年末も…ちょっとオーディオ^^;

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     年末年始には何の感慨もない。
     オーディオショップさんの紹介記事を書いたので、住んでいる地域がバレてしまったので、今までは書かなかった市会議員選挙(去る12月26日にあった)ネタを書こうと思ったが、ゆっくり言葉を選びたいのと、いくら年末年始の感慨がないといっても選挙ネタはなあ、とも思い、オーディオの雑談です。

     ほんとうに今年はオーディオ・システムがガラッと変わった。14年聴き続けてきたプリメインアンプを手放したし、スピーカーは聴けるものに巡り会うまでに繰り返しの散財を余儀なくされた。

    Mercury F1 Customを SA/F80AMGにしばし入れ換え。

     タンノイの Mercury F1 Customは、そのうちアラが聞こえてくるだろうなあ、とそんなに期待も大きくはなかった ― サイフをはたいたという意味では、大^^ ― が、これがなかなかチャイナアンプと合い、さらに 5670プリアンプを介すると、じつに音楽を楽しませてくれる鳴りっぷりなのである。

     しばらくほうってあったヒカリ工芸箱入りの SA/F80AMGは、現時点のCDP→アンプ群のラインナップではどうだろうかと、入れ換えてみた。
     チャイナアンプだけの再生では盛大に歪んだ、クレツキ指揮の『大地の歌』のテノール、やはり歪み感が著しいが、ちょっと聴ける。バックのオーケストラはスケールが大きく、立派。

     ヴァイオリン・ソロは如何、と、ブラームスのソナタ(ムター、EMI)や『白鳥の湖』の「情景」(フィストゥラーリ指揮、Decca録音)を聴いてみた。
     こちらは、何といったらいいか、ハレーションを起こした画像のように、一本調子に白っぽく、メタリックな高音になってしまう。『白鳥の湖』で途中から入るチェロなんか、ブンブンいうだけで実体感がない。

     相性としては、入口=マランツ CD5003、出口=SA/F80AMGの時が最悪で、入口が CEC CD2300の時はかなり聴きやすい。CD5003の高域端は、広帯域ディスクリートアンプなので、‘全部出します’的な音になり、SA/F80AMGのメタリックな感触が合わさって、聴きづらい音に傾斜する。
     ビル・エヴァンズ『ワルツ・フォー・デビィ』なんか、全然面白くない音だ。

     Mercury F1 Customは、この春日無線プリ+チャイナアンプだと、CD5003でも、メタリックな感じはあるものの、いろいろなソースの魅力も聴かせてくれる。他のいろいろなCDPや音源機器でも、そのよさを引き出してくれそうである。

    オーディオラック内

     今回の簡単な比較では、やはり SA/F80AMGは手放したほうがいいようだ。
     残すほうのラインナップは、安価品のオンパレード、スピーカーも、DM601 S2、Avanti A.1、Cresta 2のいずれより安い。
     が、DACからスピーカーまで、バーブラウン(CD2300を採ったとして)、GE、ナショセミ、タンノイ、と、全て英米の老舗である。

     タンノイはちょっと主流でないとしても、エレクトロニクスのデバイスは、すべてアメリカ生まれで、増幅に関しては、5670W 1本と LM3886 2基以外に何らのデバイスも関与しない。
     CDプレーヤーも、今ある2機とも、メーカーの設計した補間フィルターのようなものは使っていない。

    春日プリからはみ出す 6N3P

     この春日無線プリに 6N3Pを挿す場合、トップカバーを貫通させなくとも、少し削ってOKだったという例が見えるが、私の場合は写真のようにほとんど貫通させないと閉まらない感じなので、6N3Pは諦めます。
     5670の音しか聴いていないが、とくに色もコクも付けないのに、このプリアンプを介することで、上品な艶と、強調するのでない微細な情報量が加わるようで、じつにいい感じだ。

     このプリ、ローブーストを入れてスピーカーに耳をくっつけるようにすると、「ボ〜」というハムが聞こえる。それが気になって、ヒーター平滑を6,800μFにしようとしたのだが、トグルスイッチに触れいている間だけ、なのである。しかも、ローブーストをオフにするとトグルスイッチに触れてもハムは出ない。
     電源のトグルスイッチに触れても同じ。トグルスイッチは両方とも、ネジの切ってある部分もスイッチもアースに導通している。
     ローブーストを入れても手を離せば消えるし、SPに耳をくっつけるようにして初めて聞こえるハムなので問題はないと言っていいけれど。

    おせち出費、315円也♪

     おせちなど何も用意しないが、屠蘇散は1袋買った。この時期の飾り蒲鉾などは、恐ろしいプライスが付けられ、全く買う気がせず、しかし屠蘇の肴は少し欲しいので、100円ショップに出ているカマボコと伊達巻を買った。計315円^^。

     あと、屠蘇を入れる清酒、2ℓパック1本、880円。以前からずっと、日本酒は小山本家酒造のものが安くておいしく、今は「粋」ばかり買っている。
     性質上、燗酒には適しないが、クセがなくていいです^^。
     年越し出費は、これだけ^^。

     ではみなさま、よいお年を (^_^)ノ

    安くていいボールペン♪

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      三菱鉛筆ボールペン SN-80
      三菱 SN-80と替芯(黒)SA-7CN

       筆記用具で字(も絵も^^)を書かなくなったといっても、ネットを見ていてその場でメモりたい時などは、PC中のエディタなんぞを起ち上げて書くよりは、メモ用紙に筆記用具で書き込む。ふつう、どちら様もそうではないだろうか。

       私は、シャーペン(という呼び方はキライでシャープペンシル、とちゃんと呼びたい)は使わず、ボールペンが多い。
       それも、最近増えてきたゲルインクのより、旧来の油性インクのもの。
       そのボールペンだが、文房具店の店頭にあるものは、なんだかやたらにゴテゴテと膨らんだデザインを誇るものばかりになり、値段も高くなった。

       いかにも指先、指の腹、掌にフィットしそうなシェイプで、その方向での工夫をアピールしている製品も多いだろう。
       しかし考えてもみましょう。オフィスで、あなたのタクマシイ節くれだった指と、妙齢のOLさんの白魚のような指を比べてご覧になれば、同じサイズ、デザインの筆記用具がお二人の手の両方にフィットすると考えるほうがオカシい。

       おっと ― 上の比較を職場でやったらセクハラですな。或いはまた、‘節くれ’と‘白魚’が逆な場合もあるかもしれませン^^。

       しかし、事ほど左様に、指にフィットなど考えるのではなく、最もシンプルな形状で、何より肝腎のボールの動作が、使用途中でフリーズしてインクが出なくなってしまう(けっこうある!)ことなく、終わりまで心地よく書けることが肝要。

       ノック式でなく、キャップを取りはずして使うほうがいいとおっしゃる向きもありそうだが、私の場合は、キャップを紛失すると‘剥き身’になるタイプはダメで、ノック式を選ぶ。
       この点で、キャップ式で10本105円の海外製を売っている百均ショップは無用となる。

       で、ボールペンといえばこれ、と大推薦したいのが、三菱の SN-80
       だが、これを売っているところがほとんどないのであ〜る。街の文具店が常備しているのは、上にも書いた、ゴテゴテ or 不要ラウンドシェイプの、158円〜210円以上の高価品ばかり。

       数年前にこの製品を調達したのは、仕事で行くことの多い立川の、ルミネにあった世界堂である。ここは、文房具店ではなく、画材屋さんである。
       上の写真は、SN-80 クロ、アオ、アカと、クロの替芯 SA-7CN、下に見えているのは世界堂の紙袋。
       インクは“Very楽インク”とあるが、この“Very楽”は、私の好きでない‘握りやすいデザイン’などを盛り込んだシリーズなのだが、この芯のボールとインクはクオリティが高い。SN-80もこの芯が適合する。SN-80は「NEW LINER」という愛称があることはあるが、三菱のHP上でもほとんど発見できない(PDFカタログにはありそう)。

       文具店も製造元も、こんな商品を売っていたら儲けが薄くてどうにもならない、と言わんばかりだ。
       立川駅ルミネから世界堂が撤退し、オリオン書房やロフトの文具コーナーを見たが、なさそう。高価で要らないデザインのばっかり (`m´+)。

       話題がそれるけれど、閉店した西武有楽町店のあとにルミネが入る。凋落著しい‘百貨店’に代って、ルミネに代表される駅ビル系テナントはすでに、新しい百貨店としての顔を持ったと言っていいのかもしれない。
       立川でいうと、ルミネとグランデュオである。小洒落たブランドの専門店が間口を連ねる中を、着飾ったおねえさん(やおばちゃん)が闊歩するフロアは、私には違和感そのものだ。

       ルミネで世界堂の別店舗を教えてくれた案内嬢は仕事意欲満々のおねえさんで、かくのごとく、従業者を意欲的に働かせるいっぽうで、‘欲しいもの’が目あての客には、どうも快適なショッピングがしづらい印象を与える。
       エレベーター近くやエレベーター内の案内パネルの文字の小ささに「これ考案した人、どんな感覚なんだろう」と思うものも少なくない。
       こういった、‘第2のデパート’の地位を占めてしまったテナント商業施設も、流れが変われば急転直下、現在の百貨店群と同じ運命をたどるのではないか(なんちゃって、ま、ビンボー人のヒガミですわな^^;)。

       ルミネの案内嬢は、北口すぐのビルに店舗がある、と教えてくれて、案内のカードまで渡してくれた。こういうサービスはありがたい。
       で、世界堂立川北口店に行ってみると、あった^^! SN-80‥‥が、黒だけ(T_T)。青、赤はもう置いていず、黒も今後は補充しない方針だそうだ。
       2011年版カタログにはあるので、製造中止ではないとのこと。黒を3本と、黒の替芯 SA-7CN 4本を買って403円也^^。

       こういう、シンプルだが使いやすく、値段も手ごろな製品は、どんどん消えてゆく。
       SN-80は、ネット上ではどんな評判なのか、とググってみたら、こちらこちらに好評が見られる。
       値段の安さやシンプルさだけでなく、芯(ボールとインク)のクオリティの高さも認識されている。

       もちろん安価だから、家庭用・オフィス用両方で、なくしてもさして損をした感じがしないのも重要。SN-80を、電話のそば、PCの横、机の上、筆箱、といろいろなところに配置しておくと、ネット情報をメモるのに、買物前に買物メモを書くのに、宅配便の伝票を書くのに、すぐ使える。
       質の悪いボールペンは、しばらく使わずにいた時、書き始めにインクが出にくくて、捨て書き(こんなコトバないか^^)する必要があることがあるけれども、SN-80はすぐ書ける。

       三菱ボールペン SN-80。いいですよ〜^^ノ。

       さて、そんな三菱鉛筆だが、こんな商品もあります。ピュアモルト^^。
       パイオニアのピュアモルト・スピーカーや、オーディオウインズの“樽”シリーズのオーナーさんは、こっちも1本…と言わず数本、買いませう^^♪
       ここのページのピュアモルト説明ウインドウには、パイオニアのほうではなく、三菱電機エンジニアリングの真空管システムのほうが紹介されてます。あ、ま、三菱どうしですからね〜^^。

       あれ、オーディオ・ネタに行っちゃったっす^^;ゞ。

      5670プリアンプ、ちょっと改修

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         春日無線5670プリアンプ・キットは、澄んだ音を聴かせているが、少しばかり改修の余地もないではない、といじってみた。

         低域不足はスピーカーに原因がありそうだが、プリアンプのカソードバイパス・コンデンサーが100μFでは小さいという指摘があり、またネット上を探してみると、双三極管のカソードバイパスにも470μF〜1,000μFを投入している例は多く、影響がありそうな感じがする。

         プレート電源のデカップリングも増やさないと、というご意見もあるが、プレート側はプレート抵抗の値が大きく、カットオフ周波数を計算してみても、
        159/(47[μF]・19.5[kΩ])=0.17[Hz]
        と、十分に低くなる。これに対し、カソード抵抗は820Ωと低いので、330μFで、820とで構成するカットオフは、
        159/(330[μF]・0.82[kΩ])=0.58[Hz]
        と、まだプレート回路より高い。

         とりあえず、ニチコン FW 25V100μFを、KW 16V330μFに換える。
         KWは、秋葉原店頭であまり置いているところがなく、アスカ情報システムが、多くの値のものを常備していて、たいへん便利だ。ここは、定形外郵便も可なので、少し購入するような時にもありがたい。

         ネット上には、宅配の料理のように、1,500円ていど以上でしか注文を受けないところもある。それなりにポリシー、事情があるだろうから、そのお店の流儀に従わざるをえないけれど、アスカさんのようなところは、自作派にはありがたく、諸方のご利用をお薦めしておきます^^。

         あとは、ローブースト時の抵抗を、750kΩから1MΩに、品種もフィリップス(or コーア?)の金皮(鉄リード)から、タクマン REXに換えた。これで50Hzでのブースト量が6dBから7dBくらいになるか。
         さらに、ヒーターDC点火の平滑コンを、4,700μF(東信 UTWRZ。すでに16Vに交換)から、買っていた6,800μF(東信、汎用品)に換えてみた。

        5670プリ、小改基板

         交換には、電源4本、出力4本、VRからの入力3本、LEDの2本、アース2本、の計15本の配線をはずし、ローブースト回路はスイッチごとパネルからはずす。

         パーツを置き換え電源オン、電圧は正常だが、ヒーターだけ6.6Vに上がっている! 直熱管のフィラメントDC点火に関する記述で、コンデンサーを増やすと電圧が上がることを読んで記憶があり、それか、と思った。
         4,700μFでは、ドンピシャの6.28V前後に収まるので、元にもどす(また15箇所ハンダはずし→再ハンダ^^;)。

        1次側にスナバー

         チャイナアンプの電源を先に入れ、チャイナアンプのヴォリュームを絞った状態で5670プリの電源をオンすると、‘プチ’と小さいノイズ(あ、駄じゃれ^^;)がスピーカーから出るので、トランス1次側に、ノイズフィルターにもなるかも、と1W62Ωの酸金と630V0.068μFのフィルム・コンデンサーでスナバーを入れてみた。ちょうど、内側のACアウトレットの電極を空けてあるので、そこへハンダづけ。
         このコンデンサーはかのニッセイ製の高圧用で、リードは非磁性だった。

        電源のシャント抵抗

         また、高圧電源の、トランジスターのリップルフィルターの前は、分圧抵抗(47kΩ+1MΩ)で接地されているので、落ちるのは遅いが、いずれ0Vになる。しかし、リップルフィルターを出たあとは、接地する抵抗がないので、翌日でも6Vくらい残っている。

         そこで、トランジスターのエミッタを出たところに、GNDに対して470kΩを置いてシャント抵抗としてみた。
         設置場所は、デカップリングの3kΩのところとした。信号の出力ラインが近いので、そちらに接近しないようにし、アース側のリードを残してエンパイヤチューブをかぶせ、1MΩのアース側にハンダづけした。これがブリーダー抵抗としての役目を果たす…ことはなさそう^^…だが、実装後は、電源オフ後10分もたてば0Vに落ちてくれるようだ。
         210Vラインに470kΩなので、流れるのは0.45mAくらいだから、電源の負担にもならないだろう。

         ― 若干の改修を施したあと、まだよく聴き込んでいない(このところ、仕事かネット、ばっかり^^)。

         そんなところで、互換球として、いい音だといわれるロシア球・6N3Pをネットオクで入手(送料・決済手数料入れて1,000円ほど)した。

        左:GE 5670 右:6N3P
        左:GE 5670、右:6N3P

         世評どおり、背が高い。ケースの天板に当たるのでは、と危ぶんでいたが、キットの今のロットは、基板スペーサーが5mm品になっているはずで、そうすれば大丈夫という記事がネット上に散見されるので、ポチってみた。
         で‥‥

        モノサシが!!^^;
        ろくえぬさん‥‥ピィ〜ッ!!! (^m^;)

         上の写真で、ご覧になりにくいが、天板をあけた状態で 6N3Pを挿し、プラスチック製定規を置いてみると…みごとに片側が浮く。
         解決法としてはケース天板に穴をあけるしかない(こっちもネット上に散見)。基板スペーサーは、これ以上短くすると、基板裏のハンダやリードの切り残しが短絡を起こす可能性も出てくる。

         ピンバイスなども持っていないし、タカチのきれいなケースの天板にキズをつける気もしないので、このプリは 5670でいくことにする。6N3Pは送料込みで500円ほどで出品すれば、また落札してくれる人もいるだろう。

         5670は、振動に強い(どういう意味で‘強い’のかは不明…)と言われるらしく、パナソニックのカーオーディオのヘッドユニットに用いられ、その開発談が、いささかことごとしい文体でネット上に残されている。
         まあ、このまま使って悪くない球だということで^^。

         今回の改修では、ヒーターDC点火の平滑コンの増量、および 6N3Pの使用はNGだった。
         このプリアンプ・キットは、基板使用ということもあり、あまり思い切った変更は奏功しない ― ラグ配線であれば、ヒーター電圧が高ければ、抵抗をかまして下げたりもできる ―。
         といって、全く手を入れずにデフォルトで組むと、たぶん問題は起きないだろうけれど、面白くない部分も残る。

         ひとまずの製作記の追記でした。

        地元オーディオ・ショップ訪問^^

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           きゃーるさん宅を訪問した22日、夕方近くに、先日記 事に書いた地元の真空管オーディオ・ショップ、FBサウンド田無に行ってみた。

           この地域の通信中継を担う多目的電波塔・スカイタワー西東京の運営会社の無線およびオーディオ販売部門として、今年1月に開業したお店、ということらしい。
           スカイタワー西東京の、ちょっと高いところにあるのかと思っていたが(根拠なし^^)、敷地内のちょっと横の建物の1階である。
           営業時間が9時〜17時30分、土休日定休なので、一般のサラリーマンにはちょっと行きにくい。来訪前には電話で一報するとよいようだ。

           オフィスに通されると、爽やかな感じのT店長(田無タワーの課長さん)が迎えてくれた。こういう場所でこういう話題、というのは、住んでいる街でするとは思いもしなかったので、こちらのほうから、今までのオーディオ経験を饒舌にしゃべってしまった。
           かなり個人的な話を、じっくり聞いて相槌を打ってくださり、あとで思うといささか恐縮でした^^;。

           じつは、訪問前に、CD2300の在庫確認を兼ねて電話をした折り「ブログを書いてまして…」云々と伝えると、「春日無線のプリをアップされてる方ですね」というお返事。しっかり見られていましタ(汗;;)。いや、ご高覧いただいているのは嬉しい^^。

          店内試聴システム

           上が、当日のオフィス内試聴機器であったが、稼動していたメインアンプは写真手前に置かれた、ワッツ WATZの14GW8シングル・プリメイン、A55。14GW8が電圧+電力の複合管なのに12AU7が1本よけいに付いているのは、12AU7アンプ1段のあとにトーンコントロールを置いているからだ。

           出力3Wということだが、ハセヒロのBHにフォステックスのユニット(いずれも型番控えず;;)はヴォリュームを絞っても十分鳴っていて、むしろVRの下のところで、ギャングエラーで右チャンネルの音が消えかけていた。これは、アルプスの安いVRに換えるだけでも改善されそうだ。
           CDプレーヤーは、お店で扱っているケンブリッジオーディオのものだったはず。
           音をじっくり聴く時間的余裕がなかったけれど、芯のある音がしてはいた。

           WATZは安いプリアンプ・キットも出しているが、AC点火なので躊躇してしまう。FBサウンド田無は、WATZ製品では A55だけを扱っているが、基本がパワーアンプなのでAC点火でも問題はないし、パンチングメタルのカバーが全面を覆うので、外観面・安全面ともによく、WATZのカタログの中でこの製品だけを扱うのは見識だろう。

           夜には きゃーるさん宅にお邪魔するので試聴音源を持って行きもせず、というより、今は管球パワーアンプの音にはさして興味はないのである(爆)。
           それより、私の目あては、前記事に書いたように、ここで扱っている CECのローコストCDプレーヤー、CD2300を買って帰ることだったので、お話はそこそこに ― それでも40分近くしゃべっていたかな ― CD2300の箱に紐をかけてもらい、18,000円也のお会計をすませた。
           逸品館などよりはやや高いけれど、提げて帰れば送料ゼロ^^。それと、ここは送料一律494円というのも宅配としては良心的だ。

           おっと、なんで“FB”サウンドなのかは、聞き忘れた^^;。無線用語の「FB」は「Fine Business」の略で(受信状態が)「よい」という意味らしく、それだろう。
           いっや〜、地元で単品のオーディオ・コンポを買うとはついぞ思ったことはなかった^^。
           えっさえっさと提げて帰り、開梱は夜にして、そのまま きゃーるさんちに向かったのであ〜る^^。

          FBサウンド展示アンプ

           FBサウンドさんで扱っている商品は、同店ウェブサイトで確認できるが、サンハヤト Falconシリーズの大鑑巨砲タイプのデカいアンプ、M-1M-101が試聴可能状態で展示してある。これはさすがに、販売は手がけていないようで、店長曰く、「まあこんなのも置いておかないと^^」とかのお話だった。

           M-1は 2A3シングルで重量39kg、お値段76万円である。ちょっとエコじゃないなー。
           FBサウンドさんで扱っているサンハヤトは、6CA7シングルのFA-105だけで、これでも11万円する^^;。
           私は、サンハヤトは はんだシュッ太郎だけで十分、かつシュッ太郎はハイC/Pで価値高い工具だと思いまス^^。

           T店長の好みでは(あるいは、プア・オーディオの私に合わせてくれたのかも^^;)、「ブランド品よりも、エレキットや WATZなどの中身、コンデンサーなどを交換して音変わりを味わうことなんかが楽しいのですが、オフィスにいらしてくださるお客さまは、高級品をお持ちの方が多く、そういうお話にもなりがち…」云々とのお話だったかと記憶する。
           『MJ無線と実験』にも広告を出したことで、ネットに親しんでいない地元の(高齢^^?)真空管オーディオの愛好家が、そこそこ来店したそうである。

           上の写真は、試聴システムの横に展示してある、サンハヤト M-1と、TRNの Super 12(6BQ5プッシュプル、販売中)である。

           店長談では、オンライン販売では、販売価格が簡単に他店と比較されてしまうのがやはりキツい、とのことだった。
           真空管に今はほとんど無縁の私は、そっちの実勢価格状況がわからいないのだが、このお店でセレクト的に扱っている、インアクースティック(旧モニターPC)のスピーカーコード PRM-2.5Cは、490円/mとかなりお安い。
           もっとも、私のところは、スピーカーの端子のサイズから、同定価でより細い、ただしシルバーコート品、PRM-1.5Sにしたいと思っているので、ちょっと残念でした〜^^;。

           そうそう、28日まで、真空管のセールやってます^^。よければ見てってくださいね〜^^/。

           ― という次第で、地元オーディオ・ショップ探訪‥‥まではいかないな、とりあえずお買物のレポでした。
           う〜ん‥‥貯金残高マッツァオ~~; ‥‥ CD2300レポは、またこの次^^。とりあえず、中身はティアック CD-P1850でした^^。

          きゃーるさんと‘AKB2’^^&お宅訪問

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             いつもコメントをくださる きゃーるさんが東京滞在中に、お会いしようと思いながら、当方のオーディオ混迷^^と怠惰とでなかなかご連絡もできないでいたが、年内にいちどお会いしたいと思って、この前の日曜日、一夕を秋葉原散策で過ごしました^^。(あれ、ここから敬体です^^。)

             コメントの文体から想像するよりは、なかなか貫禄のある中間管理職でいらっしゃいましタ^^。
             当日は、小生の独断で、まずはニュー秋葉原センターに春日無線変圧器を訪ね、店内に並ぶ管球アンプ(キット)、真空管を眺めました(春日無線ニュー秋葉原店の店内紹介は、こちらのサイトが親切)。
             ここにあるオーディオ関係のお店は、あと、ミマツ音響があって、ケーブル、コネクター類とPA機器が豊富。

             上のニュー秋葉原センター紹介のリンクにあるように、ここの2階は、一転してエロ、というよりフェチ系の店が密集する空間になっています。
             上がってはみましたが、もちろん、きゃーるさんともども店内ものぞかず^^、すぐ下におりました^^。むひょ。
            ニュー秋葉原センター2Fの、とあるお店^^
            ここは へうにも若干ピンと来ないでもないお店…おっと^^;;(写真は別サイトから)。

             真空管オーディオも、ある種フェティシズムではありますから、まあ許せる取り合わせでせうか^^。

             そのあとは、千石電商でそれぞれに入用なパーツを漁り、末広町の若松通商ビル4Fのスーパーコム、それから、え〜と、ネットでも出てこない(店名忘れた~~;)ヴィンテージ・オーディオ店ものぞき、駅東側で夕飯を食べ、ベローチェでお茶を飲みながら きゃーるさんはPCを開いて、ネット談義…の流れで音巴さんのブログに書き込んでおられました^^。

             その晩は(お酒は飲みませんでしたが^^)なんとも楽しく情報交換して別れ、年明けにはお宅にお邪魔したり、と考えつつ‥‥突然 きゃーるさんの東京滞在が年内まで、ということになり、そのお引っ越しの大変な時期、22日の晩に、「ご飯食べに来ない?」とのお誘い^^。
             ちょうど22日は私は仕事が入っていなかったので、では、とお邪魔してしまいました^^。

             東京のお住まいの様子は、ご自身のブログにアップされているので、写真などを撮らせていただくことはしませんでした。

             所帯じみたものはあまり見当たらず、‘オデオ&PC’の‘男の子の部屋’そのもの。ブログで紹介されているとおり、CF404を中心に、PC音源+DR.DAC、パワーはエレキットのKT88シングル(TU-883LEか)と 417コンポーネンツのLM3886アンプで鳴らしておられます。
             まずはビールで乾杯、あったかいおでんなどをご馳走になりつつ、システムの音を聴かせていただきました^^。

            Mullard製 ECC83
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            プリアンプ、完成。

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              −春日無線 5670単管プリアンプキット完成♪−
              春日無線 5670ラインアンプ

               1ヶ月前に衝動買いした、春日無線変圧器 5670単管ラインアンプ・キット KA-11SE Ver.IIが、やっと昨晩、完成を見ました^^/。

               いっや〜、プリの配線は、今回はライン3入力だけというシンプルな構成だったけれども、シンドイ!^^;;。
               去年、古いケースを利用したLM3886アンプの試作で、セレクターの配線は一度やっているものの、今回は小さい基板上に高圧の電源回路のパーツと近接した信号ラインのパーツがあったりで、なかなか配線の段取りが見えてこなかった。

               前エントリにアップしたように、基板だけは早く組んでしまった。
               トランス2次側高圧が170Vで、整流ダイオードを出たところが耐圧250Vの電解コンデンサーなのはちょっと不安、で、350V品にするとデフォルトの47μFではサイズが大きくなりすぎて基板に乗らない。
               そこで、350V22μF×2にしようと思ったが、47μF×2でも平滑コンとしては少ないという指摘をネット上で拜見し、ダイオードを出たところは22μF、2本め(アース側に100Ωを介する)に350V100μFをドーン! と奢ることに。数値上、47μF×2の1.3倍になっている。

               ヒーター直流点火の平滑も、10V品(東信工業の低ESR品、UTWRZが付属。汎用品より許容リップル電流が大きいからだろう)から16Vに換えた。

               整流ダイオードは、1S4007が付属しているが、秋月電子扱い/Panjit Internationalの‘Ultra Fast’UF2010にした。Panjitは、名前からするとインド風だが、台湾発祥のメーカーらしい。UF2010は、1000V2Aで、リカバリー・タイムは75ns。1本40円なので、管球プリにはもってこい、だろう。

               カソード・パスコンは、ニチコン FW 25V100μF、ローブーストは、マニュアルにある、CRをピンに付け足して効きを緩和する方法を、あらかじめ基板に組み込んだ ― 1,000pF(付属はニッセイ AMZ)を1,500pF(APSを採用。まだ売っていた^^!)に、3MΩを750kΩに、換えておく。
               これで、マニュアル応用編にある、ローブーストのターンオーヴァーをデフォルトの340Hzから230Hzに、50Hzでのブースト量を10dBから6dBにするオプションに相当するはず。

               プレート、カソードの抵抗はタクマン REYに、グリッド、負帰還は REXにした。出力部には終端する抵抗はない(カップリング・コンデンサーのチャージ電荷は、負帰還回路を通って入力抵抗2MΩでシャントするから、なくてOK、とのこと)が、680kΩの REXを出力ピンに付加した。付属の基板用ピン端子は磁性体である。オーディオ用交換パーツはこれくらいです^^。
               おっと、あと、ツマミは付属のものはさすがに測定器っぽいので、ヴォリュームはLEXの、セレクターはサトーパーツのそれぞれアルミ製のものに換えた。追加費用は、このツマミ2ヶとシールド線がいちばんかかっているかも^^。

              基板に配線。

               ケースは小さいけれど、アルミ押出材のタカチ UC17-7-12、それもいちばん高価なブロンズアルマイト仕上げのDDだ。穴あけなしのままでもメーカー希望価格2,860円也、という豪華版。
               ケースのほうにパーツを取り付け、それに配線してゆく部分と、基板のピン端子に先に線をハンダづけしておく部分とに分けて段取りを考え、基板を固定したあとではハンダづけしにくそうな、電源(B電源とヒーター電源)と出力の配線、それにローブースト回路を基板に配線してしまう。

              ケース周りの配線。

               入力はシールド線:モガミ 2520を使った。説明書に指示された長さを参考に20cm〜17cmに切り、セレクター側はシールドを切って熱収縮チューブで処理。

               メインの信号アース・リターンは別途左右共用1本で配線され、これは常識的だが、その途中でいったんセレクター(ロータリー・スイッチ)の使わない1回路を介し、さらにそれをロータリー・スイッチの裏カバーにハンダづけした錫メッキ線につなげる、という凝った? 配線だ。

               これは、ロータリー・スイッチを介してフロントパネルをきちんとアースするという目的だと、春日無線さんからのメールで記されていた。
               タカチのUCシリーズは、表面をアルマイト処理してあり、フロント/リアパネルはカバーに切ってあるスリットで固定するだけで、ビスによる固定ははしないので、パネルとカバーとは、カバーのスリットのアルマイト皮膜で絶縁され、基本、導通していない。

               ただし、何度もパネルをスライドさせるうちに、スリットの皮膜がはがれて導通することもあるのである。これは、昨年の若松通商DACキット製作で使用した際に経験した。この時は、スリット側をヤスリで少し削って導通を取ったと記憶する。テスターで調べると、導通を知らせるブザーが、断続的に鳴ることがある。

               という次第で、信号のアース・リターンをパネルの接地に使うこと、またそれが場合によってはアース・ループを作ることは好ましくないと考え、信号アース・ラインは直でヴォリューム(たぶんアルプス R1610G。そのまま使う)に配線した。セレクター以後は出力も含めシールド線は使わなかった。

               また、出力の配線は、アース側も左右に分け、ホット側と撚り合わせて端子に接続した。端子のアースは、左右がつながっているが、出力だけはここをニッパーで切って分離した。

               リアパネルはそのままでは完全にアースが取れていないが、それはいちおうOK、との春日無線さんの教示だったのだが、念のため、端子板のビスからアース線を引いて、アースポイントとする基板のスペーサーまで持ってくる。ここには、アンプ回路のアース、ヒーター回路のアース(いずれも基板パターンでは導通させていない)の2本がつながれる設計だが、私の場合は、セレクター筐体からのアース(フロントパネル・アース)とリアパネル・アースも含め、4本つなぐことになった。

               AC100Vは、2個め(内側)のアウトレットから配線される設計だが、それだと2個めのアウトレットを使った(ま〜使わないけど^^)場合、共通抵抗値になるので、1個めから取る。電源系は、付属のケーブルはいかにも細いので、去年 LM3886アンプを作った残りの、フジクラの18AWGを使った。付属ケーブルで十分だったかもしれず、細いほうがハンダづけがしやすいかもしれない。

              5670プリアンプ内部

               配線材は、もう切る長さを間違え放題。長すぎると無用にたるみ、ちょっと短すぎるとストレスが発生する。
               ふうふう言いながら、やっと完成^^/。
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              Tannoy Mercury F1 Custom

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                Tannoy Mercury F1 Custom

                 キット・スピーカーを手放してから、いろいろなスピーカーを短期間に買ってしまうことになった。ちょっともうムチャであるが、出てくる音がそうさせるので、どうしようもない。

                 驚異の8cmフルレンジ・SA/F80AMGは、弦系の音が冷たく、ネット上をまた情報を漁りまくって、英タンノイ Mercury F1 Customに決め、価格.comで最低価格ショップとしてあがっている敬光堂に注文し、今夜(4日夜)到着した。

                 こういうネットショップは、梱包は重すぎるほど丁寧で、メーカー元箱をさらに大きめの箱に入れてくる。
                 タンノイの箱には、「生产日期:20091120」とあるので、中国製即わかり。ちょうど生産後1年…。もうすでにティアックでも生産終了品にしているようだ。

                 ヒカリ箱入り SA/F80AMGをどけて F1 Customを乗せ、CD5003 → チャイナアンプでいろいろと鳴らしてみた。※は、他で問題があった音源。

                1) モーツァルト:クラリネット五重奏曲、A.プリンツ、ヴィーン室内合奏団(Eurodisc/DENON)
                2) ベートーヴェン:第九、終楽章、「O Freunde …」以下、ブリュッヘン、18世紀オケ、アイケ・ヴィルム・シュルテ(br)(Philips)※
                3) マーラー:《大地の歌》、クレツキ、フィルハーモニア管、マレイ・ディッキー(te)(EMI)※
                4) チャイコフスキー:弦楽六重奏曲《フィレンツェの思い出》、ボロディン四重奏団、他(露メロディア)
                5) 『ミルバ・ベスト・ヒッツ』(キング、オムニバス原盤)から、「リリー・マルレーン」
                など。

                 まず、1)のクラリネット五重奏曲は、最初の割りにはきわめてフツーに鳴る。ヴァイオリンがくすむわけでもなくきちんと出るけれど、キツさもとくにはない。ここで気が付いて、バスレフ・ポートに詰めてあるスポンジをはずした。ただ、入れてあるからといって、とくに音がこもるという感じもしない。クラリネットもとくだん蠱惑的でないけれど、それなりにきれい。

                 KEF Cresta 2では、2)のバリトン独唱が大きな歪み感を伴なったが、Mercury F1 Customではず〜っと歪み感が少ない。
                 フルオケ+合唱は、一聴では SA/F80AMGよりも分離がわるいような感じさえするが、渾然一体とした中に各セクションがそれとなく浮かんでいるような描き方はじつにうまい

                 ヒカリ箱に入れた SA/F80AMGでは、さらに、3)の、《大地の歌》冒頭のテノール独唱が、盛大にビリツキ、聴くに耐えなかった。F1 Customでは「あれ? なんだったんだ」というくらい心地よく通過した
                 この、パウル・クレツキ指揮のEMI盤は、ディッキーのテノールとフィッシャー=ディースカウのバリトンで演った男声2人ヴァージョンである。同じくフィッシャー=ディースカウがジェームズ・キングと組んだ、もうひとつの男声のみヴァージョン、バーンスタイン/ヴィーン・フィル盤は、キングのLONDON盤を持っている(超名演!)が、こっちのキングの歌唱は SA/F80AMGでも歪まない。声質と録音の問題が大きかろう。

                 4)は、元音源そのものがキツい音のようで、ヴァイオリンが耳をつんざく。
                 このディスクは、Tannoy Mercuryシリーズにまつわる、私のイヤ〜な思い出に関わる。11年前、タンノイとしては激安なシリーズ Mercuryを発表し、ちょうど使っていた DENONのスピーカーに飽き、同サイズの Mercury m2が適当と思い、買って鳴らすや、ヴァイオリンの高音がキンキン、ギスギスで落胆ひとかたならず

                 ほんとうに“これがタンノイの仕事か”と唖然とした。雑誌の評価などには、ゆったりした音というのも多かったが、クラシックは皆目ダメだった。それで B&W DM601S2に速攻で買い替え、8年近く聴き続けることになるのだった。
                 ただ、同じシリーズの m1は、今日でもオークションなどで入手して、よかったという感想もあり、m1は、ヘタに大きい m2よりもずっときれいに鳴るのかもしれない。

                 F1 Customは、その m1の直系の孫である。
                 4)のヴァイオリンは、少しょうキツいが、かつての m2ようなひどい音とは全く別ものになっている

                 5)のミルヴァの歌は、ライヴ音源で、ノイズも入るが、子音がやや強調気味に表わされ、コトバのニュアンスが濃厚で豊かだ。それでいて、いわゆる“サ行がきつい”というのとも違う。

                 もうちょっと聴いてみないと、判断は下しかねるけれど、思うに、初発のマーキュリー・シリーズを作ったときには、タンノイのスタッフは安価なブックシェルフなど作った経験がなかったのだろうと思ったりする。
                 そこから、そうとう研究したのではないだろうか。m2の音が経験上ひどく、小型の m1は世評が高いのだが、面白いことに、‘F2’はあったのだけれど、マイナーチェンジした Customシリーズには、「F2 Custom」は、ない。‘2’のサイズだと、16mm(英サイトでは15mmとする)厚パーチクルではいい音にならない、と判断したのか。
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                アキバくんだり。

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                  給料日〜♪/入ってる!/But sparrow's tears/たんのい買お〜/おいおい!

                   ニート志向の へうではあるが、さすがにこの10月、11月はけっこう働いた。
                   給料日(30日><;)を待って ― 早速、敬光堂さんで、タンノイの Mercury F1 Customをポチりました^^;;。

                   まあ、“価格前提の好評”というのは承知の上で、とはいっても、初発の Mercury m1が29,000円(ペア税別定価)で、次のシリーズ衣替え(本来、Fusionとするはずだった)でも F1は33,000円と、1.4kgも重くなったにしては‘良心的’な価格改定だったのに対して、今回の F1 Customは、マイナーチェンジなのに39,000円という大幅値上げ
                   《What Hifi》レヴューでも「Tannoy blithely upped the price …」(「blithely」は「のんきに」)と書いている。

                   すでにこの Customシリーズも出荷終了らしく、敬光堂、逸品館などでのみ販売されているみたいで、3割引きではあるが、けっして激安スピーカーというわけではない。詳しくは、また来てから^^。

                  春日無線プリアンプ用ケミコン

                   まだ手を着けていない春日無線の 5670プリアンプ・キット、お邪魔したあるブログで取り上げられており、ヴェテランの方のコメントに、電源のリップル・フィルターが貧弱、と指摘されていたのを読んだ。
                   整流ダイオードを出たあとの2本の電解コンデンサーが、付属では250V47μFなのが気になり、350V品にしたら、基板のサイズの関係で22μFになったのだが、それだとさらにリップル除去が不十分になるわけで、とたんに周章ローバイ、“アキバだぁ〜”となった^^;。

                   2本とも350V47μFだとスペース的に無理なので、2本めを思いきって350V100μFにした。デフォルトの47μF×2の1.2倍になるし、1本めが小容量なのはダイオードにも負担が少ない。

                   あと、カソードバイパス・コンデンサーは、すでにニチコンの FW 25V100μF(いちばん高かった^^)と MUSE KZ 25V100μFを買ってあるが、今日も勢いで FG 16V100μFを買った。どうせ1品種しか使わないんですが〜^^;。

                   サイズ的に KZはまずムリ。隣接する抵抗などが隠れると、そっちを交換する際に邪魔になるし、発熱面でもよくない。サイズ的には FWが25V品なのに汎用の16V品(付属)と変わらない大きさで、ベスト。ただ、FWはあまりいい評価を聞かない…かな?
                   FG 16Vは、海神無線で40円と安かったし、FWの上位品種だし、カソードには正常動作で2.5Vしか出ないらしいから16V耐圧で十分すぎるくらいだが…。

                   あとは、タクマンの抵抗を少し買い増しした。

                   ‥‥というような平日(今日は仕事先が休み)のアキバくんだりでした^^。
                   買物がすんでちょっとアキバらしい食いものでも、なんても思ったのですが、1品が安いパーツを買った余韻からか(まさか^^)、1店でちょっと食べて、という形で ― 小諸そばで、チェーン名を冠した小諸そば(410円)をまず。

                   ここは、その‘小諸そば’のサンプルを店頭ディスプレイに展示しておらず、前回寄った時、店長と思しいおじさんに「これ、ディスプレイに出したほうがいいんじゃないですか」と言うと、店長さん、「マーケティング関係の方ですか? いえ、この辺は、私たちは一切触っちゃいけないんですよ! お客様のほうでホームページに意見を送ってくだされば^^」とのこと。

                   いかにも本社は従業員の意見を聞かないかのような言いぶりに苦笑しそうになった。本社((株)三ツ和)サイトには「人間尊重と全員参加の経営である「パートナーシャフト経営」を企業運営の基盤に据え」なんてあるのにね〜^^。

                   その上記ブログにあるように、このチェーンは安価なのだが、‘小諸そば’はけっこう高く、山芋がつゆに溶けるので、食べようとするとつゆを全部飲むことになり、塩分が心配になる。ほうれん草は臭みがあって、全体にお勧めではない。むしろ安いかけそばやセットメニューがいいかも。

                   さすがにこれでは足りないので、ちょっと北にある日高屋で半チャーハン、240円。バイトさんたちが慣れていないせいか、ずいぶん待たされた。たいへんな仕事なので、文句は言いません。繁忙店なのにギッリギリのスタッフ数でまかなっているんでしょう。

                   中古盤のリバティでは、しょこたんの『マジックタイム』が、DVD付きのヴァージョンで安く出ていて、どうしようかなと思ったけれど、マジメに聴くと恥ずかしくなるだろうと思ったので、やめ。
                   600円のパーツと650円の外食だけで末広町から地下鉄に乗って帰りました。

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