小っちゃな自作コンポーネントでも、2つも増えると、いろいろとケーブルが必要になってくる。オヤイデやサエクのケーブルをヤフオクで売っぱらったあと、とりあえずモガミの NEGLEX 2534(4芯シールド)を、プラグといっしょにオヤイデ電気で買って1ペア
作ったのが昨年末。
DACを作ると、デジタル・ケーブルも要るので、先ずは同軸、光とも富士パーツ(ロゴが“FUJIPATU”なのは悲し〜^^)のを買っていたが、キットのパーツ購入と同時に買ってあったモガミとカナレのアナログ用ケーブルでRCAピンコードも作った。左写真は、それらを含むケーブル群。
写真、上から ―
・モガミ NEGLEX 2534(茶)+JS-65プラグ。「JS-65」というRCAピンプラグは、トモカ電気の製品として扱う店舗もあるが、オヤイデで買ったときはノーブランド扱いだった。一種、「鬼ころし」みたいなもので、工場が共通で、そこの規格なのだろうか。
この時作ったものだが、何度かやり直し、左右を合わせるために切りつめていって80cmくらいになっている。
・NEGLEX 2534(黒。トモカ電気にて。オヤイデは茶のみ、トモカは黒のみ、だったようだ)+
クラシックプロ R14。これはサウンドハウスで。クラシックプロというブランドは、多くの業務用機器を作っているが、HPはない。このプラグは重くてしっかりした作りで、お薦めとは思うが、端子部とスリーヴ部とのネジの嵌合があまりスムーズでなく、アジア製かと思わせる。
・カナレ L-4E6S(4芯シールド。茶)+クラシックプロ R14。
・カナレ GS-6(1芯シールド。黒)+ノイトリック(中国)NYS373(ネットオークションで購入)。Neutrik社が正式に出資している
寧波ノイトリック(Ningbo Neutrik/寧波樂群電子有限公司)の製品。本家の
‘Profi’なんて高くて買えない(それでもトモカの価格は安いほうだ^^)、とネット上を見るとお安いノイトリックが! 秋葉では置いていない。が、後述のとおり、あまりお薦めではない(´_`;)。
・Belden 1506A(1芯シールド、映像/デジタル 75Ω同軸用)+カナレ F-09。CDPから DAC1794-1.5へのデジタル同軸として作成。
・これだけRCAではない。富士パーツ FVC-5010HG。FVC-50xxHGシリーズは、ちょっとお高く、極太の TOS-LINKケーブル。光ケーブルは自作するわけにいかないので、ネット上の
情報で選択。「24金メッキプラグ」、「3重シールド」のキャッチコピーは、光の場合、意味がなさそうだが、とにかく太い。若松 WSTA01は、基板上のジャンパーピンで同軸と光を切り換えられるが、まだ同軸は試しておらず、ずっと光入力で聴いている。比較してはいないが、とくに音がなまるとは感じない。
― カナレ GS-6は買う予定はなかったが、中国製ノイトリックの NYS373の端子部が短く、アース側に穴もないので、私の技術だと1芯シールド・ケーブルしか接続できないと思って、NYS373のために買った。理論上はアナログ不平衡伝送なんて1芯シールドで十分なのに、実際に聴いてみると、やはり 2534のほうが繊細でよい。けっきょくこのコンビは今はシステムからはずれている。
自作DACの音の、中高音〜高音を聴きやすくするには L-4E6Sがどうかな、と試してみるが、かえってささくれだつ感じがしないでもなく、DP-5090のアナログ出力に使ってみると、意外と、厚化粧のメーカー製の音を味わい深く聴かせて、ここに決定。ただ、うるさい感じは増し、音量が上がった感じがする(実際に電圧・音圧が上下するはずはない。倍音などの微細な差による違いだろうが、それも逆に小さくなるという人もいる)。
というわけで、自作DAC 2機とも、プリメインとの間はモガミの 2534でつないだ。長さの関係から、WSTA01に、先に作っていた80cm品をあてがったが、WSTA01自体のエージングもあったせいか、ジャズ(あの、アート・ペッパー^^)などがややゆったりと、神経質でなく鳴るような感じになっているのだが、ケーブルのエージングもあるのかも。
JS-65は、かえって中途半端なブランド品を探すより使い勝手もよく、いいかもしれない。ただし、どのプラグでも、私のハンダづけなどは、端子と線材がきっちり触れているかどうか定かでなく、ハンダを介してつながっているレヴェルだ(ハンダはたっぷり乗せているけど)。