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6月に買ったCD−2。

 6月に買ったCDの続き。
 7月に入ってからも、もう1万円ほど買っている。とにかく気になったディスクはまず注文、という感じ。
 前回同様、ちょっとしたトラブルもあり、返品作業をしたり。

 オク出品も、クイケンのハイドンは開始価格より高く落札された。Sonyの CDP-XE700は、意外に競られることなく、開始価格3,980円で、業者さんと思しい方が落としてくれた。まあこんなところだろうか。
 いずれも本日発送。

 1週では落ちなかったグールドの平均律は、取り下げた。次の週末以降に落札されても、仕事が密に入っていて発送できないので、中古店に売ろう。
 オーディオ機器は、現状があまりにいい状態なので、しばらく食指が動かないだろう。

 というわけで、洗濯をすませてから集荷で ゆうパック1件出荷、郵便局に行って ゆうメール1件発送、買物をしてから、クリーニング品を引き取り、かなりアタフタした日曜の午後も終わり。

あと6月に買ったもの。

 6月に買ったのは、前記事のCD群に加え、アルバン・ベルク四重奏団による、旧録音のモーツァルト(Teldec)の4枚セット。
 そして、ミンコフスキのバロック・オペラがよかったことから、ムーティ盤を手放し後、しばらく持っていなかったグルック『オルフェオとエウリディーチェ』もミンコフスキ盤(Archiv)で買った。
 これはディスクユニオン店頭が安かったので、それを。

 あと、ビートルズの『ザ・ビートルズ1』も。紙ジャケの、2009年リマスターと思われるものを、ブックオフのオク店で。
 以前にここで買った『ラバーソウル』はきれいな盤だった(若干ニオイが着いていたが)けれど、今度のは少し擦りキズがあったし、内袋を変えてあり、スリーヴの所定の位置に収まっていなかったようだ。

 このディスク、2000年が初回リリースらしい(Wkipediaによる)。その次、2009年にリマスターされ、さらに2015年に「リミックス」が行なわれ、ブルーレイまたはDVDなどの映像ディスクを伴った形でリリースされ、音楽CDは SHM-CDになったりしている。

 2015年リミックス版の音質については、諸サイトで誉められているが、その辺の事情を詳しく説明しているこちらには、
「こう書くと良いこと尽くめのようだが、旧盤あるいは聴き馴染んだLPと比べ違和感を覚えたトラックもあった。例えば、「愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)」。1960年代を代表するメッセージソングである。‥‥(中略)‥‥ポールのベースが不自然に強調されている。」
などというレビューもあり、他方、初出CDは「ノーノイズ」という表記があるが、悪評高い、情報量を落とす「NO NOISE」システム使用だったらちょっとイヤだな、と思い、2009年リマスター(2011年、東芝EMI)にしたという次第。

ザ・ビートルズ1 初出  ザ・ビートルズ1 2015年リミックス

 左が初出らしく、これはプラケースのよう。右が2015年‘リミックス’の SHM-CD。両方ともオク・サイトから。

 アルバン・ベルクQのモーツァルトは、いちど全く同じものを、神保町の中古店で買って持っていた。
 すばらしい演奏だと感じながら、最高音域に若干の歪み感を感じ、では、と国内盤で、ハイドン・セット3枚と、「プロシャ王」1枚を買ってみた。
 音は大きく変わりはせず、国内盤で困ったのは、第20番『ホフマイスター』がないこと。

 それで、ベルリン(ズスケ)四重奏団のボックス(Berlin Classics)にしたのだった。
 今もこのセットはすばらしいと思っているけれど、これ1種だけというのも淋しいので、探すとけっきょく、ABQの旧盤4枚組、となった。Amazonの海外ショップでは、まだ新品があった。2,400円ほど。今のシステムでは、高域をちょっと下げるときれいに鳴ってくれる。

 前記事で書いた、ミンコフスキ指揮の、リュリとラモー。

ミンコフスキ

 上が、2003年録音のラモー(Archiv)の、ブックレット裏表紙のマエストロ肖像。
 下が、1987年録音のリュリ(Erato)の、ブックレット裏表紙の収録風景。

 別人みたいである! 1987年のほうは、まるでブリュッヘンかと見紛う、彫りが深い相貌と、モジャモジャの黒髪の青年。2003年のほうは、ご存じ小ぶとりでまぁるいお顔のおじさん。
 エラート盤のほうには、自分自身の楽団も持つ、ユーゴ・レーヌ Hugo Reyneが、アドヴァイザー的位置で参加していて、もしかすると指揮している人物はレーヌかも、とも思うが、どうなんでしょう。

 2枚は、オケのメンバーが、ファゴットくらいしか同一メンバーがいないのだが、音の質感は同じという印象だ。ミンコフスキの指示が行き渡っているのだろう。

 どうも近年、彼がふっくらとしてくるのに合わせて、急速楽章はより速くなっているようで、シューベルトの交響曲全集を、ある方に貸してもらって(聴いてみろ、ということだった;;)聴いたところ、インマーゼールふうの急速楽章はやはり自分の嗜好に合わなかった。が、バロック・オペラやグルックは、全く異なって、情感豊かな趣きがすばらしい。

 彼は、みすず書房などから翻訳も出ている、精神医学者ウージェーヌ・ミンコフスキーの孫だそうだ。

 そうそう、なぜミンコフスキということになったのか、は、下の映像による。


 ラモー:『優雅なインド人(インド風流譚)』から「未開人の踊り」と続くデュエット。
 Archiv盤のほうには、歌はない。映像では、アフリカ系フランス人と思しい、マガーリ・レジェ Magali Légerの歌と、豊かな表情がとても魅力的だ。

 リュリの『町人貴族』の「トルコ人の儀式への入場」は、ミンコフスキの Erato盤と思しい音源もアップされているが、何といっても魅力的なのは、このバレエ映像だ。


 こちらは、ヴァンサン・デュメストル Vincent Dumestre指揮ル・ポエム・アルモニックというところの演奏だそうだ。
 DVDは、こちら

 女性ダンサーたちの誇張した表情が、活きいきしていて、じ〜つに楽しい。
 上のラモー、下のリュリ、もう何とも‘カブいた’世界である。カブきまくっている。そして、お洒落。
 加えて、どちらもアジアや中東に対する、いささかの差別感上を下地に持っていることが感じられる。エドワード・サイードのいう「オリエンタリズム」というやつだろうか。

 実のところ、フランス・バロックは、上の2動画でお腹いっぱいの感がある。これらは、クープランのコンセールの上品な雰囲気とはまたぐっと異なった、しかしこれもフランス・バロックのひとつの大きな要素を体現しているものだろう。

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  • 2017.11.23 Thursday
  • -
  • 01:06
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コメント
景気よくCD買っていますね!そろそろ節約モードでしょうか?
  • 元新潟のU
  • 2017/07/10 6:17 AM
アルバン・ベルク四重奏団による、旧録音のモーツァルト(Teldec)の4枚セットは私の愛聴盤です。のちEMIに再録音しましたが、なぜか旧盤のトキメキが感じられません。
ただCDの音はいまひとつで、国内盤LPを主に聴いています。中でも特に好きな14番、15番だけは独盤LPで…
  • yositaka
  • 2017/07/10 10:37 AM
元新潟のUさん、

はい、さすがにぼつぼつ節約、でしょうね^^。
  • へうたむ
  • 2017/07/10 2:12 PM
yositakaさん、

yositakaさんにも愛聴盤でしたか。
EMI盤のほうは残念ながら弦楽五重奏曲(手放しずみ)のほうしか聴いていません。
EMIでは、やはりベートーヴェンの全集が大きな業績でしょう。

> CDの音はいまひとつで、国内盤LPを主に聴いています。
> 中でも特に好きな14番、15番だけは独盤LPで…
なるほど。
私は、LPを聴いていたころ、ベルクの叙情組曲の Teldec盤で、キングの国内盤LPと独盤LPとを比べた時、キング盤はとくにひどい音ではないのですが、音が混濁した感じがあったものが、独盤ではじつに美しく、練り絹のような(とよく表現される)艶を聞かせていて、「やっぱりLPは国内盤はダメだな」と実感したことがあります。
  • へうたむ
  • 2017/07/10 2:26 PM
>ビートルズの『ザ・ビートルズ1』...

あーっ、みっちは古い人間で、もうこの辺から付いていけないのです。(汗)みっち的ビートルズ・ベストアルバムは、例の赤盤青盤ですから。(笑)
とうぜんリアルタイムの聴者なわけですが、高校時代に聴いていた国内盤のレコードの音しか知らず、70年代のオーディオブームの時に、英国Parlophone盤を聴いて、その音の新鮮さにたまげ、米国Capitol盤の荒っぽい作りにこれまた、たまげた記憶が懐かしいです。

それはそうと、おおっ、リンダ・カーターさんのお姿、見ましたよ(^_^)v
何となく、へうたむさんの趣味(の一端)が分かってきたような...ふふふ(爆)
みっちさん、

> へうたむさんの趣味(の一端)が分かってきたような...ふふふ(爆)
むひょ^^
出ちゃいました〜^^;。あんまり出過ぎると別HNでないとマズいんですが〜(自爆&爆沈)。

> もうこの辺から付いていけないのです。
> リアルタイムの聴者なわけですが、
私は、リアルタイムではビートルズなんかは全然視野外でした。ポピュラーの‘古典’として今になって集めている、という次第です。

> 英国Parlophone盤を聴いて、その音の新鮮さにたまげ、
ポピュラーもやはりそうでしたか。
  • へうたむ
  • 2017/07/10 11:12 PM
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