<< 初めての Linux。 | main | CD5001−スチコンの方向性(?) >>

オーディオ物欲雑感。

 一段落した、というか、これ以上どうしようもないオーディオ・システム。

現行システム

 SL-PS700は、改造によってピアノの音がしっかりして、対応性が広がったけれど、当初のよさはなくなった。
 改造前、ピアノ音源は一部の、このプレーヤーに合うものしかうまく鳴らなかったが、それはそれで大きな個性だった。
 改造後に聴いた伊福部 昭《シンフォニア・タプカーラ》は、明らかに改造前の音より面白くなくなっていた。

 CD5001は、よくはなったが、これはデフォルトではどうしようもない機器だったわけだ。

 このシステムの音がどれくらいなのか、自己流では全くわからない。
 ひとつひとつの機器デフォルトは、SL-PS700以外は、いわゆる世のオーディオ・マニアは見向きもしない安もの揃いである。

 こうしたローコスト機に高品位パーツを導入することで、音を高価機に近づけようとすればするほど、それは無理であることがわかってくる。
 つまり、オーディオ機器のクオリティはおカネで決まることがわかってくる。

 一昨日、フルトヴェングラーの《第九》(バイロイトの、EMI盤)‥‥どうやら、最近コメントで興味ぶかい対話をさせていただいている KMさんがお嫌いのような(違っていたら失礼;;…当該レビューのURLをリンクしようと思ったが、自粛…)ディスクだが、とりあえず全集(海外EMIの Referenceシリーズ)を持っているので、初めて聴いてみた ― SL-PS700で。

 すると、モノーラル音像がかなり左に寄る。これは部屋の特性で、以前からなのだが、CD5001だと、ちょっと真ん中にもどるような。
 CD5001のバランスが右寄りに? こういうの、気になるのだが、SP復刻のカペー四重奏団をかけると、今度は CD5001で、針音がぐっと左に寄る。
 楽音はそれより少し真ん中に現われるので、音楽を聴きやすくなる現象ではある。SL-PS700も、これはそう変わらない。

 アナログ音声の帯域の出方のキャラというようなものが微妙に違うことで、部屋の反射の影響の出方が違ってくる、のだろうと思っている。

 こういうことは、どんな高級機に換えても変わらないことではあろうが、もうちょっとお高い機械を使いたいものだ、という気持ちは、依然として分不相応だが、ある。

 が、生まれてこの方、実買で10万を超える機械を買った/買えたことがない。
 人生で一度だけ、年収500万近くあった任期制職在職時でも、最も高価な買物は、ビクター AX-V1-N(リンクは中古ショップ)だった(約8万円)。

 このアンプ、見た目はいいが、片チャンネルから盛大にDCオフセットが漏れ、音もうちのシステムではいささか暴力的で、ちっともよくなかった。
 おっと、これ、リコール、出てんじゃん。ま、そうアブなくはないだろうけれど。
 半額以下のパイオニア A-UK3のほうがずっと汎用性もあって、DCオフセットも極少、ずっとよかった。

 高いものを買わず、それでいて安いものはちょくちょく買っていたのは、やはり当時の収入がその時だけだとわかっていたからだ。

 では、今、ネット上を探して食指が動いているもの‥‥は、以前に書いたものとだいたい変わらず、ちょっと挙げてみると Rotelのアンプや Cambridge AudioのCDプレーヤー、といったところ。

食指の動く機器群

 CDP:ケンブリッジの Azur 651C
 アンプ:ローテル RA-1520
 スピーカー:ディナウディオ DM 2/6

 宝くじで30万円当たったら、ということになるけれど、当たったら(ても)生活費や納税、保険料納付に充てなければならないから、買えない。

 そもそも考えてみるに、私は社会人としてきちんと働いたこともなく、家を建てるなどということからも全く無縁な暮らしをしてきた。
 「オーディオ」の金額が、どれほどが適正か、というのはヤボな質問だ。
 が、ふつうの中流社会人が、車を購入したり、大きなプラズマテレビを買ったり、という買物の額を考えると、ちょっとマニアな人が買うものはシステムで数十万円ということにはなるだろう。

 こういった買物自体が、私には不相応なものなのだった。

 とはいえ、上の機器をググっている時に遭遇した海外サイトでは、「価格」を問題にする記述は多い。
 スペンドール SA1(ペア約20万円。ただし本家サイトではもう出ない)などは、惹かれる人も少なくない代物だろう。
 こういうのに、《What HiFi》は、「AGAINST(欠点)」として「It’s a lot of money for such a small speaker」と書く。
 日本だったら、全くヤボなレビューになる。


 ‥‥‥はてさて、上のような機器群でさえ、私のような者が買うなど、バイト暮らしの低所得者が外車やマンションを夢見るようなことに等しく、とんでもないことだが、ひとつ、“日本人が設計したオーディオ機器を、心底使いたくなくなっている”ということがある。

こちらにリンクされている「Rotel RA-1520 Integrated Amplifier Review and Test」(PDF)には、Rotelの設計陣は、マイク・バートレット Mike(Michael) Bartlett以下のイギリス人であり、Rotelは中国・珠海市に新しく工場を建て、バートレットはその指導のために中国に引っ越している、云々とある。
 こんなおじさんである。ふむ〜。

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  • 2018.05.21 Monday
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  • 06:18
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コメント
>アナログ音声の帯域の出方のキャラというようなものが微妙に違うことで、部屋の反射の影響の出方が違ってくる、のだろうと思っている。
不思議なものですね。
元新潟のUさん、

不思議なものです。
部屋の影響は実に複雑で、それが機器のキャラの微妙な違いを浮き彫りにする、ような…。
  • へうたむ
  • 2014/04/13 5:30 PM
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