端末処理‥‥。

 10月も中旬に入ろうとしている‥‥いろいろなところを拝見すると、「もう10月だ」、「秋も終わりだ」というような、時の流れは速い、という感想を多く見かける。
 たしかにそうではあるのだけれど、私の今年の夏〜秋は、「けっこう長いやん;;」な感じなのである。

 それはまあ、今年が例年になく仕事が混んで、1週間にだいたい6日は出ていたからであろう。
 毎日シンドく、日曜になるともう「ふっはぁ〜〜」と体じゅうの毛穴からため息が出そうなほどなのである。

 それで、2週間前には到着しているスピーカーケーブル QED Profile 79 Strandの端末処理に取りかかる気力が起きず ― 日曜以外は時間的にムリ ― ずっと以前のままで、日曜の午後から夜と、夜だけ仕事の日の、出勤前のわずかな時間だけ音楽を聴いている。

 今日(8日)は、ニコレ、ホリガー、他のアンサンブルによる、クープランの『王宮のコンセール』2曲を聴き、そのあとモーツァルトの交響曲第31番『パリ』(レヴァイン/VPO、DG)と、弦楽四重奏曲第18番(アルバン・ベルクQ、Teldec)を聴いて、けっこうたんのうした。

 ケーブルの被覆剥きは、ハンダごてのこて先をホットナイフに差し替えて、熱で溶かして取り去る方法で行こうかと思っていたが、こての台もどこかに行っていそうな状態だし、こてに通電して加熱するのもメンドウだし‥‥といって、狭い部屋(1室の広さはあまり変わらないのだが…)でライターを使って、カッターで入れた切込みのところを炙って切り取るのも、なんだか気が進まず…。

 ホットナイフを使う方法は、たぶん確実に芯線を1本も切らずに剥くことができるが、シースの材質によってはチーズのように溶け出し、刃には着くは縒り線内には入り込むは、ということにならないとも限らない。
 ライターで炙るのは、‘お焦げ’を作ることになる。

 ということは、やっぱりワイヤーストリッパーか〜‥‥ということになった。
 手持ちのホーザンのは細い線しか使えず、これは自作の時の内部配線の皮剥き用に買ったのだった。
 そこで、ネット上をいろいろ探し、とりあえず2.0sq=14AWGまで、芯線にキズをつけずにスムーズに被覆が向けそうな、ベッセル No.3500E-1を考えている。
 ヨドバシの数店舗で在庫しているので、週明けに、仕事の前に寄って買って来よう。

ベッセル No.3500E-1


 12AWGが最大で、しかし14AWGのケーブルを14AWGの部分で剥くと、若干芯線が切れる場合がある、というレビューから、12AWG部分で、14〜12AWG(2.0sq〜3.0sqくらい)のケーブルがスムーズに剥けそうである。

 今後、2.0sqくらいのケーブルを剥く用は出てくるかもしれず、といって13AWG=2.6sqより太いケーブルは、まず使うことはないだろうから、3500E-1が最適だろう、と考えた。

スピーカーケーブルなど、ちょっと購入…。

 スピーカーの新調は、前記事のとおり、とりあえず取りやめた。
 現用の Mercury F1の環境を、若干でもいいものに、ということで、スピーカーケーブルと、アンプの電源コードを。
 約2諭吉+3英世^^。

QED 79 Strand、他

 スピーカーケーブルは、メーターあたり千円未満の定番という感じのする、QED Profile 79 Strand。
 左にラックがあるので、片チャンネル3mではやや足りず、4m×2本。

 ケーブル類は、国によって流通製品・ブランドがだいぶん違うので、海外のフォーラムの情報などはあまり役に立たない。
 ヴァン・ダム Van Dammeなどはイギリスで大人気だけれど、日本にはほとんど入っていない。

 QEDの Profile 79 Strandは、海外では Classic 79 Strandという名で売られているものもあり、Profileがマイナーチェンジ版なのかもしれない。

 私の現用品は、Gothamの SPK2×1.0mmである。「1.0mm」は、導体断面積が1.0スケアであることを意味する。
 SPK2×1.5mmは、1.5スケアということになる。
 私はちょっと勘違いをしていて、同じ太さの芯線がたくさん使われているのだろうとばかり思っていたのだが、SPK2×1.0mmは、Φ0.25の芯線が19本、SPK2×1.5mmは、Φ0.15の芯線が84本となっているのだった。

 QED Profile 79 Strandは、芯線の構成の説明がされているサイトをあまり見ないけれど、Φ0.18×79芯で1チャンネル、名前の 79は芯線数なのだった。ということで、ちょうど2.0スケア、14AWGということになる。
 現用の SPK2×1.0mmの2倍になる。

 アメリカの Amazonには見当たらず、英Amazonでは、中に酷評もあるが、相当数の好評が寄せられている。
 このケーブルは、Harbethの HL-P3ESRなどの‘指名’推薦品種だそうだ。Harbethのみならず、かなりお高いモニター・スピーカーで知られる ATCも推薦している、らしい。

 現用の SPK2×1.0mmは、芯線がΦ0.25と、やや太めであるが、それでも、スピーカー側は金属のバインディングポストなので、付けはずしすると、締める際に芯線がブチブチと切れる。
 それで、バナナプラグを使うこととした。

 アンプ側は、モールドの枠に囲まれた端子にネジどめするので、切れる可能性は低く、いっぽう、ラックの後ろのスペースの余裕はあまりないので、バナナは装着せず、裸線とする。
 Marantzのアンプは、前の機種の取説にはスピーカー接続にバナナOKとしているのに、PM6005の取説には、剥き線の接続しか記していない‥‥使えはするらしいのだが。

 バナナは、いわゆる BFAタイプの、Audioquest Sure Grip 300というやつにした。
 またも たっちんさんのブログ記事がありがたかった。
 記事には「波型の切り込みが入ったタイプを選ぶことだ。このタイプは接触面が広く、スプリング効果が部分的でない分、弾力の低下が少ない」とある。

 この「波型の切り込みが入ったタイプ」がBFAタイプである。
 このタイプも、日本ではバナナプラグに分類されているが、ヨーロッパでは、バナナの一形式という認識も多いものの、バナナとは分けて「BFA Connector」と呼ぶ場合も見られる。

 「BFA」って何の短縮だろう、と調べ、なかなか出てこなかったのが、これ、British Federation of Audioのイニシャルで、今はもう解散している、イギリスのオーディオ、AV系の業界団体(?)らしい。
 こ こに説明があります。

 アンプ用電源ケーブルは、逸品館 AirBowの KDK-OFCも考えたのだが、ネットの評判がイマイチなこともあり、定価6万実売4万のアンプには明らかにオーバークオリティの、Fundamental RPC10
 ここ数年で最大のゼイタクかも^^!
 税抜き定価15,000円と、KDK-OFCの3倍、ただし Luxmanの電源ケーブルに比べればやや安い、という価格帯。
 構造は、錫メッキOFC線の2.0スケア導体、接点はハンダづけで、絶縁被覆はフッ素とのこと。

 ファンダメンタルは、ソウルノートから派生したブランドで、日本フィリップスで LHHシリーズを、日本マランツでは‘マランツ・プロ’(略称マラプロ?)の設計に携わり、ソウルノートを起ち上げたあと、ファンダメンタルを設立した、伝説の鈴木 哲氏のブランドである。

 世評に従うなら、LHH200や、マランツ・プロの PA01、そしてソウルノートのデジアンなど、鈴木氏の設計した機器は、たぶん私には、価格帯的に縁がないだけでなく、どれもあんまり合わないだろうと思う(笑;;)。

 現用機が、Marantzは‘綺麗な音’派、Mercuryがおとなし派なので、電源はストレートがいちばん、と思ったのと、ここくらいハイエンドを導入してもいいんじゃないか、ということで。
 こちらに RPC10のレビュー、あります。

 ‥‥そんなところで、今日、日曜じゅうに端末処理をして試聴してみようかと思ったが、受け取りや、洗濯などいろいろ、今日は現状で音楽を聴いて、おしまい。
 ジュリーニ/コンセルトヘボウで、ドヴォルジャークの交響曲第8番、ワルター/コロンビア響でマーラーの『巨人』(ともに Sony)…を、全曲、CD5000=TDA1549で楽しみました〜。

秋の、オデオ断念‥‥~~;。

 まず‥‥ちょっとヒドい目に遭いました ;;。

バッハのカンタータ、リヒター盤。

 バッハのカンタータは、カール・リヒター指揮のDG盤、O.I.B.P.リマスターされた国内盤2枚組で持っているだけで、しかしこの2枚組には大バッハの代表的な教会カンタータが入っていて重宝するのである。
 が、O.I.B.P.化された音源の国内プレスは、高域と倍音が強調感を持ちすぎ、ちょっと聴きづらい。

 そこで、旧マスタリングと思しい国内盤で、単売と3枚組を見つけ、Amazonの中古、その商品説明で「帯付き」とあるのをポチったのだけれど、来てみると、2点とも帯がなかった!
 到着した日に、双方のショップに Amazonのフォームから通知し、すぐ返品に応じてもらえた。

 というハナシなのだが、今回、片方のショップは、またも HMVだった。もう一件は、「買取王」というニックネームを称しているところ。こちらももう実績の多い、信頼度も高いショップのはずである。
 いやはや。


 ま、それだけならCD購入の、軽いトラブルのグチに過ぎない。
 この数日、ずっと考え‥‥というより捕えられていたのは、スピーカーの新規導入! だった。

 機種は、と〜ぜんのことというべきか、ワーフデール Diamond 220、です^^。

Wharfedale Diamond 220

 なお、 Wharfedaleは、イギリスの地名でもあり、発音記号では[wɔ́:fdeil]であるので、カタカナで表記すれば「ウォーフデイル」あたりが正しいのだが、「Wharf」は、向こうの発音でも「ワーフ」と聞こえるので、私は「ワーフデール」と書くことにする。「ワーフェデール」はそうとう実態と離れるのではないか。

 「と〜ぜん」と言ったのは、いつも拝見する たっちんさんのブログ記事に端を発するゆえ、だ。

 現用の Tannoy Mercury F1 Customは、心地よい音を聞かせるが、オーディオ的楽しみが極度に少なく、かつ、最近の印象は、高音がツルツルになってしまったコク、粒だちに欠ける音と感じることも多い。
 そこに たっちんさんの魅力あふれる紹介を読み、そこから、英Amazonと米Amazonにある、仕上げ2種の、計4種分のレビュー記事をなめまわし、その他で英文のレビュー(機種紹介だけでなく、ライターの評価の入ったもの)3種くらいを眺め、もうこれ、ポチろう、というところで、ブックマーク・フォルダそのものを削除し、まだ買っていない。

 英語・日本語圏のレビューは、きわめてよい。
 が‥‥どうしても‘ポチ’に踏み切れないのは、2つの動画の音声による。
 ひとつは、逸品館の、同機種の試聴動画
 この中の、チャイコフスキー:『弦楽セレナーデ』の、とくに高弦がいささか bright過ぎる。

 もうひとつは、たっちんさんに記事に触発されてか、すぐ購入された Zジジイさんの、こちらの試聴記事にある、ライナー/シカゴ響による、バルトークのオケコン。
 こういう動画は、録る機材や録り方にもよるし、またXRCDゆえの高解像度もあろうけれど、やはり弦の出音がキツめだ。Zジジイさんは、「どこまでも穏やか にそして 緩やかに」、「この「ぬるさ」は、、、まぎれもなく、「Wharfedale DIAMOND 220」でございます!」というインプレであり、Zさんには全くそのとおりなのだと思うが、私には明らかに brightかつ revealingに過ぎる音に聞こえる。
 (Zジジイさん、使わせていただいて申しわけなく… m(_ _;)m。)

 使い始めて足かけ7年めに入る、現用の Mercury F1 Customは、もともと高・低ともロールオフした、至極まったりタイプのスピーカーであり、マニアに知られるショップ、吉田苑の紹介記事(こちらのページの、上から3/4くらいのところにある)に「解像度やスピードを求める方にはお薦め出来ませんが、定位を明確に提示しながらもキツイ所が無く耳当たりの良いソフトな音質で、曖昧な音にならずに出すべき所はしっかり出してきます。/レンジは欲張らずに上も下も滑らかに減衰させてあり、この無理をしていない所がまとまりの良さにつながっているようです」とあるレビューに、まったく同感である。

 ‘オデオ’っぽい要素がまるでない、ひたすらゆったり音楽を聴かせる Mercury F1 Customには、調整地獄から脱したころの私には最適のスピーカーだったのだけれど、さすがにぼつぼつちょっと、その刺激のなさに飽きが来ている、という昨今。
 まったりした出音は、音楽の穏やかなところではえも言われぬ雰囲気を醸し出すが、楽器が重なって強音になる部分では、かえって混濁感を生じ、耳障りになる。

 とはいえ、オーケストラのゆったりした低弦や、室内楽のトロリと甘美なヴァイオリンは、やはり捨てがたい。
 こういう状況で Diamond 220に交換すると、また不満が出そうな気がする。

 いろいろと調べるうちに、ワーフデールの創業者・ギルバート・ブリッグズの伝記の存在(しかも現在、10ポンドで新本が買える! )まで視野に入ってきて、そっちもポチりそうになったのである^^;。

 ‥‥は〜てさて。当面、スピーカーケーブルの交換 ― QED 79 Strandあたり? ― などで、Mercuryのポテンシャルをフルに活かす方向を考え、スピーカーそのものは買わないこととしようか〜。

 YouTube動画でいろいろ試聴して、Wharfedaleでは、やはり、上級機種(値段、倍以上)の Dentonの音は、ひと味もふた味も違う。



 上のほうの動画は、デジアンでドライブ、下のほうは、バジェット・プリメインといってよい、NAD 3020iの、パーツ交換品(ニチコン MUSE KZなどを投入)でドライブしている。

 ヘッドフォンで聴くと、声質がもう、Mercury、Diamond、Bronzeなどのグレードとは、格が違うものを感じさせる。
 ほかにも動画を調べて試聴すると、自分が求めるあたりと一致するのは、この Dentonや、Daliの Menuetクラスであることが実感されてくる。
 が、今の財政では、いやむしろ、あとあとのことを考えるほど、ペア10万のスピーカーへの出費は望ましくない。
 それに、Dentonのいささかシブい出音は、J-POPなんかも聴かないわけでもない私には、ちょっと重すぎるかもしれない。

 スピーカーケーブル、アンプの電源ケーブル、それと、Mercury F1の振動板まわりの清掃、さらにラウンドバッフル部のフィルムの剥がれの修復など、考えてみますかねえ。

Marantz CD5000、再導入…。

 Sony CDP-XE700は、ちょっと期待はずれで、もう聴き続ける意思は霧消しており、かわって Marantz CD5000を落札、入手した。

CD5000

 4年前にいちど入手し、高域落ち感のある、クラシック・オンリー型の再生音にえらく感銘を受けつつも、当時のアンプ:ナカミチ IA-4s(改)との相性では、あまりにクラシック・オンリーな音だったので、一般性に著しく欠けると判断して手放したのだった。

 今回の出品品は、開始価格が9,990円と、この機種では破格に高かった。
 ただ、多くの出品では純正リモコンがなく、キズも多い機体が多いので、解像度の低い写真だったが全面パネルはほぼ無傷、純正リモコンに取説まで付いたものだったので、このくらい高い価格だと競ってくる人もいまい、と思い切って入札した。

 で、来ました。
 写真どおり、キャビ、パネル、液晶の窓の透明部分など、驚くほどきれいだった。NC、NRだが、数項目にわたる動作確認メモが付され、たいへん丁寧な出品者さんだとわかる。それゆえ、発送まで若干時間がかかっている。
 動作もスムーズ。玉に瑕、だったのは、開梱時の箱からと、トレイを出した時に、ちょっとカビのニオイがした(する)こと;;。

 SL-PS700、CDP-XE700と、いちど入手して感銘した「名機」を再導入すると、意外にたいしたことがないという経験をしてきており、その不安もないことはなかった。
 CDP-XE700をどけて、ラックに入れた。

オーディオラックに入れる。

 ついにブラックフェイスの機器がなくなった^^。

 デザインは、、さすがにアンプと同じ Marantzでもあり、違和感がない。PM6005よりは、若干黄色味が勝ったシャンペンゴールドだ。
 純正リモコンは、じつはなくても、トラック選曲だけなら PM6005のリモコンが効くのだった。

 前に入手した時と同じく、トレイが閉じる時には、勢いあまってトレイが閉じた際、ちょっと前に跳ね返って飛び出る。
 ピックアップがシークする際に、「ジィ〜」という音がまあまあ。C-7030から見れば、TOC読み込み、頭出しともず〜っと速い。

 初めてのご挨拶曲で、エルガー:『愛の挨拶』、コリングウッド指揮。
 きれいであ〜る。弦楽合奏の柔らかでまろやかな音色は、この機種の身上だ。

 ほか、Onkyo C-7030との比較も、まだそんなにはしていないが、今回もまた、C-7030がいかにいいCDプレーヤーかということを知ることにもなった。

 上記、『愛の挨拶』は、C-7030でも美しい音だが、C-7030ではわずかにクールすぎて、弦が神経質に響くところ、CD5000は、少し情報量が下がるけれど、たいへんうまく「音楽を聴かせる」。

 他には、クレーメルの弾くバッハ:無伴奏が、音の汚い部分を極力「聴かせないように」してくれて、「音楽」だけを届けてくれる再生だと感じた。
 同じクレーメルでも、Hungarotonに入れたバルトークのソナタは、C-7030のほうが、ピアノの輝きも含めて、いいかも。

 ティアニー・サットンのジャズ・ヴォーカルは、中域が膨らみすぎる感があって、歌手が年増に? 聞こえる部分があるけれど、悪いわけではない。
 弦楽系の室内楽もいいが、アンプが、「しっとり調」にチューンした IA-4sとは違って、ワイドレンジで高域のやや輝き気味の PM6005に代わっているために、音源の最高域・倍音部分の「汚さ」があるディスクでは、それを隠さずに出してくる部分がある。

 ピアノの音には木質感があり、ちょっと軽くなって艶が減るような感じ。グランドピアノがフォルテピアノみたいな感じになる?

 やはり C-7030をメイン機として使うのがよさそうだということがわかったが、CD5000も、これに合ったCDで、音楽を味わう、というのなら、C-7030とは相補的関係となり、このラインナップで聴いてゆくのがいいのでしょう。

 最ローコスト価格帯のCDプレーヤーとはいえ 中身オール PHILIPSなので、それだけでも貴重である。

CDP-XE700、試聴。

 オペアンプを NJM2114Dに換えたソニー CDP-XE700。
 ちょっとずつ聴いているけれど、なんだかツマラナい音であ〜る ~~;

 最初の、元から NJM2114が載っていた XE700を、ナカミチ IA-4s(改)で聴いていた時には、「これはちょうどいい〜」と感じていたのに、PM6005にアンプが替わっている今、ホールトーンを削ぎ落とした XE700の音は、素っ気なさすぎて物足りないこと甚だしい。

CDP-XE700、試聴ディスク

 利点といえば、C-7030で聴いた場合、音がいろいろ、かつ、きれいに聞こえすぎて、「音楽」が把みにくくなる音源の場合、「音楽だけをストレートに」聴かせてくれるというところ。

 そういう音楽の代表は、まずはバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」。
 クレーメルの旧盤を、Double Decca盤で持っているが、C-7030では、音がきらびやかで、いささか空虚だ。
 これが XE700だと、素っ気ないけれど、音楽の骨格を把んで、それだけ聴かせてくれる。

 ただ、どちらのプレーヤーでも、クレーメルの音のうち、キタナイ音も聴かせてしまう。
 いや、これは機器の音が汚いというより、クレーメルの音自体に汚い部分があって、彼はそれをそのまま出してしまうのだろうか。

 XE700は、C-7030に比べると、高域が明らかに抑制されていて、ディスクの高域端における「キタナイ音」を聴かせない。
 そして中域中心の音作りになっているが、全域を通して、「芯」のある音ではない。

 NJM2114に換えて、明らかに音はマイルドになっているけれど、AD712搭載の状態でもこのキャラであって、細かいディテールは聴かせない。
 AD712の時によかったかというと、AD712で聴く気はま〜ったくしなかったので、AD712は論外である。

 そういう次第で、あと、ジュリアード四重奏団のバルトーク(1963年録音盤)も、余計な響きを全て削ぎ落として、「バルトークの音楽」だけを目の前に‘ぽん’と置いてゆく。

 グールドの平均律は、XE700ではまさに対位法的からみがそのまま眼前に「見える」けれど、音の潤いがなさすぎ、リラックスして聴くのには C-7030になる。

 トルトリエ/ハイドシェックのフォーレのソナタ。
 第1楽章を XE700で聴き、続けて第2楽章も聴いてしまう。ずっと聴いていることはできる、どんどん耳に音楽が入ってくる音だ。
 C-7030に換えてみる。こちらは、同じ音楽を、さらに余韻と艶をまとわせて、美しく聴かせる。C-7030で、最後、第3楽章まで聴いた。

 英米Amazonの高評価レビューに象徴的なように、C-7030も PM6005も、エントリークラスとしては飛びぬけて評価が高く、両機のクオリティの高さのほうが異常なのかもしれない。

 CDP-XE700が、1996年発売で本体定価35,000円、C-7030は、2011年発売で本体定価36,000円。
 15年の年月の、貨幣価値の推移を考えると、明らかに C-7030のほうが「安もの」である。
 が、C-7030のほうが、デジタル系とアナログ系で、電源を、丁寧に整流回路から分けているし、トータル重量も1kg以上重く、立派だ。
 反対に、マイコン操作の多様さでは XE700のほうが圧倒的にユーザーフレンドリーであり、AI的側面では15年前の XE700のほうが優れている。
 これは面白い差だ。

 このセットで文句を言わずに音楽を聴いていくのがベストなのだろうとは思うけれど、いかんせん、情報量は多くて美音ではあるが、音の「芯」と「品位」には、いささか欠ける。

 ヴィンテージ・ラックスなんかに想いが向いちゃうのはその辺のところでありま〜す‥‥。
 とりあえず、CDP-XE700はオク出しすることにして ― 純正リモコン(これがないとヘッドフォンの音量調整不可)もあることだし〜 ― もうひとつ落としましょうか…。

また浮気心? ‥‥;;

 ‥‥オペアンプを交換した CDP-XE700の音、ディスクごとの詳細はまた、ということで。
 ただ、「オデオ的」には、「期待したほどでは」という感じだった。

 C-7030が、‘最近の、外国製造の安価品’であるのに、意外に音も構成も立派なことを再認識した次第。
 C-7030+PM6005の音の美しさは、聴くたびに実感するのだが、PM6005の「美音」にも、さらにもう1ランク、2ランク上のクオリティが欲しくなってくる、という物欲の浅ましさ、である。

 ではどんなもの? となると、現行の affordableな価格帯には、まず、ない。
 そこで時代を経た過去の名品から、ということになると、まず「大きくて重い」のが最大の難点(笑)であり、私のポリシー違反になる。
 あとは、機体の状態と入手後の耐久性。

 ‥‥というようなことを考えると、PM6005を使い続けるのが賢明、というか他に選択肢はないのだけれど、こういう↓のに食指が動いたりしないでもなく…。

L-58A

 (たとえば、のハナシだが)LUXMAN L-58A

 いわゆる‘ラックストーン’らしい。
 ラックスのプリメインは、L-430が唯一、最初で最後の出会いであり、単品プリメインの最初、だった。

 この、一見幸運な出会いは、皮肉にも最悪のものだった。
 このシリーズは、「REVOLVERシリーズ」の最上位機種で、こちらに書かれるとおり、「この「REVOLVERシリーズ」は,求めやすい価格にも表れているように,ターゲットをより低い年齢層に向け,若い人の聴く音楽(ポップス,ロック等)に向けた音作りがなされ」ていた。これは、長岡鉄男氏も書いていた。

 スピーカーが、これまたハードドームのトゥイーターとミッドで、超-キンキンの音のするトリオ LS-110だったものだから、それはヒドいものだった。
 このシステムで、逆に勉強になったのは、ヨーロッパ盤LPレコードのフラットで繊細なカッティングだった。

 L-430には、「ラックストーン」がしばしば表わす温かみは、爪の垢くらい煎じて飲もうにも、かけらもなく、ハイスピードで、しかし微粒子のように散乱する透明・繊細な音だった。

 回路構成としては、L-48A、58A、68Aシリーズと同じく、プリアンプ(フラットアンプ)なしのハイゲイン・パワーアンプであり、独自の帰還技術 デュオ・ベータを自慢していた。

 L-58Aのほうは、サービス・マニュアルはあった(画像化PDF)。

L-58A、サービスマニュアル

 ネットを徘徊していると、そう多くはないけれど、L-58Aの“温かみのある(球のような)音”を愛でる方もいて、より新しい1990年代以降の、まだ中古価格も高く、かつ、純A級動作でとんでもなく発熱するようなアンプは、手も財布もやけどをしそうだし、と、この辺に視線が行っている。

 さらに元の値が安い、トリオ KA-7700なども、中野英男氏の語る開発秘話からも興味を惹くのだが、こちらはデザインがちょっと受け容れがたい。

 で、双方とも、デカく、重い。L-58Aは、重量級を謳ったアンプではない(そこはいいところ)が、15.3kgと、ちょ〜ど現用 PM6005の2倍である。
 7kgのアンプを動かすのも億劫な、非力なジジィに、15.3kgはキツい。高さも1.8倍。

 加えて、こちらの、井上卓也氏のレビュー記事では、終段のアイドリング電流に300mAを流すという、かなりA級に近い(といっても300mAなら自作アンプでよくある?)ものなので、発熱が凄いという。
 同記事によると、ライン入力のゲインは43dBらしく、現用 PM6005より約3.5dB大きい。その分ボリュームをしぼる必要がある。

 いやいや、PM6005以上を求めるのは身のほど知らずもいいところ、現状あたりをオデオ人生の終着点とするのが分相応‥‥をちょっと超えたところ、なのでしょうけれど。
 約20ヶ月ぶりにハンダごてを持ったからこんなことを考えるのかな〜。

Sony CDP-XE700、オペアンプ交換

 転居してから購入した、ソニー CDP-XE700が故障し、2台めを一昨年、2015年12月に性懲りもなくオクで購入。
 そうしたら、‘音がきつい’ほうの、オペアンプにアナログデバイセズ AD712を採用した機体だった

CDP-XE700と C-7030


 去年、‘音がマイルドなほう’の機体に搭載されている NJM2114を調達したのだったが、狭〜い新室でハンダ作業をするのが億劫で、ず〜っとほったらかしにしていた。

 連休も終わりだし、今度は7月までまとまった休みがないし、交換するのはオペアンプ 2基と、モーターやピックアップをドライブする系統の電源のコンデンサー 1本の、計3ヶだけだし、ということで着手。

部品と基板

 NJM2114D(低雑音選別品のDDではないもの)は予備を含め3ヶ用意していた。ドライバ系電源の電解コンは、元のが10V220μFの SMEだったところを、16V470μFの東信 UTWRZにする。
 それ以外のコンデンサーは一切元のまま、変更しない。

 「はんだシュッ太郎」がちょっと奥のほうに紛れ込んでいたので、今回はハンダ吸取線でハンダを吸い取って、元のパーツをはずした。

オペアンプ、ハンダ

 あとからの確認用に、ケーブルの結線状態やハンダづけした状態をデジカメで数枚。
 オペアンプの足、問題ないでしょう。
 フラックス洗浄液で軽く拭き、ドライヤーの温風を当てて終わり。

基板

 CDP-XE700は、基板上の電解コンデンサーは、平滑用から各パートのバイパスまで、ニッケミ AVF、ASF(たぶん音響用)がほとんど、ヘンなところ(DACの X-tal電源と、液晶用電源?)に、なつかしいメタリック・グリーンのニチコン MUSE、カップリング(写真、左のほうのちょっと背の高いの)はエルナー Silmic ARSという、安価機としてはなかなかのゴージャスさである。

整流回路

 メインの整流ダイオードは、日本インターの SBD、11EQS04と思われる。

 オンキヨー C-7030は東信の UTSPが、マランツ PM6005にはエルナーの音響用がそれぞれテンコ盛りなので、安いシステムだがオーディオ用電解コンデンサーが山盛り、となっている。

ハンダ作業環境

 今回は、勉強机の上ではなく、折りたたみ式簡易テーブルを広げて、その上で行なった。
 ドライヤーはフラックス洗浄液乾燥のために持ってきている。

 作業終了は深夜だったので、トレイと表示の動作確認だけして、電圧測定や音出しはせず。
 ネットを少し見て、風呂に入って酒を飲んだら明け方になったので、ちょっと音出しして寝た。

 今日、起きてからいろいろなディスクで C-7030、および C-7030から PM6005のデジタル入力(DAC=CS4398)と取っ換え引っかえ聴き比べてみた。
 インプレは別記事で書きたいと思うが、C-7030よりずっとつや消しな、地味な感じだった。
 ハイファイ度からいうと、明らかに C-7030のほうが上手である。

 CDP-XE700は、高・低とも、とりわけ高域の伸びがなく、音場の広さを感じさせる余韻感が乏しい、というか、ホールトーンが剥ぎ取られたような雰囲気だ。
 だからといって「潤いがない」のかというと、そうでもなく、「音楽」の骨子・骨格をしっかりと聴かせる点は認めてよかろう。

 とりあえず、世評もそこそこのCDプレーヤーであるし、せっかく専用リモコンも1機めを落札した時に別に落札しておいたものが使えるし(専用リモコンからでないと、ヘッドフォンの音量調節や液晶の消灯はできない)、動く間はセカンド機として使わせてもらいましょう。

 ‥‥それにしても、ハンダごて遊びは18〜20ヶ月ぶりくらいになろうか。
 久しぶりにハンダ、フラックスの匂いをかいで、気分はちょっと落ち着いた気もする。

アンプに浮気‥‥&取りやめ。

 あ〜まりにもオデオそのものをさわったり買ったりすることから遠ざかり、その退屈さから、オクに出ていたアンプに、ちょい、浮気ごころ^^。

Creek A50i

 去年、特別仕様の EMF Audio Sequel 2で、期待した結果ではなかった、あの Creek、であります〜。型番は A50i。

 内部写真は、こちら┐。

A50i、内部

 情報がほとんどないアンプだが、Creek独自のカップリング・コンデンサーレス、DCサーボで直流が出ないようにするタイプ。
 プリアンプはパッシブ、ということは、ない。ハイゲイン・パワーアンプという、国産プリメインと同じ発想。クリークのアンプは、ほぼ全てプリアンプは持たないのかもしれない。

 Sequel 2は、平滑コンデンサーが 6,800μF×2だった(Rotel RA-05SEも、ナカミチ IA-4sも同容量)が、A50i(A50iRは、リモコン付きバージョン)は2,200μFを±ラインとも6本パラにして、13,200μF×2にしていて、強力である。
 トーンコンはないが、これは、カップリング・コンなしのような設計の場合、トーンアンプ(どうしてもここの出入り口にはカップリング・コンデンサーが必要)はないほうがいいだろう。切り離すにしても、その出入り口の接点が増える。

 と‥‥いうようなことを妄想していたのだが、英文のレビューでひとつ
「If you favour classical, this Creek aint that one. But if you dig a wide range of rhythmic stimulation from the likes of Gorillaz, Buena Vista Social Club, Datsuns, or Stan Getz, you find yourself playing everything with a big smile on your face」
というのがあり、クラシックには向いていない、という調子だし、日本語のブログ記事でひとつ、
「中高域の音に元気がありメリハリがある、ジャンルとしてはボーカルやロックを聴く時に向いている。
但し音の広がりや奥行き感はあまりなく平面的に聞こえる。ジャズなどの生楽器(シンセなど打ち込みではない)の微妙な音の響きなどは再現できない」

とあって、Sequel 2に感じた難点と同じことを指摘していたので、A50iは、ルックスは抜群だが、やめにした

 出品していたショップは、5,000件以上の取引きで40件ほどの「悪い」評価なので、信頼性にはさして問題はないと思うが、2ちゃんねるのそのショップの板では、イマイチな評だったことも、意欲減殺の原因。

 どうも私は、クリーク、特にオールド・クリークの音は合わないらしい。
 いっや、アブないところで散財(4万円也〜)はしないですみました^^;。

 やはり、オンキヨー C-7030、Marantz PM6005、Tannoy Mercury F1 Customというラインナップでいくことにしましょう。
 今振り返っても、この3機種、英米の Amazonでめっちゃくちゃ高評価である(Mercury F1は米Amazonにはないが)。

 ‥‥‘浮気ごころ’が出始めた矢先、ネット(家賃込みのケーブルテレビ)の接続が切れだした。
 先日も、強風の日に YouTubeやラジコなどストリーミング・サービスが視聴中に切れることがあり、ケーブル・モデムのランプが点滅して、接続が切れていることを示していた。
 今日、サービスに来てもらい、コネクターなどを交換してもらった。ま、神様が「あ、こいつネットがつながってたらまたアンプ買うな」ということで切断してくれたんでしょうか〜(笑)。

 あ、そうそう、CDがまた来ました…。

C-7030のサービスマニュアル入手!

 ちょっと‘春休み’^^。
 もうちょっと休みがある、つまり‘干されて’いそうな感じだったのだが、別の仕事が入ったり、4月真ん中からの新学期は、夜だけは入ったが午後はないだろうと踏んでいたら、週3日入ったので、そこそこ仕事があることに。

 休み、といって、結局 昼夜逆転して‘ネットお買い物’にばかり耽るだけで、ハンダごてを持つ気分にはなかなか。
 オンキヨー C-7030+Marantz PM6005+Mercury F1 Customの組み合わせで、依然として「キレ〜な音」が聴けておりまス。

 PM6005のサービスマニュアルは、本体購入後まもなく見つけて12ドルほどだったかで買ったのだが、C-7030のサービスマニュアルは、VLSCのヒミツ? を知られたくないのか、管理が厳密と思しく、有料でも出回っていなかった。
 それが、先日ググると、19.9ドルのと9.99ドルの出ものが見つかり、後者なら1,100円ほどなので、PayPal経由で買った。
 Service-Manual.netというところだった。以前にも買ったことがあるかも。

C-7030、サービスマニュアル

 VLSCを含むアナログ・アンプ部は、見てもわからないだろうと、そんなに関心はなかったけれど、どうも下図のようなダイアグラムになっているようである。

C-7030、アナログ・アンプ

 NJM4580を、4段も重ねて出力していて、最初がLPF、次の2段(反転アンプ)でVLSCを構成し、最後に送り出しバッファーを設けて、ラインアウト、およびヘッドフォンにつなげている。
 VLSCは、私にはわかりません。が、どうも、2段めの出力を、1段めの非反転入力に正帰還させているような感じだ。この正帰還の中にLPFを加え、低周波領域のみ正帰還させている、ような…。

 VLSCの理屈はわからないけれど、結果オペアンプ4回路を経由することで、若干音に色が着くということになり、それが適度な「コク」につながっているようにも感じる。
 左右合計で、NJM4580MDを4基も使っていて ― ただし1基も左右共用にはしていない ― 電源パスコンは左右いっしょに面倒を見て、±とも16V470μFの東信 UTSPが1つずつ。

 基板上を見たときに確認したが、ほとんど全ての電解コンデンサーが東信のオーディオ用標準の UTSPと UTSKなのだが、パーツ表を見てもそうなっていて、ただしマイコン関係回路は UTSPなどの指定はない‥‥が、実装は UTSPだったかも。

 それと、DAC=Wolfson WM8718の電源は、オペアンプ電源(±12V)の+側を流用しているが、DAC直近にレギュレーターを設け、電源パスコンはアナログ電源もデジタル電源も、470μFの UTSPである。たぶん47μFくらいでも問題なく動作すると思われるが、贅沢である。

 この辺、電解コンデンサーの投入は、か〜なりぜいたくで、メカ・ドライブ用IC(LA6565。サンヨー製CDドライバ)の電源パスコンは、1,000μFを置いている。

 DSPは東芝 TC94A92FGというもので、東芝のサイトには紹介ページはあるが、ネット上にドンピシャの型番でのデータシートはない。
 これの電源バイパスがまたぜいたくで、3.3V電源と1.5V電源のそれぞれに、レギュレーターからの経路に適宜ノイズフィルター用インダクターを噛ませ、そのあと220μFの UTSPをふんだんに奢っている。

 このCDPは、クロックの誤差が10ppm以内というのを売りにしているが、クロックは、16.9344MHzの X-talの発振をロジックIC TC74VHCU04で受けて生成している、ようである。ロジックICを使うクロックは、ICのノイズなどが入ってよくない、という見解も見るが、どうなんだろう。
 発振子は、パーツ表には「FCX-04C」とある。ググると、こ こが出た。
 汎用型番ではなく、リバーエレテックというメーカーの製品である。

 LPFなどオーディオ回路に使われているフィルムコンデンサーは、赤いのが4つ見えたが、これは見ただけで東信のお安いポリプロピレン UPZだとわかった。
 あと6ヶほど使われている青いボックス型のはなんなんだろうと気になっていたけれど、これはエプコス(TDK-EPCOS)の B32529だった。

 ‥‥というようなことでした。
 全体に、東信の音響用電解を、それも大容量のものを惜しみなくテンコ盛りにしているのが特徴で、オデオ用など探しても見つからない、たいていのメーカーの最ローコスト機種とは、やはり一線を画している。

 で、なるほど音がいいのもわかるなー、と、私には珍しく納得し、ますます末永く愛用しよう、と思った次第でありまス^^。

 アンプの PM6005も、電解コンデンサーの多くがエルナー製音響用で、数十本投じているようだ。
 エントリー・クラスのCDPとプリメイン・アンプだけれども、この組み合わせで聴いている時、東信の UTSKと UTSP、ELNAの RA2、RA3、Silmicなど、オーディオ用電解コン数十本が稼動しているわけで、これはなかなかゴージャスでありま〜す。

剥がれてきましたぁ〜;;。

 ‥‥何の苦労もない身でありながら、なんだか体調は日光の手前‥‥。
 このところ雑穀ご飯にしていて、お腹の具合は外食をした時に壊す以外、調子がいいのだが、ここ1週間はちょっと低調。
 食欲、ないし必要分に対して、食べ過ぎている気はするな〜。

 ストレスといえば、22平米未満の部屋はやはり狭っ苦しいのと、転室後の大きな変化として、電子工作をしなくなったことがある。
 メーカー製品に全く手を加えないで、オンキヨー C-7030、マランツ PM6005、タンノイ Mercury F1 Customのシステムで、今までに経験しなかった満足 ― 不満はあるが ― を感じている中、自作・改造の必要性がほぼ霧消している。

 加えて、狭い部屋でのハンダごて作業の、安全性への懸念。自分の高齢化も含めてである。

剥がれてきた〜。

 というわけなのだが、CDプレーヤーは14ヶ月め、アンプはちょうど1年、スピーカー= Mercury F1については、大震災の4ヶ月ほど前、2010年12月に新品購入しているので、満6年、足かけ7年の使用となり、このところのコンポーネントとしては長い。

 震災後は、音楽を聴き終わったらスタンドから下ろす、つまり“万年床にしない”ことにしており、転室後は、位置などが微妙に変わったこともあろうか、移動時にスタンドにガツンと当てることが増え、角がわずかに欠けたりしてきている。

 そして最近気が付いたのだが、左に使っているシステム(箱)のバッフル面の、向かって右端のラウンド部分の化粧シールが、ちょいと浮いてきている。
 このまま剥がれてくると、ペロンとめくれてきそうだ。

 さてさて‥‥ズボンやカバンの修復に使っている河口の手芸・ビーズ用ボンドを、小さくナイフ先のように切ったケント紙などに薄く取り、剥がれてきた化粧シールとバッフルのMDFの間に薄くボンドを塗って‥‥とでもしてみましょうか。
 紙・布・金属・樹脂などいろいろなものをうまくくっ付けてくれるボンドで、〈お気楽DAC〉のアルミケースの、使わないビス穴にラインストーンを貼ったのもこのボンド。

 化粧シールが剥がれてくると、「やっぱチューゴク製やなあ」という思いもトーゼンすぐ浮かんだが、日本製やヨーロッパ製でも、トゥイーターの素材があまりに新開発過ぎて中古品はほぼ全て変色しているとか、ウーファーのエッジなどがぼろぼろになってくるとか、いろいろあるらしいので、まあアリか、と思う。

 が‥‥6年経過すると、ちょっとは‘浮気心’も出てきはする。
 拝見しているヴェテランのブログで、DALIの Ikon 2 mk2などが、「ほかにもうコンパクトスピーカなど要らないと思われるほどの音質」などと紹介されると、“財布の身のほど”も弁えず、同製品のオク出品を検索したり、という次第。アブナイアブナイ(笑)。

 それというのも、如上、22平米未満の部屋に甘んじているお蔭で、かつ昨春のようなアンプ導入の嵐もなく、賃貸の契約更新料+家財保険(自賠責)料を支払ったあとの残高が、意外に「買えるかも」状態なのである。

 もちろんオデオ機器へ手を出すのは、厳禁
 6月以降、院時代の奨学金返還、市都民税、国保保険料…等々の請求がど〜んどん来るので、おカネは置いておく。

 それだけではなく、スピーカーが変わると‥‥スピーカーに限らずコンポが変わると、他のコンポのクオリティが気になりだす、もうひとつ、新調した機器がウマくないと、さらに2〜3機種試さないとどうにもならなくなる危険性も高く、今の状態からわずかでも変えることには不安がある。

 というわけで、オクと Amazonでの「CD渉猟依存症」に落ち着いてしまう。
 その話はまた、ということになるが、こちらも「ぼつぼつやめとけよ」の警告的な現象に遭遇した。

拭き取ったティッシュ

 ある室内楽の中古輸入盤CDをオクで落札、入手したのだけれど、最初何も気づかなかったのだが、CDプレーヤーのトレイから取り出した時、ディスクのエッジ(外周部)に‘例の’緑色マジックが塗布されているのに気がついた。

 無水アルコールを浸したティッシュペーパーでコスると、濃厚なミドリがベッタリ付く。

商品画像

 上が出品ページの商品画像であるが、ディスク外周に赤や緑の乱反射が見えていることから気づくべきだったか?
 が、撮影した環境によって、いろいろな光や映像が反射して写り込むことがあるので、気づかなかった。

 無水アルコールをヒタヒタに浸したティッシュで、ゴシゴシ エッジをこすると、やっとティッシュに付かない状態になったが、それでも光の当たり方によってはエッジ付近にまだ緑色が見えることがある。色素がディスク素材に若干沁み込んでいるのかもしれない。

 CDの外周に緑色を塗布すると、乱反射が減って音がよくなる、というのは、必ずしも疑似科学でないことなのだが、私は次の売却・譲渡などを考えて採用しない。
 音の上でも変化を感じたことはない。今回も、ぬぐい落としてかえってよくなったようにさえ聞こえる。

 1,600円くらい払って2週間待つ(海外ショップ)か、タワーあたりで2,000円ちょっと出して買えばこういうことはないのだが、「安くてすぐ聴ける」のが、オクと Amazon国内ショップのメリット。

 出品者さんに悪意や瑕疵を認められるケースとは言い難く、ではあるがそこそこい〜かげんなヒトのようで、宛書に部屋番号が落ちていた。

 ま、ぼちぼち「CD漁り/購入依存症」とはおさらばせえよ、という警告なのかも。
 ですが、このCD、名盤です! 同時期に買った、室内楽4点(今回の緑落とし盤^^ も含めて)、またレビューしましょう。

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