C-7030のサービスマニュアル入手!

 ちょっと‘春休み’^^。
 もうちょっと休みがある、つまり‘干されて’いそうな感じだったのだが、別の仕事が入ったり、4月真ん中からの新学期は、夜だけは入ったが午後はないだろうと踏んでいたら、週3日入ったので、そこそこ仕事があることに。

 休み、といって、結局 昼夜逆転して‘ネットお買い物’にばかり耽るだけで、ハンダごてを持つ気分にはなかなか。
 オンキヨー C-7030+Marantz PM6005+Mercury F1 Customの組み合わせで、依然として「キレ〜な音」が聴けておりまス。

 PM6005のサービスマニュアルは、本体購入後まもなく見つけて12ドルほどだったかで買ったのだが、C-7030のサービスマニュアルは、VLSCのヒミツ? を知られたくないのか、管理が厳密と思しく、有料でも出回っていなかった。
 それが、先日ググると、19.9ドルのと9.99ドルの出ものが見つかり、後者なら1,100円ほどなので、PayPal経由で買った。
 Service-Manual.netというところだった。以前にも買ったことがあるかも。

C-7030、サービスマニュアル

 VLSCを含むアナログ・アンプ部は、見てもわからないだろうと、そんなに関心はなかったけれど、どうも下図のようなダイアグラムになっているようである。

C-7030、アナログ・アンプ

 NJM4580を、4段も重ねて出力していて、最初がLPF、次の2段(反転アンプ)でVLSCを構成し、最後に送り出しバッファーを設けて、ラインアウト、およびヘッドフォンにつなげている。
 VLSCは、私にはわかりません。が、どうも、2段めの出力を、1段めの非反転入力に正帰還させているような感じだ。この正帰還の中にLPFを加え、低周波領域のみ正帰還させている、ような…。

 VLSCの理屈はわからないけれど、結果オペアンプ4回路を経由することで、若干音に色が着くということになり、それが適度な「コク」につながっているようにも感じる。
 左右合計で、NJM4580MDを4基も使っていて ― ただし1基も左右共用にはしていない ― 電源パスコンは左右いっしょに面倒を見て、±とも16V470μFの東信 UTSPが1つずつ。

 基板上を見たときに確認したが、ほとんど全ての電解コンデンサーが東信のオーディオ用標準の UTSPと UTSKなのだが、パーツ表を見てもそうなっていて、ただしマイコン関係回路は UTSPなどの指定はない‥‥が、実装は UTSPだったかも。

 それと、DAC=Wolfson WM8718の電源は、オペアンプ電源(±12V)の+側を流用しているが、DAC直近にレギュレーターを設け、電源パスコンはアナログ電源もデジタル電源も、470μFの UTSPである。たぶん47μFくらいでも問題なく動作すると思われるが、贅沢である。

 この辺、電解コンデンサーの投入は、か〜なりぜいたくで、メカ・ドライブ用IC(LA6565。サンヨー製CDドライバ)の電源パスコンは、1,000μFを置いている。

 DSPは東芝 TC94A92FGというもので、東芝のサイトには紹介ページはあるが、ネット上にドンピシャの型番でのデータシートはない。
 これの電源バイパスがまたぜいたくで、3.3V電源と1.5V電源のそれぞれに、レギュレーターからの経路に適宜ノイズフィルター用インダクターを噛ませ、そのあと220μFの UTSPをふんだんに奢っている。

 このCDPは、クロックの誤差が10ppm以内というのを売りにしているが、クロックは、16.9344MHzの X-talの発振をロジックIC TC74VHCU04で受けて生成している、ようである。ロジックICを使うクロックは、ICのノイズなどが入ってよくない、という見解も見るが、どうなんだろう。
 発振子は、パーツ表には「FCX-04C」とある。ググると、こ こが出た。
 汎用型番ではなく、リバーエレテックというメーカーの製品である。

 LPFなどオーディオ回路に使われているフィルムコンデンサーは、赤いのが4つ見えたが、これは見ただけで東信のお安いポリプロピレン UPZだとわかった。
 あと6ヶほど使われている青いボックス型のはなんなんだろうと気になっていたけれど、これはエプコス(TDK-EPCOS)の B32529だった。

 ‥‥というようなことでした。
 全体に、東信の音響用電解を、それも大容量のものを惜しみなくテンコ盛りにしているのが特徴で、オデオ用など探しても見つからない、たいていのメーカーの最ローコスト機種とは、やはり一線を画している。

 で、なるほど音がいいのもわかるなー、と、私には珍しく納得し、ますます末永く愛用しよう、と思った次第でありまス^^。

 アンプの PM6005も、電解コンデンサーの多くがエルナー製音響用で、数十本投じているようだ。
 エントリー・クラスのCDPとプリメイン・アンプだけれども、この組み合わせで聴いている時、東信の UTSKと UTSP、ELNAの RA2、RA3、Silmicなど、オーディオ用電解コン数十本が稼動しているわけで、これはなかなかゴージャスでありま〜す。

剥がれてきましたぁ〜;;。

 ‥‥何の苦労もない身でありながら、なんだか体調は日光の手前‥‥。
 このところ雑穀ご飯にしていて、お腹の具合は外食をした時に壊す以外、調子がいいのだが、ここ1週間はちょっと低調。
 食欲、ないし必要分に対して、食べ過ぎている気はするな〜。

 ストレスといえば、22平米未満の部屋はやはり狭っ苦しいのと、転室後の大きな変化として、電子工作をしなくなったことがある。
 メーカー製品に全く手を加えないで、オンキヨー C-7030、マランツ PM6005、タンノイ Mercury F1 Customのシステムで、今までに経験しなかった満足 ― 不満はあるが ― を感じている中、自作・改造の必要性がほぼ霧消している。

 加えて、狭い部屋でのハンダごて作業の、安全性への懸念。自分の高齢化も含めてである。

剥がれてきた〜。

 というわけなのだが、CDプレーヤーは14ヶ月め、アンプはちょうど1年、スピーカー= Mercury F1については、大震災の4ヶ月ほど前、2010年12月に新品購入しているので、満6年、足かけ7年の使用となり、このところのコンポーネントとしては長い。

 震災後は、音楽を聴き終わったらスタンドから下ろす、つまり“万年床にしない”ことにしており、転室後は、位置などが微妙に変わったこともあろうか、移動時にスタンドにガツンと当てることが増え、角がわずかに欠けたりしてきている。

 そして最近気が付いたのだが、左に使っているシステム(箱)のバッフル面の、向かって右端のラウンド部分の化粧シールが、ちょいと浮いてきている。
 このまま剥がれてくると、ペロンとめくれてきそうだ。

 さてさて‥‥ズボンやカバンの修復に使っている河口の手芸・ビーズ用ボンドを、小さくナイフ先のように切ったケント紙などに薄く取り、剥がれてきた化粧シールとバッフルのMDFの間に薄くボンドを塗って‥‥とでもしてみましょうか。
 紙・布・金属・樹脂などいろいろなものをうまくくっ付けてくれるボンドで、〈お気楽DAC〉のアルミケースの、使わないビス穴にラインストーンを貼ったのもこのボンド。

 化粧シールが剥がれてくると、「やっぱチューゴク製やなあ」という思いもトーゼンすぐ浮かんだが、日本製やヨーロッパ製でも、トゥイーターの素材があまりに新開発過ぎて中古品はほぼ全て変色しているとか、ウーファーのエッジなどがぼろぼろになってくるとか、いろいろあるらしいので、まあアリか、と思う。

 が‥‥6年経過すると、ちょっとは‘浮気心’も出てきはする。
 拝見しているヴェテランのブログで、DALIの Ikon 2 mk2などが、「ほかにもうコンパクトスピーカなど要らないと思われるほどの音質」などと紹介されると、“財布の身のほど”も弁えず、同製品のオク出品を検索したり、という次第。アブナイアブナイ(笑)。

 それというのも、如上、22平米未満の部屋に甘んじているお蔭で、かつ昨春のようなアンプ導入の嵐もなく、賃貸の契約更新料+家財保険(自賠責)料を支払ったあとの残高が、意外に「買えるかも」状態なのである。

 もちろんオデオ機器へ手を出すのは、厳禁
 6月以降、院時代の奨学金返還、市都民税、国保保険料…等々の請求がど〜んどん来るので、おカネは置いておく。

 それだけではなく、スピーカーが変わると‥‥スピーカーに限らずコンポが変わると、他のコンポのクオリティが気になりだす、もうひとつ、新調した機器がウマくないと、さらに2〜3機種試さないとどうにもならなくなる危険性も高く、今の状態からわずかでも変えることには不安がある。

 というわけで、オクと Amazonでの「CD渉猟依存症」に落ち着いてしまう。
 その話はまた、ということになるが、こちらも「ぼつぼつやめとけよ」の警告的な現象に遭遇した。

拭き取ったティッシュ

 ある室内楽の中古輸入盤CDをオクで落札、入手したのだけれど、最初何も気づかなかったのだが、CDプレーヤーのトレイから取り出した時、ディスクのエッジ(外周部)に‘例の’緑色マジックが塗布されているのに気がついた。

 無水アルコールを浸したティッシュペーパーでコスると、濃厚なミドリがベッタリ付く。

商品画像

 上が出品ページの商品画像であるが、ディスク外周に赤や緑の乱反射が見えていることから気づくべきだったか?
 が、撮影した環境によって、いろいろな光や映像が反射して写り込むことがあるので、気づかなかった。

 無水アルコールをヒタヒタに浸したティッシュで、ゴシゴシ エッジをこすると、やっとティッシュに付かない状態になったが、それでも光の当たり方によってはエッジ付近にまだ緑色が見えることがある。色素がディスク素材に若干沁み込んでいるのかもしれない。

 CDの外周に緑色を塗布すると、乱反射が減って音がよくなる、というのは、必ずしも疑似科学でないことなのだが、私は次の売却・譲渡などを考えて採用しない。
 音の上でも変化を感じたことはない。今回も、ぬぐい落としてかえってよくなったようにさえ聞こえる。

 1,600円くらい払って2週間待つ(海外ショップ)か、タワーあたりで2,000円ちょっと出して買えばこういうことはないのだが、「安くてすぐ聴ける」のが、オクと Amazon国内ショップのメリット。

 出品者さんに悪意や瑕疵を認められるケースとは言い難く、ではあるがそこそこい〜かげんなヒトのようで、宛書に部屋番号が落ちていた。

 ま、ぼちぼち「CD漁り/購入依存症」とはおさらばせえよ、という警告なのかも。
 ですが、このCD、名盤です! 同時期に買った、室内楽4点(今回の緑落とし盤^^ も含めて)、またレビューしましょう。

オデオ、触るところなし…。

 さ〜て、オデオが固定して、触るもの、触るところがもうほぼ何もない。

オーディオ・システム

 C-7030+PM6005+Mercury F1Cで、不満がないといったら大ウソだが、とりあえず音楽を聴くには、今までではいちばん満足のいく音が出てくれる。

 ‥‥オーディオに、もう触る箇所がなくなってしまった。

DP-300F

 ここから、何かいじるとしたら、アナログ・プレーヤーを入れるくらいしかない。

 わざわざ入れるとしたら、ラック上に、本箱として置いてあるカラーボックスの中の本を他へ移したり廃棄したりして、カラーボックスを廃棄し、そこにプレーヤーを設置するしかない。

 本の移動・処分もたいへんだし、アナログを導入したとして、たちまち機器に不満が出る可能性も大、その上、「欲しいLPレコードがそうたくさんはない」ということがあり、聴きたいレコードがそんなにないのに、アナログを導入する必然性がない、ということになる。

 オーディオ的な興味としては、フォノイコライザーの、キットでの製作などが視野に入ってくるものの、ちょっと組み立ての気力があるかというと、なさそう ;;。
 それでも、WATZの真空管NF型イコライザーのキット、EQA301などが頭に浮かぶ。整流ダイオードをFRD、SBDに換えて、とか。

 WATZのプリのキットは考えたことがあるのだが、ヒーターがAC点火だったはずで、それはちょっと、と春日プリのほうを選んだ記憶がある。
 EQA301は、さすがに三端子レギュレーターでDC点火としているし、球のシールドも標準装備して、ノイズ対策はしているようである。

 う〜ん、しかしもう当分、最低数ヶ月は触らぬほうがいいかもしれません。CDも名盤・珍盤が、聴ききれないくらい溜まったので、この辺で、あとはひたすら税金や国保保険料納付に専念すべき?

この季節になりました…。

 ‥‥週6日、そこそこ働くと‥‥生活は少し楽になり‥‥しかし、しんどい^^;。

 この5ヶ月で ― つまり4月の新学期明け以来 ― モーレツに視力が落ちた(書いたっけ)。
 それだけ、単なる就業時間数だけでなく、パソコンを閲覧・操作する労働密度が高いのである。

 もうオデオのほうには、とうぶん何も投資するものはなさそうだ。

 プリメイン・アンプの電源ケーブルは、2.0スケアのサンワのパソコン用で間に合っているし、新しいパソコン用を入れた上で、予算に余裕があれば、その電源ケーブル用としてオヤイデの d+C7 1.2mでも導入しようかと思っていたのだが、何も換えなくても、ともかく(今までに比べると)激速のPCに、これ以上何も要らないや、という状態である。

 ハードウェア系に、これだけ不満がなくなった状態というのも珍しい。

 CDはまだけっこう買い集めていて、売ったり買ったり動きもあって、いわば音楽ファンとしての‘本来の方向’に落ち着いている(?)。

 で ― 本年も好例の〈真空管オーディオ・フェア〉(テキスト表記は「真空管オーディオ・フェア」なのに、なぜか画像ロゴは「真空管オーディオフェアー」^^)がやってきます。
 か〜なりの久しぶりに、出かけてみよっかなー。出展物と出店ショップには、どれにもほっとんど興味ゼロなんですがねえ^^;;。

真空管オーディオ・フェア


 本日は、英Amazon.co.ukから、ディスクの形ではもう手に入らないだろうと思っていたCDが1枚、到着。新品で、送料込み1,027円でした。

PM6005−価格.comレビュー、投稿。

 Marantz PM6005、相変らずい〜い音で鳴っております。

PM6005

 といい気持ちになっていたら、新バージョン PM6006発売
 あちゃ〜。「低域を改善しました」と大アピール。そうだろうな〜。

 そんな時期になったけれど ― 価格.comに、やっと PM6005のレビュー、投じました^^;;。
 煩雑なレビューだな〜。読者、価格.com、メーカー、いずれからも嫌われそう?
 2,500字以内ということで何度も蹴られ、不自然にカットした部分が出ているかも。

粗 品。

 ‥‥‘長期に引かなかったツケ’の貯まった風邪は、なかなか抜けてくれず、鼻水、痰・咳、それに熱もまだ36.7度くらいあったり ― ただし、食後 ― と、GWはすぐツブれてしまいそうな感じ。

 まあ、そういうことのために休みがあるのかもしれない。社会的責任もない、労働時間も少ない、気楽極まりない一人暮らし‥‥なのに、一昨年の超-大減収から、去年の引っ越しのキズ痕を、まだ身体が引きずっている感、浅からず‥‥。

 まだハンダ遊びに着手する気持ちにならないけれども、現用CDP:オンキヨー C-7030と、アンプのマランツ PM6005は、全くデフォルトでそうとういい音を聴かせてくれていて、そして、この両機種とも、部品を何ひとつ交換しなくても電解コンデンサーはほとんど全てオーディオ用だったりする。

 PM6005のデジタル入力で、CDプレーヤーからの場合、「プププ…」というサーチ・ノイズのようなものが入ることが露呈したけれど、それを補うように、C-7030は、もうほぼ全く、途中開始時の「プチ」音は出なくなっている。

アルノンクールと坂本龍一

 坂本龍一『ウラBTTB』(ワーナー)は、楽曲も音質もとてもいいものだが、PM6005のデジタル入力で聴くと、ほんとうに溜息が出るほど深ぶかとした音が聴ける。

 いっぽう、C-7030の Wolfson WM8718+VLSCのアナログ出力も、クラシックはかえってこちらが弦の粒だち感といったような、音のテクスチュアの味を引き出してくれる面があって、これも全然役割は終わらない。

 C-7030のアナログ・アンプのほうはオペアンプのみで、PM6005のDACの後続アンプのほうは、反対にオペアンプは1基も使われておらず、つまり PM6005のDACで聴く時には、全回路ディスクリートで聴けるわけなのだが、むしろ PM6005搭載DACで聴くほうが、音がややツルンとする傾向がある。

 今までの機器・システムで、どうやっても「この演奏、何が言いたいのやら」と、評論家諸氏の大好評の根拠が見えなかった、ニコラウス・アルノンクール指揮ヨーロッパ室内管のモーツァルト(Warner/Teldec。手持ちのは、いちばん安いが素っ気ないジャケの ULTIMAシリーズの2枚組)。
 モーツァルト没後200年記念の1991年に、後期三大交響曲を再録したもの。

 テンポの設定やアクセントなどが、どう聴いても人為的で好きになれそうもなく、いつも「売っちゃおうかな」と思いながら棚に置いていたものだが、この、第41番『ジュピター』の終楽章を、このシステムでそうとう音量を上げて聴いてみて、やっと納得がいく響きを聴くことができたような気がする。

 そんなこんなを体験すると、PM6005は、つくづくいいアンプだなぁ、と感じる。

 購入後、ウェブでユーザー登録をし、アンケートも入力すると、粗品を送ります、ということだったのだが、メール便が2通、来ました。

粗品

 なぜ2通かというと、最初の機体はDCオフセット・トラブルで本体交換となったので、前のシリアル・ナンバーは確認せずにショップに送ったのだが、たぶんシリアルが変わっているだろうから、と、再度ユーザー登録をしたからだろう、と思う。

 「粗品」は、マグネットの付いたタブのようなもので、軽く物を挟むことのできるグッズであり、これに「marantz」のロゴが印刷されている。
 パッケージの使用例から、イヤホンのケーブルをまとめてシャツのポケットなどにとめたり、軽く何かをまとめたりする用途のグッズなのだけれど、注意書きにあるように、磁気カードに近づけるとデータが消えるもので、あまりいい気持ちがしない。

 加えて、オデオマニアにとっての「磁石」とは、スピーカーの、しっかりしたマグネットにだけは好感を感じるけれど、ほかの「磁石」は、無用の磁界を生じて、近くのものを帯磁させる‘副作用’くらいしか持ってきてくれないものなのだ。
 ディーアンドエムの営業系の人たちは、こういうことにはまったく思いが及ぶこともなかったのだろう。

 ルーム・オーディオのユーザーも、今は大多数が「モバイル・オーディオ」も併用しているだろうから、私のような者のほうが例外なのだけれど‥‥。
 2通送付された封筒は、マグネットの磁気でくっついておりました^^。

PM6005、Sequel 2−比較試聴

 ‥‥う〜ん、‘二頭立て’はゼイタクな経験です〜。

PM6005


Sequel 2


 仕事から帰って、午後6時ごろから10時まで、EMF Audio Sequel 2と、Marantz PM6005を、同音源で聴き較べてみた。
 Sequel 2はまだ明らかにブレーク・イン不足だろうし、4時間程度の比較ではあまりわからないかもしれない。

比較用ディスク

 まず、ONKYO C-7030+PM6005で、ルビオ・クァルテットのショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全集(Brilliant Classics)から、第3番を聴く。
 録音・マスタリングはちょっといまいちのクオリティ、とくにチェロが模糊として定位しない傾向がある。

 PM6005の再生では、高音が金属的なのは他のアンプ同様ながら、響きが豊かになり、そのことで4つの楽器・声部の混濁が生じるのではなく、逆に4楽器のからみあいがかなり見えるように聞こえる。
 第1楽章の盛り上がる部分で、4楽器の音が重畳し、耳にビリつくが、これは Sequel 2でも避けられない感じなので、部屋の吸音などを考えるべきかもしれない。

 次に、ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団のシベリウス交響曲全集(EMI、写真左上)から、最も静かなタイプの、第6番を聴く。

 じ〜つにキレイな音で、滑らかなこの上ない弦に、意外とティンパニが、くっきりとパーカッシヴだ。
 全曲聴き終えて、「ハレ管ってこんなにウマかったっけ?」と思ってしまった。
 余韻感たっぷり(‘余韻がたっぷり’ではない)の美音なのに、少しもムードに流れず、いつもながら聴き終わると充実感がずっしり。

 アンプを Sequel 2につなぎ換えて、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第3番。
 もうずっとヴェール、オーラを削ぎ落とした、‘素’の音。
 しかし、こちらのほうも、華美を避けつつ室内楽の本質的部分をつかみ出している、とは言える。
 ただ、ずーっと聴いていて、私の好きになれる、あるいは「お〜、いい音だ」と言いたくなる音を、Sequel 2は出してくれない。

 Sequel 2で聴くバルビローリのシベリウス第6番。
 弦は‥‥やっぱり素っ気ない^^;;。金管も含めて全奏になると、どんな楽器が鳴っているのかわからないようになる混濁感に陥りがちだ。
 余韻感は削ぎ落としているが、透明な感触にはならない。よくいえば冷たくない。
 ティンパニは打撃感があるかと期待したが、むしろ「ボコッ」となって、「スカッ」としない憾みが残る。
 これがロックのパーカッションなら、イーグルス『ホテル・カリフォルニア』なんか実にいい感じなのだけれど。

 昨日、PM6005で、ヤナーチェクの『グラゴル・ミサ』、アンチェル指揮チェコ・フィル、他(Supraphon/日本コロムビア、非リマスター)を、少し聴いた。先鋭な響きの楽曲なのだが、録音に歪み感があるので、再生が難しい音源なのだが、PM6005では、クラリネットをはじめ管楽器群が‘お化粧感’のそうとうある美音を呈し、かえって楽曲に合わない感じがした。

 Sequel 2で再生すると、その美音感が剥ぎとられて、このほうが自然に聴ける。
 合唱の子音が協調される面などもありながら、ふだん通して聴くことなどまずないこの曲を、全曲聴いた。
 聴けるなあ、と思いながらも、やはり Sequel 2は、好きになれる音を出してはくれない

 写真右上にある、ヒリヤード・アンサンブルによるジョスカン・デ・プレ作品集(EMI)から、第1曲めのモテット『アヴェ・マリア』。
 これは、PM6005では、ヒリヤードの天国的な歌声を、紛うことなく天国的に鳴らしてくれる。
 それと同時に、旋律の捉えにくいルネッサンス楽曲の、旋律の進行と、多声部の対位法的からみあいとが矛盾することなく聴き取れる再生音であり、この種の音楽を、ある意味初めて「聴いて楽しい」と思わせてくれた。

 Sequel 2では、削ぎ落とされた響きになっても、ヒリヤードの魅力は消えるわけではないけれど、やはり「美しさ」と「繊細さ」が、PM6005とは比べられないほど貧しい感じだ。

 他にもいろいろランダムに聴いてみたが、どうしても PM6005のほうに気が向いてしまう。

 先の記事では、バナナ・プラグ化して2台のアンプを、音源や気分で使い分けるのもありかと書いたけれど、どうも Sequel 2を残しておく意味が雲散霧消しつつある。
 Sequel 2を聴いて、PM6005のよさがわかった、ということなのだが、Sequel 2には、当て馬になってもらったようで気の毒なのだが、正直なところなので、しようがない。

 中身が Old Creekといえる Sequel 2を聴いて、あの ONKYO A-9010がイギリスの評論家とリスナーから高い評価を得ている理由の一端が、ちょっと見えたような気もした。
 もちろん A-9010よりは Sequel 2のほうが、はるかに‘ちゃんとした音’を聴かせるのだが、イギリスのバジェット・アンプ・ユーザーは、だいたいこういうタイプの、「ざっくりと気張らずに音楽が聴ける」音であれば、そこそこ満足して評価するのだな、と思った次第。

 私の「欧州礼讃」or「欧州信仰」にも、かなりハズレな部分があったのかも。
 2ちゃんねる掲示板のこちらの、137番の書き込みに、「4240SE売ってしまいました。シンプルイズベストでいいアンプだったんですが。/LUXMANのアンプ聞いたらもうCREEKには戻れなくなり…」とあるのを読んで、これ、あるかもなぁ、と思ったのだった。

 というわけで、Sequel 2は、これが合うリスナーに使ってもらうほうがいいし、私もいいかげん浪費が過ぎたので、補填にオク出しを考えている。
 Sequel 2をご愛用のみなさま、すみません…。

 同時に、スピーカー・ケーブル交換計画+バナナ・プラグ化も、取りやめにしようと思っている。
 スピーカー・ケーブルのリニューアルは、してみたいことでもあるが、導入した製品が合わなければ、今般のアンプと同じくしばらく地獄巡り(笑)とあいなる。

 GW中には、SONY CDP-XE700のオペアンプを NJM2114に換えることと、Gothamの GAC-2111でラインケーブルを1ペア作るのを予定。
 PM6005を残せば、オーディオテクニカの石英光ケーブル AT6D40も活きてきます^^。

オデオ川柳♪

オデオ川柳、二首。

オーデオは 置いて眺めりゃ パラダイス
オーデオは 鳴らして聴けば インフェルノ

― お粗末 m( _ _ )m。


Sequel 2 インプレ、その2。

 たいへんな災害の情報も ― テレビはないので、その点リアリティが伝わってこない面はあるものの ― 横目に、アンプ三昧にうつつを抜かしている罰当たり者です‥‥ m(_ _)m。

 EMF Sequel 2 ‥‥いや〜、困りました^^;。
 前記事に書いたごとく、常使いにして PM6005をオク出し、というわけにはすぐには行きそうになく、また Marantz PM6005に戻してます。

 また今日も仕事前に2時間ほど…。

試聴ディスク

 ハイティンク/コンセルトヘボウで、『エロイカ』! う〜ん、きれいな音。耳にまつわりつく感じは、こっちが慣れたのか、気にならない。
 快調に第1楽章を飛ばす。

 ここで、記憶が薄れないうちに Sequel 2につなぎ換えて、『エロイカ』!
 お、これはいい。美しい響きを豊かにまとった PM6005の再生音とはうって変わって、じつに超すっぴんのベートーヴェンである(爆)。
 ベートーヴェンの言いたいことが ― って私ごときにはわかりませんが ― ストレートにリスナーにぶつかってくる感じだ。

 ヴァイオリンの高域のスピーカーからの音離れは、両機とも、よくはない。
 Sequel 2では、ヴァイオリンはちょっと強く出てくる。

 なるほど、こういう音楽・録音だと、Sequel 2は俄然活気が出てくる、とわかった。

 次に、Sequel 2のまま、モーツァルトの弦楽四重奏曲。ベルリン四重奏団(ズスケQ)の演奏(Berlin Classics)。
 たいへん骨太な音だ。しかし弦のいい響き ― ‘つややか’という感じには遠い ― がしている。

 そして、こんなのは? とかけてみたのが、ラヴェル『ダフニスとクロエ』から、「夜明け」のシーン。
 モントゥー/ロンドン交響楽団の英Decca録音、ただしキングレコード盤。

 これは、ちょっと笑っちゃいました。
 倍音域の、シャーシャーした部分が強調され、繊細感が極度にそがれている。

 第1ヴァイオリンの、とても複雑な速いパッセージが、ちょうどヴァイオリニストが高齢化して指が回らなくなったがごとく、アンプが音源に「ついていけていない」感じがある。
 どうしてこうなるのかわからないが、想像するに、高域〜超高域のレンジが広い範囲でフラットではないため、倍音(高調波)の出方が音高によって異なるためにこういう音の出方になるのではないかと思った。

 さらに、ヴァイオリンが極めて高い音を引っぱって伸ばす部分があるが、これまた、ノドの衰えたソプラノ歌手が最高音をちょっと出しにくくなったがごとく、カスレ感が聞こえる。

 ‥‥という次第で、『ダフニス』の「夜明け」は、言ってみれば最もハズレ音源だった。

 得意なはずのジャズ・ヴォーカル、ティアニー・サットンの『DANCING IN THE DARK』(TELARC)の6曲め、「Where or When」‥‥声が右寄りに定位するので「あれ?」と思ったが、これは直後につなぎ換えた PM6005でも同じ。
 が、Sequel 2では、子音=サ行が、ちょっと聴いていづらいほど強調される。

 ここで PM6005につなぎ換えて、ラヴェルの「夜明け」と、ティアニー・サットンを聴く。
 いっや、美音で、耳に心地よいです〜^^。
 ついつい数分、聴いてしまう。

 はずした Sequel 2は箱にもどすのだが、この、ミニマムに徹した金属の箱、何か捨てがたい存在感がある。

 PM6005が心地よく聴けたのは、・耳が慣れた、・PM6005のブレークインが若干進んだ、そして、・Sequel 2との音の違いがあまりに顕著だった、ということがありそうだ。
 これに対して、Sequel 2は、まだエージング=ブレークインで変わってきそうな気は、大いにする。

 以上は、C-7030を音源として、今日は PM6005もアナログ入力(ケーブル:カナレ L-4E6S)のみで聴いた。
 Sequel 2は、濃厚な味の料理に飽きたときのお茶漬け、みたいな役割もありえなくはなさそうだ。

 「価格.com」の、ハーベス HL-P3ESR(ペア25万円! のコンパクト・スピーカー)の「クチコミ掲示板」には、キケボウズさんという方が、いちど Sequel 2を導入した、と写真込みでアップされたものの、あとには Marantz M-CR603(デジアン・タイプのレシーバー)に戻っていて、厚かましいのだが事情を伺う書き込みをアップしたら、すぐに忌憚のないお返事をいただいた(掲示板末尾)。

 これは珍しい、Sequel 2への酷評なのだが、現状で、私がふつうに、つまり Mike Creekに関するリサーチなどせずに Sequel 2を聴いたのであったら、似た評価になったかもしれない(同じく酷評を、私も書いているともいえるのだが)。

 HL-P3ESRは、個性がきわめて強いスピーカーで、これ自体毀誉褒貶が激しいようでもあり、加えて、キケボウズさんはかなりガチなクラシック・ファンでもあり、Sequel 2が合わなかったケースのようだ。
 Mercury F1 Customでは、それほど「ドライブできない」感は、ない。

 というわけで、しばらく‘両論併記’ならぬ‘両機併存’で行きましょうか。

 今のままでもつなぎ換えはさしてやりにくいことはなく、端子もあまり傷んだりしないだろうけれど、いっそのことバナナプラグにして、気分によってアンプを替えるという贅沢も‥‥などと考えてしまう。
 その際には、もうちょっと高級なスピーカー・ケーブルに‥‥とか。あちゃちゃ。

 いろいろ問題が現われつつも、何か憎めないクリーク先生、なのであります^^。

Sequel 2、導入。

 ‥‥EMF Audio Sequel 2、来ました。
 ここまで散財の暴風雨となると、57%offの英国製アンプ、というのは、もうアクセサリーでも買うような気持ちで注文→送金した。
 で、来ました。

箱。

 Sequel 2の箱は、印刷はなく、ラベルを貼ってある。シリアル・ナンバーのラベルも貼ってある。
 大きさは、Marantz PM6005と比較するとサイズ差がわかる。実に小さい。

開梱。

 日本ブランドのAV機器の箱は、上側開封で、両サイドの翼を拡げる形にほぼ決まっている。
 Sequel 2は、この点で箱のスタイルが全く違う。前部を上に開き、そのまま上に、ケーキの箱を開けるように開く。
 テープがなくてもフタがしまる。梱包材は簡易だが十分だ。
 こういうところに、文化の中の「エコ」の感覚が、言葉とは違うレヴェルで現われるのかも。

 発売元・TSインターナショナルで作成した日本語の取説、加えて小さいサイズの見開きの英文取説が封入されている。
 このアンプが、どのような経緯でマイク・クリークに製作依頼されたのか、噂のような形でしかネット上にもない。

 発売元には失礼ながら、ギリギリのところまで、「これ、ほんとうにイギリスの、クリークのところで作ったの?」という疑念が残っていた。
 このパンフの、製造元は、あたりまえだが EMF Audioだが、記された住所のところ番地は、英国はヘメル・ヘムステッド Hemel Hempsteadの、Creek Audio Ltd.の所在地そのものだった。これは、当たり前かもしれないが、ちょっと感動^^。

紋所

 この紋所が目に入らぬか〜! 正札=75,000円でもこれをイギリスで組み立てることができたのか。
 「Marantz」が、ソウル・バーナード・マランツの名前だけを受け継いでいる ― その思想はとなると、いろいろ評価できる ― のに対し、こちらは Mike Creekの「作品」である、という宣言。

ラックに。

 すでに、eco人さんの紹介記事に、先行する紹介記事が列挙されているが、その中のこちらには、「まるでサードパーティー的な製品で残念ながらその質感からは所有する喜びは感じられません」とあるのだが、私には十分格調ある質感と感じられた。

 粗めのヘアライン仕上げは、そういうデザインだし、Rotelとはまた違った形で「異国のアンプ」の香りを持っている。
 ただ、パネルの固定などは最低限のようで、やや固めのヘッドフォンの抜き挿しの際、フロントパネルが前に浮くのはちょっと、でした。

 香りといえば、eco人さんが、タバコの臭いを挙げられていたが、私のところに来た機体にはなかった。が、ある種独特の、海外製品の匂いがしてはいた。
 とにかく小さい。国産ブランドのサイズが、「なんであんなに大きくなるの?」と思えてくる小ささ。

リアパネルの接続

 構造が、多くの日本設計のオーディオ機器とは逆に、右側に電源部があるので、端子の並びも逆になる。
 スピーカー端子は、さすがに金メッキのようで、Rotel RA-05SEと同じく、先バラを溝ではなく穴に入れるタイプ。RA-05SEより穴が若干太くて接続しやすい。
 RCAピンジャックは金メッキなどはされていない。機械式セレクターで、テープが優先のはずなのだが、とりあえず2台のCDプレーヤーを「1」、「2」につなぐ。

 電源ケーブルは、18AWG・3芯のものに、2ピン変換プラグが付属していた。18AWG≒0.75スケアはちょっと情けなく、今日、試聴途中でサンワサプライの2.0スケアのものに換えてみた。
 ACの極性を合わせたついでにDCオフセットも測ってみた(スピーカー接続で)ところ、左 +27mV、右 -28mVくらいだった。

 で! 音、出ました^^。

試聴ディスク
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