日曜日、ケンウッド DP-7050の、デジタル系電源のデカップリングを少し交換。
以前から懸案の、TDA1547のデジタル電源 VDDD、VSSDは、データシートで10Ω+0.1μFのところ、Cがあまりに小さいので、30mA近く流れる電源でもあり、10μF以上にしたほうがいいのでは、という件。
加えて、他のデジタル系チップのパスコンも、フィルムだけなので、電解にしたほうが、と考えてきた。
TDA1547に関しては、にっぱーさんのブログに、マランツ CD-17Dの TDA1547付近を撮った写真があり、固体コンがデジタル電源ピン近くに4本見えるので、デジタル系パスコンか、と思い、$2.00でサービスマニュアルを買って確かめたが、これはアナログ系パスコンで、デジタル電源はチップコンだけのようだ。
そのあと、TEACの VRDS-20、VRDS-10、VRDS-10SEのサービスマニュアルを、立て続けにタダで入手でき、これらはみな、チップコン指定箇処に47μFの電解を使っていた。
VRDS-10の TDA1547デジタル電源付近
余談だが、VRDS-10(15万円)と VRDS-20(25万円)は、10万円も価格が違うのにD/A回路以降は全く同じだ。送り出しアンプも、NJM2114Lを使った簡単なタイプ。
ところが、VRDS-10SEは、10のスペシャル・エディションという形で、しかも同価格であったにもかかわらず、D/A以降が全く違う。
リンクした《オーディオの足跡》さんが残すメーカー・キャッチのとおり、「優れた信号特性を誇るSAA7350を左右それぞれ別に使用し、TDA1547「DAC7」を両チャンネルにジョイントすることにより音質向上を図ったダブル・ディファレンシャル・モードとしています」。
VRDS-10、20は、ノイズシェーパー:SAA7350は1基、、そこから2基の TDA1547に信号を分けているが、VRDS-10SEは、SAA7350からして左右チャンネルに分けて2基使っている。さらに、オペアンプ出力ではあるが、オペアンプを1基よけいに、DCサーボとして、カップリングCはなし、の贅沢出力である。
今回の件には関係ないが、同価格の‘SE’なのにこの‘ありえねー’ゴージャスぶりにはびっくりした。
なお、マランツ CD-17系は、TDA1547は左右共用なのだが、デジフィル&ノイズシェーパーには、PHILIPSの‘最終デジフィル’=TDA1307が用いられている。
さて、こんなのから見ると DP-7050は、いわば最もシンプルな、SAA7350+TDA1547の「評価ボード」みたいな観がある。
それだけにパーツ交換で、DAC7の味がダイレクトに出てくるのでは、と、TEACの回路に安心して、VDDD、VSSDのデカップリングを、DP-7050原設計の15Ω+1μFから、10Ω(DALE RN60)+10V56μF(OSコンSP)にした。
SAA7350の電源も、15Ω+0.47μFを、10Ω+56μFとした(下写真、青い○で囲み)。
クロックのコンデンサーも、0.47μF以外は、ディップマイカとPPSフィルムに換えた(下写真、黄色枠内)。
で ― 出てきた音は、(きゃーるさんの予言的ちう〜^^;ノ?)クッキリハッキリ、キツいと言っていい音質になってきている。
高音の曇った感じが皆無になった、という感触で、これ自体は正しい方向だと思う。
高域の味わいは、まだまだアニメ的なのっぺりした状態で、オーケストラを再生した場合の、弦のユニゾンの粒だちは聞こえてこない。
TDA1547のアナログ系のパスコンや、DAC、オペアンプ含め、LPFのコンデンサー類はまだ一切触っていないのに、これだけ変わるとは、といつものことかもしれないが、驚いてます〜。
以前から懸案の、TDA1547のデジタル電源 VDDD、VSSDは、データシートで10Ω+0.1μFのところ、Cがあまりに小さいので、30mA近く流れる電源でもあり、10μF以上にしたほうがいいのでは、という件。
加えて、他のデジタル系チップのパスコンも、フィルムだけなので、電解にしたほうが、と考えてきた。
TDA1547に関しては、にっぱーさんのブログに、マランツ CD-17Dの TDA1547付近を撮った写真があり、固体コンがデジタル電源ピン近くに4本見えるので、デジタル系パスコンか、と思い、$2.00でサービスマニュアルを買って確かめたが、これはアナログ系パスコンで、デジタル電源はチップコンだけのようだ。
そのあと、TEACの VRDS-20、VRDS-10、VRDS-10SEのサービスマニュアルを、立て続けにタダで入手でき、これらはみな、チップコン指定箇処に47μFの電解を使っていた。
余談だが、VRDS-10(15万円)と VRDS-20(25万円)は、10万円も価格が違うのにD/A回路以降は全く同じだ。送り出しアンプも、NJM2114Lを使った簡単なタイプ。
ところが、VRDS-10SEは、10のスペシャル・エディションという形で、しかも同価格であったにもかかわらず、D/A以降が全く違う。
リンクした《オーディオの足跡》さんが残すメーカー・キャッチのとおり、「優れた信号特性を誇るSAA7350を左右それぞれ別に使用し、TDA1547「DAC7」を両チャンネルにジョイントすることにより音質向上を図ったダブル・ディファレンシャル・モードとしています」。
VRDS-10、20は、ノイズシェーパー:SAA7350は1基、、そこから2基の TDA1547に信号を分けているが、VRDS-10SEは、SAA7350からして左右チャンネルに分けて2基使っている。さらに、オペアンプ出力ではあるが、オペアンプを1基よけいに、DCサーボとして、カップリングCはなし、の贅沢出力である。
今回の件には関係ないが、同価格の‘SE’なのにこの‘ありえねー’ゴージャスぶりにはびっくりした。
なお、マランツ CD-17系は、TDA1547は左右共用なのだが、デジフィル&ノイズシェーパーには、PHILIPSの‘最終デジフィル’=TDA1307が用いられている。
さて、こんなのから見ると DP-7050は、いわば最もシンプルな、SAA7350+TDA1547の「評価ボード」みたいな観がある。
それだけにパーツ交換で、DAC7の味がダイレクトに出てくるのでは、と、TEACの回路に安心して、VDDD、VSSDのデカップリングを、DP-7050原設計の15Ω+1μFから、10Ω(DALE RN60)+10V56μF(OSコンSP)にした。
SAA7350の電源も、15Ω+0.47μFを、10Ω+56μFとした(下写真、青い○で囲み)。
クロックのコンデンサーも、0.47μF以外は、ディップマイカとPPSフィルムに換えた(下写真、黄色枠内)。
で ― 出てきた音は、(きゃーるさんの予言的ちう〜^^;ノ?)クッキリハッキリ、キツいと言っていい音質になってきている。
高音の曇った感じが皆無になった、という感触で、これ自体は正しい方向だと思う。
高域の味わいは、まだまだアニメ的なのっぺりした状態で、オーケストラを再生した場合の、弦のユニゾンの粒だちは聞こえてこない。
TDA1547のアナログ系のパスコンや、DAC、オペアンプ含め、LPFのコンデンサー類はまだ一切触っていないのに、これだけ変わるとは、といつものことかもしれないが、驚いてます〜。