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CDP-XE700、試聴。

 オペアンプを NJM2114Dに換えたソニー CDP-XE700。
 ちょっとずつ聴いているけれど、なんだかツマラナい音であ〜る ~~;

 最初の、元から NJM2114が載っていた XE700を、ナカミチ IA-4s(改)で聴いていた時には、「これはちょうどいい〜」と感じていたのに、PM6005にアンプが替わっている今、ホールトーンを削ぎ落とした XE700の音は、素っ気なさすぎて物足りないこと甚だしい。

CDP-XE700、試聴ディスク

 利点といえば、C-7030で聴いた場合、音がいろいろ、かつ、きれいに聞こえすぎて、「音楽」が把みにくくなる音源の場合、「音楽だけをストレートに」聴かせてくれるというところ。

 そういう音楽の代表は、まずはバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」。
 クレーメルの旧盤を、Double Decca盤で持っているが、C-7030では、音がきらびやかで、いささか空虚だ。
 これが XE700だと、素っ気ないけれど、音楽の骨格を把んで、それだけ聴かせてくれる。

 ただ、どちらのプレーヤーでも、クレーメルの音のうち、キタナイ音も聴かせてしまう。
 いや、これは機器の音が汚いというより、クレーメルの音自体に汚い部分があって、彼はそれをそのまま出してしまうのだろうか。

 XE700は、C-7030に比べると、高域が明らかに抑制されていて、ディスクの高域端における「キタナイ音」を聴かせない。
 そして中域中心の音作りになっているが、全域を通して、「芯」のある音ではない。

 NJM2114に換えて、明らかに音はマイルドになっているけれど、AD712搭載の状態でもこのキャラであって、細かいディテールは聴かせない。
 AD712の時によかったかというと、AD712で聴く気はま〜ったくしなかったので、AD712は論外である。

 そういう次第で、あと、ジュリアード四重奏団のバルトーク(1963年録音盤)も、余計な響きを全て削ぎ落として、「バルトークの音楽」だけを目の前に‘ぽん’と置いてゆく。

 グールドの平均律は、XE700ではまさに対位法的からみがそのまま眼前に「見える」けれど、音の潤いがなさすぎ、リラックスして聴くのには C-7030になる。

 トルトリエ/ハイドシェックのフォーレのソナタ。
 第1楽章を XE700で聴き、続けて第2楽章も聴いてしまう。ずっと聴いていることはできる、どんどん耳に音楽が入ってくる音だ。
 C-7030に換えてみる。こちらは、同じ音楽を、さらに余韻と艶をまとわせて、美しく聴かせる。C-7030で、最後、第3楽章まで聴いた。

 英米Amazonの高評価レビューに象徴的なように、C-7030も PM6005も、エントリークラスとしては飛びぬけて評価が高く、両機のクオリティの高さのほうが異常なのかもしれない。

 CDP-XE700が、1996年発売で本体定価35,000円、C-7030は、2011年発売で本体定価36,000円。
 15年の年月の、貨幣価値の推移を考えると、明らかに C-7030のほうが「安もの」である。
 が、C-7030のほうが、デジタル系とアナログ系で、電源を、丁寧に整流回路から分けているし、トータル重量も1kg以上重く、立派だ。
 反対に、マイコン操作の多様さでは XE700のほうが圧倒的にユーザーフレンドリーであり、AI的側面では15年前の XE700のほうが優れている。
 これは面白い差だ。

 このセットで文句を言わずに音楽を聴いていくのがベストなのだろうとは思うけれど、いかんせん、情報量は多くて美音ではあるが、音の「芯」と「品位」には、いささか欠ける。

 ヴィンテージ・ラックスなんかに想いが向いちゃうのはその辺のところでありま〜す‥‥。
 とりあえず、CDP-XE700はオク出しすることにして ― 純正リモコン(これがないとヘッドフォンの音量調整不可)もあることだし〜 ― もうひとつ落としましょうか…。

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  • 2017.11.23 Thursday
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  • 03:20
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コメント
音についての悩みは尽きませんね。おなじ機器でも日や時間によって随分変わって聴こえるものです。その違いが、アンプかスピーカーかプレーヤーかカートリッジか、どれによるものかを判断するのもなかなか困難ですよね。私はケチなので「買いなおし」や「ためしに落としてみる」という買い方ができず、一度買ったら壊れるまで使うほうですので、へたうむさんのこだわりは驚異的に思います。
  • yositaka
  • 2017/05/16 1:26 PM
yositakaさん、

> おなじ機器でも日や時間によって随分変わって聴こえるものです。
ありますねえ、これ^^。聴く側の体調や心理状態が影響しているのでしょう。

今回の場合などは、明らかにCDプレーヤーの問題です。

私が、チマチマとした買い直しをしてしまうのは、やはり「音質」の点が、どうしても気になってしまうゆえ、と同時に、「壊れるまで使う」という気持ちが起きる製品を購う財力がなかったゆえ、としか申せません‥‥それで、前記事の LUXMANのアンプなどに気が向くのです。

少しハンダごて遊びをした時でさえ、「自分の‘生き甲斐’みたいなものは、オーディオと離れては存在しないんだなあ」と感じます。


‥‥余談ですし、どうでもよいのですが、愚生のHN、「へうたむ」でございます;;。
「へたうむ」と読まれる方が多いのみならず、実に私自身が「へたうむ」と時々誤入力している始末です(汗;)。

私の、マンガ自画像:
http://bluegourd.jugem.jp/?pid=1
が「ひょうたん型」であるところから名づけたもので、「瓢箪」の歴史的仮名遣いの末尾を、唇内撥音(「箪」の字音に「タム」はないようですが…;;)にしたものです。Bluegourdの「gourd」が「瓢箪」だそうで、英HNにしました‥‥まんま「青びょうたん」ですが、(バルトークにことよせて? ;;)「Bluebeard 青ひげ」をもじりました。

価格.comでは、「ひょうたむ」:
http://review.kakaku.com/review/K0000553598/

Amazon.co.jpでは、そのまんま「ひょうたん」:
https://www.amazon.co.jp/gp/profile/amzn1.account.AEEUBVY62AX2FICQSW3F7BDEKEIQ?ie=UTF8&ref_=cm_cr_dp_pdp
にしております‥‥。

お気になさらず <(_ _;)>
  • へうたむ
  • 2017/05/17 1:35 AM
これは失礼いたしました。
思い込みとは恐ろしいものです。以後、慎重を心がける所存です。例のオークションを「ヤクオフ」と覚えてしまい、これが悪い薬のように、どうしても抜けられないネコパパですが、切り替えなければ!
  • yositaka
  • 2017/05/17 8:46 AM
yositakaさん、

きょ、恐縮です。 <(_ _;)>
  • へうたむ
  • 2017/05/17 11:31 PM
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