<< ぼつぼつCD購入も…。 | main | 森友学園、教育勅語の話から…。 >>

2セット、ポチっちゃいました^^。

ブルックナー、ヨッフム(DG)  ショスタコ、ペトレンコ


 ま、買うか買わないか考えていると、だいたい買うことになりまス;;。

 ショスタコーヴィチは、オクに久しぶりにバルシャイ/ケルン放送響のセットが安く出てきたりしていたが、当初の予定どおり、Naxosのペトレンコ盤。
 ネットオクに新品が、Amazon海外ショップとタワーや HMVの中間ぐらいの値で出ていたもの。送料別で5,000円の新品。

 マルケヴィッチの子息、オレグ・カエターニのセット(単品はSACDだった記憶があるけれど、セット(Arts)はどうもCDらしい)も安く、気にならないこともないが、単発の時からリスナーの間で評判だったヴァシリー・ペトレンコのものを購入。

 問題はブルックナー。
 ヨッフムのドレスデン盤は、初出の海外盤と、ARTリマスターのボックスを両方聴いたことがあり、両方とも手放している。
 前者は低域は豊かだが中域より上がモコモコ。後者はずっとよくなったが、今度は高域を強調しすぎ、かつ、西側レーベルに来ている旧東独VEBのテープは、どうもどこか劣化しているふうがあって、基本的な透明感に欠けていた。
 加えて、ヨッフムの演奏のいささかの‘あくの強さ’がやや肌に合わず、ということがあった。

 ブルックナーの交響曲全集が欲しいのは、第1番、第2番、第6番の、とくに緩徐楽章が聴きたいからだ。
 後期三大交響曲などは、すでに大名盤が手許に複数ずつあり、それでもう十分なくらいなのである。

 まず、スクロヴァチェフスキー。Arte Novaより、あとで移籍した Oehmsのリリースのほうが若干でも音がいいかも、と思い、試聴ファイルがあるサイトに‥‥と探すと、Prestoclassicalのページで聴けた。
 が、聴いてみると、00番、0番の急速楽章の出だしなどは、楽曲自体がそうなのだが、えらく高速で元気な感じがして、違和感がある。

 う〜ん、ほかに候補というと‥‥と探して、ハイティンクのアナログ期の全集があり、まだ4,000円ちょいで求めることができそうだ。
 この試聴ファイルを聴いてみたら、緩徐楽章の低弦の深〜い響きなんか、じつにいい。

 しかし‥‥よ〜く見てみると、ハイティンク盤は、かなりの楽章でミスターSより演奏時間が短い、つまり速い(繰り返し等は考慮に入れず)。
 ハイティンクのブルックナーは、のちのウィーン・フィルとの再録音、さらに三大交響曲のコンセルトヘボウとの再録音が高い評価を得ていて、60年代のこの全集はほとんど言及されない。

 いや、それなりの巨匠の全集であって、どちらも聴き込めば得るものは少なくないだろうことは想像に難くない。
 が‥‥やはり第1、第2、第6の緩徐楽章の、弦楽の深み‥‥となると、ヨッフムの旧盤=DGのセット、ということになる。

 上のリンクは、DGのサイトのページだが、各楽章1分間ずつ、じっくり(でもないか)聴ける。
 旧全集は、第1、第4と後期三大交響曲だけがベルリン・フィル、ほかがバイエルン放送響の演奏で、これはよさそうだ。

 ヨッフム/ベルリン・フィルのブルックナー:第1番は、40年以上昔だったろうか、国内盤LPで聴いて、第2楽章の美しさがとくによかった記憶がある。
 単発のCDも買った記憶があるが、手放している。

 なんで第1かというと、宇野功芳氏の『名曲とともに』(帰徳書房、1974年)の最終章「ぼくの愛聴盤」中に、夕食後の愛聴盤としてブルックナーのいくつかの中に「ヨッフム指揮の「第一」スケルツォ(グラモフォン MG1361)は浮き浮きするほど愉しい。ヨッフム指揮の「第六」アダージョ(グラモフォン SLGM1388)からは清らかな自然の寂しさを実感し、…」(222〜223頁)とあったからだと思う。

 たぶん買ったLPレコードは文中にあがる MG1361だったのだろう。音質的には高域が明るいカッティングで、のちには不満を覚えただろうが、当時はそこそこ満足していたようだ。
 そうそう、今回初めてヨッフムのDG盤全集を、その第1以外も ― 宇野氏の言う第6も ― 聴ける。

 こちらもオクで新品、4,000円ほど。
 両方とも配達は日本郵便(ゆうメールと、レターパック)なので、ヤマト運輸のドライバーさんの過酷労働にさらに負荷をかけることもなく‥‥が、これはまた現今深刻な問題なのであるが。

 ヨッフムのドレスデン盤は、EMI最末期に Iconシリーズの20枚セットで、ベートーヴェン、ブラームスの交響曲全集にバッハの『ロ短調ミサ曲』なども加えて、大半が再度リマスターされた形でまとめられ、まだDG盤のブルックナーより場合によっては安く入手できる。
 ブルックナーだけでも音質面では改善があると思われるが、さすがに20枚組のCDボックスというのは、手許に置くことだけでも抵抗感がある。
 現在、最も枚数の多いセットは、弟宅から強引にもらってきたサヴァリッシュの『指環』(EMI+NHK)の14枚セットである。


 ‥‥という、「ポチっちゃいました〜」報告でした。

スポンサーサイト

  • 2017.11.23 Thursday
  • -
  • 01:55
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
相変わらずCD買っていますね。クラシックは音質のいいCDが多くていいですね。私の好きなJ−POPは音質が悪いのでスカパーからの録音で十分です(^_^;)
元新潟のUさん、

RSS、届いておりますか^^。
PINGの送信先に、
rpc.reader.livedoor.com/ping
を書き加えました…。

ショスタコーヴィチのほう(記事画像、右)、今日もう届きました。
2000年代の、廉価レーベルのデジタル録音で、まあまあでしょうか。

クラシックは、マスタリングの好き嫌いの選択がヤッカイです。買い換えの大半はマスタリングです。
しかし優秀録音が多いのは事実だと思います。

J-POPは、私も感じますが、収録のセンスからして、とくに60〜70年代はヒッドいものが多いです。
レコード会社のエンジニアがこういうセンスなので、オーディオも底が知れる、などと思ってしまいます。
ひとつには、そういう音が J-POPファンに好まれたということがあるかもしれませんが。

もっとも、そういう音質のものも、オーディオの調整でよくなってくる場合があるのも楽しみです。
都はるみさんのCD、オデオがうまく鳴ってくると、バックのオケもなかなかいいのです^^ ←『古都逍遥』なんか。

海外レーベルのジャズ・ヴォーカルが好例ですが、ポップスでもあちらには優秀録音がたくさんあるようです。
  • へうたむ
  • 2017/03/11 4:54 PM
V・ペトレンコのショスタコーヴィチ、7曲聴いて凛として透明な演奏で素晴らしいと思いました。目下ショスタコで最大の期待はネルソンスで、全集の完成を心待ちにしています。
ヨッフムのブルックナーはDG盤1.2.6.9、EMI盤の2.4.5.9が好きです。ブルックナーは個別の曲は良くても全集となると…ヨッフム新旧、朝比奈三種、スクロヴァチェフスキ、ティントナーと架蔵していますが、これぞお薦め、というものはまだ…
  • yositaka
  • 2017/03/11 9:14 PM
yositakaさん、

> 凛として透明な演奏で素晴らしいと思いました。
録音の透明感も奏功していますね‥‥最初に聴いた第4が、すばらしい演奏と音質でしたが、他は若干収録レヴェルが低いような…。
演奏の透明さが、ショスタコーヴィチの本質をはずしていないばかりか、むしろよく表現しているようでした。
いちおう全曲聴いたのは、まだ第4番と第12番と第2番だけです。

かなりの曲で、EMI録音にも携わっているマイク・クレメンツが技師をやっていますね。

他にもいろいろありそう or 出てきそうですが、まずはこの1セットで…。

ブルックナーは、全集よりどうしても個別になります。
ヨッフムのは新旧揃えてもいいのですが、EMIの Iconの20枚組はさすがに‥‥。
  • へうたむ
  • 2017/03/11 10:32 PM
ペトレンコのショスタコは七味的にはハイティンクの全集以来の衝撃。あの時も時代が変わったなぁ、と思ったものですが、ペトレンコの全集を聴いてさらに時代の移り変わりを感じます。
ヨッフム/ドレスデンはやはり録音がネックかな。でもワーナーになって抹茶色の箱は少しマシかもしれません。
  • 七味とうがらし
  • 2017/03/12 7:57 PM
七味とうがらしさん、

ハイティンクは、1曲も聴いたことがないんです‥‥でも「時代が変わったなぁ」は、何となく想像ができます。
ペトレンコ盤は、録音が透明な分、音楽自体も明澄に聞こえます。しかし意外に‘ロシア的’でもあったり‥‥。

> ヨッフム/ドレスデンはやはり録音がネックかな。でもワーナーになって抹茶色の
> 箱は少しマシかもしれません。
それが、抹茶色のワーナー再発は、(C)2013ですが、音源はやはり (P)1990のままで、旧セットと同じのようです:
https://www.amazon.co.jp/Bruckner-Complete-Symphonies/dp/B00D56ADAS/

箱の裏の画像(いちばん下の画像を選択すると、カーソルを置いたところが拡大します)で確認できます。

ベートーヴェン(LSO)、ブラームス(LPO)と全部収めた Iconの20CDボックスが、第5以外が再度のリマスターのようです:
http://www.warnerclassics.com/shop/553362,5099946400420/eugen-jochum-eugen-jochum
音質的にはこちらが期待できるのですが、さすがに20枚セットというのは、そのボリュームに抵抗感が…。
このセットは、ベートーヴェンもリマスターということで、Diskyよりいいと思われます。ブラームスは Double forteのままのようです。
  • へうたむ
  • 2017/03/12 9:05 PM
なるほど〜。最初の水色BOXと同じ音源?でしたか。
七味は国内再発盤のBOXを持っているのですが、これが全く冴えない音でした。で、抹茶色を購入。抹茶はこれに比べるとややスッキリとした音調でしょうか。
  • 七味とうがらし
  • 2017/03/12 9:25 PM
七味とうがらしさん、

> 国内再発盤のBOXを持っているのですが、これが全く冴えない音でした。
国内再発というと、これ:
http://diskunion.net/black/ct/detail/CL-1216714569_50
でしょうか。これはたぶん東芝にあるテープを、‘岡崎マスタリング’=HS2088でリマスターしたものですね。

私が最初に入手したのは、海外初出セット(プラケース2ヶ(3ヶだったかな?)を箱にまとめたもの):
http://www.cduniverse.com/search/xx/music/pid/1517216/
でした。これは低域が豊かながら、全体に混濁感がヒドいものでした。

抹茶=水色(の唐草模様の)ボックスは、同じとしても、この時点で最良のマスタリングではあると思います。
アンプにトーンコンがあれば、高域を心持ち落とし、低域をブーストすればよいバランスになるかも…。

全体のクオリティから、Iconの20枚組が気になりますが、依然として、う〜ん‥‥^^;;。

福島章恭氏によれば、旧東独エテルナのLPが最高、ということになります。
  • へうたむ
  • 2017/03/13 1:40 AM
これではなく、多分この一個前ではないかと思います。
BOX初発盤は単売盤をまとめたものだったと記憶しています。私のは東芝EMI TOCE6931-39ですね。
8番が全然ダメかなー。
  • 七味とうがらし
  • 2017/03/13 8:17 PM
七味とうがらしさん、

あ〜、なるほど、では、これ:
http://diskunion.net/clubh/ct/detail/CLA-110803006
ですね。
原盤番号がレーベルに示されているはずで、「CDC ‥‥」、「CDZ ‥‥」とかだと向こうの EMIでデジタル化したものですが、「2DJ ‥‥」などとあるのは東芝にあるアナログテープから起こしたものでしょう。この「2DJ …」規格原盤の東芝盤CDは、だいたいヒッドい音だった記憶があります。
クリュイタンス指揮のルーセルの交響曲第3、4番にしても、東芝盤(初出)は荒れた音質が聴けたものでなく、Testament盤に買い換えて、同じ録音かとびっくりしたものです。

似た意匠の、シューリヒトのブルックナー:第3、8、9をセットにしたものも、音は混濁してよくなかった記憶があります。
この辺の東芝盤は、ギーゼキングやリリー・クラウスにしても、音質面の懸念があって手を出しかねますねえ。
  • へうたむ
  • 2017/03/13 11:27 PM
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
PR
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
recommend
ライヴ・イン・コンサート1991
ライヴ・イン・コンサート1991 (JUGEMレビュー »)
内田光子,モーツァルト
神韻縹渺。
recommend
Symphony 7
Symphony 7 (JUGEMレビュー »)
Bruckner,Berlin Philharmonic Orchestra,Wand
やっぱりこれは、音楽の世界遺産!
recommend
チャイコフスキー : 交響曲第6番ロ短調<悲愴>
チャイコフスキー : 交響曲第6番ロ短調<悲愴> (JUGEMレビュー »)
ベルリン放送交響楽団,チャイコフスキー,フリッチャイ(フェレンツ)
※クラシックで1枚、といったらコレ!! 新しい国内盤が出ています。
recommend
Symphony No. 8
Symphony No. 8 (JUGEMレビュー »)
D. Shostakovich
ムラヴィンスキー/レニングラードの決定盤!!
求めやすい alto盤が、Amazon.co.jpにも入りましたので、入替えておきます^^。
recommend
はてしない物語
はてしない物語 (JUGEMレビュー »)
ミヒャエル・エンデ
“虚偽”の時代への警鐘!
recommend
風邪の効用 (ちくま文庫)
風邪の効用 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
野口 晴哉
やっぱりこれは入れておかないと…。
recommend
野生の哲学―野口晴哉の生命宇宙 (ちくま文庫 な 38-1)
野生の哲学―野口晴哉の生命宇宙 (ちくま文庫 な 38-1) (JUGEMレビュー »)
永沢 哲
整体の創始者・野口晴哉の核心に初めて思想研究として迫った力作!!
recommend
「ひきこもり」だった僕から
「ひきこもり」だった僕から (JUGEMレビュー »)
上山 和樹
‘本館’に所感をアップしてます(^^)。
recommend
言葉と無意識 (講談社現代新書)
言葉と無意識 (講談社現代新書) (JUGEMレビュー »)
丸山 圭三郎
小冊子ながら、限りない示唆に満ちた名著
recommend
シンクロニシティ (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)
シンクロニシティ (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ) (JUGEMレビュー »)
F.デヴィッド ピート
‘シンクロニシティ’を可能なかぎり、‘トンデモ’から離れて説いた良心的な一書。
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM