まだアンプ考案中‥‥。

 ヤマハ A-S501‥‥さすがにこなれたきた感はあるけれど、こなれてくればくるほど、「あ〜、面白くない音だなぁ」;;。

 あちらのあるフォーラムの、いわゆる“トピ主”の投稿に、下のようなのがある。

Audiocarma

 「I started with a Yamaha A-S501 which I found hard to believe had 85 watts as it was clean but gutless. So, I moved on.
I then went to a Marantz PM6005. Yay for the loudness button and a more muscular sound. But here is the thing, it's a touch shrill on the top end. If I turn the treble all the way down (-10db) it's still pretty sharp and at times brassy.
(ヤマハ A-S501から始めたんだけど、85Wとはとても思えない。きれいな音だけど、ガッツがない。で、乗り換えた。
Marantz PM6005にした。いやぁ、ラウドネス・ボタンはあるし、ずっとしっかりした音だ。しかし問題があって、高域端がちょっとキツい。トレブルを全部下げても(-10dB)、まだやや鋭く、金属的な音だ。)」


 う〜ん、この人、私とおんなじ症状だぁ〜。聴く音楽のジャンルは違うかもしれないが、同じ感触を持つ人、いるんですねえ。

 A-S501に関しては、海外で圧倒的好評なのだが、こういう:

Audio Sanitation

感触を持つ人がいる(米Crutchfieldのカスタマーレビュー)。
 A-S501の「A-S」を「Audio Sanitation」→ 潔癖症オーディオ? という次第。納得^^。
 この人は、A-S501のリズム表現にご不満の模様。

 さて ― 私は、まだ性懲りもなくプリメイン・アンプ情報を漁り中。
 やっぱりイギリス系の薄型にいきそうです。Old Creek(=EMF Audio Sequel 2)や Cambridge Audioで、合わないことはわかっているはずなんですが‥‥;;。

イギリスのアンプ

 むひょほ。

真空管アンプ・キット導入構想…。

 Yamaha A-S501‥‥ネット上の「バーンイン、要100時間」説はまんざらウソでもなさそうで、依然として、聴き疲れは全くしないが、精彩に欠けた音で鳴っている。
 これでは、バーンインを兼ねて聴いている、せっかくの名曲の名演がもったいなく、いっぽうで私自身の人生の時間もとてもムダに感じられる

 近ぢか モガミ 3103と、アンプ側を束ねるバナナプラグを購入して Gothamと交換してみて、その上で Marantz PM6005と比較試聴し、それでも不満が続くようだと、いよいよ管球アンプ・キットを作ってみようかという気持ちになっている。

 昨年来の“湯水のような”オデオ投資。これは、現今少しばかりおサイフが潤沢なことと、今までそういう出費が ― 自作、パーツ購入も含め ― ほぼ全くできなかったことの反動による。
 つまり「オーディオにお金をつぎ込んでみたかった(‐みたい)」のである。
 その結果がどう、ということはあまり眼中にない。私が「死ぬほどバカ金をつぎ込んだ」としても、それはどこかのオデオ仙人様^^がオデオに注ぐケーブル代の一部にすらならない金額だろう。

 とはいえ、少しばかりおサイフが安定しそうなことは、通常週1日程度になってしまう(高3生は卒業する)2〜3月期の“端境期”が、今年は週6日出勤となったからでもある。
 となると、買ったはいいが作る時間が取れない、という事態にも。さてさて。

 パワーアンプは、去年の「真空管オーディオ・フェア」記事に書いていた、NPO・ラジオ少年の 6AQ5プッシュプル、AMP-3を考えている。

AMP-3

 けっこう人気商品らしく、年末以降品切れだったのだが、年初めに再入荷した、とサイトにあった。

 サイズなど詳細を、同NPOにメールで問い合わせてみて、自己バイアスにできますね、というようなことを伺うと、せっかくなので固定バイアスの使用が望ましい、というようなことだった。
 それもいいとは思うが、出力管1本ごとにカソード抵抗をあてがい、バイアス用電源=C電源のトランスの巻線や、電源基板のパターンは、前段管(12AX7)の直流点火に回してみては、と考えたり。
 この辺は、いつもよく拝見している HIROさんのブログに有益な参考記事がある。

 カップリング・コンデンサーは初段から2段め・位相反転段への接続が直結か否かで変わるが、ASC X363で間違いない。
 整流ダイオードは1000V1A×4本とのことなので、たぶん1N4007が入っていそうだから、UF4007か UF2010にしてみる。SiC SBDは実装スペースがなさそうだ。

 プリアンプは、WATZの、トーンコン付きの PA-3002を考えていたのだが、AMP-3の幅が250mmとのことなので、幅300mmの PA-3002とでは、ラックの1段に横並びさせられなくなる。
 では、と考えると、同じ WATZの、トーンコンなしのプリ、PA-301が、幅250mmなので、幅が540mmほどあるラックの1段に、プリとパワーが収まる。

PA-301

 幅250mmでトーンコン付きの PA-300は、交流点火のようだし、2入力しかないので、パス。
 これは、ブリッジ整流ではなく、ダイオード2本による全波整流ならば、SiC SBDも実装できるかもしれない。
 出口のカップリングには、日ケミの TACDを考案中。
 高圧ではない回路でのカップリングの比較試聴で、高評価をされている。どこでも手に入る品種ではなさそうだが。

 このプリのゲイン 26dBは、つなぐパワーアンプによってはちょっとゲインが高すぎるかもしれない。
 そんな場合は、エレキット TU-8500も候補のなのだが、フォノイコライザーは当面使う予定はないし、TU-8500のラインアンプは反転アンプ‥‥だからどうということはないのでですが;;。

 いずれ、本を棄てまくり、ラックの上をあけてアナログ・プレーヤーを入れて‥‥というような妄想をかかえているので、TU-8500も、こちらの予算と在庫との関係(予算ができた時に販売終了だと、アウト)で、作ってみても、とは思う。

 というわけで、かなり実現度の高い妄想、でした;;♪

スピーカー・ケーブル、思案中。

 ヤマハ A-S501‥‥そんなに“聴きた〜い”という気が強くする機械ではなく、それはバーンイン前の音だからでもあるからだろう。だから、ネットなんか見ているより、アンプに通電して鳴らしてやるのがよいのだが、さて次、何をしようか、とまたググりに余念がない(笑);;。

 そうだ、「ヤマハ音楽教室」のスタジオ内配線の変更‥‥スピーカーケーブルをちょっとまたいじってみては?

 「価格.com」の A-S501 レビューのひとつに、「ぜひスピーカケーブルにはモガミ 3103を使って欲しい」というひと言があって、モガミ 3103ってどんなの? と気になりだした。
 このレビュアーの方の意見は、かなり私に合わないところもあるのだが‥‥。

モガミ 3103

 3103は、2芯キャブタイヤ・タイプのスピーカー・ケーブルで、導体断面積は公称12AWGだが、スケアでいうと4sqで、ほぼ11AWGとなる。
 価格はだいたい680〜700円/mと、ブツのグレードの割りに安い ― だいたいモガミ、カナレはそうなのだが。

 太さから、先バラをそのままターミナルにネジ込むのはアンプ側もスピーカー側もちょっと難しく、スピーカー側はすでに AudioquestのBFAプラグにしているので、それをはずして使える(ネジ止め式)。アンプ側は、アンプの奥行きが今までの使用機より深いので、ラックの裏パネルに当たりそうな感じだ。
 L字型のバナナとかあることはあるが、どういうものがいいのだろうか。

 3103は、Amazon.co.jpのレビューでは、(ヤマハへの評価に似て)無色で高品位、と高評価。
 海外では、これは W3103というナンバーで売られているようだが、Amazonなどに切り売りは見えず、レビューも見当たらない。
 評価は高く、こちらのフォーラムでは、キンバーケーブル 8TC(いわゆるハイエンド!)から 「たいした理由もなく」 3103に交換し、「the Mogami 3103 sounds better! better imaging, more solid / less lean, more relaxed presentation...」とあいなった、とか。

 さらにフォーラム上のヘンなウワサをたどってゆくと、アーサー・サルヴァトーレ Arthur Salvatoreなる、ハイエンド系の設計者なのか評論家なのかわからないが、このヒトのサイト中に、氏のサイトのヴェテランの愛読者から、「"...Only Mogami W3103 or W3104 speaker cable receives my highest recommendation"」という意見をもらった、云々の記載がある。

 う〜ん^^。
 それに A-S501の電源ケーブル(直出し)は、0.75sqなのである。メリタのコーヒーメーカーのより貧弱である‥‥ TEAC A-R630 MkIIと同じ。
 電源コードが0.75sqのアンプに、4sqの導体のスピーカー・ケーブルを、というのもなあ‥‥。

 1.5sqくらいなら、アンプ側のほうは先バラ=ベア・ワイヤを撚って接続できる。
 Gothamの1.5sqは、以前に使って、少し好みに合わなかったことがあり、別のちょっとマニアックなブランドを考えて、英ヴァン・ダム Van Dammeなんかどうか、と思いついた。
 楽器用のフォーン・プラグだかの付いた完成品以外、ほとんど輸入されておらず、Garrettaudioさんが、Blue Seriesの2品種を売っているだけだ。

 これの1.5sqの英Amazon.co.uk上のレビュー(他の太さのもいっしょに掲出されているので、リンク URLは1.5sqを抜き出し)は、なかなか高評価。

Van Damme Blue Series


 これだと6,000円以内くらいの予算で張り替えられる(8m必要)。ブルーの外観は、いいのか悪いのか‥‥。
 日本には入っていないものだが、透明なシースのハイファイ用は、日本のユーザーのブログでは、さらにいいらしい(Amazonに、メーターごとの切り売りが、超-バカ高い価格で出てはいる)。
 e-Bayで頼んでも、そんなにバカ高くはならないかも(未計算…)。

 スピーカー・ケーブルの変更は、A-S501のバーンインが進んで、本来の音が聞こえ始めてからにしたほうがいいのかもしれないけれど。

A-S501、試聴。

 17日から4日間、センター試験があり、仕事はお休みで、今日は A-S501をちょっとしっかり聴いてみた。

A-S501

 全体にやはりまだ音が開けてこない感じで、バーンイン期間はそこそこ長いのだろう。

試聴ディスク

 まず、アルゲリッチのワルシャワ・ライヴの、ショパン:ピアノ協奏曲第1番。
 有名なコンクール時のものではなく、グジェゴシュ・ノヴァック指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアとの協演になる、ポーランド CD Accord盤
 PM6005では、アルゲリッチの打鍵がモハメッド・アリの強烈パンチ連打のごとくすさまじく、第3楽章なんかちょっと聴き続けていられない感じの爆演だったのだが、これが冷静に聴けた。
 爆演強打鍵だけではなく、さまざま多彩な表現をしていることが聴き進めるうちに聞こえてきて、1曲、ちゃんと聴いてしまった。

 とはいえ、基本的には、まるで男勝りのジョルジュ・サンドに力ずくで押し倒されるショパン、といったふうなので(あ、言っちゃった;;)、このコンチェルト本来のよさとはずいぶん違う味わいであり、このディスクは近ぢかオクに出してしまおうと思っている。
 この曲のよさという点では、微温的とも言われるけれど、デュトワとの EMI盤を採りたい。

 続いて、ちょっとマスタリングが不備気味な、ハンス・ロスバウト/バーデン・バーデン南西ドイツ放送響によるブルックナーの7番(Membran/Documents。リンクは米Amazon、レビューには別CDへのものが混入している)。
 これは、PM6005の時と同じく、いやそれ以上にトーンの高域を下げ、低域を上げ(各1目盛りていど)、バランスを右に寄せ(1目盛り)てようやくバランスが取れたのだが、じっくり聴かせる音で聴けた。
 主旋律に隠れがちな声部・楽器もしっかりていねいに聞こえて、しかし解像感はさして高くなく、高域もツルツルな感触なのだが、この演奏で“ブル7”をしっかり味わうことができた。

 ジーン・フライ・シドウェルのジャズ・ヴォーカル(米Pacific Coast Music)から冒頭曲。
 これは、ヴォーカルの子音が滑らかでなく、いかにもバーンイン未完の感が著しかった。色気も艶も不足。

 続いて、エルネスト・ブール/バーデン・バーデンの、モーツァルト:交響曲第39番(Classical Gold)。
 PM6005では、トーンを入れないと耳障りだった高域が、ダイレクトでも聴けるが、やはり高域ちょい下げ、低域ちょい上げにすると聴きよい。
 この再生では、ちょっと寝てました;;。

 Brilliant Classicsのオリジナル、ルビオQによるショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集から、2楽章形式の第12番を。
 このディスクは、今までの再生では、チェロの輪郭感がボヤケ気味で、定位もはっきりしなかったのだが、A-S501では、右方向に定位するチェロとヴィオラの倍音が十分再生され、というよりやや強調気味で、それゆえか、CXA60で感じたのと同じく、右チャンネル強勢の感触があった。
 が、左チャンネルに出る第1ヴァイオリンも、倍音が「ギシッ」と出る部分は右チャンネル同様、強調気味で、ヴォーカルの子音同様、未バーンイン感の一部分のようだ。

 総じて、個人的好みの音とは若干言いがたく、しかしまだ本調子ではなさそうだし、が、この時点できわめてニュートラルであり、スコアを見ながら聴くのに適したような出音である。
 まさに「ヤマハ音楽教室」の面目躍如!

  
ハンス・ロスバウトエルネスト・ブール
Hans Rosbaud               Ernest Bour

 ロスバウト先生やブール先生を、加えてSWRの名オケまで「ヤマハ音楽教室」に招いて、その講義を聞けるというのだから、これはゼイタクだ。

 ということなのだが、今回もやはり思ったのは、「ヒトが設計・製造したアンプで音楽を聴く、ということは、不満も多くなる」ということだった(爆沈)。

 A-S501には、今のところ「オデオ的楽しみ」は、少ない、というよりほとんどない。
 そのいっぽう、聴き疲れは、ほんとうにしない。
 もうそれでいいだろう、とも思うのだが、ではそちら方向=オデオ追求方向の欲望はどう発散したらよいのか、という課題は残る。むふ〜。

A-S501の回路構成…?

 ラックの中に納まった Yamaha A-S501。

A-S501、ラックに。

 デカい;;。
 ここまでデカい必要があるか、というデカさ。
 しかし、天板の直下にはフロントからリアに張ったビームもあり、けっして TEACの A-R630のようにペッコンペッコンはしない。

 発熱は少なく、ボンネットの上の空間はあまり要らない感じだ。
 電源スイッチを押してオンしたあとに、リモコンからスタンバイ状態にできる。この時、インジケーターの点灯は「暗い点灯」と取説(これがもう、ぺ〜っらぺらの冊子)にあるのだが、消灯しているように見え、「初期不良かな? しかしアンプとしての動作には関係ないし」と思い、じーっと覗き込むと、点いてましタ^^;;。暗い。
 出音と、パネルのLEDの点灯は、筐体サイズのアツカマシさに反比例して、慎ましい。

 接続するスピーカーのインピーダンスによって、マッチングを取るスイッチがあり、いったい何が切り換わるのかとサービスマニュアルをしげしげ眺めまわすと、どうやらパワーアンプ部の電源電圧が変わるようだ。ハイ・インピーダンスでは高くなり、ローでは低くなる。
 高インピーダンスだと定格出力を得るためには電源電圧を高くしなくてはいけないので、そのためのものらしい。
 ただ、2セット接続の場合は、8Ω以上でも「LOW」が指定され、12Ω(並列トータルで、という意味だろう)以上で「HIGH」指定。過大電流を懸念してこう指定しているのか。
 オンキヨーのアンプにもこれがある(ただし、A-9010にはなかった)が、同じ仕組みかは未調査。

 プリ部は、サウンド・プロセッサーをCPU=マイクロプロセッサーで制御する部分がほとんどであるため、回路図を見ても何がどうなっているのか、よくわからない。
 信号は、サウンドプロセッサー=ローム BD3473KS2から、オペアンプ NJM5532MDを経由してパワーアンプに送り込まれる、ようだ。
 きわめておおまかな概略図、というか‘想像図’を作ってみた。音量はどこで調節? わっかりっませ〜ん^^。

回路概略

 パワーアンプは帰還抵抗が33kΩと、接地側が1.2kΩで、計算上28.5倍=29dBとなり、別図のブロック図に「29dB」とあるのに合致する。
 上図では略しているが、DC100%帰還用の電解コンもあるし、33kΩには、位相補償コンデンサーもパラわれていて、セラミックではなく、ポリプロピレンだ(たぶん神栄キャパシタのオーディオ用)。
 これは、パワーアンプだけで36〜40dBをかせぐ、旧来のハイゲイン・パワーアンプ・タイプともちょっと違うようだ。

 面白い、というかヘンなのは、BC3473KS2の出力が4.7kΩと1.5kΩ、NJM5532の出力が、1.5kΩと1.3kΩとで、それぞれ一種の固定アッテネーターを介して、前者は -12dB、後者は -6dB 信号レヴェルを落としていることである(ブロック図にも、そのように記載)。
 え〜!? こんなことをするなら、オペアンプにゲインを持たせたりせず、パワーアンプももっと低ゲインに仕上げればいいのに、と思ってしまう。

 ボリューム・ツマミは、ダミー抵抗としてあり、位置によって電子ボリュームの音量が決まり、回した感触は、高級感のある、摩擦抵抗感の強いもの。
 Cambridge Audio AM10のように、位置に関係なくただ回転を電子ボリュームに伝えるだけで、電源をオフすると -50dBに一義的にもどるタイプとは設計が異なる。
 「ゲイン感」は、PM6005より低く、PM6005で9時がちょうどよかった音源は、10時くらいになる。他方、オンキヨー A-9010よりはゲイン感は高い。

 わからないことが多いが、これらはヤマハのエンジニアさんたちの「音作り」の一環なのだろう、と思っておくしかない。
 終段のパワー・トランジスターは、サンケンの 2SA1694/2SC4467のペア、これは PM6005と同じのはずだ。

 もうひとつ、内蔵DACの TI PCM5101Aには、後続するLPFもバッファーもなく、デジタル入力を選択すると、信号はそのままコントロール機構を通ってパワーアンプに入る。
 PCM5101Aは、ワンチップでそのままライン出力できるDACなのである。こういう簡易性は、いかにもローコスト品種という感じだが、それでもってコストを削減しているわけだろう。
 オペアンプ電源も、±7Vと、ちょっと寂しい(PM6005は±15V)。反対に、パワーアンプの電源は、大出力だけに他社同価格帯より高電圧のはずだ。

 全体の重量と、平滑コンデンサーの容量(=12,000μF×2)などは、実売4万前後のクラスでは、現在のところ最重量・最大級だと思われる。
 現用CDプレーヤー、オンキヨー C-7030も、価格帯最重量級である。
 薄型コンポに憧れつつ、やっぱり私の潜在意識にあったのは、長岡鉄男だったのか(ちょい笑)。
 長岡語録には、「空気もパーツのうち」というのがあったと記憶する。

 さてさて、まだまだ音はヴェールがかかった感が濃厚だが、バーンインに時間がかかるらしいので、1ヶ月は売り飛ばせません w。
 他機種との最大の違いは、ベーム/ベルリン・フィルのモーツァルトや、古楽オーケストラの演奏など、他機種ではトーンコンの高域を下げないと、どうにも耳に突き刺さってきた音源が、ソースダイレクト(=ピュア・ダイレクト)で聴けてしまうところである。

ヤマハ A-S501到着。

 土曜日、仕事に出る前に、ヤマハ A-S501、無事到着〜♪

A-S501


 時間帯内に届きました。感謝。
 今回は、初めて登録して買ったところ。AV機器専門店としては知っていたが。
 5年延長保証をつけて、38,000円弱。5年保証は、利用せずに売り払ってしまうことが多いけれど、念のため、です。

箱。


 おっと、ラックに入れた写真がまだ。
 と〜にかくデカい。かつて、基板キットで初めて石のアンプを自作した時に使った、鈴蘭堂のデカいケースを思い出した。
 セレクターと音量ツマミも、似たような場所にある;;。

試聴ディスク

 いつも、オーディオ機器を仕入れた時には、エルガーの『愛の挨拶』でごあいさつ、が定番なのだが、今回はちょっとちがう“筆おろし”をしてみた。

 上に見える15点のディスクから、代表的なトラックをちょっとずつ再生して、約2時間で、音楽史の600年余を最初にたどってみることにした(だいたい オンキヨー C-7030使用)。
 上段から、そして右から左に。

1) ギヨーム・ド・マショー(c.1300-1377) 『我が終りは我が始まり』、ヒリヤード・アンサンブル(Hyperion)
2) パレストリーナ(1525-1594) 『聖母被昇天のミサ』から3曲、プロ・カンツィオーネ・アンテクァ(Regis)
3) モンテヴェルディ(1567-1643) 『サルヴェ・レジーナ』、A.パロット/タヴァナー・コンソート(Virgin → Erato)
4) バッハ 『ブランデンブルク協奏曲』第5番第1楽章、コープマン(Erato)
5) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15番ハ長調、第1楽章、内田光子(ライヴ、Decca)
6) モーツァルト:交響曲第38番『プラハ』終楽章、シューリヒト/パリ・オペラ座管(Denon)
7) ベートーヴェン:交響曲第5番第1楽章、E.クライバー、コンセルトヘボウ管(キング/London)
8) シューベルト:歌曲『ます』、G.ヤノヴィッツ(DG、国内オムニバス盤)
9) ブラームス 『ハンガリー舞曲』第1番、マズア/ゲヴァントハウス管(Philips)
10) フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番第1楽章、J.=Ph.コラール、他(EMI→ Erato)
11) チャイコフスキー 『くるみ割り人形』〜花のワルツ、フィストゥラーリ/ロンドン交響楽団(Philips)
12) バルトーク:弦楽四重奏曲第4番第1楽章、ジュリアード四重奏団(1963年録音、Sony)
13) ストラヴィンスキー 『春の祭典』 第1部、C.デイヴィス/コンセルトヘボウ管(Philips)
14) ザ・ビートルズ 『イエスタデイ』(『ザ・ビートルズ1』から。EMI)
15) AKB48 『桜の栞』(キング)

 1)を再生したのは、到着して開梱、ささっと結線して、仕事に出る前の十分足らずの時間だったので、しっかり聴いてはいない。
 が、ア・カペラのルネサンス合唱曲の、ヴォーカルの子音 or 歯擦音(シャ、シュ、…)が右寄り方向から聞こえてくるので、あれ、右強勢の感じなのかな、と危ぶんだけれど、オケ曲に及んで、左右平等に出てくる感じになった。

 2)からは日曜に試聴。
 1)の Hyperionと 2)の Regis((P)は PCO、つまりプロ・カンツィオーネ・アンティクァなので、どこかのレーベルからのライセンスというのとは違うようだ)では、PM6005では明らかに前者のほうが透明度が高いのだが、A-S501(の、初期状態…)では、差があんまり聞こえてこない。
 3)も含め、透明度や、音場の奥行きがあまりない感じだ。
 この手のルネサンス声楽曲は、音質が透明だと、オーディオ的に「美しい!」という印象が強いのだけれど、A-S501では、オーディオ的には「美しい!」というよりはニュートラルで、いっぽう音楽の動き、声部のからみが聴き取りやすくなる。

 4) ブランデンブルクは、Marantz CD5000で聴いた。古楽器の、とくにヴァイオリンの鋭い感じが緩和されて、フルートなどもふんわり、である。
 解像感は高くないが、それでいて声部の動きがよく見える。さすが、ヤマハ音楽教室という感じだ。

 5)は、オノ・スコルツェの名録音で、PM6005では、余韻の潤いの中に神韻縹渺たる響きを聴かせた。
 A-S501では、これがミニコンポ的な曇った感じの音になって、ちょっと落胆、だが、これみよがしの美音は出さないという慎ましさとして、好印象でもある。

 6)は、PM6005の時のような「あばれ感」は激減する。非リマスター盤で聴いたが、タワーの復刻盤でも厚かましさが減る。
 こういう音でこの演奏を聴けば、伝説化している世評も納得できそうな気がする。

 7) これも CD5000で聴いた記憶。PM6005では、ヴァイオリン群が他の弦とちょっと離れて輝くのだったが、A-S501では、弦合奏が一丸となって「じゃじゃじゃじゃ〜ん♪」。
 8)は、レビューどおり、バーンイン不足の A-S501からの音という感じ。抜けきらない、その割りに子音のササクレの目だつ音。

 10)は、Cambridge Audioではシブ過ぎ、それ以外のアンプでもなかなかいい音で鳴らない音源なのだが、A-S501は、そつなく、そつなく‥‥魅力もあまりないが欠点もなし、のニュートラル再生。
 しかしヴィオラやチェロの動きはしっかり聞こえてくる。悪くない(トーンコンで、高域ちょい下げ、低域ちょい上げで)。

 12) ささくれだった音のはずが、メロウな美音で鳴る。バルトークのトガったところが丸〜く、で、やや平板に。ただし、聴きやすい。
 13) PM6005でも、ちょっと音の隙間の多い鳴り方をする録音。うるささが、じつにない。ヴォリュームを上げると、10分過ぎくらいからさすがにドカン、ドカンと鳴り出す。

 14) A-S501の YouTube動画をヘッドフォンで聴いていて、アコギの音がほんとうにきれいなのだが、『イエスタデイ』のギターもきれい〜♪
 15) きれいに鳴りました^^♪

 このアンプ、日本語圏のレビューでも英語圏のレビューでも、20〜200時間のバーンインが必要とされているので、今の、やや曇った感じの音はこのアンプ本来の音ではないのだろう。
 1ヶ月は聴いてみないとわからないが、とにかく聴いていて「面白い!」という瞬間もないのだが、ストレスもじつにないアンプである。

次の物欲ターゲットは…。

 2日からもう仕事は始まり、お蔭さまでお腹の調子も ― FODMAP“ちょい減”のお蔭^^? ― まあまあ、ハタラいております〜;;。

 年末からずっと、オーディオラックには Marantz PM6005が鎮座し、「やっぱりこれはきれいな音がする」と実感しつつ、高音の、とくにクラシックのヴァイオリンのラインの押し出しの強さに、“やっぱり”辟易もしている。

PM6005

 こういう出音の仕方は、訴求性の強い音楽 ― ロマン派が多いが、とくにマーラーやブルックナーの緩徐楽章で、盛り上がる部分の再現には、それはキョーリョクである。
 泣き叫び、のたうちまわる、というような趣きの楽曲‥‥たとえばマーラーの、交響曲第9番の終楽章の訴求力なんかは、いわゆる“ハンパない”ものになる。

 という次第で、その「がっつり聴く」感が同時に、ものすごく「聴き疲れ」するものにもなっていて、また、モーツァルトなどでは、弦のプルト数が増えたような聞こえ方となり、そもそも「聴き疲れ」するのみで、メリットはない。
 中域〜中低域〜低域は、独特のふんわりとした柔和なブレンド感が心地よく、それを高域の強靭な、しかし美しいラインが引き締めている、というスタイルだ。

 この「聴き疲れ」の疲労感が、昨年のアンプ騒動に直結し、今もくすぶり続けているのであるが、次なる「物欲目標」は、とりあえずヤマハ A-S501

A-S501

 上にリンクした《What Hi-Hi?》サイトのレビューもそうだが、現用 PM6005とその後継 PM6006が、ちょうど A-S501の同クラス・ライバル機であって、PM6005のほうをよしとするレビューもけっこうある。

 英語圏レビュー・サイトは、米Amazon.com、英Amazon.co.uk、米Crutchfield、英Richer Sounds、といったところ‥‥おっと、Richer Soundsはもう販売終了になっている;;。

 一般的な評判からも、ヤマハの音は「明るすぎる」のではないかという懸念がありはする。
 価格.comのレビューの中のこちらには、「PM6005とA-S501では、A-S501の癖の無い、聴いていて疲れない音が好印象で、A-S501に決めました」とあるが、はたしていかに?

 英Amazon.co.ukのレビューにも、「i also had the Marantz Pm6006 uk edition, it was to harsh for me after i had heared this unit i sold it on」というのがある。もちろん、逆の評もある。

 内外レビューではっきりと共通するのは、20〜100時間以上のバーンイン期間を必要とし、バーンインのあとで音が大きく改善されるということ。

 サービス・マニュアルは入手ずみ。下位機種 A-S301と共通だが、目だって異なるのは、A-S301の平滑コンデンサーが6800μF×2なのに対し、A-S501のは12000μF×2と、急に大きくなる。
 そして、デカくて重たい。10kgを超えるアンプは、今まで3台くらいしか触れたことがない。ラックに入れて結線するのがたいへんそうだ。

 内部写真。

A-S501、内部

 構成は、入力切換え、ボリュームやトーンコンなどをほとんど全てローム製サウンドプロセッサ BD3473KS2で行ない、バッファーに NJM5532を入れ、ゲインをプラスしたりマイナスしたりしつつ ― ここまでがプリ部と考えられる ― 信号をディスクリートのパワーアンプに持ってゆく、というもの、らしい。
 パワーアンプ出力部には、一時期以降、各社が疎んじて入れなくなった発振防止コイルも入っていて、コンヴェンショナルな電圧増幅・電圧帰還アンプであるようだ。

 さてさて。

お蔭さまでオク終了。

 さて、積み上げたアンプの箱も、半分に^^ ;;;。

アンプの箱

 ラックには、Marantz PM6005がもどり、スイートな ― 高域は相変わらずちょっとクールながら ― 音を聴かせてくれていて、「やっぱりこの音がよかったんだなー」と思うこと頻りの日々でありま〜す。

 Luxmanの電源コードと Cambridge CXA60は、お蔭さまで無事オク上で落札され、積み上げられたアンプの箱は半分(!)になった。

 さすがというべきか、価格もあるだろうし、気軽に交換できることもあってか、Luxmanの電源コードは入札目白押しで、競り上げてもらった。
 対するに、アンプのほうは、入札者はお二人のみだった。

 アンプは、当方の都合で、支払完了通知がある前に発送してしまい、2日ほど支払通知がなかったので、「あれ、マズいことしたかな」と思ったのだが、3日目に支払完了通知と、丁重な「取引メッセージ」をいただき、安心した。

 ここで、2〜3日くらいなら支払いが遅れることはふつうのことなので、不安に感じることではないはずなのだが、すでに発送していたことと、現在、ヤフオク! のストア以外の全ての参加者の支払いを、「Yahoo! かんたん決済」のみに限定していて、かつその決済は1週間以内の期限が切られていることが頭にのぼった。

 ふつうのオク参加者にとって考えられることだが、落札後、急な用事 ― 本人や家族の急病・事故、災害の罹災、仕事上の急務発生など ― が発生して支払い手続きが取れない事態に陥る可能性は大いにある。

 加えて、期限内の日にちには、利用する金融機関の、たとえばネット・バンキングのメンテナンスによる休業時間などが入ることがある。
 さらに加えて、支払手続きに移る、つまり「金融機関のサイトに移動します」の時に、エラーが生じてサイトが開かなかった場合、支払未了となり、数〜十数分は支払い手続きが再開できない。

 この期限切れのあとは、かんたん決済では一切支払えなくなり、では、となると直接口座に振込んでもらうような方法を取るしかなくなる。
 これは、「かんたん決済意外での支払いを認めない」という原則外の事象だ。こうした事態においても直接支払いを禁ずる、というなら、「送った商品の代金を受け取れない」ということになり、Yahoo! JAPANは公序良俗に大きく違背することになろうから、この場合はよいはずである。

期限切れの場合のヘルプ

 期限切れの場合のヘルプにも、「取引メッセージなどで取引相手とご相談ください」と明示しており、「取引相手とご相談」というのは、直接送金を認める以外にない文言だ。

 今回はというと、もしかすると落札者さんのほうにも受け取りの都合などがあるかもしれないことを無視して、こちらが一方的に送ったのは反省すべきことかもしれない。
 メッセージでは、早く受け取れて悪くはなかったという感触なので、結果的にはよかったのだが…。

 なお、落札者さんは、2台目のアンプということで、かなり広い部屋でお使いのことが予想され、CXA60のようなアンプは、そういう場所でないと真価を発揮できないような感触をさらに強めた次第だった。
 こういう出音のアンプは、日本では人気を得にくいような気がする。

 一時期輸入され、マニアに人気のあった Naim Audio ネイムは、今はアンプは輸入されていない。
 小さな箱ながら、一部ファンの人気を博した Nait、そのず〜っと進化した先の Supernait 2なんていうのも、分厚〜い中域が個性のようだが、日本でのオーナーは極めて少なそうだ。

 ‥‥では、Cambridgeの Topaz AM10のオク出しは年明けになりますかねえ。

廃棄と新調。

 アンプ騒動の終息とともに、少しばかりほかのものも整理。

 まず、部屋に残っていた、使っていないスピーカー・ケーブルを、資源ごみの「金属類」で廃棄。

廃棄スピーカー・ケーブル

 左が、カナレ 4S8。2011年2月23日の記事で書いているので、この時期に、LM3886チャイナ・アンプに使い始めたようだ。
 真ん中はモンスターの XP。色の着くケーブルで、これは使えないが、ブランドなのでオクで売れたと思うけれど、諸般混乱の時期、ほったらかしで置いておくことになり、シースは汚れ、たぶん芯線も酸化しているだろうから、売るのは憚られた。

 右は、上引の拙記事に書いている、In-akustik PRM-2.5Cらしい。シースがかなりベチャベチャしていた。これは‥‥今も売っている。
 In-akustikは、旧ブランド名はモニターPCだった。20〜30年前には、そう高価ではないRCAピンケーブルなどもあって重宝していたが、今は高価になっているようだ。

 そして、メス・プラグ部が緩くなっていたトラスコ TKC15-2の旧品、それと600円ほどで買って、すぐに壊れた折りたたみ傘もいっしょに廃棄。

 あと、文庫本も少し。フレイザーの『金枝篇』岩波文庫5冊、講談社文庫のムーミンもの数冊。
 『金枝篇』は、第1巻を90ページほど読み、冗長な内容に飽きた。

 今度は、新調品。

目覚まし時計

 枕元右に目覚まし時計を置いているが、音楽を聴く時にはこれが席の右下に来る。
 セイコー製で、静かな時計ではあるが、いわゆる連続秒針ではないので、音楽が静かな時、エアコンなども動作していない状態だと、ホンのわずかながら「コッチコッチ‥‥」という微弱な音が聞こえてくることがある。

 些事だが、このセイコー製、じつは秒針はすでにはずれて、右上にひっかかっているのが見える。
 これがフリーの状態だと、長針の動きにひっかかって、長針が、つまり時計が止まってしまうので、長・短針に触れない位置でひっかかってくれているのがよいのである;;。

 キッチンに置いていた別の目覚まし時計のひとつが止まったので、現用目覚ましをキッチンに移し、寝室用を1台新調した。
 連続秒針に加えて、電子音でなくベル音で、かつスヌーズ機能のないもの、が欲しかったので、ヨドバシ店頭で聞いてみたが、なかった。

 ウェブ上から検索すると見つかり、ヨドバシのウェブ・ショップ内でも「ベル音 連続秒針」で検索すると、リズム時計(シチズン系)の、“ジャプレ・フルール”がヒットした。
 「ジャプレ」は「ジャパン・プレミアム」の意味だそうで、日本製造を売りものにしている。ヨドバシでも、3,650円と、けっこうな値である。
 このところの散財の勢いもあるが、CXA60の購入で、ポイントが溜まったので、そこから3,000円を充てた。

 これで、春や秋の音楽/オデオ鑑賞は、静か〜な環境を実現できるわけでありま〜す。
 まーそれにしても、「個人消費」に貢献した秋でしタ;;。

[追記]
 薄明の中で、ちょっと文字盤が読み取りづらい。う〜ん‥‥。
 そして、ベル音も、前任のセイコー機より粗雑な感じだ。

CXA60の試聴と、お別れ…。

 先週でお昼の仕事がいったん終了、2週間は夜だけなので、ちょっとのんびり。
 先週1週間は、Cambridge CXA60をラックに置き、あまり聴ける時間はなかったけれど、ずっと CXA60で聴いていた。
 そのお蔭でお腹をクダさなかった‥‥のだろうか‥‥と思ったら、日曜からクダり気味;;。

 毒を食らわば、で、ACコードに、このところでは最高レヴェルの、Luxman JPA-15000を、ヨドバシ店頭にあったものをそのまま買ってきて、つないだ。

JPA-15000、TKC15-2

 ついでに、店頭にはないが、注文で、AC延長中継コード・トラスコ中山 TKC15-2ももう1本、取り寄せておいて購入。
 約22:1の価格差である!

 TKC15-2は、Rotel RA-05 SEの付属電源コードの、片方の刃の幅が少し大きく、無理をして挿し込んでいたので、その時に若干傷んだ可能性があり、このところ、つなぐコードのプラグとの噛みあわせが緩くなっていた。
 そして、オーディオは電流も少ないから問題はないのだが、毎朝、もとい毎昼のフトン乾燥機使用の際、20分ほど通電すると、TKC15-2のアウトレット・プラグが暖かくなっている。
 これは接触抵抗が増大しているな、ということで、新品に交換。
 噛みあわせはグッとタイトになったけれど、傷んできたのは、RE-05 SEのプラグのせいではなく、ほぼ毎日の抜き挿しのためかもしれない。

CXA60+JPA-15000

 CXA60に極太の JPA-15000をつないでも、違和感がない。合計実買11万円! のセットである;;。
 極性を合わせ、聴いてみる。
 やはり、重厚で彫りの深い中音域が印象的で、高品位な再生だといえる。

試聴ディスク

 今回、衝動買いしたのは、以前、米Vox盤で持っていた、ハンス・ロスバウト/バーデン・バーデン南西ドイツ放送響のブルックナー:交響曲第7番。
 さまざまな廉価レーベルで出てきた音源で、Vox盤は今でも安く入手できるが、2枚組のマーラー:『大地の歌』は要らないので、ブルックナーだけの Membran盤をオクで購入。
 まずPC=Foobar 2000とヘッドフォンで聴くと、第1楽章数十秒進んだところで、「チチチ…」というノイズが重畳していた。同レーベルの他盤もそうである可能性があるので、出品者に伝えはしたけれど、「これで聴かせていただきます」ということにした。スピーカーでは気にならない。

 1959年録音とあるが、1957年が正しいらしい。その年代としては、なかなかいい音だ。弦の情報はツルっとはしているが。
 CXA60の再生で第1、2楽章を聴く。弦の粒だち感がちょっと目だち過ぎるほどで、トーンコンで高音を下げて聴く。第1楽章コーダの盛り上がりは、Dレンジが狭くてしょぼいが、Voxで聴いた薄い印象よりいいかも、という感じもした。

 といういくつかのリスニングだったが、じつに高品位ながら、この音は、やはり好きになれない
 で、日曜にてお別れ、オク出し、であります…。

 写真左のディスク2点‥‥シューリヒト/パリ・オペラ座管の、コンサートホール原盤のモーツァルトである。
 左は、タワーレコード企画のリマスター復刻、第40、41番も組み合わせた2枚組。
 これは、PM6005で聴いていた時、もう売ろうかと思うくらい音の荒れが際立つ音質だった ― 音のツヤはあるのだが。

 それで、コロムビアの通常マスタリング盤をオクで探して入手した(真ん中)。
 CXA60では、これが、新マスタリングのタワー盤のほうが高品位に鳴り、旧盤はツヤのない、乾燥した音だった。

 そして ― 日曜の深夜に PM6005+KDK-OFCに戻し、月曜の出勤前にいろいろ聴いてみて、やっぱり PM6005の音が好きだったんだなぁ、と感じ入った次第。
 この時は、シューリヒトのモーツァルトは、旧マスタリングのほうが落ち着いた音で鳴った。第40、41番は要らないし、PM6005を使い続けるなら、旧盤がいい。

 あと、問題は…というほどでもないか…KDK-OFCに、フェライトコアをかますかかまさないか。かますと、落ち着いて透明な美音になるが、出音全体がこぢんまりし、スケールが小さくなる。
 ネット上、「ぜんぶはずしました」というオデオ・マニアは、多い。さてさて。

 ‥‥という次第で、元のサヤに収まった私メの耳でした、というようなところになる。
 私としては、こんな機会でなければやらない=やれない、“オデオお大尽遊び”であったけれど、これで約10万円を「すった」として、これは(しんどかったけれど)楽しい経験だった。
 元のがいちばんだった、というのは、あの「ネズミの嫁入り」説話のごとくだ。これについては、また別記事で。

 ロスバウトのブルックナーは、Turnaboutの廉価輸入LPで出回っていたものを買って聴いた人は少なくないらいしく、柴田南雄氏が愛聴盤にしていて、「一口に言ってロースバウトのブルックナーには日本人好みの要素がある。まず淡白だ。‥‥それは彼の、いわゆる新即物主義的な演奏スタイルにもよるが、南西ドイツ放響の確実な技術と金管の明るい音色にも負っている」(柴田南雄『私のレコード談話室』朝日新聞社、1979年、100頁)と言っている。

 上引は、ホーレンシュタイン/ベルリン・フィルの同曲のレコード(CDでも現在入手可)について述べる章の文章だ。
 「金管の明るい音色」は、マスタリングでそうなったのか、というくらいトランペットが目だつけれど、LPの時からそうだったのだ。
 この音源をまた買ってみたくなったのは、同じオーケストラの、エルネスト・ブールによるモーツァルトが、予想外によかったことによる。
 他に、手許にあるこの楽団のCDは、シューリヒトによるブラームスの第3番。おっと、これはタワーによる上記モーツァルトと同じシリーズの復刻だけれど、ブラームスは音の荒れがそこまで気にならない。

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