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Gotham SPK 2x1.0mm、再導入;;。

 いっとき失業状態‥‥で、いっや忙し〜;;。

 QED Profile 79 Strandが、一聴、ダメだったので ― 客観的にはいいケーブルだと思う。Harbethや ATCが勧めるだけはある ― 速攻で元の Gotham SPK 2x1.0mmに、もどし作業。

 QEDへの交換前、Mercuryをスタンドに置いたり下げたりするたびに、Gothamの、端子にねじ込んだ先が振られ、導体芯線に「曲げ」が加わり、金属疲労でついに左チャンネル、コールド側が断線する事態に至っていた。

スピーカー端子

 一般的なねじ式のスピーカー・ターミナルは、しっかりと接続できるが、上図のように、ねじのエッジと穴のエッジとで、芯線を切ってしまいやすい。

 それで、Gothamのほうも、スピーカー側には AudioquestのBFAプラグを使おうと思い、QEDからはずした。

 Gothamのほうは、キャブタイヤ形状になっているので、外側シースだけ少し剥いて、中ケーブル(といっていいのか…)をもうちょっとだけ露出させればいいかと思ったのだが、、外被覆だけをカッターで切ろうとすると、中ケーブルを超えて、芯線までキズがつきやすい。

 そこで、2本で長さをあわせ、4ヶ所とも全体に切り落とし、あらためて外シースを6cmほど剥く。説明しづらいのだが、外被覆が端から1cm以上の部分でカッターで切込みを入れると、中ケーブルや芯線を傷つけずに剥きとりやすい。

 8ヶ所の、中ケーブル(赤&白)端末の被覆は、1cmほど剥く。
 QEDの端末処理でも活躍したベッセルの No.3500-E1の、16AWG用の穴…というか溝というか…でスパッと切って抜いた。

 8ヶ所のうち、1本だけ芯線が切れた^^;;‥‥が、この辺は最近は気にならない、といったらウソになるが、あまり気にしない。
 というのも、外国のエンジニアやファンがケーブルを無造作にストリッパーでぶちぶち剥いているのを YpouTube動画でしょっちゅう見ると、まーそんなもんか、と思うようになっている面があるからだろう。

Mercury+BFAプラグ

 Gothamは、芯線断面積が 79 Strandの半分という上に、キャブタイヤ形状なので、中ケーブルは細く、AudioquestのBFAプラグでは、被覆を軽く押さえるビスは機能しない(ねじ込んでゆくと、内側にポトンと落ちる)。なので、取り除いて、予備ねじ(数個、袋に入っている!)の袋に入れておく。
 メインの2本をしっかりねじ込んで、QEDの時と同じように挿す。


アンプ側

 アンプ側は、8mmくらいだろうか、剥いて、QED同様、裸線=ベア・ワイヤーで挿し込む。
 2.0sqの QEDでもあまり難もなく挿し込んで固定することができるので、1.0sqの SPK 2x1.0ならラクに入る。
 写真は、先バラが出ていないことの確認でもあり‥‥出てませんよね^^。

 BFAプラグのねじ、アンプ側端子ともども、数週間後に軽く締めなおしたほうがいいかも。

アンプ、リア。

 PM6005、入力系の接続。CD、Tuner(=CD5000)、同軸デジタル、光デジタル。まあこんなもんでしょ。


Gotham SPK 2x1.0mm再試聴ディスク

 けっきょく Gotham SPK 2x1.0mmに戻った。変わったのは、スピーカー側がバナナ(BFA)プラグになったことだけ。
 それより、SPK 2x1.0mmを6年ぶり(たぶん;;)に剥きなおしたことが、今回のいちばんの収穫だったかもしれない

 そして、少し試聴。まずはオンキヨー C-7030で。PM6005のトーンコンは、高域を少し下げ(11時)、低域を持ち上げておく(1時過ぎ…)。

 QED 79 Strandではヴォーカルのサ行がやや耳についた、ベーム/ウィーンの、モーツァルト:『レクイエム』。「Recordare」の、79 Strandで少し金属的だったヴァイオリンは‥‥やはりやや金属的だが、聴きよい。
 ヴォーカルのサ行(歯擦音)は、Strand 79よりかなりすっきりし、気にならない。

 バロック・ヴァイオリンの、ビーバー:『ロザリオのソナタ』は、ヴァイオリンの倍音がやや気になる音源であるが、C-7030では、低音とのバランスや音場感もよく、システムの限界も感じさせるけれども、まあ、いい。
 CD5000で聴くと、BFAプラグ化する前より、心持ち倍音が強調気味のようにも聞こえるが、悪くない。トーンコンは、高域を落としたほうが聴きよい。

 QED 79 Strandでは「ナロウだぁ〜」と書いてしまったジャズ‥‥ハンク・モブレー、ソニー・クラーク、他による『カーテン・コール』(Blue Note。東芝EMI、HS2088盤)。
 2曲めの表題曲をちょっと。ケニー・ドーハムのトランペットが、とてもいい。

 なぜ QEDで「うわ、ナロウだぁ〜」になったのか?
 情報量、レンジ感も QEDのほうが上位ではあったようだ。しかし、スピーカーがそもそもナロウ・レンジなので、その狭い帯域から出てくる情報だけが多くなり、結果として「ナロウ感」が助長されたのでは、と考える。

 幾何学はわからないのだが、「台形」に譬えると、底辺が十分長い場合、高さが高ければ、「お〜、大きい」となるけれど、底辺が短い台形で、高さだけが高くなれば、「狭〜い台形」になってしまう、そんなような感じである。
 Mercury F1 Customのそもそものレンジ(=台形の底辺)が狭いので、高さもそこそこに抑えておいたほうが自然で心地よい再生音となる、というわけだ。

 QED 79 Strandは基本的にとてもいいスピーカーケーブルだと思うし、英Amazonのレビューでも、超-多数の絶賛が投じられている。
 が、その中に、こんなレビュー
「Note: It is ideal for a system that needs the treble end of the frequency spectrum brightened up a little, its not, in my opinion, suited to a system whose treble output is already on the bright side, as this could lead to unpleasant sibilant effects on vocals. (注: 高域端を少し持ち上げたいシステムには理想的だが、高域がすでに明るい方向のシステムには合わないと思う。このケーブルは、ヴォーカルの不快な歯擦音をもたらすかもしれないからだ。)」

 これ、ちょっとわかりました^^;;。

 上のは、☆は4つ入れているが、☆ひとつの酷評が、1件:
「I was amazed how bright this cable made my new sounds system sound, frankly I was disappointed and feel my purchase was a waste of money. (このケーブルは、私の新しいシステムを、何と明るい音にしてくれるのだろうと驚いた。正直にいって失望したし、金の無駄遣いだったと感じる。)」

 これらは、例外的に「こういうことになる場合もある」ということで、今回の私のケースにも近いかもしれない。
 ちなみに、後者の「amaze」は、語本来の「驚かす」の使い方だろう。昨今、「amazing」といえば「すばらし〜」の方向で使われることがふつうだが、珍しく(?)本来の辞書的用法(か?)。

 スピーカーを、Daliの Menuetあたりにでもアップグレードすれば、QEDは活きてきそうな気がするが、今回、電源ケーブルやスピーカー・ケーブルをいろいろ触ってみて、現用の Mercury F1 Customが、やはり自分には合っているのかな、と再度確認した。

 私は、「合わない機器、パーツ」は、エージングを待つことなく速攻で手放してしまうことが多いのだが、いちど「合う」と、変えないほうがいい部分も多い。
 Tannoy Mercury F1 Custom、Gotham SPK 2x1.0mmのコンビは、6年以上お付き合いして、これでいいのだ、ということなのだろう

 CD5000に切り換えて、ビートルズの「Hey Jude」、「Yesterday」を聴く。MMカートリッジみたいで、かつ渋いサウンドで、いい感じ。

 さて ― 上記、ソニー・クラーク、他の『カーテン・コール』では、第3曲の「Deep in a Dream」が、聴いたことのある(わずかな)ジャズのトラックの中で、最も好きな楽曲なのです。


 ソニー・クラークには、同曲を、アイク・ケベックらと演奏した別アルバムもあり、“ファンキーな”クラークが苦手な私も、これは、いいっす♪

 ‥‥てな具合で“失業期”を過ごしていたら仕事先から電話。
 「3月後半はダメって言ってましたけど、今週なら大丈夫ですよ〜」と伝えると、土曜日午後の仕事が、早速入りました♪

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  • 2018.09.24 Monday
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  • 00:40
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コメント
心線にキズを付けずに外皮を剥けないと電気工事士の試験に合格できないので、若い頃よく練習しました。
撚線を穴に突っ込んで締め付けるタイプは確かに線が切れやすいですよね。バナナプラグが一番です。
元新潟のUさん、

> 心線にキズを付けずに外皮を剥けないと電気工事士の試験に合格できないので、
あ、なるほど。ベッセルの、今回使った No.3500E-1の Amazonレビューに、こんな:
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2FA9EWBK9N2PZ/ref=cm_cr_getr_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B000CED24U
のもあって、プロの方たちにも重宝されているようです。

> バナナプラグが一番です。
そのようです^^。
  • へうたむ
  • 2018/03/21 11:18 AM
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