軽いウェブブラウザ発見。

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     ブラウザに IEなんか使わなくなって(ということは Microsft Updateもほとんどせず)久しく、このところは Google Chromeを既定のブラウザにしていたけれど、と〜っにかく遅い。

     起動時には必ず、しばらく例の肘のストレッチ坊やが居座って「ページが応答していません」。
     いや、Chromeが応答していないのだ。

     重いページを開くのは当然遅いが、そういうページから前のページに戻るとき、数分以上動かなくなる。
     ここ数ヶ月で、ブラウザのストップでムダにした時間が何時間、いや十何時間、あるだろうか。

     で、先日お試しに起動させた Puppy Linux同梱ブラウザの SeaMonkey 2.25日本語サイトはまだ 2.19が置いてあるようだ)が Windows版もあるので、ダウンロードして使ってみたら、速い!

     ブックマークはHTMLファイルからインポートできたし、ウインドウ、タブとも Google.co.jpページを指定しておいて、開くとたちどころに検索できる状態になっている。
     これは Chromeでは Google.co.jpのレンダリングが終わるまでなっが〜い、のである。

     今のところの問題は、ヤフオク! の検索して出るサムネイル画面で、出品者が表示されないこと、くらい。
     ストア出品で評価マークのある出品だけストア名が出るが、行が重なって読めない。

    ヤフオク! on SeaMonkey

     「CD」→「ベートーヴェン 交響曲全集」で検索したトップ。
     ヴァントの ESOTERICの SACD、15万円と! いや、その話題ではないです^^。

     それ以外は、Yahoo!へのログインなども問題ない。
     SeaMonkeyは Firefox派生ブラウザなので、Firefoxを今のところ受け付けない ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」はどうなのだろう、とやってみると、OK^^!

     ところが、[編集]から[設定]ウインドウを開き、[詳細]→[HTTPネットワーク]ページで「ユーザエージェントに Firefox 互換ブラウザであることを追記する」のチェックボックスを入れて[OK]してから ゆうちょダイレクトにログインしようとすると、客番号を入れてクリックした次の画面で拒否される。
     面白いことだが、黙っていれば入れてくれるのである。
     セキュリティ上問題があるかもしれないことを推測させるが、Firefoxでログインできない金融機関というのなど、‘不完全な金融機関です’と宣伝しているようなものであり、ゆうちょ銀行側が早急に解決すべき問題であるのは自明だ。

     今日(27日)は、Blinkエンジンになったという Opeara 20もダウンロードして入れてみた。
     Chromeよりはマシそうだが、SeaMonkeyに比べるとお〜っそくて遅くて使用意欲即全滅であった。
     もちろん、ヤフオク! サムネイル画面は正常。

    ヤフオク! on Opera 20

     他に、Chrome系の軽量…と言われる X-Ironも入れてみた。これは Chrome、Operaより若干速い感じはあるが、SeaMonkeyとは比ぶべくもない。
     あと、Linuxユーザーがよく使うらしい Midoriというのも試したが、起動するやいないや落ちるわ落ちるわ、Windows上で動くアプリとはとても思えない。

     SeaMonkeyの発見は、Puppy Linux試用の思わぬご利益でした^^♪

     ‥‥と、5kgのお米を買うのさえためらわれる激貧状態のGW直前、ただで遊べるから、というより、これまた激貧スペックPCで、何とかこれ以上時間のムダムダムダ〜を少なくする方法が必須という事情で探したのでした。

     SL-PS700は、一割ひいたのに競合入札なし! まあ、お一人入札があって落としてもらえただけよかったです〜~~。
     やはりあのような機種は、ヘタに改造すると人気が地に堕ちます。

     CD5001は、もう触るところがないけど、X-talのパスコンをディップマイカにすべく、オクで買いました。22pF×4ヶ、送料込み760円…。
     X-talのパスコンをマイカにするといいというのは、多くはないが情報としてあります。CEC、ケンウッドではほとんど効果なかったけどな〜。 

    「パキッ!とたれ」の落とし穴

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      ミツカン《ほね元気》

       いろいろなニュースで、企業の売上げを断然アップさせたアイディアとして持ち上げられている、あの“パキッ!とたれ”。

       これ、私、キライなのである。
       一般の納豆の袋入りのたれ、あのたれを、私はだいたい4割くらい入れて、あとは捨てるか、ゴマ豆腐などをいっしょに食べる時には、そちらにかける。
       たれの全量を納豆にかけるのは、大根おろしをたっぷり納豆に乗せた時だけ。
       この場合は全量がちょうどよい。それ以外は、全量かけるとしょっぱすぎる。

       で、ミツカンの「パキッ!とたれ」は、そのまま納豆の上でパキッ! とやると、全量が落ちてしまう。
       ラベルを見ると、1個分の食塩相当量は「0.4〜0.9g(0g)」と記載されており ― カッコ内の「0g」というのがちょっとよくわからないが、これは「0gと換算して栄養管理してよい」ということだろうか ― 食塩相当量としてはごく微量なので、全量摂取してもそう問題ではない、ということだろう。

       が、全量かけるとしょっぱいので、私は納豆を小鉢にあけてカラになったパックの‘み’のほうに、いったん全量滴下してから、その7割くらいを納豆にかけることにした。

       このタイプのものは、袋入りより量自体は少なく、ミツカンの味付けは、今回買った《ほね元気》に限ってかどうかわからないが、甘みの強いタイプである。
       それでも私は全量かけるとしょっぱく、他方、たっぷりの大根おろしを乗せた時には味が薄くなりすぎるだろう。
       ミツカンのこのタイプは、カラシが省略されているのも、人によっては不満だろう。

       こちらなどには、「納豆の上のフィルムとたれの小袋もないので、ゴミ捨ても簡単だ」とするが、私には従来品のほうがプラ容器ゴミとしての処理もしやすい。
       ミツカン品は、たれの上のビニールシールを、発泡スチロールのフタから剥がしてでないと、フタを発泡スチロールとして捨てられないし、フィルムがないので、フタに粘りが直接付き、よく洗ってから捨てなければならない。

       こんなことにみんな不満や疑問を持たず、たれの量を調整もしないで食べているとしたら、何だかとってもヘンだ、と思う。

       いや、ミツカンのは話題になったから買ったのではなく、駅前のドラッグストアが消費増税後リニューアルして、食品を低価格で揃え出したラインナップの中で、さらに20%引きしていて、極貧化しつつある私には最適だったから買ったまでです。

      CD5001−スチコンの方向性(?)

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         ‥‥むひょ〜っ‥‥今・来月の家賃が!! ^^;
         てな状況で、Panasonic SL-PS700は、改造後の音質が所期したところとややずれることもあって、オク出し。
         ‥‥が、1週間で売れ残り。ある意味、あのような機種はオリジナルがベストなのである。あ〜あ。
         1割引いて再出品してまス。

        CD5001

         けっきょくCDプレーヤーは Marantz CD5001、1台こっきりとなる。

         初段オペアンプに設置された超高域LPFの220pFをいろいろ換えて、やや古い東信のスチコン(アルミ箔スチロール・コンデンサ)が、とりあえずはいちばん音がきれいなようなので、これにしてある。

         が、SL-PS700が、音がフラットになるにつれて音像が左寄り気味になるように感じられる ― 部屋と耳のせいが大きいか ― のに対して、スチコン導入後の CD5001は、逆にエッジ的な音や子音が、右スピーカーに寄るような気配を感じていた。

         これは、最高域の強調される帯域が、SL-PS700(改)と CD5001(改)とで異なるため、部屋の反射のクセの出方が違ってくるものだろうと思われる。
         だが、スチコンは、小型の基板用コンデンサーのうち、最後まで捲回タイプとして残ったものであり、箔の内・外の問題が残る。

         こちら(サウンドデン・藤本氏のゴタク、もとい、過去ログ…の1ページ、2003年4月1日の項)に、以前にも拝見しているが、フィルム・コンデンサーの方向性の問題が上げられ、その管理が重要だと言う。

         そして、その方向の管理をせずに「メンテナンスされた物は、例えオリジナル機器で有ってもデタラメな音場と左右の位相の狂いによるレンジの変化となって耳に届いて来るのである」と言っておられる。

         この‘症状’と、CD5001(改)に感じられるものがちょっと似ているので、気になった。
         もちろん、位相の乱れ感は部屋の特質による部分が大きいことは20年以上聴いている部屋なのでわかるのだが、それでもちょっとスチコンの方向が気になった。

         スチコンは、差動合成回路のオペアンプの、非反転入力側にはGNDに対して、反転入力側には帰還として置かれる。
         接地するほうは、GND側に外側箔(に接続されたリード)が来るほうがいい。
         帰還側はどっちがどっちだろう? とりあえず、オペアンプ出力側のインピーダンスが低いと見て、そちらに外側箔が来ればいい。

         前回、テスターのACレンジで、手で触れつつ測ったものはあてにならないと見て、外観上、リードの出ている部分にフォイルのシワが出ているほうを、外側フォイルが捲かれ終わってリードに接続している、と‘推測’し、全くシワがないところから出ているリードは、内側フォイルに接続されている、とこれも‘推量’する。

         推測だらけだが、実装してあるものから、その反対っぽいもの3本を取りはずし、残っていたスチコンから、シワと印字とが合っているものを選んで付け直した。
         今回は、リードが少し長くなっても、全品ヒートクリップを使ってハンダづけした。
         ついでに、DACのアナログ側電源の、高周波バイパス0.1μFのセラミックを WIMA MKS2にした。これで、アナログ音声の電源に直でぶら下がるセラミック・コンデンサーはなくなる。

        スチコン交換

         音の違いは‥‥う〜ん、「揃えた(つもり)」というプラシーボ効果ていど。
         オペラを聴くと、やはり右側に来る歌手がしゃべるセリフのほうが、子音が強め、のような…。
         が、全体としてはまあこれで「聴ける」状態、といっていいかな〜。

         今夜は、バルビローリ/ハレ管によるドヴォルジャーク:交響曲第8番を。
         イタリアの Sirio(SiRiOと表記)という、情報のないレーベルで出たもので、英Pye原盤。Pyeの改名した Precision Records & Tapes社(PRT)から正規ライセンスを受けたリリースで、ただし Cedar & Weiss Processesとあり、Cedar社のノイズ・リダクションを使っていると思しく、悪名高い NO-Noiseシステムに似て、高域の細かい情報が薄い。

         余談になるが、このバルビローリの Pye原盤ドヴォルジャークは、英EMIが買収して、ダットン・レーベルの総帥 Micheal J. Duttonがリマスターしたと思われるマスターを蘭Disky社で Royal Classicレーベルでリリースしたものが HMVなどで大量に出回った。
         私もこれを持っていたが、Disky社がリリースしたディスクは恐ろしく情報量が粗雑で、高域がメタリックに強調されたものであったので、ネットオクで Sirio盤が出た時にどんなものかと買っていたのである。明らかに Disky盤よりはマシだ。

         のっぺりはしているが、スタジオのザワつき感がよく聞こえ、楽器の音がいかにも‘楽音’。クラリネットなど、たいへん美しい。
         演奏も、しみじみしながら、基本は人生に肯定的な、明るい“バルビ節”に、落ち込んだ気持ちもちょっと慰み‥‥。この演奏を初めてじっくり聴いた。

         マイク・オールドフィールド《チューブラー・ベルズ》の第2部冒頭もちょっと。
         CD2300(改)で聴いた時よりずっと重心の低い、やや暗めの音だった。

         CD5001は、そうとう手を入れてしまったけれども、CD2300と違って、こちら=私の神経質さがダイレクトに出てこない。
         アナログ・アンプの電源が±12Vと十分に高く、平滑コンデンサーの増量が音の厚みを保つ方向に働いているのかも。

         ついに Marantz CD5001(改)、ナカミチ IA-4s(改)、Mercury F1Cという、ボトム価格システムにまで下落した。
         もっとも、YouTubeを見れば CD5001でもってそうとうお高いスピーカーを鳴らしている例もあるが。

         さて ― また別に書きますが ― この記事、今まで常用の Google Chromeでなく、ゆうべインストールした SeaMonkey 2.25でアップしてみませう。
         SeaMonkeyは、先日 Puppy Linuxを試験的にライブ・インストールして使った時に同梱されていたブラウザで、Puppy Linux上でも QtWebほどは軽くなかったけれど、そこそこだったので、Windows版もあるそうだとのことで入れてみた。

         なかなか速いです^^。QtWebは、文字化けして正しくレンダリングされないサイトがけっこうあったし、実によく落ちるのが難点だったが、SeaMonkeyはいいです。
         FireFox系とのことで、ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」が拒否するかと思ったが、ログインはでき、口座も見ることができた ― 送金等はやってませんけれど(=送金できるおカネがにゃい~~;)。

         Chromeは、ページを開くのも速くないが、前のページに戻るのが激-遅である。とくに重いページから前に見た Googleなどに戻るのに、1分以上動かないことはしょっちゅう。
         ブックマークはHTMLでエクスポート→インポートしたので、しばらく SeaMonkey(最新2.25は本年3月リリース)をメイン・ブラウザにして様子を見てみましょ〜。

        オーディオ物欲雑感。

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           一段落した、というか、これ以上どうしようもないオーディオ・システム。

          現行システム

           SL-PS700は、改造によってピアノの音がしっかりして、対応性が広がったけれど、当初のよさはなくなった。
           改造前、ピアノ音源は一部の、このプレーヤーに合うものしかうまく鳴らなかったが、それはそれで大きな個性だった。
           改造後に聴いた伊福部 昭《シンフォニア・タプカーラ》は、明らかに改造前の音より面白くなくなっていた。

           CD5001は、よくはなったが、これはデフォルトではどうしようもない機器だったわけだ。

           このシステムの音がどれくらいなのか、自己流では全くわからない。
           ひとつひとつの機器デフォルトは、SL-PS700以外は、いわゆる世のオーディオ・マニアは見向きもしない安もの揃いである。

           こうしたローコスト機に高品位パーツを導入することで、音を高価機に近づけようとすればするほど、それは無理であることがわかってくる。
           つまり、オーディオ機器のクオリティはおカネで決まることがわかってくる。

           一昨日、フルトヴェングラーの《第九》(バイロイトの、EMI盤)‥‥どうやら、最近コメントで興味ぶかい対話をさせていただいている KMさんがお嫌いのような(違っていたら失礼;;…当該レビューのURLをリンクしようと思ったが、自粛…)ディスクだが、とりあえず全集(海外EMIの Referenceシリーズ)を持っているので、初めて聴いてみた ― SL-PS700で。

           すると、モノーラル音像がかなり左に寄る。これは部屋の特性で、以前からなのだが、CD5001だと、ちょっと真ん中にもどるような。
           CD5001のバランスが右寄りに? こういうの、気になるのだが、SP復刻のカペー四重奏団をかけると、今度は CD5001で、針音がぐっと左に寄る。
           楽音はそれより少し真ん中に現われるので、音楽を聴きやすくなる現象ではある。SL-PS700も、これはそう変わらない。

           アナログ音声の帯域の出方のキャラというようなものが微妙に違うことで、部屋の反射の影響の出方が違ってくる、のだろうと思っている。

           こういうことは、どんな高級機に換えても変わらないことではあろうが、もうちょっとお高い機械を使いたいものだ、という気持ちは、依然として分不相応だが、ある。

           が、生まれてこの方、実買で10万を超える機械を買った/買えたことがない。
           人生で一度だけ、年収500万近くあった任期制職在職時でも、最も高価な買物は、ビクター AX-V1-N(リンクは中古ショップ)だった(約8万円)。

           このアンプ、見た目はいいが、片チャンネルから盛大にDCオフセットが漏れ、音もうちのシステムではいささか暴力的で、ちっともよくなかった。
           おっと、これ、リコール、出てんじゃん。ま、そうアブなくはないだろうけれど。
           半額以下のパイオニア A-UK3のほうがずっと汎用性もあって、DCオフセットも極少、ずっとよかった。

           高いものを買わず、それでいて安いものはちょくちょく買っていたのは、やはり当時の収入がその時だけだとわかっていたからだ。

           では、今、ネット上を探して食指が動いているもの‥‥は、以前に書いたものとだいたい変わらず、ちょっと挙げてみると Rotelのアンプや Cambridge AudioのCDプレーヤー、といったところ。

          食指の動く機器群

           CDP:ケンブリッジの Azur 651C
           アンプ:ローテル RA-1520
           スピーカー:ディナウディオ DM 2/6

           宝くじで30万円当たったら、ということになるけれど、当たったら(ても)生活費や納税、保険料納付に充てなければならないから、買えない。

           そもそも考えてみるに、私は社会人としてきちんと働いたこともなく、家を建てるなどということからも全く無縁な暮らしをしてきた。
           「オーディオ」の金額が、どれほどが適正か、というのはヤボな質問だ。
           が、ふつうの中流社会人が、車を購入したり、大きなプラズマテレビを買ったり、という買物の額を考えると、ちょっとマニアな人が買うものはシステムで数十万円ということにはなるだろう。

           こういった買物自体が、私には不相応なものなのだった。

           とはいえ、上の機器をググっている時に遭遇した海外サイトでは、「価格」を問題にする記述は多い。
           スペンドール SA1(ペア約20万円。ただし本家サイトではもう出ない)などは、惹かれる人も少なくない代物だろう。
           こういうのに、《What HiFi》は、「AGAINST(欠点)」として「It’s a lot of money for such a small speaker」と書く。
           日本だったら、全くヤボなレビューになる。


           ‥‥‥はてさて、上のような機器群でさえ、私のような者が買うなど、バイト暮らしの低所得者が外車やマンションを夢見るようなことに等しく、とんでもないことだが、ひとつ、“日本人が設計したオーディオ機器を、心底使いたくなくなっている”ということがある。

          こちらにリンクされている「Rotel RA-1520 Integrated Amplifier Review and Test」(PDF)には、Rotelの設計陣は、マイク・バートレット Mike(Michael) Bartlett以下のイギリス人であり、Rotelは中国・珠海市に新しく工場を建て、バートレットはその指導のために中国に引っ越している、云々とある。
           こんなおじさんである。ふむ〜。

          初めての Linux。

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             けっきょく収入増には何もしなかった春休み‥‥水・木曜と買物に出ず、冷蔵庫にあるもので腹を満たした。
             Windows XPがサポート終了になるというので、何だか4月10日から途端に危険になるような報道のしかたばっかり。

             放送・報道に携わる人びと、‘パソコン’というものを、どのくらい理解しているのか‥‥ものの‘具体性’ということである。

             金融機関の偽サイトに誘導したり、サイトに偽装したウインドウを見せるウイルス・アプリの被害は、実際にそうとう起こっているらしい。
             これらの被害者の大半が、Windows Updateや、セキュリティソフトのインストール&更新を怠っていた、というのなら、サポート中のOSを使用し、頻繁に更新しなくては危ない。
             が、そのようには考えにくい。

             また、悪意のある書込みを遠隔操作でしたという嫌疑をかけられた人が、さらに他のパソコンからの遠隔操作をされての被害=冤罪であると訴えている、例の事件
             この、嫌疑をかけられた人物は、プログラミング言語を扱えるIT技術者であるがゆえに嫌疑をかけられたわけだが、これが冤罪であれば(ここでは考察せず)、こうした専門家が扱う、そして専門の会社のオフィスのPCでも、こうしたPCの脆弱性を狙った攻撃は避けえない、ということになる。
             この人が仕事先で使っていたPCは、想像するに、OSとセキュリティソフトが常時更新されていた Windows PCであったはずだ。

             こんなふうに考えると、Windows XPが、急に危険なものになるというマイクロソフトやセキュリティ・ベンダーの言を鸚鵡のように繰り返すメディアの裏側ばかり見える。
             他方、最新版を常時更新して使っても、Windowsとは如何に危険なOSかということに、だれしも気づいているのではないだろうか。
             しかも、XPの段階から、そうとうなスペックを要求する重さである。

             さて、そんな中、ますます貧窮化する私としては、Linux化しか今後のPC利用の方途はなさそうだ。
             キヤノンのスキャナが使えないので、使えるものに買い換えないといけない、などの障害が明らかにあるが…。

             考案中なのは、日本語環境に特化したという Vine Linuxなのであるが、Vine Linuxは、CDドライブから一時的に起動して試用するという、いわゆるライブCDが存在しない。
             そこで、最軽量でライブCDも作れる、Puppy Linux4.3.1日本語版のISOイメージファイルをダウンロードし、イメージファイルとしてCDに焼けるソフト:〈かんべ〉を使わせてもらった。

            Puppy Linux 413JP デスクトップ

             はたしてこのPCで起動するのか、とビクビクしながら、BIOSで起動ドライブをCD-ROMに設定して起動‥‥起動画面から、「ワン!」とひと声鳴いて(こんな小細工要らないんですけど〜^^;)無事起動。
             たいへん小奇麗なデスクトップである。

             ブラウザはもちろん、ワープロも、いわゆる LibreOfficeではないが、Abiwordとかいうのが入っている。
             ちょっと以前の、いろいろなアプリがワンセットまとまって入っている家庭用ワープロ専用機、といった雰囲気…かな。

             デフォルトでは画面の解像度が800×600と狭いが、簡単に修正できる。
             やっかいだったのは(自分のせいだが)インターネット接続。
             こちらがたいへんわかりやすい説明なのだが、この方は光接続なので、PPPoEの設定をしなければならなかったのだが、私の場合はブロードバンドルーター(DSLモデム)でつながるので、「ネットワーク又は無線LANでインターネット」のほうだけですでに完了していたのだった。

             それを、フレッツ光の場合と同じく、わざわざISPの接続IDやパスワードを再確認して入力して設定し、何度「接続」しても「timeout」。
             DSLモデムがすでにWAN側に接続してくれているので、LANに接続だけすればいいのでした;;‥‥OSに、ISP情報を全く入れなくても接続してしまうのはちょっと違和感があったけれど。

             ブラウザは〈SeaMonky〉というやつで、たいへん軽く、サクサク。このブログも見えました。
             数回の起動で、一回だけ、急にデスクトップが真っ暗になったときがあったが、状態・原因は不明、電源スイッチを切って再起動した。

             面白かったのは、「sda1」から、Windowsが作成した「マイ ドキュメント」内のフォルダ、ファイルが見え、所載アプリで開けるファイルは開けること。
             ただ、Puppy Linux上で作成したファイルを Windowsのフォルダに保存はできないようだった(できるのかもしれない)。

             気になったことは、Puppy Linuxが起動しているあいだ、ほとんどずっとファンが回り続けていることだった。冷却にはいいが、うるさいし、ファンが傷みそうだ。
             Linuxでは、lm_sensors(Linux monitoring sensors)というソフトがあるらしく、こんなので管理できるのだろうか。

             とりあえずお試しは終えて Windows XPにもどしたが、自分のPCで初めて異なるOSが起動したわけで、マイクロソフトからの離脱に向けた第一歩でした (^o^)ノ!

            増税前の買い込み…ほとんどなし。

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               消費税が上がり、直前には日用品の買いだめをする人がそうとういた、とか。
               当方、先だつものがないので、大きなもの ― 5kgの米、とか ― は一切買えない。

              増税前買い込み品

               いつも買っている食品の、ぼつぼつなくなりそうなものを買っただけなので、いつもの買物の一環である。

               左は、オリンピックで800円弱の、小山本家酒造(さいたま市)のお酒。
               小山本家酒造の酒は、以前には西友で扱っていた「酒屋物語」など、2000mlパックで800円前後のもので、けっこうおいしく飲める。

               その次は日清オイリオの Boscoブランドのエクストラヴァージン・オリーヴオイル。西友で本体599円。
               今まで、ベルトッリ(代理店表記は「ベルトーリ」)を愛用していたが、最寄の輸入食品店でないので、聞くと「終売です」。
               今、代理店のサイトを見たらそんなことは書いてないが、とりあえずなかったので、じゃあ直輸入のお高いのは要らないや、と、日清オイリオのやつを。
               ベルトッリやカルボネルより100〜200円は安い。もうこれでいい。

               その右は、西友のブランド「グレートバリュー」のインスタント・コーヒー。100gで本体312円。これは安い。
               フリーズドライ、ソリュブル・タイプで、ネ○カフェあたりのOEM(って食品でも言うのかな)っぽいが、インスタントとしてはまずくない。
               瓶が新デザインになって見た目はいいがフタはあけにくくなった。
               インスタントはこれで十分だと思うけれど、もっと高い一般ブランドをみんな買うのだろうか。

               いちばん右は、セイジョー・グループのドラッグストアで扱っているハチミツ。1kgボトル、発売元は新日本漢方というところ。税込498円で、このタイプのものでは、近くで最も安い。
               もちろん中身は中国産。中国のミツバチには大量の抗生物質を与えているということを聞くが、中国産以外のハチミツなんか価格的にとても常用できない。
               日用の甘味料は全てこれ。

               これだけ分の本体価格=約2,100円の3%だから、63円ほどを節税しただけ‥‥なっさけねぇ〜 (T_T)。
               しかし300円のティッシュ(かトイレットペーパーか)を20パック買ったって節税額は180円である。それでも得意になって、買い溜めたトイレットペーパーを見せてる老人がテレビに出ていた。
               買い溜めに必死になって、使途にはパーフェクト盲目・沈黙。これって、オレオレ詐欺に嵌る心理とほとんど軌を一にするのではないだろうか。

               当方は、もう基本的な生活ができるかどうかという状態なので、日常の買物はしばらく最低限の食品だけになる。
               うまいこと、増税直前にCDプレーヤーの音はそこそこに収まったし、昨年末から2月までCDを買い漁りまくったこともあり、聴きたい音源はだいたいある、という状態だ。

               これ以上聴きたいCDは一枚もないのか、と言われるとそういうわけではないのだが、たとえばストラヴィンスキーの《春の祭典》。
               そうたびたび聴く楽曲ではないし、とりあえず持っているのは、録音の古い順で、モントゥー/パリ音楽院(Decca)、マルケヴィッチ/フィルハーモニア(EMI)、レイボヴィッツ/ロンドン・フェスティヴァル管(Chesky)、ブーレーズ/フランス国立放送(Concert Hall Society)の4種。

               これだけでも、4種を取っ替え引っかえ聴く、などということはない。もう2年くらい、ハルサイは聴いていないのではないかと思う。
               そんな状態で、この曲のCDがこれ以上欲しく感じることはほとんどない。

               ヤフオク! でCDを見ると、ちょっと廃盤というだけでそうとうな額を付けている常連出品者の方がいて、もちろんどんな価格をつけようが勝手だが、何だかとてもイヤな気になる。
               もちろんそんな出品はもとより、ふつうのディスクに1,000円前後の値が付けられているだけでも、入札はない。
               その反対に、100円くらいの開始価格には入札が群がる。その即決価格が300円くらいでも、買ってしまわず、ジワジワと競ってゆく。
               こういう人たちは競りを楽しんでいるので、ディスクはさして欲しくないのか、と思う。
               両方とも、見ていて、“あ〜、レコードが愛されてこなかった文化なんだな”と感じる。

               話題が逸れました‥‥。

              SL-PS700(改)で聴いてみた。

              0
                 夕飯前、2時間弱、Panasonic SL-PS700でいろいろ聴いた。

                システム

                 Marantz CD5001もACプラグを挿していたが、ほとんどスイッチは入れないまま。

                 パーツ交換直後は、SL-PS700も遠慮なく音が出てくるようになったと感じたが、ソースによってはさらに丸みが増したような感じのものもある。
                 CD5001は、はっきり音が濃く…‘濃ゆ〜く’なっているのがわかり、悪く言うと厚かましい、ないし押しつけがましい出音になった感を持つ。

                 CD5001、逸品館モデルに乗っからずに平滑コンを KWにしておいたらもっとソフトな音になったかな‥‥ということは多分なく、それぞれのデバイスと回路のキャラが、パーツの高品位化によって滞ることなく表てに出始めたということだろう。

                今日の試聴盤

                 最初に、ワルター/コロンビア響(Sony Classical 'INTEGRALE')でベートーヴェンの第5。
                 この仏Sony盤、発売時にマスタリングにうるさい向きに評価された、という記憶があって、2ちゃんねるのこ こ(広告は無視してください^^;。175カキコ以降、話題になるので、そこから以下をリンク)に、『クラシックプレス』に言及されたことがほんとうなら、平林直哉氏に評価されたということのようだ。
                 『クラシックプレス』は2003年に休刊になっているが、INTEGRALEシリーズは (C)2001とあるので、同誌に言及されることはありうる。

                 この2ちゃんねる板では「仏蘭西ソニー」の音を評価する投稿者が多い。
                 同じSBMリマスターでもフランスのは違う、云々、とか。
                 が、この‘INTEGRALE’盤の音質はどう聴いても、ナチュラル派の平林氏が評価しそうな音ではないように感じる‥‥低音ふくよかで、高音まったりなのである。
                 というわけで、SL-PS700で聴きながら、寝てました…。
                 もっとも、この音、決して悪いと思わず、平林氏が評価していたとしたら、それはそれでけっこうなこと。

                 次に、じつは購入してから全曲通して多分聴いたことのない、ベーム/ベルリン・フィル管楽アンサンブルによる、モーツァルトの管楽セレナード『グラン・パルティータ』。台湾プレスの千円盤。
                 これも全篇、刺激のないまろやかそのものの音。もう少しクラリネットの艶などが出てくるかと思ったが、以外に地味にブレンドされた音。
                 音楽そのものはしっかり聴けました。

                 それから、リヒター指揮によるバッハ:カンタータ集の国内盤(O.I.B.P.リマスター)から、冒頭曲、第140番《目覚めよと呼ぶ声が聞こえ》。
                 バッハのカンタータの最高峰6曲がリヒター指揮で集成された便利な1組だが、O.I.B.P.マスタリング音源の日本プレスは輪郭がキツめに聞こえる。
                 デフォルトの SL-PS700でさえ、ちょっと聴きづらく、こういうソースのために Marantz CD5000(手放した)が重宝した。

                 が、それが今の SL-PS700では何とも聴きやすく聞こえる。
                 弦のユニゾンは古楽器はと全く違ってブ厚く響くけれど、耳に痛くない。ヴォーカルもしっかり聞こえつつキツくならない。
                 お〜、これはゆっくり聴けるなあ、と、タイトル曲の第4曲「シオンは物見らの声を聞けり」まで来て、あの、弦のほんとうにブあつ〜いコラールが鳴り出す。

                 ここで演奏を中断し、マランツ CD5001の電源を入れて同じ第140番の第4曲を。
                 CD5001ではさすがにO.I.B.P.リマスターの弦合奏はキツいだろう、と思ったが、たしかに輪郭感はずっと明瞭になるけれど、音場の奥行きはむしろ CD5001のほうがきちんと出る。ふつうのハイファイ、の方向である。

                 が、今夜は CD5001では続けて聴かず、SL-PS700にアンプのセレクターをもどし、都はるみの《古都逍遙》を。
                 これはよかった〜。ヴォーカルもバックのオケも、豊麗そのもの。
                 SL-PS700改造後、これがいちばんよかったかも^^。

                 日本のポップスをあと少し聴いた。SL-PS700は、洋楽ポップスより日本の‘歌謡曲’の音作りに合った再生をしてくれる。
                 が、この種の楽曲を続けて聴くと、私はちょっと胸焼けする感じなので、バッハ:《ゴルドベルク》の主題(終奏)をロザリン・トゥレックでかけて、今夜の‘レコードコンサート’はおしまい。

                SL-PS700、やっと2回めのパーツ交換…。

                0
                   Marantz CD5001のパーツ交換、ぼつぼつすることがない。
                   前に書いた、パワー・ドライバーICのバイパス・コンデンサーを SANYO WG 1,000μFにしたのが大げさすぎ(下写真、左)、元の汎用220μF+セラミック・コンにもどす。

                  SANYO WGから元の形へ。

                   日ケミ SRG 16V220μFは、低背で径が大きめ。東信の汎用・UTES の16V220μFは定格リップルが190mA(85℃、120Hz)であるところ、日ケミ SRGは290mA。
                   ドライブの動作は全然変わりない。WGにして速くなりもせず、SRG 220μFで遅くもならない。

                   ついでに、DAC・CS4392のデジタル電源バイパスも、SilmicII RFS 25V47μF(オペアンプやDACアナログ電源のパスコン用に買った予備)にした。
                   これで CD5001の‥‥第9次! パーツ交換終了。一回基板をはずすごとにインシュロック・タイを3本切って捨てるので、インシュロックがどんどん減る。いっぱいあるので消化できます^^。

                   ここら辺で、Panasonic SL-PS700の第2次パーツ交換にやっと着手。

                  SL-PS700、第2次部品交換-1

                   初回、電源の平滑コンとレギュレーター出口のコンデンサーを増量した。
                   この補完で、今回はアナログ負電源の平滑を1,000μFから2,200μFに(正電源側は前回すでに2,200μFにしてある)。

                   デジタル電源の正電源側の、並列の1,000μFを、元の汎用から、上で抜いた KW 1,000μFにする。
                   これで平滑は全てニチコン KWになる。

                   アナログ電源の整流(両波、2本)は、先にサンケン RL2Zに換えてあり、聴きやすい音なのでそのまま使い、デジタル電源の整流(正負、ブリッジ)を、ショットキー 21DQ10×4本とした。
                   元のとおり、フォーミングして垂直にハンダづけ。
                   元のダイオード・1SR35200は、筐体(塗装)が美しい、面白いものだが(たぶん200V1Aの汎用)、リードは磁性体だった。

                   FL表示電源(約 -31V)を作り出す負電源は、アナログ負電源側に倍電圧を2段重ねているような回路。
                   ここには、音はキライだった Vishay UF4003を2本。
                   ほかにも元の 1SR35200が数本あるが、整流動作をしないのでそのままにしてある。

                   アナログ・ラインアウト出力にあったインダクターを撤去してジャンパー線にしていたところに、ソリスト(東京電音。現・イーグローバレッジ) 1W金属皮膜の47Ωを置いた。
                   非常に大きいのでリードをぐ〜っと曲げて実装。
                   抵抗の‘ソリスト’はちょっとしたブランドで、この1W金皮はネット上でも好評だが、大きいし、使うところがなかったのだが、コンデンサー購入のついでにアスカさんで買ってみた。

                   ほかには、クロックの発振子の2端子をつなぐ抵抗や、クロック信号が通ると思しいラインの抵抗に、PRPや DALEの残りものを入れた。


                   あとは、アナログ・アンプのパスコン‥‥といっても、5基あるオペアンプに対して、+/-8V(7.9V)電源の出口に10V100μFが1本ずつあるだけ。
                   各オペアンプ電源にデカップリングとしては何もない。低周波アンプはこれでも何の問題もないのだ。

                   さすがにこの100μF×2本は、オーディオ用 Pureismなので、ちょっともったいないのだが、SilmicII RFS 16V220μF×2とする。

                   DACのアナログ電源は、レギュレーター(Tr+ツェナー)出口にある100μFは Pureismだが、ピン近くにあるのは汎用なので(6.3V330μF×2。容量は奢ってある!)、同じ値の RFSにした。

                  試聴
                   CD5001は、変わりはないようだが、耳が慣れたせいかちょっと聴きやすい。

                   SL-PS700は、ピアノ音で、余韻をボワンと響かせるのは得意ながら、実体感のある打鍵が苦手だったのが、かなりしっかり響く感じになっている。
                   これは予想・企図どおり。

                   トレード・オフといったらいいか、オリジナルの、音のザラついた表面を見せないソフトフォーカスは明らかに後退し、高域が抑えられずに出てくる。
                   シェリングの弾くブラームス(仏RCA)は、ノイジーな部分も遠慮なく出しつつ、しかし身上の透明な、何ともいえない美しさはちゃんと出てくれる。
                   つまりは、オーソドックスな方向に推移したようだ。

                   ピアノ楽曲は、実体感が出てきたとはいっても、素地に平面的なところがあるので、CD5001のほうが立体感が聴ける音源が多い。

                   SL-PS700には、ポップス系のヴォーカルが期待できるように思えるが、ペギー・リーもネヴィル・ブラザーズも CD5001のほうがしっくりくる。
                   YouTube上に CD5001を音源に使った動画がいくつかあるが、YouTubeの試聴でも、軽やかなリズムが、倍音域の軽い強調によって気持ちよく聞こえる、そんな音づくりであり、そんな音源がよく合うことがわかる。

                   はてさて、電子部品遊びもそろそろ、ですかな。

                  CD5001、ぼつぼつやることなし。&ハンダの空リール…

                  0
                     Marantz CD5001、まあよく鳴ってはいます。
                     電子部品オーバードーズは続きながら、これ以上音に関わりそうなパーツで換えられる or 換えてよくなりそうなところは見当たらない。

                     モーターやピックアップにパワーを送ってやる、機器内で多分いちばん大電流を扱う、TA2125AFのパスコンを、前回の交換で、オリジナルの16V220μF+0.1μFセラミックから、マザボ用の SUNCON(SANYO) WG 16V1,000μFに交換している。
                     WGは超低ESRなので、反共振を恐れてセラミックを撤去し、そのホールに WGを挿した。

                     ここが心理的にちょっと気になり、やはり高周波バイパスにセラミックがあったほうがいいのでは、とも考え直し、元にもどそうかと‥‥。

                     汎用16V220μFは日ケミ SRG(16V220μFは、どういうわけか SMGよりリプル定格がちょっと大きい)があったし、CD2300から抜いてある AVXの積セラを使いましょう。
                     SL-PS700の第2次パーツ交換のついでに、ちょこっと。

                     ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

                    KR-19の空(から)リール

                     ずっと愛用してきた日本アルミット KR-19のカラになったリール。なかなか捨てられないで、机の上に置いてある。

                     この一巻き、いつから使い始めたのか定かではないけれど、100g(長さは書いていない)、使い切りました‥‥すでに新リール開封、使用開始ずみ。
                     ごくろうさんでした〜。

                     2007年までに、エレキットの管球式CDプレーヤー TU-878CDを作った時に使っていたはずで、2009年、蔵書処分後のストレス解消に、〈お気楽オーディオ〉さんの DAC1794-1.5を作ったあたりから、休むことなく使い続けた。

                     このところはメーカー製CDプレーヤーの部品交換ばっかり。
                     ‥‥‥‥ ふぅ〜。

                    CD5001−整流ダイオードはむずかしい〜。

                    0
                       電子部品オーバードーズ‥‥まだまだ昂進中〜。

                      Marantz CD5001

                       マランツ CD5001(上画像はネットから)の整流ダイオード‥‥デジタル系をいったん 21DQ10に換えたものの、整流後のDC値が14.6〜14.75Vくらいになる。
                       気のせいか、汎用〜FRDのときより、この部分につながる三端子レギュレーター 7808の放熱板が熱くなるような…。
                       ディスクを演奏し始めて10分も経つと、放熱板の側面に、指を2秒まで触れていられても、3秒めにアチチ、となる。

                       う〜ん、ちょっとな〜、と、SL-PS700のFL表示電源に使う予定だった、FRDの 11DF4に換えた。
                       カソード側に出る整流後のDC値は14.4Vくらい。
                       SBDにすると、0.25Vほど高くなるわけである。

                       FRDのほうが安心できるのでこれに決め、リレー部分でこのラインにつながるみたいなスイッチ制御電源もSBD、11EQS10をやめ、汎用の 1N4003が残っていたので、こちらにした。

                       この時、FARAD社のマイラーにしていたLPFの1,200pF(DACの差動2出力をまたぐ)を、もういちど APSにした。APSは220pFの部分では音が甘くなりすぎたようだったが、1,200pF 1ヶ所のみとし、‘逆スパイス’にする。

                       これでボンネットをあけたまま、ヘッドフォンでモーツァルトの弦楽三重奏のディヴェルティメント(アマデウスQ、DG)を聴く。
                       うむ〜、高音はSBDの時より落ち着くが、むしろチェロの演奏ノイズあたりが耳につくような。
                       スピーカーでちょっと聴いても、なんだか中域に演奏ノイズが出てきて、品位が低く感じる。

                       まずいな〜。
                       やっぱりデジタル系電源(両波、2本)は、21DQ10にもどすか。
                       SL-PS700用に6本(2本は予備)、土曜の仕事のあとに買っていたので、2本使う。
                       スイッチ制御電源の 1N4003もイヤなので、音のかかわる部分には入れたくないが、ここは関係なかろうと UF4003にした。

                       LPFの APSも、予備に買っていた FARAD社EOLシリーズにもどし。
                       ついでに、もう毒を食らわば、と、いちばん電力を食うパワードライバーのパスコン(16V220μF+セラコン)を、セラミックを撤去し、ずっと箱に残っていた SUNCON WGの16V1,000μFをド〜ンといった。
                       SUNCON(SANYO) WGは、音がかかわる部分に使うとザラついた音になる。これは、電解膜が最化成すればたいへんまろやかな音になるということだが、いつも待てない。
                       今回は音声信号の生成・増幅に関係なく、ピックアップやモーターのドライブ電源なので、強力なほうがいいだろうということで。

                       これでヘッドフォン試聴。
                       ふむ、これはよろしい。
                       やはり、高域に若干キツさは出てくるが、全体に品位がぐっと上がって、ディヴェルティメント K.563、いくらでも聴いていられる。
                       ヒートシンクは熱くなる(11DF4の時には 21DQ10の時よりずっと発熱が少ないというわけではない)が、どんなブランドであれ三端子レギュレーターにはサーマル・シャットダウン機能くらい付いているだろうから、鳴っているうちはこれでいきましょうか。

                       ふひ〜、やれやれ。
                       CD5001は、8次くらいまでのパーツ交換計画(と実施)になったけれど、SL-PS700の第2次交換の参考材料はたくさん手に入りました。

                      パーツ交換計画書〜Wordのドキュメント

                      パソコンの「マイ ドキュメント」内「CD5001」フォルダにできたパーツ交換計画書。

                       この CD5001、なかなか強固な設計コンセプトを持っていると見受けられ、CEC CD2300のように、手を入れてゆくとすぐ‘私の顔が見えてくる’ということにならないのが面白い。
                       たぶん SL-PS700は、もっと強固な個性を持っているだろうから、「自分の音」になりすぎて自己嫌悪に陥る危険は少ないかも、とか…。

                      試聴後感想

                      試聴ディスク

                       パーツ交換直後、電圧測定のあと、放熱板の発熱などを見つつ、最初の試聴盤(ヘッドフォンで)にしたのが、アマデウスQメンバーによるモーツァルトのディヴェルティメント K.563(左上)。
                       元来ヴァイオリンがキツめな演奏ではある。しかし、現状でそう聴き疲れする音でもなく、品と厚みがある。

                       朝になり、スピーカーから音を出して、フリードリッヒ・グルダの自作自演《ゴロヴィンの森の物語》(上右)を聴いてみた。
                       低域の「ゴロ、ゴトン…」というノイジーな響きが全篇にあって、それは併録のシューベルトのほうが気になるのだが、今回の調整では、ゴロゴロはするがそれがさして気にならない。
                       《ゴロヴィン‥‥》はリアリティと厚みのある、これまでこのディスクから聴いたことのない音だ。

                       ルビオQのショスタコーヴィチ(左下)もいい。刺激性がなく、やや引っ込みすぎる感もあるが、バランスがよく、品位が高い。

                       オーケストラ曲はまだほとんど再生していないが、《Lighter Elagar》(EMI、右下)の中の《愛の挨拶》は、管楽器などの細やかさと艶も今まで聴いたことがないほど、全体に充実した響きで鳴ってくれた。

                       LPF 1,200pFにニッセイ APS、デジタル電源整流に 11DF4の時となぜこんなに違うのか、じつに不思議だ。
                       デジタル電源の整流後、0.25Vの電圧差は、500mA流れるとしたら(としても? )7808で熱になる電力(増加分)は0.125Wだから、ま、いいか。

                       当初の CD5001の音は、高域の輪郭、つまり音楽の輪郭は鮮明だが(ただし艶はない)中域の押し出し感が乏しくて、3ウェイのスピーカーならミッドレンジが貧弱で、3ウェイのつながりが悪いという感じだった。

                       その中域部分が十分に推し出してきて、厚みと適度な艶が乗ってきた、というような。
                       中域が密になることのトレード・オフというべきか、やや混濁した感じは出てきたかも。

                       「私の音」が顔を覗かせてきているものの、CD2300のように神経質になってこないのはさすが。
                       今の状態で、一代あとの後継機・CD5003よりも音のクオリティは確実に上だと思う。
                       加えて薄型のデザインも好きで、ちょっとこれで聴いてみましょうか。

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                      内田光子,モーツァルト
                      神韻縹渺。
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                      やっぱりこれは、音楽の世界遺産!
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                      ベルリン放送交響楽団,チャイコフスキー,フリッチャイ(フェレンツ)
                      ※クラシックで1枚、といったらコレ!! 新しい国内盤が出ています。
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                      D. Shostakovich
                      ムラヴィンスキー/レニングラードの決定盤!!
                      求めやすい alto盤が、Amazon.co.jpにも入りましたので、入替えておきます^^。
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                      ミヒャエル・エンデ
                      “虚偽”の時代への警鐘!
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                      野口 晴哉
                      やっぱりこれは入れておかないと…。
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                      永沢 哲
                      整体の創始者・野口晴哉の核心に初めて思想研究として迫った力作!!
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                      上山 和樹
                      ‘本館’に所感をアップしてます(^^)。
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                      丸山 圭三郎
                      小冊子ながら、限りない示唆に満ちた名著
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                      F.デヴィッド ピート
                      ‘シンクロニシティ’を可能なかぎり、‘トンデモ’から離れて説いた良心的な一書。
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