っているので、パソコンでファイル名に使えないためか、NB89DRという正式名がある。
                 購入した ottoは、もうないらしいが、同名のサーバー販売会社があるのが、後継なのだろうか。

                 と〜にかく、14年も1台のパソコンを完全実働状態で使用するなどというのは、キチガイ沙汰である。
                 その後、いかに手許不如意が深刻化していったかという、ひとつの証拠品だ。

                 満14歳を記念して? 年末には linuxBean化したい。
                 LinuxBeanは(Ubuntu自体が? )、仮想ユーティリティ・ソフトを使わない形で、何と MS Officeの一部が動かせるらしい(コメントで頂戴した情報…と記憶)。
                 お金がかかるのは、キヤノンのスキャナが使えないので、エプソンのを入れないとスキャンができないことだけか。

                 NB8/90DRのCPUは AMDの Duronなので、Linux化すれば‘非Wintel’PCになる。そのプラットフォームで MS Officeにこだわるのもオカシイけれど。

                 最近はキーボードの接続にトラブルが生じることが起きているが、ともかく14年間、全てのデバイス、とくにHDDが全く問題を起こさず動いていることは、製品としても個体としてもしっかりしているものと思われ、使えるうちは使う、か‥‥。


                 このところまた、ネット・ショップでCDをそうとうガッバガバ買い込んでいる。
                 で、ちょっと面白いディスクに出会ったと思ったら、Sony CDP-XE700が、またディスクを読まなくなってしまった!

                 困ったな、またレーザー調整ネジ(ピックアップの半固定抵抗)を回してみっか、となるが、新調した KSS-213Cで読まなくなるということは、反対に、取りはずしているデフォルトの KSS-213Bでも、調整ネジを左(反時計回り)に回せば読むかも、と考えた。

                 取りはずし直前には、逆、つまり時計回り(右回り)に回したことはあり、これはたいていのピックアップでレーザー強度が下がる方向のようなのである。

                 で‥‥KSS-213Cを取りはずし、ショートランドにまたハンダを乗せてショートし、箱に入れて置いていた KSS-213Bを取り出し、ショートランドのハンダを吸い取って、交換。半固定抵抗をちょい、いやそこそこ左に。

                 この機は、交換用の電解コンデンサーを調達したものの、オリジナルの音を失いたくないという気持ちから、交換は取りやめにしていたのだが、デジタル系 +5Vの安定化電源出口(ASF 10V1,000μF)と、モーターおよびアクチュエーター駆動用 +7Vの安定化電源出口(10V220μF)だけ交換してみた。

                 +7V電源のほうは、ASFではなく、汎用の SMEだった。
                 これを、+5Vは同じ電圧・容量の日ケミ KZH、+7Vのほうは容量を倍にして、16V470μFの KZHにした。

                 この辺はレーザーやサーボに関わるので、トラポの動作全体にサポートになるのでは‥‥という思い込みだけれど、どうでしょう…。

                CDP-XE700、主基板

                 上は、CDP-XE700の主基板。
                 音声のカップリングは、ELNA Silmic ARSの47μFで、有極性だけれど、なんと63V品。ぜ〜たくだねえ。
                 メインの整流ダイオードはSBDっぽいし、一見平凡、じつはかなり贅沢なのである。

                DAC

                 裏面に面実装のDAC・CXD8567AM。ネット上にデータシートは一切ない。
                 当時売り物の‘フルフィードフォワード型’デジタルフィルターのチップはないが、CXD8567の中にデジフィルは内蔵されているらしい。
                 安定して動作してくれれば、ほ〜んっとにいいプレーヤーなんですがねえ。

                 さきほど作業を終えて通電してディスクを読ませたら演奏しました。今後どうかな〜。

                 アンプは、EMFの Sequel 2に食指が動くのだが、クラシック音源を明記しての試聴記が見当たらず、現用のナカミチ IA-4s(改)がなかなかいい、とくに CDP-XE700だといいし、以前の経験からも Panasonic SL-PS700をつなぐと、英Decca音源などはもう蠱惑的な音が聴けたことだし、これも使えるだけ使う、かな。

                 ‘気’が何となく陰に傾く黒いオーディオ機器にはちょっともう飽きているのだが、「音」を優先しますか(それと、お金の節約‥‥^^)。

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