雨の続く秋。
この木曜あたりから、どれくらい降っているのか。そのあげくの、台風。
いよいよ“国難突破”ウェザーになっている! いや、単に国難ウェザーか‥‥。
明日の午後には晴れるということなので、やめておこうかと迷ったが、投票に行ったあと、洗濯をした。
耐震化補修工事のおかげで、ヴェランダの幅がぐ〜っと広がっているので、そうとうの強風が吹き込まないかぎり、いや吹き込んでさえ、吊った洗濯物には雨はほとんどかからないようになっている。
この1週の、月〜火で買ったCD。
上のは、サルヴァトーレ・アッカルドがソロと指揮、イタリア室内管 Orchestra da Camera Italiana の、パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第4番、5番。
アッカルドは、デュトワ/ロンドン・フィルと組んで全集をDGに入れていて、今度のはEMI、それも伊EMIの制作・発売になる新録音で、スコアに、アッカルド自身の手が入っているらしい。
Amazonでは、EMI時代の国内盤全集のページには試聴ファイルがある。発売元が「ユニバーサル」になっているが、この音源はワーナーに移管されていて、そのページはこちら。
下段は、オクで出ていた未開封国内廉価盤。
左は、パールマン+バレンボイム/パリ管による、ラロ:『スペイン交響曲』とサン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番(DG UCCG-5090)。「The Best 1000」シリーズ。
右は、ペーター・マーク/都響によるメンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』から、とマズア/ゲヴァントハウスによる『イタリア』(DENON COCO-70595)。「THE CLASSICS 1000」シリーズ。
パガニーニのヴァイオリン協奏曲なんていうのは、オケの前奏部分はカッコよく、私の場合、そこだけ聴いたら、ソロに入ってヴァイオリンがアクロバットを演じ出すと、しらけて聴くのをやめていた‥‥などというのも、アッカルドの旧全集、国内盤と輸入盤で1回ずつ買っているのである。
中古の国内盤は、ノイズがあって、輸入盤に買い替えたのだが、けっきょく換金した。
それなのになんでまた、それも第4番と第5番のカップリングに手を出したかというと‥‥この2曲が、パガニーニのコンチェルトの中では、第1楽章のオーケストラがや〜ったらド派手、オペラ顔負けに歌い上げるのである。
ブチ上げるトゥッティ、歌い上げるカンタービレ、と、大いにアドレナリンを誘発する勇壮な音楽! なのである。
都合のいいことに、新全集は、単売(海外盤)では第4と第5番がカップリングになっていて、ちょうど Amazonのレコファンに800円ほどの中古があったのを、ずっと「買おうかな」と思っていて、やっとポチった。
この2曲のオケ部分で、私、悲壮な環境の中で立ち上がった女剣士の活躍、みたいなのを想像するのであ〜る(爆沈)。
おっと。ま〜た言っちゃった (^o^;)。言ったついでに言うと、たとえば『ラ・セーヌの星』、みたいな^^;;。
で、女剣士‥‥には似ても似つかない、大学教授のような風貌のアッカルド先生、これはもう自分がやりたい音楽を歌い上げている。
2つのコンチェルト、到着した木曜日の出勤前に、第1楽章(それぞれ、長い!)を通して聴いた。
時期が近い、先日買った(もう売り払っている)ジュリーニとのベートーヴェンの、いささか居心地の悪そうな雰囲気とは打ってかわって水を得た魚、である。
デュトワ盤の YouTubeを、以下に。
※動画が削除されていたので、挿し替え(11/23)。こちらはLP音源です。
パールマンのほうは、サン=サーンスの協奏曲を、今日、通して聴いた。ヴァイオリンの極美音と、オケの厚い演奏とで、いい意味で優等生的な名演。
が、「いいたいことがいっぱいある」アッカルドのパガニーニに比べると、サン=サーンスの楽曲そのものが、じつにつまらない。
このディスクを買ったのは、1枚も持っていなかったラロの『スペイン交響曲』を揃えるため。
以前、ウエストミンスター録音の、ジュリアン・オレフスキーのCD(MCA/Millenium Classics)を持っていたが ― 第3楽章カット版。カップリングはメンデルスゾーンで、なかなか稀少な、名演 ― 手放している。
マーク指揮のメンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』は、もうネット上に写真がないのだが、カップリングなしで出たアルバムの、帯なし中古盤を持っていたことがあるが、手放している。
カップリングのなかったレギュラー盤には、プロデューサー、エンジニアの名前があったと記憶するが、「THE CLASSICS 1000」は、録音場所と日時だけ。
手許には、アバド/ベルリン・フィル盤(Sony、ライヴ) ― これも『イタリア』とカップリング ― があって、世評もベストなのだが、もう1枚、ということで。アバド盤は、‘お芝居’が入っているのが、ちょっとウルサいというのもあった。
マズアの『イタリア』が、Eurodisc原盤で、契約の点で(Eurodiscは、現在 Sonyの一部)再発が難しくなったせいか、マークの『真夏の夜の夢』は現在新盤ではオクラ入りの模様。
日本コロムビアの最新の千円シリーズ「CREST 1000」には、パートナーにできるカップリング録音がないこともあってか、入らなかった。
今日は、「序曲」と「結婚行進曲」を聴いた。クセのない、清潔な流れの中に、突然の大きなルバートを見せたりする。
手許には、IMPにベルン交響楽団を振って入れた『スコットランド』もあり、マークのメンデルスゾーンとしては、この2枚あたりは最良の部分ではないか、と思ったり。
ユニバーサルの「The Best 1000」シリーズも、プロデューサー、エンジニア名は省略している。2006年発売、ということは、11年間未開封で寝ていた、という次第。
マークのほうは2003年なので、14年間未開封のまま寝ていたことになる。
LP時代からそうなのだが、日本の廉価盤シリーズは、定価をシリーズ名にすることがたいへん多い。上の2シリーズ名も、定価が1,000円 ― ユニバーサルは5%税込み、コロムビアは税別 ― であることを示す。
手許にある、R.ゼルキンの弾くベートーヴェンの後期三大ソナタは、「名盤1200 The Meiban」というシリーズ(2003年)で、これも税込み1,200円なのでこのシリーズ名なのだろう。
ちなみに、ゼルキンのディスクにはプロデューサー、エンジニア名が記される。
‥‥CD3枚、それぞれ送料込み800円ほどの出費。
先月に買ったCDはまだアップしていなかった‥‥別にしなくてもいいけれど;;。
アラウの弾くブラームスのピアノ・ソナタ(PHILIPS国内盤。ちょっと入手しづらい)と、カラヤンの『ボリス』(英Decca Originals)でした。
昨日ポチった、ホロヴィッツのリスト(RCA)は、到着待ち中〜♪ ‥‥いや、『スペイン交響曲』も、リストのピアノ・ソナタも、吉田秀和『LP300選』にあるのに、1枚も持っていなかったんです。
この木曜あたりから、どれくらい降っているのか。そのあげくの、台風。
いよいよ“国難突破”ウェザーになっている! いや、単に国難ウェザーか‥‥。
明日の午後には晴れるということなので、やめておこうかと迷ったが、投票に行ったあと、洗濯をした。
耐震化補修工事のおかげで、ヴェランダの幅がぐ〜っと広がっているので、そうとうの強風が吹き込まないかぎり、いや吹き込んでさえ、吊った洗濯物には雨はほとんどかからないようになっている。
この1週の、月〜火で買ったCD。
上のは、サルヴァトーレ・アッカルドがソロと指揮、イタリア室内管 Orchestra da Camera Italiana の、パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第4番、5番。
アッカルドは、デュトワ/ロンドン・フィルと組んで全集をDGに入れていて、今度のはEMI、それも伊EMIの制作・発売になる新録音で、スコアに、アッカルド自身の手が入っているらしい。
Amazonでは、EMI時代の国内盤全集のページには試聴ファイルがある。発売元が「ユニバーサル」になっているが、この音源はワーナーに移管されていて、そのページはこちら。
下段は、オクで出ていた未開封国内廉価盤。
左は、パールマン+バレンボイム/パリ管による、ラロ:『スペイン交響曲』とサン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番(DG UCCG-5090)。「The Best 1000」シリーズ。
右は、ペーター・マーク/都響によるメンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』から、とマズア/ゲヴァントハウスによる『イタリア』(DENON COCO-70595)。「THE CLASSICS 1000」シリーズ。
パガニーニのヴァイオリン協奏曲なんていうのは、オケの前奏部分はカッコよく、私の場合、そこだけ聴いたら、ソロに入ってヴァイオリンがアクロバットを演じ出すと、しらけて聴くのをやめていた‥‥などというのも、アッカルドの旧全集、国内盤と輸入盤で1回ずつ買っているのである。
中古の国内盤は、ノイズがあって、輸入盤に買い替えたのだが、けっきょく換金した。
それなのになんでまた、それも第4番と第5番のカップリングに手を出したかというと‥‥この2曲が、パガニーニのコンチェルトの中では、第1楽章のオーケストラがや〜ったらド派手、オペラ顔負けに歌い上げるのである。
ブチ上げるトゥッティ、歌い上げるカンタービレ、と、大いにアドレナリンを誘発する勇壮な音楽! なのである。
都合のいいことに、新全集は、単売(海外盤)では第4と第5番がカップリングになっていて、ちょうど Amazonのレコファンに800円ほどの中古があったのを、ずっと「買おうかな」と思っていて、やっとポチった。
この2曲のオケ部分で、私、悲壮な環境の中で立ち上がった女剣士の活躍、みたいなのを想像するのであ〜る(爆沈)。
おっと。ま〜た言っちゃった (^o^;)。言ったついでに言うと、たとえば『ラ・セーヌの星』、みたいな^^;;。
で、女剣士‥‥には似ても似つかない、大学教授のような風貌のアッカルド先生、これはもう自分がやりたい音楽を歌い上げている。
2つのコンチェルト、到着した木曜日の出勤前に、第1楽章(それぞれ、長い!)を通して聴いた。
時期が近い、先日買った(もう売り払っている)ジュリーニとのベートーヴェンの、いささか居心地の悪そうな雰囲気とは打ってかわって水を得た魚、である。
デュトワ盤の YouTubeを、以下に。
※動画が削除されていたので、挿し替え(11/23)。こちらはLP音源です。
パールマンのほうは、サン=サーンスの協奏曲を、今日、通して聴いた。ヴァイオリンの極美音と、オケの厚い演奏とで、いい意味で優等生的な名演。
が、「いいたいことがいっぱいある」アッカルドのパガニーニに比べると、サン=サーンスの楽曲そのものが、じつにつまらない。
このディスクを買ったのは、1枚も持っていなかったラロの『スペイン交響曲』を揃えるため。
以前、ウエストミンスター録音の、ジュリアン・オレフスキーのCD(MCA/Millenium Classics)を持っていたが ― 第3楽章カット版。カップリングはメンデルスゾーンで、なかなか稀少な、名演 ― 手放している。
マーク指揮のメンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』は、もうネット上に写真がないのだが、カップリングなしで出たアルバムの、帯なし中古盤を持っていたことがあるが、手放している。
カップリングのなかったレギュラー盤には、プロデューサー、エンジニアの名前があったと記憶するが、「THE CLASSICS 1000」は、録音場所と日時だけ。
手許には、アバド/ベルリン・フィル盤(Sony、ライヴ) ― これも『イタリア』とカップリング ― があって、世評もベストなのだが、もう1枚、ということで。アバド盤は、‘お芝居’が入っているのが、ちょっとウルサいというのもあった。
マズアの『イタリア』が、Eurodisc原盤で、契約の点で(Eurodiscは、現在 Sonyの一部)再発が難しくなったせいか、マークの『真夏の夜の夢』は現在新盤ではオクラ入りの模様。
日本コロムビアの最新の千円シリーズ「CREST 1000」には、パートナーにできるカップリング録音がないこともあってか、入らなかった。
今日は、「序曲」と「結婚行進曲」を聴いた。クセのない、清潔な流れの中に、突然の大きなルバートを見せたりする。
手許には、IMPにベルン交響楽団を振って入れた『スコットランド』もあり、マークのメンデルスゾーンとしては、この2枚あたりは最良の部分ではないか、と思ったり。
ユニバーサルの「The Best 1000」シリーズも、プロデューサー、エンジニア名は省略している。2006年発売、ということは、11年間未開封で寝ていた、という次第。
マークのほうは2003年なので、14年間未開封のまま寝ていたことになる。
LP時代からそうなのだが、日本の廉価盤シリーズは、定価をシリーズ名にすることがたいへん多い。上の2シリーズ名も、定価が1,000円 ― ユニバーサルは5%税込み、コロムビアは税別 ― であることを示す。
手許にある、R.ゼルキンの弾くベートーヴェンの後期三大ソナタは、「名盤1200 The Meiban」というシリーズ(2003年)で、これも税込み1,200円なのでこのシリーズ名なのだろう。
ちなみに、ゼルキンのディスクにはプロデューサー、エンジニア名が記される。
‥‥CD3枚、それぞれ送料込み800円ほどの出費。
先月に買ったCDはまだアップしていなかった‥‥別にしなくてもいいけれど;;。
アラウの弾くブラームスのピアノ・ソナタ(PHILIPS国内盤。ちょっと入手しづらい)と、カラヤンの『ボリス』(英Decca Originals)でした。
昨日ポチった、ホロヴィッツのリスト(RCA)は、到着待ち中〜♪ ‥‥いや、『スペイン交響曲』も、リストのピアノ・ソナタも、吉田秀和『LP300選』にあるのに、1枚も持っていなかったんです。