Diamond 220、箱の片付け。

 CDもオーディオも今のところ一段落し、CDは、グールドの『平均律』セットの買い換えで止まっている。

 Pioneer S-CN301-LRも DALI Oberon 1も処分でき、Wharfedale Diamond 220の箱を、スピーカーの間に置いていた(この記事の写真の Oberon 1の箱のあるところに置いていた)ものを、取り片付けた。

Diamond 220の箱、片付け。

 Pioneer A-40AEと Cambridge Topaz AM10はまだ残っていて、A-40AEの箱はそのまま。
 Diamond 220の箱は、たたんで、衣装ケースの上に置いている、アンプやCDプレーヤーの箱の上に乗せた。

Diamond 220の箱-衣装ケースの上に。

 初め、そのまま置けるかもと思ったのだが、置くとアンプとCDPの箱が前に押し出されて落ちるので、たたんだ。
 梱包材は、修理・売却等の際に必要なので、Tannoy Mercury F1の時はビニール袋に入れて置いていたが、その袋は捨ててしまったので、エアキャップ・シートの大きいものに包んで、置いた。
 この場所、先日まで、もうすでに廃棄しているキヤノンのスキャナーの箱を、梱包材ごと置いていた場所である。

 パイオニアの A-40AEは、しばらく仕事でオク出しがめんどうなので、秋ごろになりそうだ。
 もういちどつないでみてもいいけれど、音場の奥行き感に期待ができない。

 Diamond 220は、Mercury F1より抑制された出音と感じられ、Mercury F1のほうがワイドレンジな音の出方だったようにも思える。
 Mercury F1は、エージング/ブレークインによる変化をほとんど感じなかった ― 私の場合、だいたいの機器でそうだ ― のだが、経年とともにむしろワイド化していたのかもしれない。
 それが、音源やアンプのキャラの違いを聴かせると同時に、PM6005では高域の冷たさにもつながっていたのかもしれない。

 Marantz PM6005のデジタル入力=内蔵DAC シーラス CS4398では、Mercury F1ではかなり低い低域まで出たのだが、Diamond 220では、抑制された感触で、ピアノの中〜高域の「カキーン」というクリスタル感も弱まって、その種の魅力は薄れる。

 気になるのは、アンプの場合でも、私にはよくあることだが、音のエッジ的な部分で、右側がやや強勢に聞こえる時があること。

 Diamond 220は、中域以下を受け持つウーファーの素材が、高強度のケブラーであることもあり、また最高域を抑制して中高域〜中域に重点を置いているように聞こえ、チェロなど低音弦の倍音や、右に位置する男性ヴォーカルの子音が、まだこなれていないので耳につきやすく、あとは部屋の反射の問題だろうとも思えるし、気にならない音源もある。
 が、左右2台を均等にブレークインさせるためにも、左右交替してみるのもいいかもしれない。

 CDプレーヤーは2台とも調子がよく、合う音源ではずっと聴いていてストレスが溜まらない。
 Marantz CD5000(PHILIPS TDA1549T)では、デュメー/チャカロフ/ロンドン響による、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(EMI Red Line)を聴いたが、演奏雑音が大きく、個性的な歌いまわしのソロに、オーケストラのトゥッティでは混濁感はそうとうだし、いい録音とはいえない。

 加えて、ヴァイオリンの技巧的なソロ部分というのは、私には苦手な音楽でもあるのだけれど、Diamond 220で聴くデュメーのソロは、聴き込んでいくと歌に気持ちがこもっている感じがよく伝わり、そこに木管や低弦の合の手が、通俗的な言い方だが“ロシア情緒”満点に響き、「こんな曲だったんだ〜」と感じた。

 MJQの『たそがれのヴェニス』(米Atlantic)は、Mercury F1の時は、PM6005の内蔵DACで聴くと、クリスタルかつ深沈たる響きがすばらしかった ― とくに「Cortege」 ― のだが、Diamond 220では、ピアノもヴィブラフォンもハイハットもヌケが悪くて、歪っぽい音になってしまう。
 このアルバムは、国内24ビット・リマスター盤を買い直そうかな‥‥あ、まだCD買う^^;;。
 Diamond 220は、出てくる音の情報を絞り気味にする傾向があって、『たそがれのヴェニス』では寸詰まりになるのかも。

 PM6005内蔵DACでも、クアドロマニアで持っている、ボストック/リヴァプール・フィルによるニールセンの交響曲第6番(Classico原盤)なんかはよかった。
 シンキクサイ楽曲だけれど、じっくり聴いた(楽想は、もう覚えてない;;)。
 この全集は音がこもり気味なのだが、Classicoのオリジナルからして冴えないらしい。
 そういう録音としては、なかなか楽しめる再生ができる。


 ― さて、選挙は、行きましたよ^^!
 世は救いようのない低投票率、さすが「主権在民」、「デモクラシー」自体が連合国の「押しつけ」だった国である。
 のいっぽうで、映画『新聞記者』は、興行収入3億円越え、だとか。

Diamond 220、試聴記−続。

 ‥‥さて、Diamond 220、試聴記−続。
 今日は、夕刻、いろいろ聴いてから、夜に入って Pioneer A-40AEに切り換えて聴いてみた。

Diamond 220、試聴CD-2

 Diamond 220は、PM6005の高域のエッジもソフトにしてくれるので、いろいろなアンプに対してトレランスが広いかも、と期待して、ロスバウトのブルックナー:7番(Zyx)の第2楽章を聴いてみたが、A-40AEでは、高弦のラインはシャアシャアして、全体に厚みがなく、こちらは居眠りしてしまった。

 ベーム/ベルリン・フィルの、O.I.B.P.化国内盤の、ブラームス第1。サウンドはさらにうっすぅ〜く、どこがベルリン・フィルやねん、な感じ。

 ピヒラー氏のヴァイオリンが“鬼門”の、アルバン・ベルクQのモーツァルト(Teldec)は、むしろ PM6005+Mercury F1の時の鋭さがもどってきた? みたいな感じで、いいとこなし。
 最近、国内リマスターで買い戻した、アート・ペッパーの『モダン・アート』は、低域の膨らんだところがベースと重なって、ふくよかではあるが、ペッパーのアルトの音色にさして魅力なし。

 全体にやはり、Mercury F1で聴いた時と同じく、前後の奥行き感がなく、音場の広がりがいかにも最近のCGっぽいモニターふうだ。

 まだずっと PM6005の下に格納してあった、Cambridge Audio Topaz AM10が、むしろ合うかと思ってつないでみた。
 なかなか合います^^。

 とくに、このアンプと Marantz CD5000(=PHILIPS TDA1549T)はよく合い、アート・ペッパーが、なかなか味わいがある。
 CD5000+AM10+Diamond 220では、入口から出口まで欧州設計であり、チープ・ユーロピアン、といった風情だ。

 が、やっぱり本命は、Diamond 220でも PM6005のようだ。
 ペッパーのアルトのニュアンスが段違いだし、写真上段左端の、Diskyのリリースしたヴァイオリン名曲集から、ジン・リーの弾く『ツィゴイネルワイゼン』は、今まで聴いたことのないリアリティだった。
 このCDは、EMI音源で、ライセンス廉価盤を出していた Diskyにありがちな、ビット落ちしたようなプアな音色のマスタリングになっているのだが、高域は突き抜けるように透明でかつ耳に刺さらず、中域のアナログ的“擦(こす)れ”感がなんともいえない。
 悪くいえば付帯音的部分が強調されているうるささはあるのだが、ニュアンスのほうに耳を傾けさせる。

 この辺の付帯音的感触が、バーン・インとともに滑らかになっていったらありがたいなぁ、と思う次第。

 けっきょく、アンプは10機種くらいオーディションしたものの、3年間聴いてきた Marantz PM6005に落ち着き、スピーカーを Diamond 220に換えるだけでよかった、という結果になるのかも。
 やっぱり たっちんさんのお勧めに素直に従っておくべきでしたね〜。

Diamond 220、聴いてます♪

 Diamond 220、聴いております♪

 やはり Mercury F1より1kg重いのは、上げ下ろしの際に感じる。

 以前、つまり2011年3月11日までは、6kgほどある DENON SC-E252B&W DM601 S2を使っていた時も、ずっとスタンドに乗せたままだった‥‥SC-E252の時は、スタンドはダイヤトーン DK-200ZAで、その後 ハミレックス SB-162に換え、使うスピーカーが小さくなるのに合わせて、SB-302(現行)に換えた。

 Diamond 220は SB-320の天板にちょうど合うサイズだが、震度4くらいが来たらスピーカーは落下しそうだし、スタンドごと転倒の恐れもある。

 ま、世の中には、片腕で14kgのウェイトを上げ下げするトレーニングをなさる女子もおられるとのこと:

池田佐和子トレ記事

 ということで、5kgのブックシェルフを両手でそっと動かすていどは、いい運動かも。

 おっとととっと*とっとっと;;♪ 出ちゃいましたね;;。

 このおねえさまは、池田佐和子女史とおっしゃる、いわゆるフィットネス・トレーナーの先生です。
 あ、上の画像はネット上にはありません。ある雑誌をスキャンしてPCに保存してあるものでス;;。
 片手で14kgということなので、昔の、このくらいのアンプを片腕で上げ下げしている‥‥ということになりましょうか‥‥うひょ〜っ !!

 あたしなんざ7〜8kgのアンプを両手でふうふう言いながら動かしておりますが;;。

 おっと、女史にはこんなご著書もございます。ビルダーばりのムキムキではないですが‥‥。

池田佐和子、著書


 う〜ん‥‥チガうトピックになっちゃったな〜。ということで試聴記は次 w。

Diamond 220、来てます〜♪

 Wharfedale Diamond 220、来てます〜♪
 仕事前に開梱し、ファースト・コンタクト&ファースト・インプレッション。

Diamond 220、設置

 今度は真ん前からの写真ですぅ〜^^。

 「Good sound but grotesquely ugly」なんていうレビューが米Amazon.comに入っている‥‥もっとも、「listen to the music not look at the speakers , amazing speakers(スピーカーを観るんじゃなく、音楽を聴こうよ。すばらしいスピーカーだ)」というコメントもちゃんと入っているが w。

 ユニットごとにサランネットをはめ込んだスタイルは、ちょっと珍しく、それが醜悪に見える人はいるのかも。
 「ここにユニットが付いとるぞぉ〜」という主張は、リスニング中、若干ウザったいが、このスタイルは、振動版やフレームにホコリが付着するのを防いでくれて、いいと思う。

 ターミナルが、要りもしないのにバイワイヤ対応である上、角度をつけてあったりして、ヤヤコシい。
 各国語取説には、バナナプラグへの言及が見当たらないが、赤・黒の小さなキャップをはずすと可能だ。
 このキャップが、Mercury F1や S-CN301のようには簡単に抜けない(Oberon 1は付いていなかったと思う)。

 価格.comの、本機種への「クチコミ」のこちらに、苦労話^^が投稿されている。
 私も、このページを見る前だったかと思うが、この方法ではずした。

Diamon 220、キャップはずし

 いちおう、モガミ 3103のシングル・ワイヤリングで、ウーファーのほうに接続した。いずれタスキがけもやってみてもいいかも。

 このスピーカーは、ボトム・バスレフで、底面の下にさらに4本、短い支柱を設け、ボトムと同じ寸法の台座底板 plinthを付け、その間隙からエアを排出する。
 なので、設置位置に神経質でないのがいいが、大きな重量をかけると、支柱がつぶれる‥‥ことは、まあないか。支柱は、動画で3本ではないかと見えたものがあったが、4本である。

 5.3kgと、Oberon 1や Mercury F1より1kg重いのだが、上げ下ろしの重さは、あまり変わらない。
 ずっと使っているハミレックス SB-302の天板は幅が178mmなので、幅174mmの Diamond 220は、ちょうどサイズとなる。
 逸品館の試聴動画では、底面にすでに緩衝用ゴムが付いているような紹介だったが、これは付属していてユーザーが付ける。ということで、SB-302の天板にすでに貼ってあるすべり止めを使用し、付属のものはとりあえず取説の袋に入れておきます。

 で、ファースト・コンタクト‥‥アンプは Marantz PM6005で。

試聴CD

 まず、タリス・スコラーズの歌唱で、パレストリーナのモテット『マリアは天に昇らされたまいぬ(聖母被昇天)』(Gimel)。
 よい加減でアナログ的ザラつき感があり、DALIのような余韻付与の感じは少なく、しかし空間感はいい。

 次いで、ウォルター・ライター、他による、古楽器の、ビーバー:『ロザリオのソナタ』から少し(Signum原盤の Brilliant Classics)。
 とりわけての甘美さはないのだが、バランスが取れて、とても心地いい。低音も出過ぎない。

 アルバン・ベルクQのモーツァルト(Teldec)‥‥は K.387『春』の緩徐楽章を少し。
 これも刺激感がなく、ちょっと物足りないくらいで、かつ各声部がよく聴き分けられる。
 これもややザラつき感が目だつ‥‥演奏雑音、指が弦の上を移動する「シュ〜」というような音がちょっと耳障りだが、こういうところはブレイク・インで変わるのだろうか。

 ジャズ・ヴォーカルから、ジーン・フライ・シドウェルを1曲。
 ジャズは、インストものもヴォーカルも、Oberon 1ではベースがボヨンボヨンと出過ぎ、「あ、こらアカンわ!」となってしまい、あれでは S-CN301-LRとさして変わらないボワンボワンぶりだったのだが、Diamond 220は、そうした“ボヨヨン”は聴かせない。

 まだ本格的なオーケストラ曲は聴いていないのだが、聴いている間、なんとも幸福感があった♪
 あ、もうこれだね、という感じ。

 あとは、交響曲などの試聴と、アンプを A-40AEで聴いてみることなど。
 たぶん PM6005がよいだろう、と予測はしている。案外 Topaz Am10でも面白いかもしれないが、AM10は聴き続けるアンプではなかろう。

 やれやれ。やっぱり極めて多くのユーザーから好評を以て迎えられるコンポーネントには、否みがたい長所があるのでしょうか。

DALI Oberon 1、聴きました…。

 DALI Oberon 1、聴いております。 ええ音ですぅ〜♪

Oberon 1

 DALIの現在のカタログでは、どの機種も、いわゆる“内振り”をせず、まずはまっすぐ前方を向けて設置することを、最初の設定として推奨している。
 なので、スタンドをちょっと外に向ける。
 が、完全に前方を向いた設置では、高域は十分に聞こえるのだが、ちょっと、いわゆる「中抜け」した感じになる。

試聴CD

 最近、こんなのも買っております‥‥ハイティンク指揮のチャイコフスキー:交響曲全集。
 ディスクユニオンでは、PHILIPS盤のほうがちょっと高く設定してある‥‥ので、Deccaのロゴのものを買った。

 この中から第3番『ポーランド』。チャイコフスキーの交響曲の中で、最もツマラナい曲か、と思う(笑)。
 それが、律儀なだけがとりえのハイティンク先生の棒になるので、ツマラナさ炸裂‥‥のはずなのだが、交響曲というより管弦楽組曲として、とってもスイートな響きを満喫させてくれた。
 終楽章の最後で盛り上がるところは盛り上がり、そのサウンドもすばらしい。
 この、コンセルトヘボウのオーケストラとホールの響きは、DALIによく合っている。

 次は、アルゲリッチ/デュトワによるショパンの第2協奏曲。海外EMIのオリジナル・マスタリングではこもりすぎる感じだったので、オカザキ・マスタリングの国内盤に換えたのだったが、これはそれほどよくなかった。
 マスタリングも、ヨーロピアン・テイストのものが、DALIに合うような気がする。
 しかし全曲聴いてしまった。

 ヴォーカルがいいのは評判どおり。
 クミコさんの歌う『愛の讃歌』。感動ものです♪
 マーティーナ・マクブライドのアルバムから、ライヴで、『Over The Rainbow』、こ〜れで決まりっ!

 ‥‥と、なんとも心地よい日曜午後のリスニングだったのだが、このスピーカーで、音楽を楽しんで聴き続けられそうな気分は、しない orz...。
 オーケストラをじっくり聴いて感じたことは、パイオニアのアンプ:A-40AEにちょっと似て、前後の奥行き感がほぼまったく無いこと。

 そして、どの音源も美音で再生し、聴いていてすこぶる心地いいのだけれど、どんな音源もすべて「DALIの音」にしてしまう
 極端にいえば、どの音源も同じホールで、同じエンジニアが録音したように聞こえるのである。

 とまあ、そんなところです。

 Mercuryのほうは、最後になってびっくりするほど競り上げてもらい、「あ〜、そんなに上げないでください〜」と言いそうになったくらい(笑)。
 ありがたいことです。欲しい方がいるのだから、丁寧に送ってあげましょう。

DALI Oberon 1、到着…。

 DALI Oberon 1 ‥‥もう到着して、少し聴きました。

Oberon 1

 Pioneer S-CN301なら、小さいし、安いので留守中に地震で落下して壊れても、そう残念ということもないので、スタンドに乗せていたけれど、さすがに5諭吉(=延長補償加入)になんなんとする Oberon 1は、スタンドからおろして出かける‥‥もっとも、Mercury F1の場合、スタンドの乗せ降ろしの軽い衝撃でユニットが傷んで音が悪くなった‥‥というのは、まず考えられないが、上げ降ろしもよくないかもしれない。

 正面の写真を掲げていないのは、やはりその‥‥「お〜、これで決まり!」という感触ではなかった、というところにあります。

 ヴァイオリンの高域端などは、Mercury F1よりずっと聴きやすく、Mercury F1ってけっこう harshな部分があったんだなぁ、と思わせられる。
 が、ヴァイオリンの場合、中音域〜低音域(G線)がちょっと鋭く出る感じがある。
 ピアノは柔らかく、そして Mercury F1ではストレートに crispに聞こえていたピアノが、ある種の「余韻のオブラート」の中で鳴っているという感じがある。

 俗っぽい喩えになるが、ウルトラマンのような子ども向けヒーローものにおいて、ヒーローでもヴィランでも、自分が有利に動ける「フィールド」を発生させ、そこに敵ごと連れ込んでやっつける、というパターンがある。
 DALIのやり方というのは、この「フィールド」という感覚なのである。
 よくも悪くも、DALIの作り出す仮想フィールドの中で、音楽を DALIが美しいとする傾向に染めて鳴らす、という雰囲気がある。
 そこに引き込まれて快適だと感じるリスナーには、DALIの音はこの上なく好ましいものに聞こえるだろう。

 ロスバウト指揮のブルックナー:第7の第2楽章は、Mercury F1よりかなり高品位で美しい音色で鳴った‥‥内声部にザラつき感があったが、これはバーンインでこなれそうな感じもある。
 「美音」系スピーカーであるが、やはり高域にちょっと神経質さがほの見える。
 また、ヴォーカルの美しさに比して、楽器音のほうはそんなに‥‥という面も感じる。

 というわけで、気持ちは Wharfedale Diamond 220に行っております。
 この2機種を聴き比べれば、かなり「見えて」きそうな気はするのだが…。

S-CN301-LR、到着、試聴。

 Pioneer S-CN301-LRが来た。

S-CN401-LR

 ずっと使ってきた HAMILEXのスタンドは、かなり余る。
 クッションに貼ってある小さな、丸いゴムシートの位置が、Mercury F1などに合わせているため、少しはみ出る。

試聴ディスク

 まず、Pioneer A-40AEのまま、オケゲムの『Salve Regina』で、“筆おろし”。子音はまあまあ出るが気にならず、男声ばかりの歌唱で、低声部がしっかり聞こえる。
 アルバン・ベルクQの、Teldec盤のモーツァルト。ほんとうにピヒラーさんじゃないくらいソフトだ。しかしサウンドステージは、やはり箱庭的。
 旧EMI録音の、フォーレのピアノ四重奏曲は、高域が刺激的になることなく、弦3名の奏者のパートがとてもよく分かれ、かつ自然だ。

 ここで、お遊びで Cambridge Audio Topaz AM10につなぎ換え。
 ライナー/シカゴ響の第九を聴いてみる‥‥これはなかなかヘンな音で、アニメのような感触になってしまう。
 中低域がスゴい、という評判の中低域の盛り上がりが、さすがに不自然で、トーンコンで下げる。
 ヘンではあるが、音楽がちゃんと音楽らしく鳴っている。

 Marantz PM6005‥‥やっぱりこれが本命かな〜。音の奥行き感が A-40AEとは格段に違う。
 アルバン・ベルクQは、A-40AEで聴くより先鋭になるが、Mercury F1 Customよりずっと穏やかで、耳を刺すところがない。
 先日買ったグラズノフ全集から、第2番の冒頭、金管の強奏のところで、かなりの音量が出ても、音は全然崩れない。
 いっぽう、ローラ・ボベスコのヴァイオリンは、 Mercury F1で聴くより艶やかでおとなしい。

 低域の高いところは、評判どおり、出過ぎではある。
 K2コーディングのドン・フリードマンは、ベースがボヨンボヨンに出てくるが、トーンコンで下げると、何とかなる。ただし、PM6005のBASSコントロールは、50Hzをピーク/ディップとしたフィルター型なので、S-CN301-LRの強調する帯域(150〜250Hzくらい?)には、あまり効かないようだ。
 クラシックでは、バックハウスのピアノは低域が出過ぎるだろうと予想したが、予想どおり「ズズ〜ン」ときて、分厚い音にはなるものの、不自然だ。

 この価格とサイズで、ある意味とっても面白い製品である。
 「ブルックナーが箱庭に」という価格.comのレビューがあって、まさにそのとおりなのだが、6畳以下の狭い部屋で、「箱庭」以外を求めることができるのか、という問題がある。
 今回、8年間聴いてきた Mercury F1が、けっしてマイルドな音のスピーカーと言いきれないことがわかった。

 ‥‥さて、いよいよ Oberon 1あたりに行こっかなー。
 理想を言えば、Airbow PM6006 Live+DALI Menuetあたりなんですが、宝くじでも当たらんとな〜 w。

スピーカー、久しぶりに新調?

 パイオニア A-40AEは、いいアンプだと思うが、音がこなれてきて、ちょっと欠点も聞こえてきた。

A-40AE

 ほんとうにきれいな音で鳴ってくれるのだが、このアンプ、前後の奥行き感というものが、からっきしないのである。
 左右のスピーカーの間いっぱいに音場は拡がり、定位感もいいのだけれど、奥行きがない。

 たとえていうと、最近の、ヨドバシの店頭などに並んでいる液晶テレビやプラズマ・テレビのごとく、きれいなのだがべちゃ〜っと平面的で、「物の質感」に欠け、リアルな物体・人物・景観を映してもCGに見えるような、あの種の平面性を感じる。

 が、スピーカーが Mercury F1のままで Marantz PM6005にもどすと、また高域の鋭さやドライさに辟易する部分が出てくることは間違いないので、いよいよスピーカー新調を考え中。

 Mercury F1 Customは、英Amazonのレビューにはほんとうにひとつの悪評もない、カスタマー好印象機種なのだが、『What HiFi』のレビューには、欠点として「Toothy high frequencies(サ行の気になる高域)」とか、論評中にも「Customs seem overconfident at the top end(F1 Customは、高域トップを強調しすぎ?)」とかいう評がある。
 このスピーカーは、もう8年間聴いてきているので、これ以上ブレイク・イン云々もあるまいし、出る音は全て出る状態になっていると思う。

 で ― お約束のパイオニア S-CN301-LR。

S-CN301-LR

 ヨドバシ店頭には、単品コンポ・コーナーにもハイコンポ・コーナーにも、もう置いていない。
 DALIは、Oberon 1、Spektor 2などがハイコンポのセットで展示されていて、きれいな仕上げだけれど、これらは今の部屋の感覚だと、ちょっと大きい。

 ネット上では、S-CN301-LRはペア1万ちょいで買える。
 21mm厚のバッフル、デカい空芯コイルは、ちょっと魅力であります♪ ‥‥ま、“だめもと”で;;。

 そうそう、Rotel RA-980BXってのが箱に入っていた。
 これ、じつは先日ちょっと取り出して通電してみたところ、フロント・パネルの下端から、一瞬、うっすらと白い湯気のようなものが上がった。
 そのあと音楽を再生して、音も異常なく、異臭や煙も出なかったので、だいじょうぶなのかもしれないが、オク出しするのも憚られるので、小型家電または粗大ゴミで廃棄することにしました。おしまい。

Pioneer A-40AE、再登場♪

 ‥‥“もう6月か(早い〜;;)”というのが一般の感覚‥‥で、私もそうであるはずなのだが、意外に「あれ、昨日までまだ5月だったんだ」という感じも共存している。

 PM6005+Mercury F1で聴く音が、なんだか面白くなくなってきている。
 アルバン・ベルクQのモーツァルトはやっぱりキツいし、ほかの音源も、リアリティは高いのだが、「聴く楽しみ」を感じなくなってきている。
 これは、私自身の「音楽への志向」が衰弱しているから、とも考えられる。

 そんなここ数日は、またスピーカーの候補を求めて、朝までネット、の日々。
 以前、動画の音質を試聴して、「これは高域がキツい」と感じていた、Wharfedale Diamond 220。
 記事には、逸品館の試聴動画の中の、チャイコフスキーの弦楽セレナーデの高弦が「いささか bright過ぎる」などと書いているが、今聴いてみると、そんなでもなく、むしろ PM6005+Mercury F1で聴く弦のほうがキツいことが多い。
 その他、YouTubeにあがっている Diamond 220の音は、豊麗で、味わいがあり、やはり たっちんさん(もう更新されないのかな?)の評価される機種だけはある、と思ってきている。

 ただ、このスピーカーは、もっと大きな部屋でこそ本領を発揮するようにも思えるし、端子がバイワイヤ用なので、シングルで使用するのは本来でないような懸念もある。
 ほか、いろいろ漁っていると、ずっと小型で低価格の、パイオニア S-CN301-LRというのが出てきた。

S-CN301-LR

 キャッチ(?)は、かのアンドリュー・ジョーンズ設計、という点。

 このスピーカー、価格.comでも Amazon.co.jpでも、「高域が全然でない」、「低音ぼわんぼわん」という評がよく入っていて、懸念される。
 が、それゆえ、高域が高解像度で聴き疲れしやすい PM6005と組み合わせたら、いいマッチングになるのでは、と思ったり、小さいのだが、今の6畳未満のスペースには、じつはこのくらいが適当なのではないか、などと思ったり。

 S-CN301-LRの音質は、こちらの動画で、ヤマハ NS-BP200と、交替試聴を行なっていて、これは参考になる。
 S-CN301-LRの音は、聴いた瞬間、ほっとするような感じだ。
 異常なほどハイ下がりという感じでもない。
 この動画、中国語は全くわからないのだが、このヒト ― 林 于凱さん ― の話し方は、熱がこもっていて、かつ粗雑でない感じがいい。正体がわからないが、台湾あたりの人か。

 とはいえ、ペア実勢1万円ちょいで買える激安スピーカーであって、内容的に高度なものを求めるべくもなかろう‥‥バッフルのMDFは厚さ21mm(Mercury F1は19mm)もあるそうだけれど。

 そんなところで‥‥新しいCDを1枚。マリア・ジョアン・ピリスの弾いた、シューベルトの即興曲集。
 本来は『大いなる旅 Le Voyage Magnifique』という2枚組なのだが、日本では即興曲集として1枚もので、もう数回ミッドプライス再発されている。
 買ったのは、1,080円の未開封中古(HMVでは開封でもっと高い中古もある)をHMVで‥‥ローソン受け取りです。

 SHM-CD仕様で、開封して PM6005+Mercury F1で聴いてみる‥‥と、ピアノに合うデジタル入力でも、倍音にジャリ〜ンとしたうるささが纏わりつき、低域も深くないのに、落胆。
 レーベルは緑塗装‥‥DGが怒らないのかな、と思う処置だ。
 かつて、ノイマン SX-68使用カッティング、とか謳いながらゼンゼンよくなかった国内盤LPの、その同じようなことを繰り返して喧伝するしかない情けなさ。
 やっぱり外盤の中古を狙うべきだったな〜。

 と、ここでまた数日ぶりにパイオニア A-40AEを出してきてつなぎ換え、このCDを聴いてみる(デジタル入力で)。ACケーブルは Airbow KDK-OFC(=Kripton PC5)。やはりこの電源コードがいい。
 再生してみると‥‥なかなかいい。
 低音は深く、「ジャリ〜ン」感は後退した。さすが PCM9211である!(そのお蔭。たぶん;;。)

 アルバン・ベルクQのモーツァルトは、CD5000で再生し、トーンで高域を下げると、なかなかいい音に。
 この前は余韻感も味わいもない音だったのに‥‥よくなってきているようだ。

 ロスバウトのブルックナー:交響曲第7番の、第2楽章も全部聴いた。
 開梱・設置直後は、中域の粗雑なザラつき感が耳障りだったのだが、これもスムーズになり、よくなっていると感じた。

A-40AE、試聴CD-3

 いよいよ PM6005から置き換え、としてもOKなのかな、というところ。

 A-40AEでもうちょっとじっくり Mercury F1を聴き、それから Dali Oberon 1、Spektor 2、Diamond 220‥‥などと考えても遅くない。
 ‥‥ Diamond 220は、国内正規品では、もう扱っているショップが逸品館くらいしかなくなっている。4万近くするのだが、英国では£99になってます♪

PM6005に、まだ執心;;。

 Pioneer A-40AE、よいアンプです〜^^。

A-40AE

 もうこれでいいんじゃない? という音質レヴェルなのだが、ここに来て、またもや、記憶の中にある Marantz PM6005の、とくに PM6005に合った音源を再生した時の、他のアンプでの再生音に替え難い「魅力」を思い出し、PM6005、やっぱり捨てがたいなぁ、という思いも否みがたい(あ、「…がたい」の多い文だあ;;)。

PM6005

 PM6005に戻すと、またお腹の具合が‥‥となるのか(ちょい-笑)。クールな高域に、「お腹が冷える」 → いや、そのまえに「耳が冷え」ないか;; ?
 A-40AEはもう6日聴いているが、お腹の具合はまだ‥‥(汗)。

比較CD

 A-40AEで、アルバン・ベルク四重奏団によるモーツァルトの弦楽四重奏曲(Teldec。写真左下)。他のアンプでは、だいたい高音がキツい。
 それが A-40AEでは(純正ACケーブル)、なんとも温和な高域になる。あれ? 第1ヴァイオリンが、まるでピヒラーさんじゃないんじゃない? というくらいユルい。
 こ〜っれは聴きやすい‥‥のだけれど、これって ABQの音なの? という疑念が ― 贅沢なことだが ― 起きてきたり。
 最近流行の完全ノンアルコールのビール(ほとんど飲まないけれど)よりも「気の抜けた」サウンド‥‥とも言えたり。

 PM6005でよかった音。
 ローラ・ボベスコ、ジャック・ジャンティによる、ルクーのヴァイオリン・ソナタ(PHILIPS。写真右上)。C-7030からのアナログ出力で。
 冒頭から少しすすんだところの、ピアノの弱音で奏でられる部分。PM6005では、精妙な空間感の中、クリスタルなピアノがじつに美しい。
 A-40AEでも十分美しいが、ピアノの彫りの深さが後退する。

 ダイアナ・パントンの歌った『Moon River』(写真左上)。同じく C-7030のアナログ出力で、ピアノの音の深みが、他では聴けない。

 坂本龍一の『ウラBTTB』(Warner)所収の各曲。これは C-7030のデジタル出力を PM6005内蔵 CS4398で聴いた時の、これも深い音だが、ハーモニーが芳しい。

 いや、PM6005の音って、高域の冷たい部分に抵抗感がありながら、なんといい音なんだろう、と繰り返し知らされる。
 当分 両機を置いて1週間おきくらいに交互に聴いてみますか…。

calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
PR
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
recommend
ライヴ・イン・コンサート1991
ライヴ・イン・コンサート1991 (JUGEMレビュー »)
内田光子,モーツァルト
神韻縹渺。
recommend
Symphony 7
Symphony 7 (JUGEMレビュー »)
Bruckner,Berlin Philharmonic Orchestra,Wand
やっぱりこれは、音楽の世界遺産!
recommend
チャイコフスキー : 交響曲第6番ロ短調<悲愴>
チャイコフスキー : 交響曲第6番ロ短調<悲愴> (JUGEMレビュー »)
ベルリン放送交響楽団,チャイコフスキー,フリッチャイ(フェレンツ)
※クラシックで1枚、といったらコレ!! 新しい国内盤が出ています。
recommend
Symphony No. 8
Symphony No. 8 (JUGEMレビュー »)
D. Shostakovich
ムラヴィンスキー/レニングラードの決定盤!!
求めやすい alto盤が、Amazon.co.jpにも入りましたので、入替えておきます^^。
recommend
はてしない物語
はてしない物語 (JUGEMレビュー »)
ミヒャエル・エンデ
“虚偽”の時代への警鐘!
recommend
風邪の効用 (ちくま文庫)
風邪の効用 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
野口 晴哉
やっぱりこれは入れておかないと…。
recommend
野生の哲学―野口晴哉の生命宇宙 (ちくま文庫 な 38-1)
野生の哲学―野口晴哉の生命宇宙 (ちくま文庫 な 38-1) (JUGEMレビュー »)
永沢 哲
整体の創始者・野口晴哉の核心に初めて思想研究として迫った力作!!
recommend
「ひきこもり」だった僕から
「ひきこもり」だった僕から (JUGEMレビュー »)
上山 和樹
‘本館’に所感をアップしてます(^^)。
recommend
言葉と無意識 (講談社現代新書)
言葉と無意識 (講談社現代新書) (JUGEMレビュー »)
丸山 圭三郎
小冊子ながら、限りない示唆に満ちた名著
recommend
シンクロニシティ (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)
シンクロニシティ (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ) (JUGEMレビュー »)
F.デヴィッド ピート
‘シンクロニシティ’を可能なかぎり、‘トンデモ’から離れて説いた良心的な一書。
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM