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反原発集会…。

 ‥‥金曜夜はだいたい仕事が入っているが、7月7日夜は、珍しく仕事はなかったので、5月3日の憲法集会参加に次いで、今度は国会議事堂前で毎金曜日に行なわれている反原発(+反安倍)集会に出てみた。

0707 NO NUKES ☆ ALL STAR 国会前集会

 上が、ロゴというのか、集会のシンボル画像。青地に白い星が40ヶ。うち1ヶが核マーク(というのか?)。
 う〜ん、どっかで見たようなデザインだなー。

 あ、そうだ、ワンダーウーマンの ぱんちゅだぁ〜 (^o^;)ノ !!

ワンダーウーマン

 し、シツレイしやした ;;;。な、殴られるな、こいつぁ ;;。コミックおよびテレビのコスで、今上映中の映画のは、少し違うけれど。

 冗談は置いといて。
 主催者発表では、3,000人が参集したということだった。いつもは600人ほどらしいが、今回は都議選での自由民主党の劇的大敗を受けてなのか、あるいはその原因となった安倍政権の歴史的傍若無人ぶりへの怒りゆえか、そうとうな人数だったようだ。

 官邸側はコール中心、議事堂正門前のほうは政治家などのスピーチ中心ということで、後者のほうへ出てみた。
 全貌は YouTube映像で見られる‥‥が、埋め込みは、しない。
 5月3日の憲法集会ほどではないにしろ、高齢者が多かったけれど、みなさん、2時間以上の間、立って聞いている。お元気ですなあ。

 常連の方のブログを見てこのイヴェントを知ったのだが、参集している人々は、政治的に、たとえば特定政党の支持者というようなタイプではない感じだ。
 いわゆる‘活動家’の人びとはかなりいるようだが、常連さんのブログを見ても、スピーチにはダメ出しバンバンだったりする。

 参集した人びとに共通する考えというのは、たとえば、福島第一原発事故の賠償に関わる費用を、大手電力はもとより、原発に一切依らないすべての新電力の価格にも上乗せしてゆくことの不条理、といったところ、そういうものを福島原発が、現実に生み出してしまっているというようなことではないか、と思う。

 私自身は、経産省が言うように、「過去に安価な電気を利用したすべての需要家が公平に負担することが適当だ」と考えないこともないのである。だって、「過去に安価な(ほんとかな?)電気を利用した」こと自体は事実だからだ。
 問題は、それが未来長期間にわたっての「想定外のコスト」を生んでしまっている、ということなのである。

 廃炉費用はこれに上乗せしない、ということになったようだが、廃炉工程において、‘想定外’の出費がどんどんかかってくることは容易に‘想定’できるから、原子力発電は、いわば子孫から無限の借金をした発電方式だったということになるのだ。

 テレビも新聞もないのでわからないけれど、福島第一原発の、汚染水を凍土壁で遮蔽するという話など、どうなっているのだろうか。

 また、福島第一原発事故直後、停電によって道路の信号機が消灯し、交差点で衝突事故が発生して、死者が出たことが報じられたと記憶する。
 残っている記事では、神奈川県厚木市で計画停電中に起こったものがある。
 こういった事故の詳細は、知られているのか? 補償問題などはどうなっているのか?

 こんな情報をググる中、こんな記事を見つけた。
 『産経新聞』2012年8月2日に掲載したと思われる、京都大学大学院教授・藤井 聡なる人物の「原発が止まる「地獄」こそ直視を」と題する投稿である。

 曰く、「原発がなければ、火力発電を焚き増さざるを得なくなって、その結果、少なくとも年間3兆円相当の化石燃料を余分に外国から輸入しなければならなくなると推定されている。これが国家の富に深刻な打撃を与えるのである。第一に、電気料金は値上がりせざるを得なくなり、そうなれば家計のみならず国内経済に深刻な影響を及ぼす。産業の空洞化にも一段と拍車がかかり、長期デフレに苦しむ景気がさらに冷え込み、失業者が増え、その結果、自殺者が増えることともなりかねない。‥‥(中略)‥‥いかがだろうか−−。以上が、筆者がリアルに想像する「原発が止まり続けたときの地獄」である。つまり、原発未稼働による不況の深刻化と、散発的に発生する停電を通して、遺憾ながらも、結果的に多くの国民が死に追いやられかねないのである。それは、長期で累計すれば、数万、最悪の場合には数十万という水準に達するのではないか、と筆者は本気で案じている。」

 興味のある方は同ウェブページで全文をお読みになればいい。京都大学の、この藤井という教授のサイト内にあるページだが、一部テクストが重複掲出されており、編集は杜撰だ。
 それはともかく、「その結果、自殺者が増えることともなりかねない」云々。こんな形で自殺者が激増しただろうか?

 言うまでもないけれど、一時期、我が国の原子力発電所は、全機停止していた。
 自殺者の問題を言うなら、原発事故に関しては、『NHKスペシャル』が報道したように、事故による避難のストレスや、生業喪失によるストレスからの自殺者の増加が問題なのである。

 「本気で案じる」べきことは、何なのか。いったい、この藤井なる「研究者」は、何を言っているのか、こういう人物が研究者として、京都大学大学院で教鞭を執っていること自体、不思議な気がする。

 さて ― 余談が過ぎた。
 当日のスピーチの話にもどると、民進党、自由党の議員はツマラナい話‥‥民進党は選挙の、これまた大敗北の反省もなく、自由党のは、噛み噛みで耳障りなことこの上なかった。
 菅 直人は声がバカでかく、元気な人だなぁと思ったが、福島第一事故後は、あんな大きな声で東電職員を怒鳴りつけていたのだろうな、と想像できた。

 最後のほう、「都民ファ」の躍進に注意を喚起していた人がいた。「代表の野田という人は国民主権を「傲慢」だと言ってきた人だ。国政に参入したら「国民ファースト」になるのではなく「臣民ファースト」になるだろう」という旨のことを言っていて、これはとりあえず大事だ。あとからパンフを見直したら、あの古賀茂明サンということだった。

 さてさて、足は疲れたけれど、5月3日同様、いいシャカイベンキョウになりました。

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  • 2017.07.21 Friday
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  • 03:35
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コメント
原発が安いというのは私も大いに疑問符が付くところですが、地球温暖化防止の観点からまだまだ原発に頼らざるを得ないとと思っています。
  • 元新潟のU
  • 2017/07/10 6:12 AM
元新潟のUさん、

> 地球温暖化防止の観点からまだまだ原発に頼らざるを得ないとと思っています。
この点は否めない部分もあるかもしれません。
記事のイヴェントの常連でも、「今すぐ全原発停止を言うのはバカだ」と明言している人もいます。

問題は、「頼らざるを得ない」、その「頼ったあと」のことです。それは安全性とコストの両面で、まだまだ将来に先送りできるハナシだ、と思い込んできたものが、3.11で、一挙に「今」の問題であることが露わになってしまった、ということです。

温暖化の問題にしても、原発事故で火力発電の急増となりましたが、火力発電自体も、コンバインドサイクル発電などを早くから開発していれば、もっと効率的な形を取れたのでは、と思います。
  • へうたむ
  • 2017/07/10 2:10 PM
そもそも、福島の原発はアメリカの砂漠に建てる設計・仕様のものだそうです。そんな物を海岸に建てたら、津波でどうなるかは小学生にでも分かることです。非常用発電装置が水浸しでは、どうにもなりません。

当時の政治家、メーカーはじめ利権に絡んだ人達の都合に合わせて、地元にいい加減な説明をした訳です。

問題の先送り・・・3.11という人智を超えた人災が起きているのに、有効な対策も打てず、この後に及んで事実隠蔽を図るとしたら、本当に恐ろしい詐欺師集団かと。最近、特に行政や司法を恣意的に歪めたりする手合いもよく見掛けますね。

頼りになるのは、核融合エネルギーでしょう〜それは生命の源、太陽のことに他なりません。
Kapellさん、

津波や地震などを十分考慮に入れたエネルギー設計であるべき、というと平凡なことになりますが、ここまで原子力発電オンリーの国策を取りつづけ、現実の事故発生後も大きな改革を打ち出さない、というのは異常です。

> 利権に絡んだ人達の都合に合わせて
> 本当に恐ろしい詐欺師集団かと。
この部分に、一般国民も厳しい目を向けてこなかった、そして事故後も向けない、というのが、現政権を選び、そうでなければ「都民ファースト」という大多数の国民です。

運転・維持だけでなく、事故被害補償・被害回復費用・廃炉まで、原発のコスト、というものが、実際のところはわからないことが問題です。

福島では、汚染水を満たしたタンクが際限もなく増えてゆきます。こうした汚染水は、量からして、除染できるものではないでしょう。とすると、放射性物質とは「処理できないもの=半永久的に保管しなくてはならないもの」ですから、そうしたものが急速に、無限に、増えてゆくのです。

債務の保証の場合、白紙委任や、「根保証」の場合、保証すべき金額がいくらでも膨れ上がって、結果、引き受けたために全財産を失う、というような話を聞かされたことがありますが、原発を運営してゆくことは、国民が、金額不記載、あるいは「根保証」の保証人として実印を押しているに等しいように思います。
大事なことは、加えて、「未来の世代」にも無限額の保証を強いてしまっていることです。

> それは生命の源、太陽のことに他なりません。
まだ数十億年は耐用年数があるとか。さすがに神様(← 多義的な意味で、です^^)の設計したデバイスは、クオリティが違います。

太陽光は、直接浴びると危険な「放射線」ですが、障子越しの、小春日和のやさしい光などは、子どものころの懐かしい記憶です。
太陽核でできた光が太陽表面から飛び立つまで、100万年ほどかかる、とか? いわば、熟成ワインも比較にならないほどの、超-熟成のエナジーなんですねえ…。
  • へうたむ
  • 2017/07/16 12:30 AM
止めるにしても、稼働させて出るごみを始末するにしても、大変な金や時間を要する悪魔のシステムを使ってしまった。意見を言うことができないのちの世代にまで影響することを、一部の人間の利益のために導入してしまい、愚かな国民は目先のおこぼれや便利さに目がくらんで、ズルズルと赦してきてしまった・・・。
なんだか、原発が、民話の「海の底で塩を出し続ける石臼」のように思えてきます。まだ塩は人類に必須のものとして役に立ちますが、でも塩も量が過ぎれば死に至るようですね。
  • yonnbaba
  • 2017/07/16 10:21 AM
yonnbabaさん、久しぶりのコメント、ありがとうございます^^。

まったく、コストの計算が不明瞭極まりないことが、かえってゴマかしの抜け穴になっていますね。

上の、Kapellさんへのリコメの文言を繰り返させていただくなら、将来世代にまで原発の債務の「根保証」の実印を押させたあげく、保証した債務者が、1件(=福島第一原発)すでに破綻して保証人に負担が発生しているのに、なお実印を押させ続ける‥‥オレオレ何とかよりも悪質です。

喩えにした「保証人」なら、子孫は「相続放棄」できますが、相手が「自然」である原子力の場合はそれは不可能のまま、保証額は限りなく増え続けます。

> 一部の人間の利益のために導入してしまい、愚かな国民は‥‥
3.11まで、多くの国民は(小生も含め)原発の危険性は頭の片隅ていどにもなかったのではないかと思います。

情報過多の時代になりつつ、「世の中のメカニズム」に関しては、知らないままに過ごしていることが非常に多いようです。
「一部の人間の利益」になっていても、ことが表立たずに機能していると、知られないままに過ぎてゆきます。

森友や加計の件も、発覚しない可能性もあったでしょう。
もうすぐ土用の丑、ウナギの季節ですが、ウナギの供給に関しては、稚魚の密輸などで裏社会に支配されていることは周知のようです。
薬物依存の報道についても、一方的に犯罪者扱いし、煽情的に表現する報道姿勢が、かえって事の本質を悪化させているという指摘があります。

> 民話の「海の底で塩を出し続ける石臼」のように思えてきます。
これは存じませんでした^^;;。面白いですね。
原発の比喩としては、ゲーテの詩『魔法使いの弟子』(フランスの作曲家・ポール・デュカスが交響詩にしています。ディズニーの『ファンタジア』にも利用)があったかと思います。
師匠の留守中、箒に雑用をやらせようとした魔法使いの弟子が、箒を止める呪文を教わっていなかったので、あやうく家が水浸し、という物語。

放射性物質は、「塩」や「水」よりはるかに厄介です〜。
  • へうたむ
  • 2017/07/16 4:30 PM
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