CDP-XE700、試聴。

 オペアンプを NJM2114Dに換えたソニー CDP-XE700。
 ちょっとずつ聴いているけれど、なんだかツマラナい音であ〜る ~~;

 最初の、元から NJM2114が載っていた XE700を、ナカミチ IA-4s(改)で聴いていた時には、「これはちょうどいい〜」と感じていたのに、PM6005にアンプが替わっている今、ホールトーンを削ぎ落とした XE700の音は、素っ気なさすぎて物足りないこと甚だしい。

CDP-XE700、試聴ディスク

 利点といえば、C-7030で聴いた場合、音がいろいろ、かつ、きれいに聞こえすぎて、「音楽」が把みにくくなる音源の場合、「音楽だけをストレートに」聴かせてくれるというところ。

 そういう音楽の代表は、まずはバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」。
 クレーメルの旧盤を、Double Decca盤で持っているが、C-7030では、音がきらびやかで、いささか空虚だ。
 これが XE700だと、素っ気ないけれど、音楽の骨格を把んで、それだけ聴かせてくれる。

 ただ、どちらのプレーヤーでも、クレーメルの音のうち、キタナイ音も聴かせてしまう。
 いや、これは機器の音が汚いというより、クレーメルの音自体に汚い部分があって、彼はそれをそのまま出してしまうのだろうか。

 XE700は、C-7030に比べると、高域が明らかに抑制されていて、ディスクの高域端における「キタナイ音」を聴かせない。
 そして中域中心の音作りになっているが、全域を通して、「芯」のある音ではない。

 NJM2114に換えて、明らかに音はマイルドになっているけれど、AD712搭載の状態でもこのキャラであって、細かいディテールは聴かせない。
 AD712の時によかったかというと、AD712で聴く気はま〜ったくしなかったので、AD712は論外である。

 そういう次第で、あと、ジュリアード四重奏団のバルトーク(1963年録音盤)も、余計な響きを全て削ぎ落として、「バルトークの音楽」だけを目の前に‘ぽん’と置いてゆく。

 グールドの平均律は、XE700ではまさに対位法的からみがそのまま眼前に「見える」けれど、音の潤いがなさすぎ、リラックスして聴くのには C-7030になる。

 トルトリエ/ハイドシェックのフォーレのソナタ。
 第1楽章を XE700で聴き、続けて第2楽章も聴いてしまう。ずっと聴いていることはできる、どんどん耳に音楽が入ってくる音だ。
 C-7030に換えてみる。こちらは、同じ音楽を、さらに余韻と艶をまとわせて、美しく聴かせる。C-7030で、最後、第3楽章まで聴いた。

 英米Amazonの高評価レビューに象徴的なように、C-7030も PM6005も、エントリークラスとしては飛びぬけて評価が高く、両機のクオリティの高さのほうが異常なのかもしれない。

 CDP-XE700が、1996年発売で本体定価35,000円、C-7030は、2011年発売で本体定価36,000円。
 15年の年月の、貨幣価値の推移を考えると、明らかに C-7030のほうが「安もの」である。
 が、C-7030のほうが、デジタル系とアナログ系で、電源を、丁寧に整流回路から分けているし、トータル重量も1kg以上重く、立派だ。
 反対に、マイコン操作の多様さでは XE700のほうが圧倒的にユーザーフレンドリーであり、AI的側面では15年前の XE700のほうが優れている。
 これは面白い差だ。

 このセットで文句を言わずに音楽を聴いていくのがベストなのだろうとは思うけれど、いかんせん、情報量は多くて美音ではあるが、音の「芯」と「品位」には、いささか欠ける。

 ヴィンテージ・ラックスなんかに想いが向いちゃうのはその辺のところでありま〜す‥‥。
 とりあえず、CDP-XE700はオク出しすることにして ― 純正リモコン(これがないとヘッドフォンの音量調整不可)もあることだし〜 ― もうひとつ落としましょうか…。

また浮気心? ‥‥;;

 ‥‥オペアンプを交換した CDP-XE700の音、ディスクごとの詳細はまた、ということで。
 ただ、「オデオ的」には、「期待したほどでは」という感じだった。

 C-7030が、‘最近の、外国製造の安価品’であるのに、意外に音も構成も立派なことを再認識した次第。
 C-7030+PM6005の音の美しさは、聴くたびに実感するのだが、PM6005の「美音」にも、さらにもう1ランク、2ランク上のクオリティが欲しくなってくる、という物欲の浅ましさ、である。

 ではどんなもの? となると、現行の affordableな価格帯には、まず、ない。
 そこで時代を経た過去の名品から、ということになると、まず「大きくて重い」のが最大の難点(笑)であり、私のポリシー違反になる。
 あとは、機体の状態と入手後の耐久性。

 ‥‥というようなことを考えると、PM6005を使い続けるのが賢明、というか他に選択肢はないのだけれど、こういう↓のに食指が動いたりしないでもなく…。

L-58A

 (たとえば、のハナシだが)LUXMAN L-58A

 いわゆる‘ラックストーン’らしい。
 ラックスのプリメインは、L-430が唯一、最初で最後の出会いであり、単品プリメインの最初、だった。

 この、一見幸運な出会いは、皮肉にも最悪のものだった。
 このシリーズは、「REVOLVERシリーズ」の最上位機種で、こちらに書かれるとおり、「この「REVOLVERシリーズ」は,求めやすい価格にも表れているように,ターゲットをより低い年齢層に向け,若い人の聴く音楽(ポップス,ロック等)に向けた音作りがなされ」ていた。これは、長岡鉄男氏も書いていた。

 スピーカーが、これまたハードドームのトゥイーターとミッドで、超-キンキンの音のするトリオ LS-110だったものだから、それはヒドいものだった。
 このシステムで、逆に勉強になったのは、ヨーロッパ盤LPレコードのフラットで繊細なカッティングだった。

 L-430には、「ラックストーン」がしばしば表わす温かみは、爪の垢くらい煎じて飲もうにも、かけらもなく、ハイスピードで、しかし微粒子のように散乱する透明・繊細な音だった。

 回路構成としては、L-48A、58A、68Aシリーズと同じく、プリアンプ(フラットアンプ)なしのハイゲイン・パワーアンプであり、独自の帰還技術 デュオ・ベータを自慢していた。

 L-58Aのほうは、サービス・マニュアルはあった(画像化PDF)。

L-58A、サービスマニュアル

 ネットを徘徊していると、そう多くはないけれど、L-58Aの“温かみのある(球のような)音”を愛でる方もいて、より新しい1990年代以降の、まだ中古価格も高く、かつ、純A級動作でとんでもなく発熱するようなアンプは、手も財布もやけどをしそうだし、と、この辺に視線が行っている。

 さらに元の値が安い、トリオ KA-7700なども、中野英男氏の語る開発秘話からも興味を惹くのだが、こちらはデザインがちょっと受け容れがたい。

 で、双方とも、デカく、重い。L-58Aは、重量級を謳ったアンプではない(そこはいいところ)が、15.3kgと、ちょ〜ど現用 PM6005の2倍である。
 7kgのアンプを動かすのも億劫な、非力なジジィに、15.3kgはキツい。高さも1.8倍。

 加えて、こちらの、井上卓也氏のレビュー記事では、終段のアイドリング電流に300mAを流すという、かなりA級に近い(といっても300mAなら自作アンプでよくある?)ものなので、発熱が凄いという。
 同記事によると、ライン入力のゲインは43dBらしく、現用 PM6005より約3.5dB大きい。その分ボリュームをしぼる必要がある。

 いやいや、PM6005以上を求めるのは身のほど知らずもいいところ、現状あたりをオデオ人生の終着点とするのが分相応‥‥をちょっと超えたところ、なのでしょうけれど。
 約20ヶ月ぶりにハンダごてを持ったからこんなことを考えるのかな〜。

Sony CDP-XE700、オペアンプ交換

 転居してから購入した、ソニー CDP-XE700が故障し、2台めを一昨年、2015年12月に性懲りもなくオクで購入。
 そうしたら、‘音がきつい’ほうの、オペアンプにアナログデバイセズ AD712を採用した機体だった

CDP-XE700と C-7030


 去年、‘音がマイルドなほう’の機体に搭載されている NJM2114を調達したのだったが、狭〜い新室でハンダ作業をするのが億劫で、ず〜っとほったらかしにしていた。

 連休も終わりだし、今度は7月までまとまった休みがないし、交換するのはオペアンプ 2基と、モーターやピックアップをドライブする系統の電源のコンデンサー 1本の、計3ヶだけだし、ということで着手。

部品と基板

 NJM2114D(低雑音選別品のDDではないもの)は予備を含め3ヶ用意していた。ドライバ系電源の電解コンは、元のが10V220μFの SMEだったところを、16V470μFの東信 UTWRZにする。
 それ以外のコンデンサーは一切元のまま、変更しない。

 「はんだシュッ太郎」がちょっと奥のほうに紛れ込んでいたので、今回はハンダ吸取線でハンダを吸い取って、元のパーツをはずした。

オペアンプ、ハンダ

 あとからの確認用に、ケーブルの結線状態やハンダづけした状態をデジカメで数枚。
 オペアンプの足、問題ないでしょう。
 フラックス洗浄液で軽く拭き、ドライヤーの温風を当てて終わり。

基板

 CDP-XE700は、基板上の電解コンデンサーは、平滑用から各パートのバイパスまで、ニッケミ AVF、ASF(たぶん音響用)がほとんど、ヘンなところ(DACの X-tal電源と、液晶用電源?)に、なつかしいメタリック・グリーンのニチコン MUSE、カップリング(写真、左のほうのちょっと背の高いの)はエルナー Silmic ARSという、安価機としてはなかなかのゴージャスさである。

整流回路

 メインの整流ダイオードは、日本インターの SBD、11EQS04と思われる。

 オンキヨー C-7030は東信の UTSPが、マランツ PM6005にはエルナーの音響用がそれぞれテンコ盛りなので、安いシステムだがオーディオ用電解コンデンサーが山盛り、となっている。

ハンダ作業環境

 今回は、勉強机の上ではなく、折りたたみ式簡易テーブルを広げて、その上で行なった。
 ドライヤーはフラックス洗浄液乾燥のために持ってきている。

 作業終了は深夜だったので、トレイと表示の動作確認だけして、電圧測定や音出しはせず。
 ネットを少し見て、風呂に入って酒を飲んだら明け方になったので、ちょっと音出しして寝た。

 今日、起きてからいろいろなディスクで C-7030、および C-7030から PM6005のデジタル入力(DAC=CS4398)と取っ換え引っかえ聴き比べてみた。
 インプレは別記事で書きたいと思うが、C-7030よりずっとつや消しな、地味な感じだった。
 ハイファイ度からいうと、明らかに C-7030のほうが上手である。

 CDP-XE700は、高・低とも、とりわけ高域の伸びがなく、音場の広さを感じさせる余韻感が乏しい、というか、ホールトーンが剥ぎ取られたような雰囲気だ。
 だからといって「潤いがない」のかというと、そうでもなく、「音楽」の骨子・骨格をしっかりと聴かせる点は認めてよかろう。

 とりあえず、世評もそこそこのCDプレーヤーであるし、せっかく専用リモコンも1機めを落札した時に別に落札しておいたものが使えるし(専用リモコンからでないと、ヘッドフォンの音量調節や液晶の消灯はできない)、動く間はセカンド機として使わせてもらいましょう。

 ‥‥それにしても、ハンダごて遊びは18〜20ヶ月ぶりくらいになろうか。
 久しぶりにハンダ、フラックスの匂いをかいで、気分はちょっと落ち着いた気もする。

アンプに浮気‥‥&取りやめ。

 あ〜まりにもオデオそのものをさわったり買ったりすることから遠ざかり、その退屈さから、オクに出ていたアンプに、ちょい、浮気ごころ^^。

Creek A50i

 去年、特別仕様の EMF Audio Sequel 2で、期待した結果ではなかった、あの Creek、であります〜。型番は A50i。

 内部写真は、こちら┐。

A50i、内部

 情報がほとんどないアンプだが、Creek独自のカップリング・コンデンサーレス、DCサーボで直流が出ないようにするタイプ。
 プリアンプはパッシブ、ということは、ない。ハイゲイン・パワーアンプという、国産プリメインと同じ発想。クリークのアンプは、ほぼ全てプリアンプは持たないのかもしれない。

 Sequel 2は、平滑コンデンサーが 6,800μF×2だった(Rotel RA-05SEも、ナカミチ IA-4sも同容量)が、A50i(A50iRは、リモコン付きバージョン)は2,200μFを±ラインとも6本パラにして、13,200μF×2にしていて、強力である。
 トーンコンはないが、これは、カップリング・コンなしのような設計の場合、トーンアンプ(どうしてもここの出入り口にはカップリング・コンデンサーが必要)はないほうがいいだろう。切り離すにしても、その出入り口の接点が増える。

 と‥‥いうようなことを妄想していたのだが、英文のレビューでひとつ
「If you favour classical, this Creek aint that one. But if you dig a wide range of rhythmic stimulation from the likes of Gorillaz, Buena Vista Social Club, Datsuns, or Stan Getz, you find yourself playing everything with a big smile on your face」
というのがあり、クラシックには向いていない、という調子だし、日本語のブログ記事でひとつ、
「中高域の音に元気がありメリハリがある、ジャンルとしてはボーカルやロックを聴く時に向いている。
但し音の広がりや奥行き感はあまりなく平面的に聞こえる。ジャズなどの生楽器(シンセなど打ち込みではない)の微妙な音の響きなどは再現できない」

とあって、Sequel 2に感じた難点と同じことを指摘していたので、A50iは、ルックスは抜群だが、やめにした

 出品していたショップは、5,000件以上の取引きで40件ほどの「悪い」評価なので、信頼性にはさして問題はないと思うが、2ちゃんねるのそのショップの板では、イマイチな評だったことも、意欲減殺の原因。

 どうも私は、クリーク、特にオールド・クリークの音は合わないらしい。
 いっや、アブないところで散財(4万円也〜)はしないですみました^^;。

 やはり、オンキヨー C-7030、Marantz PM6005、Tannoy Mercury F1 Customというラインナップでいくことにしましょう。
 今振り返っても、この3機種、英米の Amazonでめっちゃくちゃ高評価である(Mercury F1は米Amazonにはないが)。

 ‥‥‘浮気ごころ’が出始めた矢先、ネット(家賃込みのケーブルテレビ)の接続が切れだした。
 先日も、強風の日に YouTubeやラジコなどストリーミング・サービスが視聴中に切れることがあり、ケーブル・モデムのランプが点滅して、接続が切れていることを示していた。
 今日、サービスに来てもらい、コネクターなどを交換してもらった。ま、神様が「あ、こいつネットがつながってたらまたアンプ買うな」ということで切断してくれたんでしょうか〜(笑)。

 あ、そうそう、CDがまた来ました…。

C-7030のサービスマニュアル入手!

 ちょっと‘春休み’^^。
 もうちょっと休みがある、つまり‘干されて’いそうな感じだったのだが、別の仕事が入ったり、4月真ん中からの新学期は、夜だけは入ったが午後はないだろうと踏んでいたら、週3日入ったので、そこそこ仕事があることに。

 休み、といって、結局 昼夜逆転して‘ネットお買い物’にばかり耽るだけで、ハンダごてを持つ気分にはなかなか。
 オンキヨー C-7030+Marantz PM6005+Mercury F1 Customの組み合わせで、依然として「キレ〜な音」が聴けておりまス。

 PM6005のサービスマニュアルは、本体購入後まもなく見つけて12ドルほどだったかで買ったのだが、C-7030のサービスマニュアルは、VLSCのヒミツ? を知られたくないのか、管理が厳密と思しく、有料でも出回っていなかった。
 それが、先日ググると、19.9ドルのと9.99ドルの出ものが見つかり、後者なら1,100円ほどなので、PayPal経由で買った。
 Service-Manual.netというところだった。以前にも買ったことがあるかも。

C-7030、サービスマニュアル

 VLSCを含むアナログ・アンプ部は、見てもわからないだろうと、そんなに関心はなかったけれど、どうも下図のようなダイアグラムになっているようである。

C-7030、アナログ・アンプ

 NJM4580を、4段も重ねて出力していて、最初がLPF、次の2段(反転アンプ)でVLSCを構成し、最後に送り出しバッファーを設けて、ラインアウト、およびヘッドフォンにつなげている。
 VLSCは、私にはわかりません。が、どうも、2段めの出力を、1段めの非反転入力に正帰還させているような感じだ。この正帰還の中にLPFを加え、低周波領域のみ正帰還させている、ような…。

 VLSCの理屈はわからないけれど、結果オペアンプ4回路を経由することで、若干音に色が着くということになり、それが適度な「コク」につながっているようにも感じる。
 左右合計で、NJM4580MDを4基も使っていて ― ただし1基も左右共用にはしていない ― 電源パスコンは左右いっしょに面倒を見て、±とも16V470μFの東信 UTSPが1つずつ。

 基板上を見たときに確認したが、ほとんど全ての電解コンデンサーが東信のオーディオ用標準の UTSPと UTSKなのだが、パーツ表を見てもそうなっていて、ただしマイコン関係回路は UTSPなどの指定はない‥‥が、実装は UTSPだったかも。

 それと、DAC=Wolfson WM8718の電源は、オペアンプ電源(±12V)の+側を流用しているが、DAC直近にレギュレーターを設け、電源パスコンはアナログ電源もデジタル電源も、470μFの UTSPである。たぶん47μFくらいでも問題なく動作すると思われるが、贅沢である。

 この辺、電解コンデンサーの投入は、か〜なりぜいたくで、メカ・ドライブ用IC(LA6565。サンヨー製CDドライバ)の電源パスコンは、1,000μFを置いている。

 DSPは東芝 TC94A92FGというもので、東芝のサイトには紹介ページはあるが、ネット上にドンピシャの型番でのデータシートはない。
 これの電源バイパスがまたぜいたくで、3.3V電源と1.5V電源のそれぞれに、レギュレーターからの経路に適宜ノイズフィルター用インダクターを噛ませ、そのあと220μFの UTSPをふんだんに奢っている。

 このCDPは、クロックの誤差が10ppm以内というのを売りにしているが、クロックは、16.9344MHzの X-talの発振をロジックIC TC74VHCU04で受けて生成している、ようである。ロジックICを使うクロックは、ICのノイズなどが入ってよくない、という見解も見るが、どうなんだろう。
 発振子は、パーツ表には「FCX-04C」とある。ググると、こ こが出た。
 汎用型番ではなく、リバーエレテックというメーカーの製品である。

 LPFなどオーディオ回路に使われているフィルムコンデンサーは、赤いのが4つ見えたが、これは見ただけで東信のお安いポリプロピレン UPZだとわかった。
 あと6ヶほど使われている青いボックス型のはなんなんだろうと気になっていたけれど、これはエプコス(TDK-EPCOS)の B32529だった。

 ‥‥というようなことでした。
 全体に、東信の音響用電解を、それも大容量のものを惜しみなくテンコ盛りにしているのが特徴で、オデオ用など探しても見つからない、たいていのメーカーの最ローコスト機種とは、やはり一線を画している。

 で、なるほど音がいいのもわかるなー、と、私には珍しく納得し、ますます末永く愛用しよう、と思った次第でありまス^^。

 アンプの PM6005も、電解コンデンサーの多くがエルナー製音響用で、数十本投じているようだ。
 エントリー・クラスのCDPとプリメイン・アンプだけれども、この組み合わせで聴いている時、東信の UTSKと UTSP、ELNAの RA2、RA3、Silmicなど、オーディオ用電解コン数十本が稼動しているわけで、これはなかなかゴージャスでありま〜す。

剥がれてきましたぁ〜;;。

 ‥‥何の苦労もない身でありながら、なんだか体調は日光の手前‥‥。
 このところ雑穀ご飯にしていて、お腹の具合は外食をした時に壊す以外、調子がいいのだが、ここ1週間はちょっと低調。
 食欲、ないし必要分に対して、食べ過ぎている気はするな〜。

 ストレスといえば、22平米未満の部屋はやはり狭っ苦しいのと、転室後の大きな変化として、電子工作をしなくなったことがある。
 メーカー製品に全く手を加えないで、オンキヨー C-7030、マランツ PM6005、タンノイ Mercury F1 Customのシステムで、今までに経験しなかった満足 ― 不満はあるが ― を感じている中、自作・改造の必要性がほぼ霧消している。

 加えて、狭い部屋でのハンダごて作業の、安全性への懸念。自分の高齢化も含めてである。

剥がれてきた〜。

 というわけなのだが、CDプレーヤーは14ヶ月め、アンプはちょうど1年、スピーカー= Mercury F1については、大震災の4ヶ月ほど前、2010年12月に新品購入しているので、満6年、足かけ7年の使用となり、このところのコンポーネントとしては長い。

 震災後は、音楽を聴き終わったらスタンドから下ろす、つまり“万年床にしない”ことにしており、転室後は、位置などが微妙に変わったこともあろうか、移動時にスタンドにガツンと当てることが増え、角がわずかに欠けたりしてきている。

 そして最近気が付いたのだが、左に使っているシステム(箱)のバッフル面の、向かって右端のラウンド部分の化粧シールが、ちょいと浮いてきている。
 このまま剥がれてくると、ペロンとめくれてきそうだ。

 さてさて‥‥ズボンやカバンの修復に使っている河口の手芸・ビーズ用ボンドを、小さくナイフ先のように切ったケント紙などに薄く取り、剥がれてきた化粧シールとバッフルのMDFの間に薄くボンドを塗って‥‥とでもしてみましょうか。
 紙・布・金属・樹脂などいろいろなものをうまくくっ付けてくれるボンドで、〈お気楽DAC〉のアルミケースの、使わないビス穴にラインストーンを貼ったのもこのボンド。

 化粧シールが剥がれてくると、「やっぱチューゴク製やなあ」という思いもトーゼンすぐ浮かんだが、日本製やヨーロッパ製でも、トゥイーターの素材があまりに新開発過ぎて中古品はほぼ全て変色しているとか、ウーファーのエッジなどがぼろぼろになってくるとか、いろいろあるらしいので、まあアリか、と思う。

 が‥‥6年経過すると、ちょっとは‘浮気心’も出てきはする。
 拝見しているヴェテランのブログで、DALIの Ikon 2 mk2などが、「ほかにもうコンパクトスピーカなど要らないと思われるほどの音質」などと紹介されると、“財布の身のほど”も弁えず、同製品のオク出品を検索したり、という次第。アブナイアブナイ(笑)。

 それというのも、如上、22平米未満の部屋に甘んじているお蔭で、かつ昨春のようなアンプ導入の嵐もなく、賃貸の契約更新料+家財保険(自賠責)料を支払ったあとの残高が、意外に「買えるかも」状態なのである。

 もちろんオデオ機器へ手を出すのは、厳禁
 6月以降、院時代の奨学金返還、市都民税、国保保険料…等々の請求がど〜んどん来るので、おカネは置いておく。

 それだけではなく、スピーカーが変わると‥‥スピーカーに限らずコンポが変わると、他のコンポのクオリティが気になりだす、もうひとつ、新調した機器がウマくないと、さらに2〜3機種試さないとどうにもならなくなる危険性も高く、今の状態からわずかでも変えることには不安がある。

 というわけで、オクと Amazonでの「CD渉猟依存症」に落ち着いてしまう。
 その話はまた、ということになるが、こちらも「ぼつぼつやめとけよ」の警告的な現象に遭遇した。

拭き取ったティッシュ

 ある室内楽の中古輸入盤CDをオクで落札、入手したのだけれど、最初何も気づかなかったのだが、CDプレーヤーのトレイから取り出した時、ディスクのエッジ(外周部)に‘例の’緑色マジックが塗布されているのに気がついた。

 無水アルコールを浸したティッシュペーパーでコスると、濃厚なミドリがベッタリ付く。

商品画像

 上が出品ページの商品画像であるが、ディスク外周に赤や緑の乱反射が見えていることから気づくべきだったか?
 が、撮影した環境によって、いろいろな光や映像が反射して写り込むことがあるので、気づかなかった。

 無水アルコールをヒタヒタに浸したティッシュで、ゴシゴシ エッジをこすると、やっとティッシュに付かない状態になったが、それでも光の当たり方によってはエッジ付近にまだ緑色が見えることがある。色素がディスク素材に若干沁み込んでいるのかもしれない。

 CDの外周に緑色を塗布すると、乱反射が減って音がよくなる、というのは、必ずしも疑似科学でないことなのだが、私は次の売却・譲渡などを考えて採用しない。
 音の上でも変化を感じたことはない。今回も、ぬぐい落としてかえってよくなったようにさえ聞こえる。

 1,600円くらい払って2週間待つ(海外ショップ)か、タワーあたりで2,000円ちょっと出して買えばこういうことはないのだが、「安くてすぐ聴ける」のが、オクと Amazon国内ショップのメリット。

 出品者さんに悪意や瑕疵を認められるケースとは言い難く、ではあるがそこそこい〜かげんなヒトのようで、宛書に部屋番号が落ちていた。

 ま、ぼちぼち「CD漁り/購入依存症」とはおさらばせえよ、という警告なのかも。
 ですが、このCD、名盤です! 同時期に買った、室内楽4点(今回の緑落とし盤^^ も含めて)、またレビューしましょう。

オデオ、触るところなし…。

 さ〜て、オデオが固定して、触るもの、触るところがもうほぼ何もない。

オーディオ・システム

 C-7030+PM6005+Mercury F1Cで、不満がないといったら大ウソだが、とりあえず音楽を聴くには、今までではいちばん満足のいく音が出てくれる。

 ‥‥オーディオに、もう触る箇所がなくなってしまった。

DP-300F

 ここから、何かいじるとしたら、アナログ・プレーヤーを入れるくらいしかない。

 わざわざ入れるとしたら、ラック上に、本箱として置いてあるカラーボックスの中の本を他へ移したり廃棄したりして、カラーボックスを廃棄し、そこにプレーヤーを設置するしかない。

 本の移動・処分もたいへんだし、アナログを導入したとして、たちまち機器に不満が出る可能性も大、その上、「欲しいLPレコードがそうたくさんはない」ということがあり、聴きたいレコードがそんなにないのに、アナログを導入する必然性がない、ということになる。

 オーディオ的な興味としては、フォノイコライザーの、キットでの製作などが視野に入ってくるものの、ちょっと組み立ての気力があるかというと、なさそう ;;。
 それでも、WATZの真空管NF型イコライザーのキット、EQA301などが頭に浮かぶ。整流ダイオードをFRD、SBDに換えて、とか。

 WATZのプリのキットは考えたことがあるのだが、ヒーターがAC点火だったはずで、それはちょっと、と春日プリのほうを選んだ記憶がある。
 EQA301は、さすがに三端子レギュレーターでDC点火としているし、球のシールドも標準装備して、ノイズ対策はしているようである。

 う〜ん、しかしもう当分、最低数ヶ月は触らぬほうがいいかもしれません。CDも名盤・珍盤が、聴ききれないくらい溜まったので、この辺で、あとはひたすら税金や国保保険料納付に専念すべき?

この季節になりました…。

 ‥‥週6日、そこそこ働くと‥‥生活は少し楽になり‥‥しかし、しんどい^^;。

 この5ヶ月で ― つまり4月の新学期明け以来 ― モーレツに視力が落ちた(書いたっけ)。
 それだけ、単なる就業時間数だけでなく、パソコンを閲覧・操作する労働密度が高いのである。

 もうオデオのほうには、とうぶん何も投資するものはなさそうだ。

 プリメイン・アンプの電源ケーブルは、2.0スケアのサンワのパソコン用で間に合っているし、新しいパソコン用を入れた上で、予算に余裕があれば、その電源ケーブル用としてオヤイデの d+C7 1.2mでも導入しようかと思っていたのだが、何も換えなくても、ともかく(今までに比べると)激速のPCに、これ以上何も要らないや、という状態である。

 ハードウェア系に、これだけ不満がなくなった状態というのも珍しい。

 CDはまだけっこう買い集めていて、売ったり買ったり動きもあって、いわば音楽ファンとしての‘本来の方向’に落ち着いている(?)。

 で ― 本年も好例の〈真空管オーディオ・フェア〉(テキスト表記は「真空管オーディオ・フェア」なのに、なぜか画像ロゴは「真空管オーディオフェアー」^^)がやってきます。
 か〜なりの久しぶりに、出かけてみよっかなー。出展物と出店ショップには、どれにもほっとんど興味ゼロなんですがねえ^^;;。

真空管オーディオ・フェア


 本日は、英Amazon.co.ukから、ディスクの形ではもう手に入らないだろうと思っていたCDが1枚、到着。新品で、送料込み1,027円でした。

PM6005−価格.comレビュー、投稿。

 Marantz PM6005、相変らずい〜い音で鳴っております。

PM6005

 といい気持ちになっていたら、新バージョン PM6006発売
 あちゃ〜。「低域を改善しました」と大アピール。そうだろうな〜。

 そんな時期になったけれど ― 価格.comに、やっと PM6005のレビュー、投じました^^;;。
 煩雑なレビューだな〜。読者、価格.com、メーカー、いずれからも嫌われそう?
 2,500字以内ということで何度も蹴られ、不自然にカットした部分が出ているかも。

粗 品。

 ‥‥‘長期に引かなかったツケ’の貯まった風邪は、なかなか抜けてくれず、鼻水、痰・咳、それに熱もまだ36.7度くらいあったり ― ただし、食後 ― と、GWはすぐツブれてしまいそうな感じ。

 まあ、そういうことのために休みがあるのかもしれない。社会的責任もない、労働時間も少ない、気楽極まりない一人暮らし‥‥なのに、一昨年の超-大減収から、去年の引っ越しのキズ痕を、まだ身体が引きずっている感、浅からず‥‥。

 まだハンダ遊びに着手する気持ちにならないけれども、現用CDP:オンキヨー C-7030と、アンプのマランツ PM6005は、全くデフォルトでそうとういい音を聴かせてくれていて、そして、この両機種とも、部品を何ひとつ交換しなくても電解コンデンサーはほとんど全てオーディオ用だったりする。

 PM6005のデジタル入力で、CDプレーヤーからの場合、「プププ…」というサーチ・ノイズのようなものが入ることが露呈したけれど、それを補うように、C-7030は、もうほぼ全く、途中開始時の「プチ」音は出なくなっている。

アルノンクールと坂本龍一

 坂本龍一『ウラBTTB』(ワーナー)は、楽曲も音質もとてもいいものだが、PM6005のデジタル入力で聴くと、ほんとうに溜息が出るほど深ぶかとした音が聴ける。

 いっぽう、C-7030の Wolfson WM8718+VLSCのアナログ出力も、クラシックはかえってこちらが弦の粒だち感といったような、音のテクスチュアの味を引き出してくれる面があって、これも全然役割は終わらない。

 C-7030のアナログ・アンプのほうはオペアンプのみで、PM6005のDACの後続アンプのほうは、反対にオペアンプは1基も使われておらず、つまり PM6005のDACで聴く時には、全回路ディスクリートで聴けるわけなのだが、むしろ PM6005搭載DACで聴くほうが、音がややツルンとする傾向がある。

 今までの機器・システムで、どうやっても「この演奏、何が言いたいのやら」と、評論家諸氏の大好評の根拠が見えなかった、ニコラウス・アルノンクール指揮ヨーロッパ室内管のモーツァルト(Warner/Teldec。手持ちのは、いちばん安いが素っ気ないジャケの ULTIMAシリーズの2枚組)。
 モーツァルト没後200年記念の1991年に、後期三大交響曲を再録したもの。

 テンポの設定やアクセントなどが、どう聴いても人為的で好きになれそうもなく、いつも「売っちゃおうかな」と思いながら棚に置いていたものだが、この、第41番『ジュピター』の終楽章を、このシステムでそうとう音量を上げて聴いてみて、やっと納得がいく響きを聴くことができたような気がする。

 そんなこんなを体験すると、PM6005は、つくづくいいアンプだなぁ、と感じる。

 購入後、ウェブでユーザー登録をし、アンケートも入力すると、粗品を送ります、ということだったのだが、メール便が2通、来ました。

粗品

 なぜ2通かというと、最初の機体はDCオフセット・トラブルで本体交換となったので、前のシリアル・ナンバーは確認せずにショップに送ったのだが、たぶんシリアルが変わっているだろうから、と、再度ユーザー登録をしたからだろう、と思う。

 「粗品」は、マグネットの付いたタブのようなもので、軽く物を挟むことのできるグッズであり、これに「marantz」のロゴが印刷されている。
 パッケージの使用例から、イヤホンのケーブルをまとめてシャツのポケットなどにとめたり、軽く何かをまとめたりする用途のグッズなのだけれど、注意書きにあるように、磁気カードに近づけるとデータが消えるもので、あまりいい気持ちがしない。

 加えて、オデオマニアにとっての「磁石」とは、スピーカーの、しっかりしたマグネットにだけは好感を感じるけれど、ほかの「磁石」は、無用の磁界を生じて、近くのものを帯磁させる‘副作用’くらいしか持ってきてくれないものなのだ。
 ディーアンドエムの営業系の人たちは、こういうことにはまったく思いが及ぶこともなかったのだろう。

 ルーム・オーディオのユーザーも、今は大多数が「モバイル・オーディオ」も併用しているだろうから、私のような者のほうが例外なのだけれど‥‥。
 2通送付された封筒は、マグネットの磁気でくっついておりました^^。

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