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ディーリアスのCDとか。

 CD漁り、スマホ物色と、明け方までのネット・サーフィン(← 死語? 早いね〜)に、せめての楽しみを見出し、時間を浪費しては疲れて後悔している毎夜、いや毎朝?

 CD、つまり音楽を聴くことであるが、実際に集めたCDを聴く段になると(← この「〜段になる」って、方言的表現かな?)、けっこうシンドい。
 安らぐより疲れる感を抱いてしまう。

 先日買った、パーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェン:交響曲全集もそうだったし、喜んで、選んで買った、ミンコフスキ指揮のリュリとラモーも、どうも聴いていて安らがないのである。リュリのほうは声楽入りなので、最初求めた外盤から、訳詞(対訳ではなかった)付きの国内盤に買い換えたほどだったのに。

購入CD

 で、先日のポータブルCDとかの記事のあとに買ったCDは、カルロス・クライバー/バイエルン国立管によるベートーヴェンの4番(Orfeo)、これは持っていたが、生活困窮時に売ったディスクだ。

 DGに入れている第5と第7は、セッション録音で丁寧だけれど、バイエルンの第4番はライヴで、終楽章はすっ飛ばし過ぎでオケがついていけていないということも言われ、これは売ってもいいかな〜、ということで処分箱の中に入れちゃったのだったが、古楽器版・ピリオド版がいよいよ合わないことが分かってきた今、やっぱりこっちかもなぁ、と、オクで安く出ているものを求めた。このディスク、意外に高いし、ディスクユニオンの店舗でも、常にあるわけではないアイテムになっている。

 それと、ディーリアスの作品集はビーチャムの2枚組だけでいいと思ってはいるが、“深夜の物欲ショッピング”の対象を漁って、もう1枚。
 ふつうなら、ビーチャム盤とカブる楽曲もありながら、独自に聴ける曲もあり、と、演奏は太鼓判だし、バルビローリの2枚組 ― 英EMI盤もワーナー国内盤もまだ入手可 ― を選ぶのが常道なのだが、ちょうどオクに帯付き盤が出たこともあり、ASVの、オーウェイン・アーウェル・ヒューズ盤を求めた(写真中央)。

 バルビローリのセットには、大曲『アパラチア』が入っていて、これのリハーサルもちょっと入っているらしくて(HS2088の東芝盤[分売]にはなかったぞ〜;;)貴重だが、アーウェル・ヒューズ盤には、1) 『ブリッグの定期市』、2)『日の出前の歌』、3)『村のロメオとジュリエット』から『楽園への道』、4)『夏の歌』、5)『夏の庭園で』、6)『河の上の夏の夜』 の6曲が収録されている。

 このうちビーチャム盤と重複するのは、1)、2)、6) の3曲で、残り3曲、演奏時間にして約40分はビーチャム盤にない楽曲である。
 オクで、送料込みで900円ほど、帯も付いているが、裏の2カ所で両面テープで止めてある‥‥のは、商品説明にあったが見逃していた。帯の背側の印字も色褪せてしまっているが、それを認識しても珍しい出ものなので落札しただろう。

 日本クラウンが「イギリス音楽コレクション」として1989年にリリースした(もう30年前!)シリーズ6点の1枚で、CD番号は CRCB-2。1ケタの、ぜいたくな番号規格である。シリーズ最後の CRCB-6はブロドスキーQによるエルガーとディーリアスの弦楽四重奏曲で、一昨年、HMVの中古の在庫から発掘して、腐食で聴けなくなったイギリス盤の代わりに買っている(写真左端)。

 このCDのレビューは、英盤、日本盤ともにネット上にほんとうに見ない。英盤LPのほうは、こちらとかこちらに上がっている。
 『夏の歌』、『夏の庭園で』をとりあえずヘッドフォンで聴いてみたが、ディーリアスとしては比較的長い曲で、聴きごたえがあるし、演奏も抒情的なだけでなく、かなり盛り上げてもいて、いい演奏だ。

 指揮者のオーウェイン・アーウェル・ヒューズ Owain Arwel Hughesはさして著名ではないけれど、山ほどのレコーディングがあり、マイナーな楽曲のCDがた〜くさん出ている人である。
 ファースト・ネームの Owainは、発音サンプルのページでは、「オ(ー)ウェン」と聞こえ、第2音節は二重母音(二重長母音)ではないようだが、他の単語との相同で説明するこちらの説明では、この部分は「lie」の母音だそうで、だとすると「オーワイン」が正しそうだが、そうは聞こえない。
 日本語では「オワイ…」はキタなく聞こえる(笑)し、「オーウェイン」でいいのでしょう^^。

 ヒューズ先生、オケを振るの図:


 Rの発音は、いわゆる我われが学校で習う、母音化した、“丸い” ― と表現していい? ― Rではなく、むしろ若干巻き舌を含んだ口蓋垂振動音のような、つまり英語以外のヨーロッパ諸語の Rみたいな感じだ。

 ヒューズ先生はウェールズ人で、ウェールズ語らしき言語をしゃべっているの図:

 じぇ〜んじぇんわかりましぇん~~;;。
 ウェールズ語はケルト語の現代形なのだろうか。どうも綴りから発音が、極端に類推しづらい。
 標準的日本語に対する、鹿児島弁というあたりを超えて、アイヌ語といったらいいか。

 お〜っと、こういう物言いは我が国政府の見解とは異なるのかも。
 麻生副総理は、「2千年の長きにわたって一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝が続いている国はここしかない」、「2千年にわたって同じ民族が、同じ言語で、一つの王朝を保ち続けている国など世界に日本しかない」と言っているのだからねえ。
 余談でした。

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  • 2020.04.02 Thursday
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  • 01:24
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コメント
ネット・サーフィンもう死語でしたかぁ。今はやりのエモいもナウい同様死語になるのかも。
ディーリアスは大好きですよ。ビーチャム、バルビローリは定番で、ビーチャムはモノラル盤も揃えています。ヒューズ氏の演奏は聴いたことがありませんが、いいですか。
元新潟のUさん、

う〜ん‥‥最近は見かけない語ですねえ。
こういうのはすぐ消えます。
  • へうたむ
  • 2020/02/17 1:17 PM
yositakaさん、

ディーリアスは、聴いてホッとして、いいですね。もちろん癒しだけでない深みもあります。

> ビーチャム、バルビローリは定番で、ビーチャムはモノラル盤も揃えています。
バルビローリ盤は、国内HS2088版で持っていて、音が荒いのと、楽曲がビーチャム盤とカブる部分が多いので放出、ビーチャムのモノ盤(CBS → Sony Classical)は1、2枚買ったことがありますが、「モノ盤までは要らないか…」と放出しています。

ヒューズ盤、まだよく聴き込んでいません;;。盛り上げるところはかなり盛り上げているようで、叙情一辺倒ではないような‥‥もっともこれは、楽曲が多彩な表現をしているからですが。
  • へうたむ
  • 2020/02/17 1:24 PM
>「〜段になる」...

これは方言じゃあないと思います。
芝居で「段目」とか使います。忠臣蔵で七段目(しちだんめ)といえば、由良之助がお茶屋遊びをするシーン、落語にもあります。この「段」だと思うのですが、さらっとネット検索した感じでは、そんなことを書いているのは全然ないですねぇ...(汗)
みっちさん、

ご教示ありがとうございます。こちらこそ「(汗;;;)」にて…orz。

『新明解国語辞典』にも「いざという段になると」の用法、『日本国語大辞典』では、里見 『多情仏心』の「いざ帰ると云ふだんになって」の実例などが示されておりました。

こういう感触を持ったのは、東京に来てからこの表現を口頭で聞くことがほとんどないゆえ、です ― もっと使っていいと思うのですが。
一般的な表現でも、地域や時代に大きく影響を受けるという場合はありましょう。
  • へうたむ
  • 2020/02/18 10:03 AM
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