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JR回数券サービスの大改悪

 新学期、1冊目の回数券を使い切った。

 4月になって、JRの回数券を券売機で買おうとしたら、「回数券」のメニューがなくなっていた。

JR新回数券

 うろうろ見ていると、指定券販売の券売機だけで売るようになっていた。
 ボタンを押してオーダーすると、「問い合わせています…」というメッセージが出て、ホストコンピューターと連絡する時間がかかっているのか、という遅さ。
 発券も、遅い

 鉄道の普通乗車券は、回数券も含めて、すぐ発券され、しかもゆっくり釣銭を確認したりしていると、JRの場合だと20秒で券売機が吸い込んでしまう。
 釣銭の確認・財布への回収を、高齢者などがゆっくりやっていることができないような、ユーザー・アンフレンドリーさの極みだ。

 この他にも、鉄道のユーザー・インターフェイスは、客の立場を無視して鉄道側のやり方をゴリ押しするものがいっぱいある。
 高田馬場駅の、西武線とJRとの乗換え改札では、ICカードの引落し額・残高の表示が、健常者でもその場で見えないほど小さい。
 相互乗り入れで便利になる私鉄は、乗り継ぎ切符の発売が面が、とくに高齢者などにはわかりづらいそうだ ― 近鉄奈良線に乗り入れる阪神電車の券売機について、関西の人から聞いた。

 つまり、処理が速すぎるのも遅いのも、どちらでも、不便でも、オレたちのやり方を受け入れろ、というわけである。

 さて、このJR回数券発券サービスの極端な改悪だが、もちろんすでにネット上では上がっている。
 こちらはニュートラルに紹介するだけで、批判はない。
 こちらは、嫌悪している。言わずもがな、こちらに同意だ。

 一般券売機で売らなくなっただけではなく、サイズが大きくなったので、定期入れなどのポケットをひとつ占領してしまう。以前の、私鉄と同サイズのものなら、1ポケットに私鉄のものと2冊入って、取り出しもしやすかった。

 もっとも、利用者の高齢化などで、大きなサイズのほうが扱いやすいという面も全くなくはなく、そういう要望はあったかもしれない(JRは間違いなくそう言うだろう)が、どう見ても改悪なのが、表紙を別途発行するようになったこと
 ただでさえサイズが大きくなって、紙の量が増えることで、エコに逆行するのに、さらに意味のない表紙を付ける。
 いったい、どのような思考なのだろう。

 これは明らかに、JRからの「回数券は使わないで、1回ごとに普通運賃を払ってください」というアピールだと取れる(取る以外に解釈のしようがない)。

 この新回数券を買った日、立川駅の案内で、「券売機の制限やサイズの巨大化は不便極まりない。しかもこのサイズだと、国分寺での西武線との乗換え改札では、通らないんじゃないか?」と聞くと、スタッフは「はい、申しわけございません、通りませんので、一度改札を出てご利用ください」とのたまった。
 ところが、2枚を重ねて通してみると、受け付けた。つまり、この新回数券がどうなっているのか、スタッフにも情報が共有されないまま変更してしまっているのである。

 今まで、JRの回数券で買物などに出かけていたみなさん、JRは「乗ってほしくない」ということですから、他の移動手段に乗り換えましょうね。

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  • 2017.03.17 Friday
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  • 23:45
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コメント
おや、回数券改悪されましたか。私前からこのサイズの回答券を使っておりました(^_^;)
南流山−新白河 で買っていたのですが、回数券は 南流山−大宮 に変え、大宮−新白河 は「えきねっとトクだ値」を使うようにしました。最大35%引きでお得です(^^)v
元新潟のUさん、

お使いのは新幹線回数券ですね。これは、自由席特急券でも大きいサイズだったので、それでいいかもしれませんが、私の使うのは、在来線の回数券で、ふつうの券売機で普通乗車券のサイズで売られていたものです。

これを、新幹線回数券並みに、大きいサイズで、指定券発売専用券売機だけで売るように「改悪」したわけです。
い〜っかにも「在来線では回数券使うな、電車賃ケチらずに普通乗車券で乗れ」な感じです。

記事に書き忘れましたが、券売機は10円単位で扱えるにもかかわらず、消費増税時には100円単位に切り上げるという便乗値上げもしています。
国分寺−立川間は、現金で170円、IC乗車券で165円。ならば、回数券は1,650円でいいはずなのに11枚1,700円です。
  • へうたむ
  • 2016/05/16 3:21 PM
いえいえ新幹線回数券ではございません。純然たる乗車券のみの回数券のことです。新幹線回数券に「南流山−新白河」なんてものはございません。「上野−新白河」はあっても「大宮−新白河」の新幹線回数券もないんですよ。
元新潟のUさん、

>幹線回数券に「南流山−新白河」なんてものはございません。
そ、そうでしたね;;。
‥‥もしかすると、Uさんは指定券の券売機で回数券を買っておられたのではないでしょうか。

大きな回数券が欲しいという意見もあり、それに対して:
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11109823861
のように、指定券発売券売機で買うと、大きな券しか発券できいなので大きな券が入手できる、とのことですが…。

いずれにせよ、通常の券売機で発券しなくなったこと、反-エコな表紙を付けたこと、で、とにかく「回数券売りたくない」意思が見え見えです。
  • へうたむ
  • 2016/05/16 11:11 PM
私はユーザーでもありシステム側の人間でもあるので、この手の話題は複雑ですね。。。
オンラインSTOP等のニュースも真っ先に思うのは、システム責任者や孫受けの低賃金でこきつかわれているPGは地獄だなあとか。。。
限られた費用・時間で結果を出すというのがあたりまえの世界なので手の抜きどころを間違うと痛い目に合いますね。
かといって、費用・時間を十分にかければ、皆さんの手の届かないような価格のものになってしまいますし、システム化自体が進まなくなってしまいます。

今回の改悪、利便性で不評を買うかもしれないがその損失より統合化のメリットが高いという判断があったのかもしれませんね。
はたまた、単に配慮にかけていただけの可能性も^^;
大企業とはいえ誤った個人のアウトプットがそのまま出るのはよくあることですし、何事においてもその企業らしいアウトプットを出すというのは中々難しいことなのであります。。。
  • きゃーる
  • 2016/05/17 12:36 AM
きゃーるさん、

>この手の話題は複雑です
たしかにねえ‥‥ですが、まず、サービスの問題とPGさんたちの雇用及び雇用条件の問題とは、いちおう立て分けて考えないと、双方が双方を人質に取ったような議論を、とくに鉄道会社側はしてくるに違いありません。

>統合化のメリットが高いという判断があったのかもしれませんね。
いろいろなサイトに意見が出ていますが、現在のJR側の意図としては、早晩紙の券は全廃し、ICカードオンリーにしてゆく、ということが、ある種ミエミエなんです。
SUICA導入直後くらいに、国分寺駅の乗換え改札で、使い方の説明を求めた時、駅員さんは「あ、紙の券はいずれなくなりますから」と答えた、と記憶しています。

紙の乗車券に関しては、システム・ストップや、エラー(引落し額の誤り、等)などのシステム的問題は基本的に生じえず、回数券発券の際のトラブルも、ほぼありません。
起こるのは集・改札時の紙づまりや、釣銭が引っかかるなどの物理トラブルです。これの処理に当たっているスタッフさんのご苦労には頭が下がりますが、そうだからといって、ICカードに一切を統合するということは、システム担当サイドの負担をひたすら増やすことになりはしないでしょうか。

>単に配慮にかけていただけの可能性も^^;
私は、この変更に、JRの「配慮」、というより、むしろ「策謀」を実感します。
JR東日本は、首都圏では、ケチケチと1枚分の電車賃など節約せず、「定価」でICカードで乗ってくれ、また、そうすれば事故時の「振替輸送」の損失もなくなる(=ICカード乗車は振替輸送対象外)ということだと、明瞭に読み取れます。

また、紙券を廃止すれば、券売機も基本的には ― ICカードの発券・チャージ機のみで ― 要らなくなり、撤去できます(=特急券・指定券もチャージでエンコードさせる)。
そうなれば、券売機のうしろでトラブル処理・乗客ガイダンスをしていた人員・人件費を削減でき、かわりに、何かトラブれば、ICカードシステムの外注PGさんに「何とかせんかい!」とせっつくだけでコトが済みます。

JRは、はっきりとこう考えていると思いますよ。
これは、企業の効率運営という点では「誤って」いないといえますが、個々の多様なユーザーにとっては「無視された」感が極めて強いものです。

記事中にも書きましたが、回数券購入の‘不便化’のみならず、便乗値上げや、ICカード改札機の表示の小ささなど、鉄道会社の、いまだに残りつつ、むしろ悪化してゆく「客に対する上から目線」は、ひとかたならず不愉快です。

こういう流れは、システム系の外注業者さんたちにも、仕事の高密度化にはつながっても、逆にはならないと思います。
  • へうたむ
  • 2016/05/17 2:06 AM
回数券は必ず特急券or指定券とペアで使っているので同じサイズで不具合ありません。確かに回数券単独で使う人には大きいかも。
従来は購入する券売機によってサイズが異なっていたんですね。気付きませんでした。
元新潟のUさん、

特急券とペアだと大きいほうがいいですね。
逆に在来線オンリーの回数券利用客は、首都圏では他私鉄との乗継ぎ客がかなりいると思います。
そちらのほうにも大サイズ券を押しつけるというのは、明らかに「不便でょ。だから回数券使うの、やめな」というJRのメッセージです。

>購入する券売機によってサイズが異なっていたんですね。
リンクした《知恵袋》によれば、そのようです。これでよかったと思うのですが。
  • へうたむ
  • 2016/05/17 2:17 PM
>サービスの問題とPGさんたちの雇用及び雇用条件の問題とは、いちおう立て分けて考えないと
この意味がちょっとわかりませんね。私は別に問題解決しようと思っているわけではないですし。
業界の実情を言ったまでです。
あと、へうたむさんと企業も自己の利潤を追求しているだけで間で苦しんでいる人を助けようと思ってるわけではないですよね?

>JRは、はっきりとこう考えていると思いますよ。
>これは、企業の効率運営という点では「誤って」いないといえますが、
>個々の多様なユーザーにとっては「無視された」感が極めて強いものです。
へうたむさんがJRの社員だったら、どの方向見て仕事するのでしょうね。
非常に興味がある。

黒きゃーるなら、、、
サービス落としても結果永続的な儲けが出ると思えばやる。
本当に大事すべきは社員。リストラしたくないし、少しでも賃金払ってあげたい。
かわいい部下はちょっと切符の大きさが変わったぐらいで離れていきはしないから。
回数券無くしても利用しなといけないユーザはICカード使ってくれる。
世の中なんでもかんでもIC化の流れ。ウチだけ叩かれることはないだろう。
  • きゃーる
  • 2016/05/18 11:18 PM
きゃーるさん、

意味がわからない表現をしていたなら申しわけありません。

その「意味」を問題にしますと、

> 本当に大事すべきは社員。リストラしたくないし、少しでも賃金払ってあげたい。
> かわいい部下はちょっと切符の大きさが変わったぐらいで離れていきはしないから。
この、若干比喩の入った表現の「意味」が、さっぱりわかりません。
「リストラ」と「賃金」と、回数券サービスの関係も、申しわけないのですが、さっぱりわかりません‥‥。
「部下」と「切符の大きさ」についても、何が何を表わしているのか、率直に申しますが、わかりません。

回数券は、鉄道会社のサービスですから、なくしてもかまいません。

> 自己の利潤を追求しているだけで間で苦しんでいる人を助けようと思ってるわけではないですよね?
そのとおりです。乗客の立場で、今回の回数券変更に不満を言っている人は、「自己の利益」を基準に発言しています。

回数券に限らず、便乗値上げでも何でも、それは企業の決定なのですから、それでいいのですが、他方、交通機関は、電力・ガス・水道などと同じく、「公共性」があります。
そこから考えると、他私鉄が従来の回数券サイズ・発売条件の時に、JRのみ突出して変更を加えるというのは、従来からの乗客(←これが、「公共」の一部をなしていることは明白でしょう)の利便を著しく損なうことになります。

> 自己の利潤を追求しているだけ
繰り返しますが、この立場から「イヤだ!」と言っている、当記事はそれだけの意味しか持ちません。
もし客観的な、つまり「自己の利潤」は離れた部分があるとしたら、無用な表紙に、相当量の紙をなぜ使うのか、という部分くらいです。
  • へうたむ
  • 2016/05/19 12:37 AM
いえいえ、こちらこそ絡んですみません。
私の言ったことわからないということですが、わかって欲しいなんて言ったおぼえはありません。
私とへうたむさんは立場も人生経験も違うでしょうから同じ思いをするなんて期待してません。
そうではなく客観的に批判する相手の立場になって考えてみましたか?と問うたつもりでした。
(愚痴とのことなので答えなくて結構です。わかりにくくてすみません)

>繰り返しますが、この立場から「イヤだ!」と言っている、当記事はそれだけの意味しか持ちません。
へうたむさんが、記事は日記・雑記・愚痴であるというのを保険的に用い、自己顕示のためでしょうかあたかも論じるように記事を書かれていることは以前から感じていました。
もうひとつ保険要素をつけくわえるなら「私は社会的弱者」でしょうか。
それだけなら表現は自由ですので胸に閉まっておけますが、私へのコメにおいてサービスの問題と雇用とはわけて考えるべきだの、公共性云々等語る等状況をよく知りもしないのに上から目線(すみません、そう感じました)で語るのであれば、説得力が必要だったのです。
なのでこちらも少々感情的になって問いかけてみたのですが切り札を出されましたので終了にします。
不毛なやりとりになってしまいすみません。<(__)>
  • きゃーる
  • 2016/05/20 12:02 AM
きゃーるさん、

> 客観的に批判する相手の立場になって考えてみましたか?と問うたつもりでした。
ある立場の利益を言う場合でも、「相手」に相当する側の「立場」を尊重することは重要です。
私は、JR側の「立場」も十分に考えて書いたつもりです。
その上で、ある主張・意見は、主張する側の利益を表現するものであり、その言説の中に非論理的・非倫理的なところがあれば、そこは指摘していただくべきだと思います。

> 記事は日記・雑記・愚痴であるというのを保険的に用い、自己顕示のためでしょうか
> あたかも論じるように記事を書かれていることは以前から感じていました。
これまた ― 率直に申します ― いささかわかりにくい行文だと拝読しますが、おっしゃりたいことはわかるような気がします。
つまり「自分が社会的弱者であり、ブログはその「愚痴」だ」という文脈を「人質」にとっておいて、言いたいことをいっている(=「自己顕示のためでしょうかあたかも論じるように…」)、というご批判(注*)かと思います。

(注*)「自己顕示」とは、一般に悪い意味でしか用いませんから、この語を私に充てられたということは、批判になります。これはこのやりとりを読まれる第三者の方には、明瞭です。もっとも、私どもの間柄ですから、そういうやりとりがあったからといって、「ケンカ」というわけでないことも明白ですが^^。

しかしまた、このことがJR回数券変更への不満記事と、どのように論理的にかかわるのか ― 率直に申します ― よくわからないのです。
加えて、保険的=「逃げ」をスタンスとした拙ブログが、「公共性」に少しばかり(コメントでも)触れたとしても、それはおかしいことなのか、またも理解困難です。

> こちらも少々感情的になって問いかけてみたのですが
あれ、感情的になられていましたか〜;;。当方は、感情は常に抑えまくって冷静〜にご応対申し上げている所存でありますが *^^*;;。

> 不毛なやりとりになってしまいすみません。<(__)>
わ、私のほうこそ <(_ _;)>。
  • へうたむ
  • 2016/05/20 1:57 AM
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