サンケン RL2Z、日ケミ汎用品など投入。

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     ‥‥先週は代講の仕事が入り、かつ深夜はネット・ググりっぱなしで、睡眠不足の上に睡眠不足が重なり、やっと日曜にぐっすり寝たが、身心が緩んだしるしで、お腹をクダした^^;。

     ケンウッド DP-7050のパーツ交換は、ぼつぼつ触われる部分もなくなってきており、TDA1547のアナログ電源パスコンに入れた MUSE KZ 100μFではどうにも高域寄りで低音が出ないので、ここらへんをいじってみようと思っていた。

     その途中、CEC CD2300から、ちょっと浮気をして、隣室に立てかけてある、DP-7050と同時に落札した、DENON DCD-1515AL(改造一切なし)を入れてみると、相変らずの‘ツルツル系美音’ながら、音楽を聴くに際してはとても感触がいいことに、改めて気づいた。

    DCD-1515AL

     自分が手を入れてゆくと、音の細かさがどんどん深まってゆくが、音楽を聴く上では煩わしくなること多々。DCD-1515ALは、さすがにメーカー製のバランスの取れた、しかもそれなりのクオリティの音が出る。

     16年前に、同機種の中国製造品を求め、音に不満があったのではなく、演奏時のメカ・ノイズのうるささで手放したのだが、今回のは Made in Japan、同じ機種だったのだろうか、というほど、いろいろなディスクでメカは静謐だ。
     CD2300は手放し、DCD-1515ALで行こうかと考え始めている。

     DP-7050のほうは、整流ダイオードをサンケンのFRD、RL2Zに換えるべく調達してあったが、先週まで交換できなかったので、オクで求めた10本セットの中から、順方向電圧を測って近いもの5本を選んでおいた(1本は予備)。

    用意したパーツ。

     TDA1547のアナログ電源には、ニチコン KWを用意してあったが、日ケミの汎用品にしてみようと思い、ヒロセ・パーツセンターは SMGを置いていた、と行ってみて、16V220μFを買って帰ってよく見ると、SRGという品種。ググってみると、SMGの小型化シリーズとのこと。が、16V220μFにかぎっては、SMGが6.3Φ×11mmなのに対し、SRGは8Φ×9mmとズングリ型で、体積はむしろ大きい。
     データシートを確認すると、同定格での定格リップル電流は、SMGが250mA、ニチコン KWが260mAに比して290mAと多い。105℃品の KMGにいたっては180mAと少なくなる。

    KMG、SRG投入。

     オペアンプ電源のほうは、105℃品の KMG 25V1,000μFを入れた。
     この形で ― オペアンプ初段のゲイン決定抵抗も10kΩにして、ゲイン1とした ― SRGに期待して聴いてみたが、室内楽の、たとえば高域のキツめな、ERATO盤のフォーレのピアノ五重奏では、ヴァイオリンの音がギスギスしてキツく、音に魅力もない。
     ちょっとハズれな感じだ。ここはやはり KWだろうか。

     原因はどこかはっきりはわからないが、サンケンの RL2Zは、リードも太くて信頼感が大きい。

    RL2Z実装部分。

     左に見える黒いビニールで覆われた針金は、ケーブルを束ねるためのものだが、何度も曲げていて、今回の作業中に根元から折れたので廃棄した。これは要らないだろう。
     
    ここで思いついたことは‥‥DACまわりに大きな ASCと UPZを山盛りにしたけれど、見た目にゴージャスながら、機器・基板の規模からして不釣合い感は否めず、もうちょっと小ぢんまりしたフィルムコンにしてみても、ということ。

     LPF系の小容量のは UPZでいいとして、TDA1547の電源パスコンには、パナソニックの ECQV(積層ポリエステル)あたりはどうか、などと…。
     元々付いていたフィルムコンが、松下のポリエステルっぽいものだったので、同じような品種にもどることになる。
     ただ、メインの1μFは、ECQVは DP-7050付属のものより若干大きいらしく、また ECQVはネット上の評価も概ね、よい。
     電解にパラうものも、単独のデカップリングも、いちど ECQVにしてみよっかな〜^^;。

    フリー・セキュリティ続報

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       Avira+Comodo Firewallで‘今まで比較’(=当社比較、みたいな^^)のかぎり最も軽快なPC操作、ネット遊びを楽しんでいたが、Aviraの定義ファイル更新時に、PCの動きがフリーズ同様に遅くなり、しかもそのあげくよく更新に失敗し、コントロールインターフェイスを起ち上げると黄色い文字で警告が出ている。

       ちょっとこの重さとトラブルには閉口し、ではどうしようか、ということで、もういちど avast!にしてみよう、となった。
       しかし、avast!をそのまま全サービス入れると、以前同様重くなることが予想されたので、カスタムインストール(の選択が、インストール時に出る)にしてみた。
       すると ― スクリプトシールドのみがインストールされた! こんなの‘カスタム’でもなんでもない^^;。もっとも、この選択は他のセキュリティと併せて使う前提なので、仕方ないかもしれない。

       では、完全インストールから、Windowsの〔プログラムの追加と削除〕で〔変更〕しようとすると、ファイルをネットからダウンロードしようとするので、めちゃくちゃに時間がかかる。
       反対に、スクリプトシールドだけの簡易インスト状態から〔変更〕を行なうと、簡単にPC内からファイルをコピーし始め、即完了。これは、たまたまそうなっただけかもしれないが…。

       選択したのは、8種のリアルタイムシールド機能(avast! 7)のうち、ファイルシステムシールド、ウェブシールド、メールシールド、スクリプトシールドの4つ。P2P、IM、ネットワーク、挙動監視は省いた。

      avast! 選択インストール

       avast!は(だけではないが)、全サービスをインストールした上で、インターフェイスパネルから〔停止〕すると、タスクトレイアイコンに〔!〕マークが出て、「完全には保護されていない」」という警告モードになる。
       が、全てをインストールしていない状態では、インストールしたサービスが全て動いているかぎり、「お客様のシステムは全て保護されています」となる。

       次に、Comodo Firewallのほうも、動作を軽くするため、Defence+を停止することにした。
       これも、パネルから停止すると、警告モードになるが、Defence+の設定画面から「Defence+を完全に停止する」にチェックを入れてPCを再起動すると、完全に止まるらしい。
       この状態では、パネルの盾マークも緑色になっている。

       今回も、より軽いフリーのファイアーウォールがないか調べてみて、Kelioというのが、設定はややこしいが軽い、という情報が多かったが、すでに Kelioは、ベンダーが Sunbeltなるところに買収され、さらに VIPREなるブランドになってしまっており、フリーのファイアーウォールはなくなっているようだった。

      Comodo Defence+停止状態

       このような状態でしばらく使っているが、これまた Avira+Comodoに匹敵するかそれ以上に軽い。
       この状態では、PC内のプログラムの挙動検査は手薄だが、とりあえず‘対策はしている’状態にはなっているだろう。

       avast!のウェブシールドは、「インテリジェントストリーム検査」をはずすとブラウジングが若干速くなる可能性がある(仮想実行しない)ので、はずしたが、それでも早速、2ちゃんねる系掲示板のひとつで、マルウェア発見のアラートを出した。
       誤検出の可能性はあるが、安心感もある。avast!の定義ファイル更新も、更新中はPCが重くなるが、Aviraの時ほどではない。

       今回、Aviraのアンインストール後、まちがってメールソフト Becky!まで(すぐ下なので)削除してしまい(Aviraが削除されていないと見間違えた)、再インストールし、全ての設定を引き継がせても、古いODNのアドレスのメールボックスだけしか復活していない。
       困って Windowsの復元をしてみると、全てもどったが、今度は Aviraが中途半端に状態で残り、〔プログラムの追加と削除〕に表示されるが削除はできず、フォルダも削除できなくなった。

       そこで、もういちど Aviraのインストール.exeをDLし(Zipなどでないので、18分くらいかかる~~)、再インストールしようとしたら、「削除」が選択できたので、それで削除すると、プログラム一覧からも消え、フォルダも削除できた。

       この時、Aviraのインストール・プログラムが「互換性のないソフトウェアのスキャン」を行なう。
       この前には Spybotが引っかかったのだが、こんどは、先に Comodo Firewallを入れていたので、Comodoを互換性のないソフトと認識し、削除せよ、と出た。
       どうもこのあたりが、Aviraの更新時の重さや障害に関わっていたのではないかと疑う。

       ―― というわけで、この土日はまたPCのフリー・セキュリティ・ソフトにかかずらい、CDプレーヤーのパーツ交換はできなかった。
       ブラウジングが軽快になったが、それでナニをするのやら‥‥早速、音楽CDの情報を、ショップから個人ブログまで探し回っておりま〜す。
       小人閑居して不善を為す…。

      フリーのセキュリティ・ソフト探索

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         ‥‥今日(14日[日])は、14日ぶりに在宅のお休み。台風や、オデオ・フェアで^^なかなか散髪に行けず、55日ぶりくらいで床屋へ行った(スッキリしたぁ〜^o^)。
         土曜深夜から、何をしていたかというと、CDP改修ではなく、フリーのPCセキュリティ・ソフト探しと試用にウツツをぬかし、朝を迎えた。

         CDプレーヤー改修用の当面のパーツは、店頭で入手できなかった、サンケンのFRD、RL2Zをネットオクで入手し、揃っているが、日付が変わると日よりがよくなくなる(15日は三碧なので、八白の私の本命は北[坎宮]に回るので、よくない^^;)ので‥‥というより、ネットを見ているうちに朝も5時になったので、来週にすることとする。

        RL2Z

         サンケン RL2Z(画像はオク出品者さんのもの。2人ほどが出品されている)は、リードが太いので、ちょっと基板の穴が心配。色が、よく使う日本インターの、黒地に銀の印字と違い、やや茶がかった黒に、濃い赤茶で印字されていて、ちょっとおしゃれな雰囲気である。

         さて、このところずっと、ウイルス・チェッカーには、フリーの avast!を使っており、重いほうではないけれど、私のPCのあまりの低スペックに、やはり体感上、とくにブラウジングで重さを感じ、もう少し軽くてしかも信頼はできるものがないか探した。

         情報としては、以前コメントをくださった、ソフトに詳しい方がメールでご教示くださり、参考にしつつネット上の評判を見てみた。
         その中、Aviraのウイルス対策が軽い上に検出率も高いとのことで、入れてみた。avast!のWEBシールド(仮想サーバー上で安全検査する、らしい)にそうとうするサービスは、あるツールバーを入れないと使えない、との不評が見られたが、そのインストールを聞いてくることなく、なしのままインストールされた。

        Avira コントロールセンター

         ウェブもメールもとくには保護されないが、とりあえず悪質プログラムが起動した時に警告してくれればよい。

         続いて、avast!常用時には、ファイアーウォールは ZoneAlarmをかなり長く愛用していたが、PC Tools Firewall Plusなるものを試してみた。ファイアーウォールを変えただけでも、かなり体感的に速くなってびっくりしたのだが、PC Toolsは、開発元がすでにシマンテックに買収されてもおり、アップデートが「retire」された、というウインドウが出たので、ぼつぼつやめたほうがいいのかな、と思った。

         そこで、世評も高い Comodo Firewall。じつは、avast!使用時に一度入れてみたが、なんと、メールソフト Becky!2が、起動はするが全く通信不能になった(わずかだが、この現象の情報はある。こちらの、上から7番目の項目)。
         それで、大慌てでアンインストして PC Toolsに変えた。が、今回のインストールでは、起動後、プログラムの許可/不許可を聞いてきて、許諾すると問題なく送受信できた。

        Comodo コントロールパネル

         Comodoは、起動後、タスクトレイ・アイコンが[!]のままになったり(Comodoの終了→起動で赤い盾が戻り^^)、インストール時に聞いてくると言われる、ComodoDragon(Chromeベースのブラウザ)や GeekBuddy(ユーザー・サポートらしい)が、ダイアログなしに自動で入ったり、ちょっと不快だったが、あとから削除した。

         Comodoには、「日本語版」は、まだない。が、こちらで、日本語の言語ファイル .langセットが配布されており、これを頂戴し、コピーないし移動して、Comodoのインストールされているフォルダ内の[COMODO Internet Security]→[translations]フォルダに入れてから Comodo Firewallのパネルをあけ、[More]→[Preferences]→[Appearance]で日本語を選択すると、自動的に再起動のような振舞いをして日本語化される。

         GeekBuddyは、あってもいいかと思ったのだが、これのコンポーネントがいくつか、CPUを休ませなくしてしまっているようで、冷却ファンが回りっぱなしになったので、アンインストした。
         サービスが常駐し、アンインスト(Windowsコントロールパネルから)の際、インストールシールドがフリーズする如くに止まったので、タスクマネージャから、関連すると思しい .exeをいくつか終了してからアンインストしなおすと、フォルダごと消え去り、ファンも止まるようになった。

         インストール、アンインストール後のPC再起動直後、Adobeのフラッシュのアップデートは出るわ、Aviraの広告は出るわ、その上 Comodoの初期設定等で、デスクトップはフリーズ状態^^(↓下)。数分、気長に放置したら、何とか落ち着き、フラッシュのアップデートもできた。

        デスクトップ、フリーズ状態。

         Comodoには、PC内部監視の Defence+がファイアーウォールと2本柱になっているが、動作を軽くしたいので、プログラム関連の監視は Aviraに任せ、「無効」にしている。
         どのみち、昨今の遠隔操作ウイルスのようなやっかいなものは、こういうソフトだけで止めようがなさそうだし、Defence+は、ウイルス・チェッカーのように日ごとにアップデートされるものではないから、ということもある。

         この状態 ― Avira+Comodo Firewallで、avast!+PC Tools Firewallの時よりも、明らかに体感上、ブラウジングが速くなった。Becky!の起動なども速くなったようだ。
         ムダな時間を減らすための、軽いソフトの探索・試用だったが、それ自体に膨大な時間を費やした上、さくさくとネットが見られるので、より長時間見てしまいます^^;。う〜ん、CDなんかが欲しくなったり。

        [10.16 追記]
         Avira+Comodoで今までより速いブラウジングを楽しめているが‥‥ Aviraの定義ファイル更新前に、広告ウインドウが出るのだが、そのあとに更新のポップアップが出ない。コントロールセンター(ウインドウ)を起動すると、「保護されていません」の警告が。
         おいおい、それ、ポップアップしてくれないと^^!!

         で、手動で定義ファイルを更新すると(けっこう時間が…)、今度はタスクトレイの赤地に白い傘の常駐アイコンが消えてしまった!
         ウインドウを起動してもアイコンは再起動しない。
         こちらには「タスクトレイにアイコンが表示されないときや、傘が閉じた状態になっているときは、常駐保護が正しく行われていない場合があります」とあり、さらに「Windowsを再起動すると正常な状態に 戻ることが多いようです」と。メンドクセ〜~~。

         仕方がないので Windows再起動。傘は…出ている^^。が、こんどは、Comodoのタスクトレイ・アイコンが黄色地の[!]に。
         まあ、こちらは、その黄色くなったタスクトレイ・アイコンを右クリックし(機能は生きている)、「終了」でいったん消してからアプリ(ウインドウ)を起動させると、初期化ウインドウが出て、タスクトレイに赤地に白い[C]のアイコンが現われ、めでたしめでたし。

         と、更新やOS再起動にかかわって若干の不具合がないでもないが、常のブラウジングやソフトの起動・動作が軽くなることは、他に代えがたい。
         しばらく使って、さらに不具合が起きるようなら、また別のソフトを‥‥。
         まあ、この辺のソフトは、オデオのコンデンサーみたいに‘換えてみる’でいいでしょう。双方とも、基本性能を満たしていることが必要だという点でも、似ている‥‥いや、似てないか^^;。

        球フェアのオフ会で石のハナシを…^^;。

        0
           去る10月7日(日)、8日(月/祝)には、恒例の《真空管オーディオ・フェア》が行なわれた。

           え〜‥‥で、私、球にはもう…いや、今んところ縁がなく、興味もあまり、なのだが、去年来、このイヴェントで きゃーるさん、元新潟のUさん、人修羅666さんと落ち合ってプチ・オフ会となるのだけが楽しみで、足を運んでおりまス^^。

          私のところで宣伝するのも僭越なので、小さ〜く^^;。

           当日は、めっずらしく、日曜午前の都心での仕事を引き受けていたので、その流れで(つまり主たる交通費、仕事先持ちで^m^)顔を出させてもらった。
           前日は、慣れない^^;早寝で却って全然寝つけず、しかし2時間仕事したらアキバだ、と、遠足の前日の子どもの心境(だからよけい寝つけない?)で、いそいそと出かけた。

           とりあえず、山手線1.5周でお昼寝。
           オフ会メンバーさんたちは午前10時ごろからみなさん会場内で積極的に試聴などされていたようで、しかし私は会館内のイヴェントにはほとんど興味なく、まずアキバに出て、前日までいろいろググって好評の見られる、サンケンのFRD、RL2Zが鈴商にあるようだったので、行ってみたがなく、ネット通販は別とのこと。帰ってからサイトを見ると、私の問合せで在庫がないのがわかったのか、消えている^^;。

           アキバでは、千石でニッコームを買ってから、ソバを一杯すすって損保会館に向かった。
           今回は出会わないかなー、と思っていたらお三方。
           そのあとはファミレスでプチ・オフ会。去年どおり、楽しく情報交換いたしました^^。

           で ― 天邪鬼な小生、球フェアの飲み会で石のハナシを^^;。
           当日、あるブロガーさんの、こちらの記事をプリントアウトして持参。
           こちらに、サンケン RL2Zがなかなかいい旨書かれており、しかし、さらに Cree社のSiC(炭化ケイ素/シリコンカーバイド(=カーボランダムの成分))を使ったショットキーバリア・ダイオードが、「レベルが違う!」とあったのが印象に残ったのだが、きゃーるさん、「じゃすぐ注文しなきゃ!」と早い早い〜。

           当日、私はだいたいの想像で、「耐圧800Vくらいのはあるんじゃないでしょ〜か」とか無責任に言っていたが、RSオンラインで手に入る、この C3シリーズは、電圧では600Vと1200Vの2規格しかない。
           が、1200Vあれば、今までのかなりの整流管や高耐圧FRDの置き換えに利用できるのではないか。

           ‥‥というようなことを話していた。「次元が違う」という驚きの好評の一方で、整流管から音質的に換える理由は見当たらない、というのまで、感想はいろいろ。

           じつは、仕事がすんでから、仕事先近くのレコファン池袋店が、8日で閉店ということで、何かあれば、とちょっとゆっくり見ていたが、さして目ぼしいものはなし。
           中で、いつ入荷してたんだろう、という、ヴァント/ベルリン・フィルによるブルックナーの交響曲第7番(RCA)の輸入盤が745円(945円の200円引き)。
           ヴァント/ベルリン・フィルのブルックナーは、出た時に第7、8、9番全て新盤で買った。けれど、ジュリーニやザンデルリンクを聴くと、ヴァントのブルックナーはどうにも厳しすぎて、息ができない感じなるのを覚え、処分していた。最近、第7だけはあっても、と思い、Amazonの安い海外ショップで買おうかとも思っていたので、盤面を見てきれいだったのでゲット。

           この週は、ネットで、しばらくぶりにちょい高価な本も買ったので、画像はそちらといっしょに…。

          DP-7050、送り出しアンプCR定数変更…。

          0
             日曜日、午後に起き出し、ゆっくりネットを見てから洗濯、散髪、買物…と目論んでいたら、ゆっくりネットをやり過ぎ、台風が急に「来たよ!」。
             で、傘もさせないくらいの雨風になった。

             夜間、賃貸の建物が大風で揺れるのを感じながら DP-7050の再改修に。

            DP-7050、再? 改修。

             今回は、TDA1547のVSUBデカップリングも ASC(0.1μF)にし、アナログ電源のデカップリングを MUSE KZにしてみようか、ということ(水色の○内)と、ちょっと大きな変更は、送り出しアンプのLPFの定数を、抵抗から変えてみよう、というもの(緑色の○内)。

             クロック直近のディップマイカもやめて、+/−電源とも、470μF(ニチコン HV)には、UPZ 0.01μFをパラった(黄色い○内)。
             今回で、チャイナ・ニッセイの APSは、全廃とした。

             さて、送り出しアンプLPFの抵抗は、2.2kΩと1.1kΩとで、コンデンサーのみ接地側を元の0.01μFから6,800pFに、帰還側を元の1,000pFから1,200pFにしていたのだが(下図)―

            初回改修後、送り出しアンプ。

             が、NJM4565の入力抵抗値が1MΩなのに対して、NJM5532は300kΩと低くなるので、全体の抵抗値を約1/2にして、Cも合わせて約2倍にしてみては、と考えた。オペアンプの動作全体を低インピーダンス化しよう、というのである。
             まず、再改修前のLPFのf特を、いつもの OKAWA Electric Designさんのサイトでシミュレートさせていただくと ―

            6,800pF+1,200pF

             これは、以前掲出したもの。

             加えて、TDA1547の内部オペアンプ出力からスイッチトキャパシタ出力への帰還が、13kΩ+220pFと、データシートどおりにしていたので、下図のとおり。

            13kΩ+220pF

             双方、20kHzの部分でのうねり・落ち込みも少なく、約0.5dBのダウンと持ち上がりが相殺している。

             今回の改造で抵抗値まで変えた送り出しアンプの回路図は(…この部分、もったいないが PRPと DALE RN-55を捨てて、ニッコームを使った) ―

            再改修後、送り出しアンプ。

             この形で、f特は ―

            1.1k+560+0.015μF+2200pF

             20kHzでは1dB近く持ち上がるうねりがある。

             が、今回は、TDA1547のLPFも、DP-7050の元設計どおり、13kΩ+330pFにしてみた…これは、カットオフが37kHzになり、こういう設計はスチューダー、マランツ、TEACとも採用していない。
             この時のf特は、以下のとおり。コンデンサー(東信 UPZ)は、実測で320pFだったので、320pFでシミュレーションした。

            13kΩ+320pF

             20kHzで1dBダウンしていて、ちょうど送り出しアンプのうねりと相殺する形でバランスは取れているのではないか。

             ‥‥試聴。かなり明るい音になった。終段オペアンプの低抵抗化は、悪くなかったようだ。これは、TEAC VRDS-10、20、10SEで、 NJM2114が、560Ω・750Ω・0.022μF・0.0022μFという組み合わせで、同じ回路で使われているのを参考にさせてもらった。
             ちなみに、NJM2114は、入力抵抗はさらに低く、公称100kΩである。

             ただし、今回の音変わりは、TDA1547アナログ電源のパスコンを、Silmic II 16V220μFから、MUSE KZ 25V100μF(220μFはΦ12mmで、ちょっとムリ)に換えた影響が大きいような気がする。

             KZのネット上の評判どおりの、強く、しかし流麗に押し出してくる艶やかな高域だが、容量が小さいせいか、低域がぐっと貧しい。これでは CD2300のほうが低域が豊かな感じがする。
             この部分(+/−アナログ電源。VDDA、VSSA)は、データシートでは100nF(0.1μF)のチップコンだけでよいことになっているのだが、電源の出口に大きなコンデンサーがないせいか、220μFくらいはあったほうがいいみたいだ。

             とはいえ、初回に換えた Silmic IIは、DAC7との相性では、情報はきめ濃やかだが、高域が滑らかというよりホコリっぽくなる感があるので、買ってあるニチコン KWにしてみようかと思う。

             しかし、手を入れるにつれて、DP-7050もずいぶん変わってきている。今回は、KZのためか、やや‘ふつうのCDプレーヤー’な感触になった。

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            永沢 哲
            整体の創始者・野口晴哉の核心に初めて思想研究として迫った力作!!
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            上山 和樹
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            言葉と無意識 (講談社現代新書)
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            丸山 圭三郎
            小冊子ながら、限りない示唆に満ちた名著
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            シンクロニシティ (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)
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            F.デヴィッド ピート
            ‘シンクロニシティ’を可能なかぎり、‘トンデモ’から離れて説いた良心的な一書。
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