また、DAC1794-1.5のLPFコンデンサーを換えてみた。
ついでに、DACチップの左右アナログ電源のケミコンも、東信 UTSJから、ニチコン MUSE KZに換えてみた。KZは16Vクラスが規格としてなく、25Vになるが、UTSJ 47μFが4本くらいすっぽり入りそうなくらい大きい。チップコン(ECHU)が、すっかり‘傘の下’の隠れる。
I/V変換部の帰還抵抗750Ωには、データシートどおりの2,200pFを初めてパラってみた。品種は、マルツが入れいている、リンクマンの WDQCというもので、2サイトほどで好インプレがある ― エージングが必要だそうだが。
LPF部には、元の2,700pFに戻すけれども、ラジオデパートで見つけた、Philips MKT370(400V)というライトブルーのボックス型を試してみた。メタライズド・ポリエステルらしい。ググると、Philips(NXP)のものとして得られるデータシート(PDFカタログ)は、BCコンポーネンツとなっている。BCコンポーネンツはPhilips Electronicsから独立したあと、現在はヴィシェイの1ブランドとなり、ヴィシェイのMKTとしてのPDFカタログも入手できる。サイズなど同じである。
買ったものは‘PH’の印字があるので、まだPhilips Electronics時代のものか。Linkmanともども、鉄足である。
スキャンしたが、保存を忘れたらしく、画像がないので、実装写真だけ。どうせ、すぐ換える ― いや、音からいうとダメでした orz。
今回、いちばん期待(or 危惧)したのは、I/V段にデータシートどおりの2,200pFをパラってみたこと。これは、位相補償というレヴェルではなく、750Ωとでできる時定数で、96kHzから落とす1次LPFである。
なぜ96kHzかというと、たぶん、DVDオーディオ(サンプリング:192kHz)の再生上限が96kHzだから、だろう。
これはしかし、どうもほとんど差が出なかった。パナソニック ECHS 100pFのときと変わらない。音も、ECHS+WIMA MKP 3,300pFのときと変わらず‥‥さすがに少しは違うような気はするが、音が硬い。室内楽のヴァイオリンが、キンキンする。
エージングで変わるのかもしれないが、これはちょっと聴けない音だ。
どうも、海外製のボックス型フィルムコンは、軒並み期待を裏切るようだ。最初に入れたLPFのニッセイ APS 2,700pFは、高価なG級(±2%誤差)だったが、LPFのコンデンサーはこのDACではオペアンプ回路の非反転側と反転側の両方に入るので、カットオフが合ったほうがいいのか。
もちろん、マニアが使うディップト・マイカやスチコンは5%誤差品しかないのが一般だし、〈お気楽オーディオ〉さんの説明書にも指定はない。
どうやら、やはりニッセイ APSの音がそうとうよかったようなのである。かえすがえす、ニッセイ電機の倒産が恨まれる。今後、自作オーディオ界は予想以上のダメージにみまわれるだろう。生産施設の一部でもどこかが買い取って運営する、なんてできないものかな〜。宝くじ3億円当たったら、買えないかな〜…。
― PCM1794データシートの謎 〜 I/V変換部のLPFについて ―
これまでも再三触れてきたように、高速であることをBB/TI自身が推奨しているI/V変換部に、なぜ2,200pFという大きなコンデンサーを並列にするのか、という問題が、頭を離れない。
ついでに、DACチップの左右アナログ電源のケミコンも、東信 UTSJから、ニチコン MUSE KZに換えてみた。KZは16Vクラスが規格としてなく、25Vになるが、UTSJ 47μFが4本くらいすっぽり入りそうなくらい大きい。チップコン(ECHU)が、すっかり‘傘の下’の隠れる。
I/V変換部の帰還抵抗750Ωには、データシートどおりの2,200pFを初めてパラってみた。品種は、マルツが入れいている、リンクマンの WDQCというもので、2サイトほどで好インプレがある ― エージングが必要だそうだが。
LPF部には、元の2,700pFに戻すけれども、ラジオデパートで見つけた、Philips MKT370(400V)というライトブルーのボックス型を試してみた。メタライズド・ポリエステルらしい。ググると、Philips(NXP)のものとして得られるデータシート(PDFカタログ)は、BCコンポーネンツとなっている。BCコンポーネンツはPhilips Electronicsから独立したあと、現在はヴィシェイの1ブランドとなり、ヴィシェイのMKTとしてのPDFカタログも入手できる。サイズなど同じである。
買ったものは‘PH’の印字があるので、まだPhilips Electronics時代のものか。Linkmanともども、鉄足である。
スキャンしたが、保存を忘れたらしく、画像がないので、実装写真だけ。どうせ、すぐ換える ― いや、音からいうとダメでした orz。
今回、いちばん期待(or 危惧)したのは、I/V段にデータシートどおりの2,200pFをパラってみたこと。これは、位相補償というレヴェルではなく、750Ωとでできる時定数で、96kHzから落とす1次LPFである。
なぜ96kHzかというと、たぶん、DVDオーディオ(サンプリング:192kHz)の再生上限が96kHzだから、だろう。
これはしかし、どうもほとんど差が出なかった。パナソニック ECHS 100pFのときと変わらない。音も、ECHS+WIMA MKP 3,300pFのときと変わらず‥‥さすがに少しは違うような気はするが、音が硬い。室内楽のヴァイオリンが、キンキンする。
エージングで変わるのかもしれないが、これはちょっと聴けない音だ。
どうも、海外製のボックス型フィルムコンは、軒並み期待を裏切るようだ。最初に入れたLPFのニッセイ APS 2,700pFは、高価なG級(±2%誤差)だったが、LPFのコンデンサーはこのDACではオペアンプ回路の非反転側と反転側の両方に入るので、カットオフが合ったほうがいいのか。
もちろん、マニアが使うディップト・マイカやスチコンは5%誤差品しかないのが一般だし、〈お気楽オーディオ〉さんの説明書にも指定はない。
どうやら、やはりニッセイ APSの音がそうとうよかったようなのである。かえすがえす、ニッセイ電機の倒産が恨まれる。今後、自作オーディオ界は予想以上のダメージにみまわれるだろう。生産施設の一部でもどこかが買い取って運営する、なんてできないものかな〜。宝くじ3億円当たったら、買えないかな〜…。
― PCM1794データシートの謎 〜 I/V変換部のLPFについて ―
これまでも再三触れてきたように、高速であることをBB/TI自身が推奨しているI/V変換部に、なぜ2,200pFという大きなコンデンサーを並列にするのか、という問題が、頭を離れない。