いや〜、もう仕事が少ない時期になにカネ使ってんだ、という買物である。
2月以降、スゴい勢いのCD購入だったし、CD2300用のパーツ代も、一度には500〜800円だが、そこそこ積っている。
そんな今、オクで安いCDプレーヤーを1台、買った。
じつは、CD2300の最終的改修が終わり、思ったとおりの傾向になってきたので、それでいけるのではあるけれど、あまりにも CD2300をいじりすぎ、“メーカーがふつうに作る3〜4万円台のCDプレーヤー”って、どんな音がしたっけ? という疑問が湧いてきたのである(笑)。
いや、正直、買物がしたいだけのような気もする(そのくせ、穴のあいた鞄なんかは買い替えないのだ^^;)が、1万円前後で買える機器をオクで見てみた。
すると、またもや、ではあるのだが、マランツ・ブランドに行く。
定価65,000円の CD19が、1,000円で開始されるとどんどん競り上げられて、けっきょく2万円近い値まで行ってしまう。
ということで、同時期に出ていた、販売時定価40,000円の CD6000OSEを落札した。12,000円で開始、即落18,000円だったが、オーディオユニオンの過去の売り値に準じるとしても、これはちょっと高過ぎる。12,000円も高めの設定だが、この機器でこのくらいだと競争入札者はまず出るまい、到着時の不動作は返品保証するという、ショップさんでもあるので、比較的安心して落札できる。
で、来ました。ACコードの先にもエアキャップを巻くなど、丁寧で、かつ大きすぎないいい梱包で到着。
動作は問題なし。ただリモコンを全く受け付けない。単4電池を買って入れたが、同じ。
う〜ん、まいった、これは連絡かな〜、と思ったのだが、メーカー・サイトではすでに取説のダウンロード・サービスからはずれているが、Diplodocs.comで英文取説が手に入り、見ていると、リアパネルの「REMOTE CONTROL」の部分にあるスイッチを、「INTERNAL」側にしないと、「EXTERNAL」ではリモコン操作ができないことがわかったので、見てみると「EXTERNAL」。あっちゃ〜^^ノ。
という次第で、切り換えてリモコンもOK。CD2300と違って、フロント・パネルにはテンキーはないので、リモコンが使えないと不便だ。
デザインは、同時期までのマランツの、左トレイだがボタンが少なく、ラウンドな角のデザイン(上にリンクしたCD19のような)ではなく、もちろんこのあとの ― 一昨年導入した CD5003のタイプの ― センター・トレイ・タイプで、角度を付けたデザインとも異なる、いわば他社とあまり違わない、ありきたりのデザインのタイプである。
入門機の設定だった CD6000に、スペシャル・チューンを加えたヴァージョンという売り出しだ。
気にする要はない、とは思いつつ、常陸国は水戸からのお越しなので、天板と、あけて、基板などに軽く掃除機をかけた。
ウェブ上で見ていたものだが、大きな主基板の上に、2枚の小基板を2階建てに乗せていて、久しぶりに手の込んだ‘オーディオ機器’に触れた感じだ。定価35,000円だった CD5003に比べても、とにかく手はかかっているという印象だ。
内部の俯瞰は撮り忘れた^^; ―ので、リンクした諸ページでどうぞ。
もう一度あけて撮りました。
主基板上には、PHILIPSの TDA7073Aというチップが3つ鎮座しているが、これはDACではなく、モーターなど制御系のICだ。
DACは、NPC(ニッポン・プレシジョン・サーキッツ、現・セイコーNPC)の SM5872BSとのこと。これを2基使って各チャンネルのD/A変換をしている。
SB5872は、同社の他のDACもそうだが、ΣDECO(シグマデコ)という変換技術を公称している。
出力アンプは、一昨年ちょっとがっかりした、あのディスクリート・アンプ HDAMで、しかし、CD5003のはシールドもなく、基板上のフツーのアンプだったのに対して、CD6000OSEは、銅のシールド・カバーがかかっている。いかにも同社の売りものだった‘HDAM’でござい、という見た目は立派。
しかも、このモジュールが各チャンネル2つずつ、計4基ある。どういう回路構成になっているのか…。← こちら(オリジナル:CD6000のレヴュー)によると、CD6000ではLPFにオペアンプ・NJM2114Dを用い、そのあと送り出しアンプとしてディスクリートのHDAMを搭載しているが、CD6000OSEでは、オペアンプを使ったLPF部もHDAMに置き換えた、ということである。なお、日本ではOSEヴァージョンでない CD6000は発売されなかったようだ。[3/31 追記]
ケミコンはほとんどエルナー製で、汎用品のようだが、HDAM付近の要所要所には Silmicが用いられている。時期的にも、Silmic II(RFS)ではなく、旧Silmic(ARS)のほうと思われる。
リアパネル近傍には、天板にプラスして電源トランスのところだけ穴をあけた、補強ビーム(梁)が渡してあり、しかしこれゆえに5.6kgもあるのではなく、トランスの下にアンカーベースのような重りが仕込んであるみたいだ。
比較のために、過去記事の写真から、CD5003の内部。↓
電源コードは IA-4sと同じ太さで、プラグが125V12A品なのも同じ。CD2300はさすがにここは7A品だ。
ちょうど IA-4sと同じく、タカチのフェライトコア SFT-36SNのクランプ部を切り取ったものが、うまくはまり、滑らない。
2月以降、スゴい勢いのCD購入だったし、CD2300用のパーツ代も、一度には500〜800円だが、そこそこ積っている。
そんな今、オクで安いCDプレーヤーを1台、買った。
じつは、CD2300の最終的改修が終わり、思ったとおりの傾向になってきたので、それでいけるのではあるけれど、あまりにも CD2300をいじりすぎ、“メーカーがふつうに作る3〜4万円台のCDプレーヤー”って、どんな音がしたっけ? という疑問が湧いてきたのである(笑)。
いや、正直、買物がしたいだけのような気もする(そのくせ、穴のあいた鞄なんかは買い替えないのだ^^;)が、1万円前後で買える機器をオクで見てみた。
すると、またもや、ではあるのだが、マランツ・ブランドに行く。
定価65,000円の CD19が、1,000円で開始されるとどんどん競り上げられて、けっきょく2万円近い値まで行ってしまう。
ということで、同時期に出ていた、販売時定価40,000円の CD6000OSEを落札した。12,000円で開始、即落18,000円だったが、オーディオユニオンの過去の売り値に準じるとしても、これはちょっと高過ぎる。12,000円も高めの設定だが、この機器でこのくらいだと競争入札者はまず出るまい、到着時の不動作は返品保証するという、ショップさんでもあるので、比較的安心して落札できる。
で、来ました。ACコードの先にもエアキャップを巻くなど、丁寧で、かつ大きすぎないいい梱包で到着。
動作は問題なし。ただリモコンを全く受け付けない。単4電池を買って入れたが、同じ。
う〜ん、まいった、これは連絡かな〜、と思ったのだが、メーカー・サイトではすでに取説のダウンロード・サービスからはずれているが、Diplodocs.comで英文取説が手に入り、見ていると、リアパネルの「REMOTE CONTROL」の部分にあるスイッチを、「INTERNAL」側にしないと、「EXTERNAL」ではリモコン操作ができないことがわかったので、見てみると「EXTERNAL」。あっちゃ〜^^ノ。
という次第で、切り換えてリモコンもOK。CD2300と違って、フロント・パネルにはテンキーはないので、リモコンが使えないと不便だ。
デザインは、同時期までのマランツの、左トレイだがボタンが少なく、ラウンドな角のデザイン(上にリンクしたCD19のような)ではなく、もちろんこのあとの ― 一昨年導入した CD5003のタイプの ― センター・トレイ・タイプで、角度を付けたデザインとも異なる、いわば他社とあまり違わない、ありきたりのデザインのタイプである。
入門機の設定だった CD6000に、スペシャル・チューンを加えたヴァージョンという売り出しだ。
気にする要はない、とは思いつつ、常陸国は水戸からのお越しなので、天板と、あけて、基板などに軽く掃除機をかけた。
ウェブ上で見ていたものだが、大きな主基板の上に、2枚の小基板を2階建てに乗せていて、久しぶりに手の込んだ‘オーディオ機器’に触れた感じだ。定価35,000円だった CD5003に比べても、とにかく手はかかっているという印象だ。
内部の俯瞰は撮り忘れた^^; ―
もう一度あけて撮りました。
主基板上には、PHILIPSの TDA7073Aというチップが3つ鎮座しているが、これはDACではなく、モーターなど制御系のICだ。
DACは、NPC(ニッポン・プレシジョン・サーキッツ、現・セイコーNPC)の SM5872BSとのこと。これを2基使って各チャンネルのD/A変換をしている。
SB5872は、同社の他のDACもそうだが、ΣDECO(シグマデコ)という変換技術を公称している。
出力アンプは、一昨年ちょっとがっかりした、あのディスクリート・アンプ HDAMで、しかし、CD5003のはシールドもなく、基板上のフツーのアンプだったのに対して、CD6000OSEは、銅のシールド・カバーがかかっている。いかにも同社の売りものだった‘HDAM’でござい、という見た目は立派。
しかも、このモジュールが各チャンネル2つずつ、計4基ある。どういう回路構成になっているのか…。← こちら(オリジナル:CD6000のレヴュー)によると、CD6000ではLPFにオペアンプ・NJM2114Dを用い、そのあと送り出しアンプとしてディスクリートのHDAMを搭載しているが、CD6000OSEでは、オペアンプを使ったLPF部もHDAMに置き換えた、ということである。なお、日本ではOSEヴァージョンでない CD6000は発売されなかったようだ。[3/31 追記]
ケミコンはほとんどエルナー製で、汎用品のようだが、HDAM付近の要所要所には Silmicが用いられている。時期的にも、Silmic II(RFS)ではなく、旧Silmic(ARS)のほうと思われる。
リアパネル近傍には、天板にプラスして電源トランスのところだけ穴をあけた、補強ビーム(梁)が渡してあり、しかしこれゆえに5.6kgもあるのではなく、トランスの下にアンカーベースのような重りが仕込んであるみたいだ。
比較のために、過去記事の写真から、CD5003の内部。
電源コードは IA-4sと同じ太さで、プラグが125V12A品なのも同じ。CD2300はさすがにここは7A品だ。
ちょうど IA-4sと同じく、タカチのフェライトコア SFT-36SNのクランプ部を切り取ったものが、うまくはまり、滑らない。