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A-UK3 …ゴタクの屋上屋。

カタログから。 ‘やっぱり A-UK3’宣言をしてしまった(LM3886アンプは、電源トランス主体でネット・オク売却^^;)のだが、そのパイオニア A-UK3もこの連休で使用満14年を迎えた。

 これだけ長期間愛用するという機種も、そうはない。親と住んでいた家で、中学時代から15年間、パイオニアのセット・ステレオ(当時は「セパレート・ステレオ」と言っていた)S-77(直リンクでは表示されないようなので、アドレスバーをクリックして、さらに1回、Enterキーを押すと表示されます^^)というのを家族で使っていた。

 A-UK3は、その次の‘長期愛用パイオニア製品’になる。思いのたけはHPにグッタグタに書き綴っている(2ページ^^)。
 こんなローコスト機種で、これだけ構成・実装が凝ったアンプも、国産ではまずなかろう、と思う。

 先日は、拙HPの文章を見て本機を導入してみたという方からコメントをいただいたし、いつのまにか、こちらには、かの《オーディオの足跡》さんのページとともに上記、拙ページが参考サイトとして掲げられている(無断で^^‥‥いやいや、大光栄です!)。
 こういうことがあると、“オレの書いたオーディオ・ゴタクもまんざらゴミでもないのかも^^”と、いささかゴーマンな自己満も湧き起こり、書いてよかったのかな、と思う(いや、マズかったかな、という懸念も当然、あるが)。

 音は、やはり高級品の余裕がなく、ワイドレンジな特性はかなり高周波ノイズを増幅している感があるが、その、ライン入力で1Hz〜300kHz(+0dB、-3dB)という数値は、今ではあまり公称値にしない広帯域だ。
 公称S/N比も、ライン入力で110dBを表記する。これらは、いわば‘カタログ上の数値の遊び’ともいえよう ― とくにS/N比は ― けれど、現行の同社、8万円のプリメイン A-A6 MK2では、ライン入力のS/N比は103dB、帯域幅も5Hz〜100kHz(+0dB、-3dB)という表示だ。
 A-UK3の広帯域設計と、高いS/N比表記は、パイオニアの、あるいはAV業界の、‘最後の(に近い)ピュア・オーディオ開発’という思い入れがあるような気がする。

 ま、しばらくこれで、ということでしょうか。こんなのを書いてみますが、いつもお邪魔するブログ主の方たちが中古/ネット・オクでお求めになるようなグレードの品ではありません(定価20万クラスの高級アンプの音を知る方には、ショージキ、お勧めではありません^^;)。
 けれど、このアンプに注ぎ込まれている設計陣の感覚と技術とには、‘メーカー現行品オーディオ極不人気’の世に、今いちど注目されてもいいんじゃないかな、ということで^^。

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  • 2018.11.15 Thursday
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  • 03:56
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コメント
おはようございます。

 このアンプ前から知ってましたよ。
確か目立たない記事ですけど、雑誌でも推薦されていたと思います。
なにより私は、リーズナブルな中にも潜むその佇まいが好きでした。

 パイオニアさんのデザインは好きでした。
もちろん性能もいいと思います。
私的には、パイオニアさんの音の印象は「ガッツ」「ゴツン」「ゴリ
ゴリ」の「体育会系」でなく少し線の細いインテリな「文系」的音
に聴こえました。
優雅な感じですかね…ここらへんが感覚的なコメントでへうたむさん
みたいな本格的なコメントできない私のボキャのなさですね(笑)
  • Nally
  • 2010/03/24 8:57 AM
Nallyさん、こんばんは。

お、朝にコメントいただいたのに遅くなりました...。

>パイオニアさんの音の印象は「ガッツ」「ゴツン」「ゴリゴリ」の「体育会系」でなく少し線の細い…
これは同感です。といって同社のより高い機種は経験してないんですが(汗;;)。
この辺、同時期に使っていたCDP、PD-UK5が、ちょっと芯のないキレイさだけを流す(=この要素、安価な国産機にはだいたい通じますが…)ものだったがの不満でした。

>本格的なコメント…
いやいや恐縮です‥‥この時期、10万円前後のプリメインに辟易したあとで、オーディオなんて安いもので十分、と投げていた時、『無線と実験』に、2ランク上のプリメイン、A-07の技術紹介で、この A-UK3の回路図まで載ったのに興奮しました。
4万円のアンプの回路まで紹介し、技術面(電流増幅・電流+電圧帰還)の特徴をエンジニアが縷々述べる、というのに「お〜!」。

千葉憲昭『オーディオ常識のウソ・マコト』(講談社ブルーバックス)で、ウィリアムソン・アンプの帰還法(局部帰還+浅いオールオーヴァー帰還)を誉めているのも、ちょっとパイオニアびいきの著者が、同社の‘ワイドレンジ・リニアサーキット’を意識していたのかな、とも思います。これにも影響されちゃったかも。
  • へうたむ
  • 2010/03/24 11:35 PM
こんばんは、2度目の訪問です。
UK3から受ける感じは、気さくで、それでいてちょっとだけ上品だけど決して上流階級のようなとっつきにくさなどはない、安心できる小紳士、いや、女性といった感じがします。はっとするような美人ではありませんが・・。ですのであまり身構えることもなく毎日気軽なお付き合いができます。
こんな肩の凝らずに好きなCDを聴くオーディオスタイルがお気に入りで、UK3の他にサンスイのコンポ製品のアンプとCDプレーヤーでも交互に楽しんでます。若い頃に買ったKEF303といったこれまたイギリス製の小粋なスピーカーですが、UK3との組み合わせとなればへうたむさんならどんなサウンドか想像できるでしょうね。
最近ヤフオクから5千円前後のアンプやプレーヤー物色するのが面白くて安上がりな遊びで道楽再開です。オーソドックスなジャズが中心ですが、UK3つながりということでまたよろしく〜。
  • でんでん
  • 2010/03/25 12:03 AM
でんでんさん、こんばんは。

>UK3から受ける感じは‥‥
これはほぼ同感です。筐体からして大げさなところは何ひとつありません。こういうのを聴くと、20kg前後の物量って、音楽を聴くために必要なのかと思ってしまいます(それはまたそれなりの意味・よさ・楽しみがあるんですが。フォロー、フォロー^^;;)。
私は、おっしゃっているところに加えて、若干の神経質さを感じます。これは繊細さにも通じるのですが。

>KEF303といったこれまたイギリス製の小粋なスピーカーですが…
これは KEFでもそうお安くないクラス‥‥なので私には全く経験なく、想像ができません^^;。いつもお邪魔するブログ主さんが、303の入手とインプレをアップされていました。

私の使った英国製SPというと、B&Wの当時の最安価機、DM601S2だけです。出過ぎない低音が、国産のボワボワ低音に悩まされた身にはありがたく、解像度もあって、クラシック全般にかなり対応してくれましたが、ジュラルミンのトゥイーターの高音がツメたいのに耐えられず、手放しました。
その前のタンノイ・マーキュリー m2は、ソフトドーム・トゥイーターなのに耳を刺す歪み感が超NG、安価品ばかり狙って損をしています。
というわけで、あるレヴェル以上のイギリス製を知らないので、「う〜ん、いい音でしょうねえ^^」と憧れるしかないのです(T_T;)。

>最近ヤフオクから5千円前後のアンプやプレーヤー…
金額的に‘大ハズレ’がないですし、意外なクオリティがありますね。

>オーソドックスなジャズが中心ですが…
ジャズ中心だと UK3はやや締りがない or 押し出しに欠けるでしょうか。でも UK3の鳴らしてくれるジャズも悪くないと思います。私はクラシックが95%で、ジャズはビル・エヴァンズとかドン・フリードマン《サークル・ワルツ》あたりがきれいに鳴ってくれればいいので、UK3で取敢えずOK…です^^。
よろしくお願いします。
  • へうたむ
  • 2010/03/25 3:15 AM
こんにちは。

スピーカーからアンプの創作(自作というよりこの言葉の方がぴったりきます)を、通読させていただきました。

細密なことと取り組んでおられ、方向性は感じ取れるものの、内容はほとんど理解不能でした。

しかし、私の良く知らない「KIT-HE07LU」を調べてみようとしたら、本ブログは3番目にランクされています!!
これはすごいです。多くの人がこちらでのレポートを有力な判断材料の一つにしているのでしょうね〜。

UK3もそれに近い状況でしょう。

掘り下げることの大切さ・・・研究者の資質がここにも活きているのですね。(*^-^*)
  • たっちん
  • 2010/03/26 1:31 PM
たっちんさん、コメントありがとうございます。

>創作(自作というよりこの言葉の方がぴったりきます)
恐縮です〜。じつのところ、プロやエクスパートの設計が基礎にあり、私は乗っかっているだけなんですが、‘創り上げて’いる感覚はきわめて強いですね。

>通読させていただきました。
ありがとうございます m(^_^;)m。さらに恐縮です。

>内容はほとんど理解不能でした。
これはもうひたすら‥‥あ、ここにたっちんさんのブログ・コメントでよく拜見する例の‘orz’の太いヴァージョンを入れてみましたが、JUGEMのコメント欄では表示不可でしたので、書き直し…^^;。

クダクダしい内容ばかり曝しても、とも思うんですが、‘名機’の楽しみなど書くべくもない私のこと、逆に素材の一点一点をどう料理したのかという過程を明らかにしたことで、理解を示して下さる方々もいらしたのでは、と思います。

Nallyさんがオヤイデの講習会で感じられたように、若い世代のオーディオ・ファンの中では、‘グルメ紀行’から‘食材を自分で調理’タイプに、ヴェテラン層の想像以上にシフトしている感があります。

オーディオは‘中身を知る’ことが必須では全くありません ― パソコン同様 ― が、瀬川冬樹氏が柳家小三治さんとの対談で、
「自分でアンプつくったりして聴いてると音がこう悪いのは、それはここんところがダメだからって‘中身’がわかるから……。中身がわからないと本当はいかんのじゃないか、とぼくらの世代は思うわけです。」(『虚構世界の狩人』、214頁)
と言っているあたり、プロのライターさんたちがむしろ捨ててきた一方、若いファンがここに回帰している印象を受けます。(JUGEMは長コメント可なのをよいことに^^;ゞ)

>本ブログは3番目にランクされています!!
v(*^_^*) KIT-HE07LU、A-UK3、WSTA01、いずれもかなり上位に来ますね。マイナーにこだわりまくった証しです。

>研究者の資質が…
(´_`;) ついに「研究者」になれなかったコムプレックスをオーディオに転化している、心理学で代替ナントカとか言った行為、でしょうか。
昨年は、ほんとうに向き合うべき現実生活からの逃避を、オーディオ自作に求めたという実感がありますが、これが私の内実ですねえ。
  • へうたむ
  • 2010/03/26 6:41 PM
へうたむさん、初めまして。
eco人と申します。
また、以前にメールをお送り下さりありがとうございます。最近、紛失していたアカウントのパスワードが見つかり、アクセスすることができたので、拝見させて頂きました。返信が遅くなってしまい、申し訳ないです。

また、ブログの方で私のページを取り上げて頂きありがとうございます。
A-UK3は、TONEやTREBLEなどなく、シンプルなところが気に入っています。不満な点としては、スピーカーケーブルにvan den Hulの太めの製品を使っているので、スピーカー端子がプラスチック製で心許ないところですね。

DYNAUDIOの中村氏など、業界でこのアンプの存在を知っている方が意外に多く、評価も結構高いので驚きました。以前、当時パイオニアのオーディオ部門に在籍していた方とお話しする機会があったのですが、今の同価格帯〜中級クラスにかけてのアンプを買うよりは、このまま作りの良いA-UK3を使い続けた方が良いと助言を受けたので、壊れるまでは(今のところ、そういう気配はないのですが…)このまま使っていようかなと思っています。
あ、eco人様、ようこそ^^!

私のほうこそ、やや失礼なご紹介の文言だったことをお詫びいたします m(^^;)m。
検索で、《オーディオの足跡》さんのような有名なサイトならわかるのですが、拙サイトごときを掲出してくださっているのを発見して、もう大喜びしたものでした。

>不満な点としては、‥‥スピーカー端子がプラスチック製で心許ないところですね。
太いケーブルでは、傷みそうですし、細い導体を多く束ねたものでは、ショートしそうな不安もあります。が、この価格帯ではしようがない面もありましょう。

>DYNAUDIOの中村氏など、…
なるほど、興味ぶかい情報、ありがとうございます。

>当時パイオニアのオーディオ部門に在籍していた方と…
そういうことがありましたか。開発スタッフの自信作なのでしょう。カタログやパンフレット(こちらの方が紹介:http://paddies.blog.so-net.ne.jp/2009-09-18 されているパンフがあったようです)にある「ジョン・バンフォード氏」は、ちょっと商策で作った物語のような感じがします^^ ― 実在の人物ではありましょうが。

今回のようなお話を伺うと、私もますます愛用し続けようと思います。

>壊れるまでは(今のところ、そういう気配はないのですが…)…
A-UK3は、ほんとうに壊れそうなところの少ないアンプです^^。ハイエンド品でも(あるいは、ハイエンド機はかえって)ヴォリュームにガリが出ることはよく聞きますが、A-UK3のアルプス製VRは、皆無です。
私も、他の機種、とくに高価でない機種で、現行品、過去モデルともに、買い換えたいアンプが見つかりません。

ありがとうございました。
  • へうたむ
  • 2010/04/07 2:14 AM
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