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CDと、ライン・ケーブルと…。

 腰の MRI検査、すみましたぁ〜。
 ‥‥とくに閉所不快感もなく、ガガガ、ダダダ、という騒音は、ケージかシュトックハウゼンのような前衛音楽、と思って聴けば、緊張させる側面とリラックスさせる側面の両方がある。医師の診断はまた別の日。

 お蔭さまで弟は ICUを出て通常病棟に。回復には数ヶ月かかりそうですが…。

 さて‥‥自分の“お楽しみ”にも怠らず励んでおります;;。

CD 3点

 右から、アバド/オルケストラ・モーツァルトの、モーツァルト:交響曲第29、33、35『ハフナー』、38『プラハ』、41『ジュピター』の2枚組(Archiv)
 ピリオド奏法を取り入れているということでちょっと危惧したけれども、「定型的にピリオド奏法をした」という感触はもうゼンゼンなく、しかしベームやワルターの重厚・巨砲型の演奏でもゼンゼンなく、明るく繊細で、歌に満ちた、心から楽しめる、そして、お正月的な祝祭感に満ちた、とてもいい演奏だと感じた。

 これは、必聴の大名盤といってよかろう。
 アバドの、大病から快癒したあとの演奏は、ベートーヴェンのローマ・ライヴなどもそれまでのアバド先生から大きく脱皮した、という評価があって、ベートーヴェンも買っちゃおうかな〜、と思っていたのだけれど、パーヴォ・ヤルヴィのピリオド・タイプのベートーヴェンにやはりどうも魅力を感じないので、とりあえずモーツァルトを、ということにしたのだが、モーツァルトは、ほんとうにいい。

 真ん中のは、チャールズ・グローヴズ卿 Sir Charles Groves 指揮イングリッシュ・シンフォニアによる、ハイドンの交響曲第92番『オックスフォード』と第104番『ロンドン』(IMP/Carlton)。
 IMPの旧仕様盤や、米MCA盤、それに日本のビクター音産のセットものバラ売りなどで、海外Amazonやネットオクでも入手できるが、IMPが Carlton発売になってリニューアルした表紙のものが、オクに適価で出たので落札した。

 日本語圏のレビューは少ないが、こちらにひとつある。
 このブロガーさんが取り上げているのは、モーツァルトの『パリ』もおまけに収録した、英Regsi盤で、これも日本に入ったようだが、録音年の記載はないとのこと。
 IMP盤には、1988年9月、EMIのアビーロード・スタジオで、とある。

 上引のブログのレビューが詳細で、私などが付け加えることもないが、重すぎず、適度に快活で、そして優美この上ない、聴いていてちょっと居眠りしてしまいそうな演奏である。
 英Amazonで注文しようかと思っていたところなので、これはめっけもの。『オックスフォード』は、クレンペラーの重すぎる、そして“芋洗い坂係長のダンス”のごときドンドコした感じとはまるで違うのが、ほんとうにいい。

 『ロンドン』は、古楽器演奏のホグウッド盤が気に入りなのだが、もっとずっとコンヴェンショナルな、しかし小編成で重苦しくならないこのグローヴズ盤も、いい。
 グローヴズには、日フィルを振ったライヴ盤もあるそうで、これはもっといいそうである^^。
 グローヴズ卿のCDは、ほかに録音データ不明の『惑星』(ロイヤル・フィル)を持っていて、レーベル違いながら同音源の盤のページが HMVに残っており、私は「ひょうたん」でレビューを投稿している。

 左は、クレンペラー/フィルハーモニア管によるベートーヴェンの第7番。
 すでに持っている、交響曲全集とピアノ協奏曲全集の9枚組には、第7番は1955年録音のもの(ステレオ)が収録されている。
 日本で、「クレンペラーの第7」として聴かれてきたのは、ステレオ2度めの、1960年の録音であって、これは、68年のものなどまで収録した全録音ボックスには入っているが、9枚組には入っておらず、第1番とのカップリング(初回マスタリグの英盤や、東芝の HQCDなどがある)にしようかと思っていたら、日本のワーナーが2012年リマスター盤というのを、カップリングなしの単発というちょっとぜいたくな仕様でリリースしているのが、HMVのサイトで、しかも帯付き440円の中古で出ていたので、アバドと一緒に注文した。

 55年 → 60年 → 68年の順でテンポは遅くなり、68年盤などはよほどのクレンペラー・ファン以外にはついて行けそうもないらしいのでオミット、しかし60年盤は手許にあってもいいし、といってベートーヴェン:交響曲の10枚ボックスまでは要らないので、ちょうどいい1枚ものだった。
 リマスターは、EMIの9枚組(交響曲は24 bitリマスターで、悪くない)よりも若干高域強調タイプに聞こえるので、トーンコンで高域をちょっと落としてやると9枚とバランスは取れそうだ。

 今回の3点は、よかった。
 ‥‥ということは、先日のヤルヴィによるベートーヴェン全集は、やはりどうにも合わない。
 ベートーヴェンの場合、古楽器オケ or ピリオド奏法 or ベーレンライター版 は、もうやめておいたほうがよさそうだ。

 最後に、ちょっとオデオ・ネタ。

L-2T2Sとプラグ

 もうケーブルもないでしょう、というところではあるが、RCAケーブルに、カナレの L-2T2Sという2芯シールド・ケーブルを試してみようと思った。
 賛辞のあるページ(Blogspot)の URLを入れようとすると、「記事の内容に投稿禁止ワードが含まれているため投稿できません。」と出るので、ここではリンク不能。ひっでぇ〜。

 RCAプラグは、サウンドハウスのショップ・ブランド、クラシックプロのものを赤+青で計8本。
 L-2T2Sは、土曜に都心へ出る所用があったので ― 雪が舞っていたけれど ― そのあとひっさしぶりに秋葉原に行き、トモカで購入した。
 そしてそのあと、これもひ〜っさしぶりに、小諸そばで えび天そば。えび天が2尾、しっかり乗っていて、おいしかったです〜。

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  • 2020.04.02 Thursday
  • -
  • 01:56
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コメント
先ずは弟さんの通常病棟への移動おめでとうございます。まだまだかかりそうですが…

リンクが投稿禁止ワードですか!文字を置き換えてのリンク表示が必要ですね(^_^;)
元新潟のUさん、ありがとうございます。

> 文字を置き換えてのリンク表示が必要ですね
その、どこを置き換えるとOKになるのかがわかりません。

スパム・コメント防止ならわかりますが、正規ユーザーがログインして投稿する内容に「禁止ワード」を設ける意図が分かりません;;。「問い合わせ」からクレームを入れておきましたが…。
  • へうたむ
  • 2020/01/20 11:52 AM
IMPやCarlton盤はいまひとつ録音の素性がはっきりしませんね。マーク、スクロヴァチェフスキ、グローヴズなどのいいCDがあるので、どこかできちんと整理して出して欲しいと思います。
クレ爺のベートーヴェン7番は欧米では1955年版が最も人気があるようで、9枚組に採用されたのはそのせいらしいです。日本人は1960年盤を指すのが一般的ですが。晩年の68年盤は日本では大々的に宣伝されましたが本国では一度出ただけで注目されず。英国では「後になるほどダメになった」という評価らしく、晩年の演奏を好む日本人ファンとはギャップがありますね。
yositakaさん、

IMPは、Pickwickの後身として、マイナーレーベルとしてそれなりに地歩を固めていたようです。
ジョン・ボイデン John Boyden:
https://www.discogs.com/ja/artist/392833-John-Boyden
は、EMI/CFPの仕事もしていたようで、この人のプロデュースが多いようです。

グローヴズのハイドンは、エンジニアは、Michael Sheadyと David Flowerという人ですが、Michael Sheadyも有名です。
おっと、『Gramophone』のサイトに氏の訃報:
https://www.gramophone.co.uk/classical-music-news/article/mike-sheady-emi-recording-engineer-has-died
が! 去年の10月ですね。

IMPは途中で Carlton Home Entertainmentの傘下に入った(?)ところから、あか抜けたブックレット表紙になり、日本コロムビアが国内仕様も出し始めましたが、CarltonがクラシックのCD ― Carlton Classics ― をリリースする事業から撤退したようで、そこで全滅しました。

スクロヴァチェフスキーのブラームスなどは、他のところがライセンス・リリースをしていましたね。
全体としては、「きちんと整理して出して」くれそうにはなく、中古をピンポイントで狙うしかないようです。
マークの『スコットランド』は旧仕様盤で持っています。こちらは、ボイデン+トニー・フォークナー組です。

> クレ爺のベートーヴェン7番は欧米では1955年版が最も人気があるようで、
なるほど〜。
55年盤が、テンポが最も速く、言い換えると常識的で ― じっくりまだ聴いていないのですが ― これがオーソドックスな行き方と言ってもいいような気はします。
  • へうたむ
  • 2020/01/21 1:57 AM
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