いやはや…。

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    百科事典も全巻廃棄。 このところ、金曜深夜(28日未明)の、フジテレビ<NONFIX>で「生活保護〜仕事も家も失ったぼくら〜」、ゆうべ深夜(29日未明)の、NHK《ETV特集・選》「ひとりと一匹たち 多摩川 河川敷の物語」(3月1日放送分の再放送)と、失職派遣労働者やホームレスを取材した番組ばかり、深夜に酒を飲みながら見ることになって、つくづく自分の暮らしの不安を感じなおした。

     今月はとろとろしながらも、相当量の紙ゴミを廃棄し、処分本を選び出したが、一方でそれを紛らすために、DACキットの回路の、たとえばI/V変換部のオペアンプを何にするか、などとデータシートを睨んだりしている。が、そんなことを考えている場合ではない、という不安が湧き起こってくる。
     専門書を本箱4〜5本(もちろん2重配架^^)分売っても、微々たる額にしかならないだろうから、引越し費用も出るかわからない。それに、余裕を持って負担できる家賃の部屋は、賃貸マンションというよりアパートになってしまうだろう。
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    ちょっと昔の新書…

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      奥村 宏『会社本位主義は崩れるか』岩波新書、1992年 続いて、本の処理ばなし。本を処分するためにパラパラと眺める作業を続けて、古い新書群が、最近のものに比べて水準が高いという感を強くしているが、奥村 宏『会社本位主義は崩れるか』(岩波新書、1992年)というのが、出てきた。あとのほうに栞が挟んであったので、そこまでは読んだらしい。

       著者はジャーナリストから経済学者になった方で、私はこの方面には全く知識がないが、私自身が「会社社会」に入ることができなかったコンプレックスから、たぶんこの本を買ったのだろう。わが国の「会社主義社会」とその中での企業のあり方を批判した一書で(というくらいしか私には紹介の能力がない)、戦前の財閥から、その解体と解体の意義、それ以後のその空洞化…等々を述べていて、「会社に富が集中」(150頁見出し)する日本社会の病理を指摘する。

       昨今のグローバル化以前に、日本の企業社会は国際的な資本主義のルールに則らない部分を含み持ちつつ繁栄してきたことはよく言われるものの、日々のニュース番組では株価の上下や企業個々の問題にばかりしか視点が届かない。
       奥村氏のこの本は、そうとう以前に日本の企業社会の問題を指摘しているが、それらについて、何の改善もないまま、むしろますます会社に富が集中する方向に突き進んだあげく、“未曽有の金融危機”に至っている。
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      バカの壁…

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         ‥‥この1ヶ月、本・書類・コピー類の廃棄にフウフウいっている。1週間に資源ゴミの紙類収集は1回だけなので、それに向けて、といって結局はその直前、深夜から未明にかけて括って出す。もう45束は出した。今日は、まだカバーなど付いている文庫など30点ほど、ブッ○オフに持ち込み、750円♪ 売りに行く、のではなく廃棄の1方法という感じだ。

         本の廃棄を進めて実感してきたのは、「新書」のレヴェルがずいぶん‥‥ここ、10年くらいで? 変わったことだ。(例によって^^;)積ん読の新書の山を眺めていて、岩波新書に、しっかりした内容(そうな^^)訳書がいろいろ‥‥ J.B.モラル『中世の刻印』(1972年)、ジャック・ルゴフ『中世の知識人』('77年)、A.クリエジェル『ユーロコミュニズム』('78年)、他多数。'70年代の新書出版の水準ってこんなだったんだ、と、まだ読んでいないのに感心。で、まずい。棄てられないではないか(‥;)。

        養老孟司『バカの壁』新潮新書、2003年 では、最近の新書から、ブッ○オフで105円で買った2003年刊の、養老孟司氏の『バカの壁』(新潮新書)。どうも、たぶん全部は読んでいないみたい^^。出た時、一種‘バカ’を書名に付けるブームがあって、“イヤな語感だぁ”と思ったが…なんで買ったのかナ。
         この中に、英語の冠詞に説き及んで、ソシュールの「シニフィアン(能記)」と「シニフィエ(所記)」に触れられている:

         「ソシュールによると「言葉が意味しているもの」(シニフィアン)と、「言葉によって意味されるもの」(シニフィエ)、という風にそれぞれが説明されています。この表現はわかったようなわからないような物言いです。実際、ソシュールは難解だとされています。
         が、これまでの説明の流れで言えば、「意味しているもの」は頭の中のリンゴで、「意味されるもの」は本当に机の上にあるリンゴだと考えればよい。」
        (76頁)

         上記の養老氏による「シニフィアン」と「シニフィエ」の説明は、わかりやすいが、すでにネット上でも指摘されている(ここの指摘に付け加えるものなどない。参考にしたことを深謝したい)ことであり、このサイトが指摘されているとおり、筒井康隆氏の『文学部唯野教授』(初出は1987=89年)中、唯野教授が「記号論」で行なう講義内容で、一度モンダイになったことなのだそうだ。
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        スピーカーの下に…。

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          資源ゴミ行きの本とコピー群。 ちょっとやそっとで引っ越しできそうにない…。売れない本と、コピー類を大量に資源ゴミで廃棄しないと…。もー、シンドい。モッノスゴくものすごい量である。

           カバーを剥ぎとっているようなのはブックオフでは買わないので、中身はまあまあでも、“もう要らんな”と瞬間で判断した書目は括りに。バチあたりそうな光景という方もあるかもしれないが、なに、もうバチ当たっている人生だから本を棄てるのだ。こんな本の蒐め方をしてきたからこんな人生になったのである。因果が逆。さて、これはまた別記事にて。

          スピーカーの下にゴムシートを敷いた、スタンドとの隙間を撮影。 ゆうべは塾だったので、帰ってネットなど見ているうちに眠くなり、整理はやめて風呂に入り、酒を飲んで‥‥いるうちにもう朝になる。
           スピーカー・スタンドの付属ゴム・シールをはずし、直か置きにすると現用 オーディオプロ Avanti A.10の高域が硬くなり、全体に耳当たりのキツい音になった(→ ここ)。CDPを DP-5090というのにすると、全体にはソフトになったが、ソロ・ヴァイオリンの高音でキツく歪みっぽい音になる場合が出てきた。

          スピーカーを少しずらすと…スタンドのかどにシート 酔ってオーディオをいじると、ろくなことにならないが、今朝は、再度スピーカーの下に敷けるソフト系の素材はないものか、ラックの中をあさると、5mm厚ほどのやや硬質のゴムシート(というより、板)が、四角く切ってあるものがあった。これをさらに小さく切って、スピーカー自体のオマケみたいな足(1.5mm厚くらいの硬いゴム)を避けて、前にだけ敷く。後部はスピーカー付属の足で支える ― つまり、スピーカーとスタンドの間隔が、わずかに前のほうで広くなる(写真、左)。
           後ろにも敷いたが、音はあまり変わらない(ようだ)。前だけ敷いた段階で、気になるディスクの音が、若干‥‥若干マシになったか? 酔っている時は‘気のせい’がさらに増幅されるので、確認は醒めてから^^…。
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          画数‥‥いろいろ。

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             ‥‥あんまり暗いエントリをアップしたので(じき消します → 消しましタ(´o`;))、また暗い話題を‥‥オイオイ。

            左:麻生太郎氏 右:山本文郎氏 私の本名は、姓の末尾の字と名の最初の字の画数の和(=天・地・人のうちの人格)が9画で、最凶~なのだが、麻生首相も、そこは9画。見ってみぃ、やっぱり踏んだり蹴ったりじゃんか! しかも本人の資質。
             知人にそのことを言うと、「けどなあ、アイツはどう言っても総理大臣になっとるんだぞ」。ま、気にすんな、ということか。

             反対の、‘吉’な例はないかなー、と思い出すと、あった! このヒトである。元TBSアナウンサー、山本文郎氏^^。‥‥しかし、こちらもまた成功者のキャリアを積んできた方である。やっぱりガックシ…。
             とはいえ、お二人のご尊顔を恐れ多くも並べてみると、同じ‘人格’といっても、「相」が違うなー。

            DAC DIY …海外の事情、など。

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               DP-5090の‘楽屋裏が見えた’あと、オーディオの興奮の電圧が0V に落ちてしまい、現実逃避でDAC(D/Aコンヴァーター)の基板キットの構想、いや妄想にばかり耽っている。
               構想では、こちらの、最も簡易なDAC基板の PCM1794版(新潟精密 FN1242A版はすでに売り切れで頒布終了のよう)を考案中。バーブラウン(テキサス・インスツルメンツ)の PCM1794を1ヶだけ! 使った超簡易版DACだ。

               先日、オーディオ・パーツを選択することは、「私自身の存在理由 Raison d'Être を確認するようなこと」だ、などと言ったが、実際にはネット上を探してみて、こうした基板キットに使える品種は、そうとう限られていて、メーカー品にできないことというと、電源トランスにRSコンポーネンツの通販している Nuvotem Talemaトロイダル・トランスを選ぶ、とか、整流ダイオードに A&R/日本インターのショットキーバリア・ダイオード(ここに‘効能書き’あり)を使う、といったことか。その他、コンデンサーなどは意外に品種は限られてくるが、OSコンはデジタル系電源にしか使わない、といった采配も考え中 ― DACチップは、その全回路がデジタルなのではない ― 。

              《TNT-Audio》内の、DACキット・レヴュー 国内(日本語)サイトには、自作DACの記事はたいへんたくさん見られるが、海外ではこういうことはあまりやらないのだろうか、と英語サイトを探索してみたら、こ こが見つかった。執筆者は Nick Whetstone(ニック・…ホエットストン、と音写しておこうか…)氏。

               ここでは、2種の自作(DIY)DAC基板キットが紹介されていて、2種ともノン・オーヴァーサンプリング型DACである。この、非オーヴァーサンプリング型のオリジンを、ここでは、「Ryohei Kusunoki of Sakura Systems」と、日本人の名を挙げ、この人の考案に見出し、その‘KUSUNOKI SAN’へのインタヴューが、大きな顔写真付きでアップされている。
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              ネコではにゃいす。

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                スヤスヤお休みですね。/5本…、あと1本...。/むにゃむにゃ、ふいー…/こ、こりゃっ! がしがし/パラパラ/こりゃっ!! わしゃネコじゃないぞー 勝手にヒゲ付けんな!/あ〜、どーもー
                 というわけで、いつもマンガ中で私(ひょうたん型キャラ=よってHN 瓢箪へうたむ^^;)を、チビすいお言葉でヤユしてくれる、この丸っこくてちっちゃいお方は、ネコではないことがハンメイいたしました^^。

                 でわ、モデルはにゃにかって? え〜、ま、ネコのイメージも入っておりますが、元はちょっと違い‥‥これ、書くと‘関係者’にメイワクが及びますので、ご容赦^^。
                 《続・夏目友人帳》のニャンコ先生みたいなのは好きですね〜(← オリジナルがあることは衆知ですよね〜^^。こっちはあまり…でした)。


                 ゆる-過ぎ-キャラですね。はひ〜。

                靴、買いました^^。

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                   3日前、欲しい靴が住んでいる町の靴屋にない、という話を書いた。今日は都心に用があり、帰りに新宿の有名! 靴店でスニーカーを見たが、同じ価格帯・スタイルのプーマの品は、なかった。スニーカーといっても7千円以上、1万円を超える商品が大半。

                   他にいい靴屋は知らんしなぁ〜、とまた落胆して帰り、先日行ったテナントの靴屋に行って、そこの店頭品でも1足調達しないと、現用品はぼつぼつ穴もあきそうだし‥‥と先日の店員さんがいたので、再度相談してみた。
                   3日前は、こちらがプーマ・ブランドにこだわったため、しつこい販売をしなかったと見え、今回、きちんと相談を持ちかけると、びっくりするほど懇切に相談に応じてくれた。

                   現用品は、靴底の緩衝構造がよくできており、現在の同価格帯の品種では、どれも靴底はそこまで配慮されていない、と言っていい、とのこと。「お店にあるものでは、どのあたりがお薦めでしょう?」と聞くと、「スポーツ用品店で探されると多くの品種がありますよ。正直に言って、うちの店頭在庫の中では、自信を持って、これ! とお薦めできるものはないかもしれません」というような答え。これは何とも良心的な説明で、こういう説明をされるとますますそこで買いたくなる。
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                  本の処分...。

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                    本、本、本…〜3枚の写真を合成。
                     ふっわぁ〜 ‥‥ 参っタ…。まとめて全部、とはいっても、最低限、塾や予備校の仕事で必要なもの、そして自分が今後死ぬまでの間に読みたいものを厳選して、あとは古書店に持って行ってもらう‥‥までの作業がもー、超-タイヘンを通り越している。
                    ※左の写真は、その一部 ― 3枚の写真を合成したものだが、本はだいたいどの本箱も2重(2列)に配架している。

                     ここ30年で溜まりに溜まった本 ―‘蔵書’と呼ぶには、あまりにその所有者がお粗末^^‥‥単純に‘積ン読本の山’というべき ― は、“なんでこんなに集めたの? ”というほどある。資料、研究書、といった、図書館に行けば見られるだろう、という類いのものが、文字どおり「汗牛充棟」。実際には粗末な‘ロンブン’を書いた折りには、引用した本文の確認などに、“持っていてよかった”と実感したことも多かったが、専任職のない者にはやはり分不相応だし、それ以前に、‘私’という器に不相応だ。
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                    靴、買えず…。

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                      ぼろスニーカー。汚いものをお見せして…。 このところ、汚いモノや、エグい文言ばかりアップするようで、ただでさえ少ない来訪者の方がたをさらに少なくするようなことばかり^^;…。

                       写真は、もう8〜9年、常づかいに履き続けているスニーカー。かなりキズだらけだが、まだ履ける。プーマ Puma というブランドだ。それまで、スニーカーというと千円前後のものしか買わなかったが、ちょっとぜいたくをして、3千円を超えるスニーカーを買った。
                       それまでのスニーカーとは全く異なる、何といったらいいか、あの! ドクター中松の、ナントカみたいな、というような形容をしたくなるほど、体が軽くなって脚自体が前へ前へと跳んでゆくような履き心地だった。
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