性懲りもなくオペアンプを…。I/V変換2基とLPF 1基、計3基のオペアンプを、何とか、変換基板使用で電源ピンがデカップリング・コンデンサーから遠くなることがなく、発熱/消費電流もあまり多くないデュアルDIP型だけでまかないたい、とデータシートとユーザー評を、日夜漁り倒してまた1週間… (^_^;)。
新メンバー*I/V変換:LME49720、LPF:MUSES8820。
I/V変換に用いるオペアンプには、(オーヴァー)サンプリング周波数の半周期より短いセトリングタイムが必要、という“神話”が私の頭を去らなかったのだが、のデータシート指定の NE5534がいい結果を聴かせてくれたことで、どうもセトリングタイムにはあまりこだわる必要はないのではないか、という考えが浮上してきて、あるていどのスルーレートがあれば、オーディオ的に評価の高い品種を使ってみたら、と考えた。
そこで、DAC1794-1.5完成当初にLPFに使ってみた、ナショナル セミコンダクターの LME49720を導入。LPF用に1基持っていたのは、エージング時間を合わせるために使わず、2基、新調した。秋月電子で270円なので、私でも気軽に買える^^。
ついでに、LME49720より若干セトリングタイムだけでは速い、定番のBB OPA2134も2基、それに、新しいLPF用として、実際のヒアリング評価がけっこう高い、新日本無線の MUSES8820も購入。
ついでに、ラジオデパートのお店で TI NE5532も1ヶ購入。オペアンプ6ヶで計1,500円弱の買物。
このあと、仕事で中央線に(どうせガラ空きの緩行線だが)乗ることもあり、オペアンプの足がカバンの中で圧迫されないように、堅めの函入り本の函だけ、本を抜いて持ち出し、そこに入れ換える。ラジオデパート1階には、そういう作業用のコーナーが1箇処設けられている^^。買ったものの整理をする空間なので、ゆっくり飲み物なんか飲んで休憩したりしないでね、みたいな注意書きがあったっけ^^。
帰宅後、LME49720+MUSES8820でちょっと聴いてみる。やはり、OPA2211+LT1028での超高品位には、かなり距離がある。ことに、マーラー:5番、アダージェットのモノすごい低音は出てこない。
が、LME49720の音から予想した高域の聴きづらさが少なく、情報量も多く、その上しっとりした面もあって、その辺は MUSES8820が与っていそうだ。
MUSES8820だけのキャラではないだろうが、まさに‘日本のステレオ’を聴いている感じがする。上品に、控えめに明るい、といったらいいか。
このところの試聴で聴いている、ヴァーシャーリのラフマニノフ、ヤナーチェクの弦楽合奏曲、バーンスタインのマーラー:5番などで鳴らしてみて、とくに“おお〜、凄い!”という瞬間はないけれども、どれもそれなりに楽しめる。
LME49720は、2回路で10mAの消費電流で、経験的にそう熱くならないし、MUSES8820も8mAで、レギュレーターもさして過熱しないだろうと予測できる。
このナショセミの LME49xxxシリーズも、オーディオ用に特化して開発されたことを売りものにしている。低雑音(2.7nV/√Hz/1kHZ)と低歪み(0.00003%)がトンガった特性を示していて、ふつうにラインに(増幅 or バッファーで)使うと、高解像度+無色透明、場合によっては冷たかったり耳に痛い面も出てくる、というのが世評で、私も同感。
セトリングタイムは、10Vステップ/0.1%で1.2μs(1,200ns)と、I/V変換には遅いような感じだが、これ以下でも十分音にはなるはずだ。
この他、LPFを NE5532にしてみたが、期待した‘音の味わい’はさして聴かれず、あっさりし過ぎた感じだ。これはもうちょっと聴き込んだほうがいいかもしれない。I/V部に OPA2134を挿すのは、やってみたがほとんど聴いていいない。音質的には LME49720のインパクトにかき消されてしまった感がある。
― これで行けばいいのだが、LME49720を導入する前、同じシリーズ、同定格で、電源電圧だけ±22Vまで可にした、LME49860は、LME49720と音が違う、というレヴューを、ネット上で複数見て、たいへん気になった。
I/V変換に用いるオペアンプには、(オーヴァー)サンプリング周波数の半周期より短いセトリングタイムが必要、という“神話”が私の頭を去らなかったのだが、のデータシート指定の NE5534がいい結果を聴かせてくれたことで、どうもセトリングタイムにはあまりこだわる必要はないのではないか、という考えが浮上してきて、あるていどのスルーレートがあれば、オーディオ的に評価の高い品種を使ってみたら、と考えた。
そこで、DAC1794-1.5完成当初にLPFに使ってみた、ナショナル セミコンダクターの LME49720を導入。LPF用に1基持っていたのは、エージング時間を合わせるために使わず、2基、新調した。秋月電子で270円なので、私でも気軽に買える^^。
ついでに、LME49720より若干セトリングタイムだけでは速い、定番のBB OPA2134も2基、それに、新しいLPF用として、実際のヒアリング評価がけっこう高い、新日本無線の MUSES8820も購入。
ついでに、ラジオデパートのお店で TI NE5532も1ヶ購入。オペアンプ6ヶで計1,500円弱の買物。
このあと、仕事で中央線に(どうせガラ空きの緩行線だが)乗ることもあり、オペアンプの足がカバンの中で圧迫されないように、堅めの函入り本の函だけ、本を抜いて持ち出し、そこに入れ換える。ラジオデパート1階には、そういう作業用のコーナーが1箇処設けられている^^。買ったものの整理をする空間なので、ゆっくり飲み物なんか飲んで休憩したりしないでね、みたいな注意書きがあったっけ^^。
帰宅後、LME49720+MUSES8820でちょっと聴いてみる。やはり、OPA2211+LT1028での超高品位には、かなり距離がある。ことに、マーラー:5番、アダージェットのモノすごい低音は出てこない。
が、LME49720の音から予想した高域の聴きづらさが少なく、情報量も多く、その上しっとりした面もあって、その辺は MUSES8820が与っていそうだ。
MUSES8820だけのキャラではないだろうが、まさに‘日本のステレオ’を聴いている感じがする。上品に、控えめに明るい、といったらいいか。
このところの試聴で聴いている、ヴァーシャーリのラフマニノフ、ヤナーチェクの弦楽合奏曲、バーンスタインのマーラー:5番などで鳴らしてみて、とくに“おお〜、凄い!”という瞬間はないけれども、どれもそれなりに楽しめる。
LME49720は、2回路で10mAの消費電流で、経験的にそう熱くならないし、MUSES8820も8mAで、レギュレーターもさして過熱しないだろうと予測できる。
このナショセミの LME49xxxシリーズも、オーディオ用に特化して開発されたことを売りものにしている。低雑音(2.7nV/√Hz/1kHZ)と低歪み(0.00003%)がトンガった特性を示していて、ふつうにラインに(増幅 or バッファーで)使うと、高解像度+無色透明、場合によっては冷たかったり耳に痛い面も出てくる、というのが世評で、私も同感。
セトリングタイムは、10Vステップ/0.1%で1.2μs(1,200ns)と、I/V変換には遅いような感じだが、これ以下でも十分音にはなるはずだ。
この他、LPFを NE5532にしてみたが、期待した‘音の味わい’はさして聴かれず、あっさりし過ぎた感じだ。これはもうちょっと聴き込んだほうがいいかもしれない。I/V部に OPA2134を挿すのは、やってみたがほとんど聴いていいない。音質的には LME49720のインパクトにかき消されてしまった感がある。
― これで行けばいいのだが、LME49720を導入する前、同じシリーズ、同定格で、電源電圧だけ±22Vまで可にした、LME49860は、LME49720と音が違う、というレヴューを、ネット上で複数見て、たいへん気になった。