連休は、CD♪ …その他。

 ゆうべ、昨日(5月3日)に有明防災公園で開かれていた憲法集会(=護憲側)に出てみた件で1記事アップしたのだが、意見の反するコメントくらいしかないだろうし、私の場合、どの立場にも違和感を覚え、かつ「違和感を覚えられる」タチなので、すぐ削除した。

 やっぱり連休はのんびり、音楽、がいい♪

小澤さんのオペラ

 この連休に注文・入手したのは、小澤さんの振ったオペラ3点が中心。
 曲目は、吉田秀和『LP300選』で挙げられながら、非所有だったり、いちど買って手放していたものばかりだ。

 1988年、ウィーン国立歌劇場を振っての、チャイコフスキー『エフゲーニー・オネーギン』(独Orfeo C 637 0421)。
 この曲は、日本で先行CD化されたオスカール・ダノン盤(ポリドール/London)を持っていて、対訳付きだったし、演奏もよかったと思うが、そんなに聴かないうちに売ってしまっていた。

 とにかくきれいな旋律のオペラである。対訳は、平凡社版「対訳 オペラ全集」で見ようとするが、原語のキリル文字がわからないので、「この辺かなー」と推測しながら。
 まだ第1幕第1場を聴いただけ。このCD、悪評高いゴットフリート・クラウス、オトマール・アイヒンガー組の手になるので、それだけで避ける向きはいそうだ。
 しかし、低域もそれなりに入っていて、高音をちょっと下げるといい感じで鳴る。

 ディスクユニオン横浜西口店のAmazon出品だったのだが、商品説明「可」の、そのまんま「可」。ブックレットはカビ臭く、ディスク・レーベル面には小カビ、そして信号面は、「キズ」とあったがキズはほとんどなく、むしろ、液体で拭いたあと、きっちり拭き取られなかった跡のような汚れが、ビッシリ。
 無水アルコールを浸したティッシュで拭くと、Orfeoの赤いレーベル印刷が溶け出す‥‥ので、少量の中性洗剤と、最低温に設定した給湯器からの流水で洗浄。
 ピ〜ッカピカになったけれど、ちょっと反ったかな;;。ま、再生は問題なし。
 セットで配送料込み1,500円くらいと、格安だったのにはワケがありました。

 次は、1989年録音の、オネゲル『火刑台上のジャンヌ・ダルク』(タワー/DG PROA-37)。厳密にはオペラではなく、「劇的オラトリオ」と呼ばれる…。
 現行国内盤は、プーランクの曲と2枚組抱き合わせになったSHM何とかだ。
 買ったのは、タワーレコードが1,000円で復刻したもので、もう廃盤。ブ厚いブックレットを収納するために、厚みだけ特別サイズのケースがあてがわれており、これが割れたら交換品の入手に苦労しそうだ。
 復刻は2006年とある。それ以前に、ボド盤を買って、手放している。

 そして、2011年、サイトウ・キネン・フェスティヴァルの、バルトーク『青ひげ公の城』(ユニバーサル UCCD-1431。Deccaなどのレーベルでなく、‘素’の Universalになっている)。
 さすがに新盤は高いので、中古を新宿ディスクユニオンにて。全部中古、小澤さん、ごめんなさい〜。
 この録音は、プロデューサー、エンジニアは海外勢(どこのレーベルかな?)だが、Recording Cordinatorに新 忠篤氏の名前が見える。

 この3点では、甘美なメロディーのチャイコフスキーが、小澤さんには最も合っているようではあるが、オネゲルとバルトークも、オペラ・ハウスで快適に鳴ると思われる、ソフトで厚い低域を文字どおりベースに、聴き手にアピールしてくるよい演奏だと言えるのではないか。

 オネゲルとバルトークは、先ほど、70分と60分のCD、続けてブックレットを睨みながら‥‥通して聴いちゃいました♪
 両作とも、単なる恋愛だとか争闘だとかとは異なる、なんとも表現しがたいテーマのオペラで、音楽の喚起するエモーションと、それのメタの部分とが、からみあってナンとも評しがたい。
 『火刑台上のジャンヌ・ダルク』は、クローデル+オネゲルの、フランスへの「愛国」(オネゲルはスイス人だけれど)の思い、という動機がもちろんあるのだが、この物語に縁のない一東洋人から見たら、「魔女狩りという非合理な集合心理暴力を、あとから美化した」ものにも見えてくる。

 『青ひげ公の城』は、ナンなんだろう‥‥。猟奇的男性の虜にされる女性‥‥DVを振るう彼氏から離れられない女子、みたいな?
 拙HN=Bluegourdは、Bluebeardをモジらせていただいているので、無縁のお方ではありませんが。
 ちなみに、Bluegourdめのほうは、パワフルな美女に手○めにされるようなモーソーに由来してモジっておりますが、現実は女性にはたいてい「嫌われる」だけで決して「襲われ」はしません(泣/笑)。

 小澤征爾の振ったオペラ3点、とりあえずいいレコードだ。
 バルトークの場合、ブーレーズとかギーレンとかロスバウトだとか、その種の「冷血」な表現に長けたマエストロの聴かせる冷たさ、先鋭さを求めることも、ある部分必要なのだが、ヨーロッパの舞台芸術 stage worksをこれだけ“聴かせる”演奏をする小澤さん、これはやっぱり、凄い。

 ― で、気がついたのだが、せっかく購入したオネゲルとバルトーク、あと何回聴くかなー。PCに取り込んでおくと、その辺は何万枚になっても本箱はカラっぽなのだが…。
 今日聴いていたのは、すべて Marantz PM6005で。やっぱりいい音です〜。
 あれ、では夜にお腹のほうが‥‥!? オペラだと、全帯域にわたって鳴るので、ヴァイオリンの高域端はそんなに気にならないのだが…。

 そのほか、デムスとバリリQによるシューマン(MCAビクター/Westminster)。500円で帯付き出品だったので、だれか入札するだろうと思ったが、だれも来ず。
 これは伝説的定評のあるアルバムなのだが、LP時代から触れたことなし。う〜ん、しかし名曲かといわれると‥‥。

 そうそう、今さっきは、ズート・シムズの『オン・デュクレテ・トムソン』(東芝EMI、24-bitリマスター盤)も500円帯付きで、これも終了までだれも来なかったので、いただいてしまった。
 このアルバムは、「Evening in Paris」だけしか聴かないんだけどなあ。
 もうみんな持っているのか‥‥オクの入札低調は、ほんとうに不景気な雰囲気である。
 あ、あと、ピノック指揮のパーセル『ディドーとエネアス』が来ます。

 5月3日は、大きなビラはもらわず、小さな主張ビラをちょっともらって帰った。


 こういうことには、‘ネトウヨ’とかいう手合いが、「反日パヨクがwww せいぜい墓穴をほってくれ♪」とか、バカ・テクストを乱投しまくる。
 で ― 「反日」

 種子法廃止で海外アグリビジネス資本に日本人の胃袋と財布を差し出す。
 カジノ法案でギャンブル依存症と債務に拍車をかける。
 水道民営化法で、国民のライフラインを海外資本に売り渡す。

 これらが〈反日〉でなくて、何が〈反日〉か! これらこそ、墓穴そのものだよ。

カントリーのCD、その他のCD、それから…。

 S&Gとかサンタナとか、手許に置きたいヴァージョンで揃える中、ジャズ・ヴォーカルとは違うジャンルで、オーディオ的にも聴きものであるディスクは、と探して、こちらに遭遇した。

 こちらで紹介されているうち、アリソン・クラウス Alison kraussの『A Hundred Miles or More』(邦盤は「ベスト・オブ・アリソン・クラウス」。Rounder/Deccaレーベル)から、冒頭曲「You're Just a Country Boy」。動画はDVD版かららしい。


 もう一人/1枚、マーティーナ・マクブライド Martin Mcbride(日本では「マルティナ・マクブライド」と書かれる)の『Martina』(RCA/BMG)から、「God's Will」。



 ‥‥と、これらの楽曲を収録する2アルバムを。

アリソン・クラウスとマーティーナ・マクブライド

 アリソン・クラウスは輸入盤もけっこう高く、オクで、ケースにちょっとヒビが入ったという未開封品を、マクブライドは、HMVの432円の未開封中古を、買った。
 マクブライドの未開封盤のほうが、長く密封されていたせいか、信号面のところどころにカビが。無水アルコールを浸したティッシュで、キズがつかないように、しかししっかりと回転方向とは直角に拭いて、きれいに。

 こういう楽曲は、私にはさしてなじまないのだが、メロディはいいし、何よりシンガーに歌唱力があり、録音も優れている。

 次は、「元モット・ザ・フープル」ばかりが言われる、モーガン・フィッシャー(こちらのインタビュー動画では、流暢な日本語をしゃべっている)の、『都市生活者のための音楽 Peace in the heart of the city』。
 ↓こちらで全曲が聴ける。


 動画の絵は、キティからリリースされた初出盤。
 これ、ほんとうに癒されます♪ 音色も効果音も、じつにていねいにアレンジされている。
 このディスク、キティ盤を、四半世紀くらい前に高田馬場のブックオフで買ったと思うが、たしか黒田恭一の惹句が書かれた帯が付いていたのに、雑談ばかりしているバイト店員は同梱してくれず、帯なしになったまま、しかしいろんな機会に、不眠を癒してくれもした。

『都市生活者の音楽』

 しかし、帯なしの上にブックレットも汚れている状態はいやだと思っているうちに、この種のヒーリング音楽を専門にしていたプレム・プロモーションが再発し、ちゃんと帯も付いたプレム盤が中古で安ければ、と思いつつ、買いそびれていたけれど、ちょっと高いオク出品だったが、落札した(写真右)。

 聴き比べてみると、同じデジタル・ファイルであるはずだが、キティ盤のほうがほんの少しエッジが立たないようだったが、外見でプレム盤を残し、キティ盤は外盤のS&Gなどといっしょに処分。

 このアルバムは、ほんとうに好きで、この種のヒーリング、あるいはアンビエント・ミュージックでは、他には坂本龍一の『裏BTTB』もすばらしいと思う。

 さて ― 佐川急便の配達が。

佐川から、横文字の名宛。

 宅配で頼んだものはなかったので、あれ、と一瞬思ったけれど、これ、米Amazon.comの荷物でした。
 通常便だと日本郵便で来るのだが、ハンコを取る荷物は、国内に入ると佐川の国際便取り扱い会社、SGHグローバル・ジャパンが配達する、ようだ。

Esther Ofarim

 あの、Creekの Evolutionをどうしても聴いてみたくなったきっかけの動画で使われていた、イスラエルの歌手、エステル・オファリム Esther Ofarimの、『Esther Ofarim』(Bear Family Rcords、BCD 17120 AH)。

 いろいろなところで3,000円を超えていて、しかも取り寄せだと入荷しない可能性が高かったので、米Amazonの$18の商品をポチった。送料を入れると$26.97になり、円換算で3,080円となった。これがたぶん、日本から注文できる在庫品で最も安いものだったろう。
 1枚のCDに3,000円以上費やしたのは、人生で数回だけである(笑)。

 しかも、Amazon.com在庫表示(日本でいう「残り1点」みたいな)だったにもかかわらず、翌々日になっても注文履歴から見られる「Track Package」が「Shipped」の statusにならないのである。
 「あれ、これはもしや米Amazonが持っていないのではないか」と不安になり、注文後3日後(米日付は2日後)ということで、急ぎすぎではあったが、短い英文で問い合わせてみた。
 すると! 速攻で翌日、回答があり、Track Packegeも「Shipped」に変わっていた。
 それがこの便。
 ちょっとクレイマーっぽい態度に出たので通常便ではなく、こういう宅配にしたのだろうか…。

逆デジパック

 デジパックを、通常とは逆に使ったタイプで、右側に38頁ほどのブックレットがくっついていて、オファリムにかかわる写真などが載っている。

 このアルバム、1972年に独EMI Columbia=EMI Electrolaが制作・発売したものの復刻ということらしい。EMIのロゴの付いた写真なども見える。
 困ったのは、ドイツ国内仕様の形なので、独訳しか掲載されていないこと。
 全12曲のうち、ラディーノ語が4曲、ヘブライ語が3曲、フランス語が3曲、イタリア語とドイツ語が1曲ずつ、と言語的ダイヴァーシティに満ちている。

 こういうアルバムを、独EMIが出していたというのも面白い。
 彼女にシオニスト的な噂が濃厚だったらちょっといやだな、と思っていたのだが、こちらには、「Ester was controversial in the 1960s for performing German songs for European audiences soon after the Holocaust (エステルは、ホロコースト後間もない時期に、ヨーロッパの聴衆にドイツ(語)の歌を歌ったために、物議を醸した)」と書かれていて、むしろコスモポリタン的だったのかな、と思った。

 それでは、そのドイツ語の歌、「Kinderspiele」(ハイネの詩によるらしい)をどうぞ。



 そんな、Creek Evolutionを聴きたくなったきっかけのCDが到着した今日、Creek Evolutionは新しいユーザーさんのところに旅立ちました。

 この辺でもうオデオ狂乱はおしまいにしないと、という状況だし、PM6005もいい音で鳴ってくれている。が、やはり高域が耳、というか身体に優しくない感がつきまとう。
 こんな今になって、さらにプリメイン・アンプを1台、落札した。

Rotel RA-980BX

 Rotel RA-980BX、である。
 終了まで待っていると入札する人は必ずいそうだったので、出品者さんの言い値で即落♪ Creekと Linnの売却代金で補填、と考えまひょ…。

 回路図(サービス・マニュアル)はDLしたが、以前の RA-05SE同様、ライン入力からのゲインが45dBほどあって、ボリュームをあまり上げられないかもしれない。
 が‥‥なんか知らぬが、このアンプ、人気があるのである。

RA-980BX、内部

 電源トランスはトロイダル1個だが、左右チャンネル別整流で、それぞれ10,000μF×2の平滑コンデンサーが2セットある。
 パワーアンプ終段は、2SB817+2SD1047の3パラ!
 加えて、カップリングなどには Black Gateがた〜っぷり投入されていて、ゴージャスなサンスイふうな仕上げながら、当時の価格が10万ちょっと、重さも10kg、外観も NADあたりのちょっと上のクラス、という風情です。

サイモン&ガーファンクル、サンタナ のリマスター盤。

 ず〜っと、春のお仕事。
 音楽を聴く時間もそんなに取ることができないし、忙しいという状態ではないけれど、どうも落ち着かない。

 えげれす・ぶらんどの あんぷ様たちは、だいたいオク出しに…。
 けっきょく“ねずみの嫁入り”よろしく Marantz PM6005が、やっぱりいい音です。今回は、モガミ 3103は、効いたぁ〜。ホントに効きました♪

 いっぽう、クラシックのCDは、棚が、と同時に自分の聴ける範囲という次元で、ある意味 飽和状態。
 そこで、“漁る口実”を、サイモン&ガーファンクルと、サンタナ、のリマスター盤に求めましタ。

S&G、サンタナ

 両アーティストとも、初期の米Columbiaの代表盤CD ― サンタナは『天の守護神 Abraxas』 ― を1枚ずつ持っていた(下段)。
 もうCD時代初期のリリースになると思われ、このあとものによっては複数回リマスターなどが行なわれているはずの音源だ‥‥ということで、CD漁りの口実にして、買い換え盤を探す。
 サイモン&ガーファンクルは、『明日に架ける橋』と『サウンド・オブ・サイレンス』のオリジナル2アルバムのリマスター国内盤を、オクやHMVの中古に求めた。

 後者は、MHCP 2063というCD番号で、頭に MH が付く規格は、ソニーとしては異例だ。リリース会社は「Sony Music Direct (Japan) INc.」とある。といって企画セットものの分売ではなく、一般発売ディスクである。

 それぞれ、米盤ベスト盤にない曲も多く、当然、反対にベスト盤にしか入っていない名作 ― 『スカボロー・フェア』など ― もあったり、ベスト盤も置いておいても、となるのだが、ここは処分。
 音質は、米ベスト盤がさして悪いわけではないが、リマスター盤のほうが情報量は多い。
 ではあるが、「サウンド・オブ・サイレンス」なんかは、情報量が増えた分、中域が膨らみ気味でボンつく傾向を感じる‥‥のは装置のせいもあろう。
 「明日に架ける橋」は、ベスト盤で聞こえる冒頭の盛大な拍手がカットされていたりする。別テイクかどうかは、この辺私は明るくない。

 サンタナの『天の守護神』は、邦訳タイトルがどうにも落ち着きが悪い。
 原題『アブラクサス Abraxas』は、ドイツの作家へルマン・ヘッセの『デミアン』(Demian。『デーミアン』と長音表記の訳書もあり)に登場する、神と悪魔を統合するような、何とも神秘的な、しかし神的存在であり、実際の伝承から採られている。

 こちらなどには、ジャケットに印刷された『デミアン』からの引用が、「鳥は卵の殻からぬけ出ようと,もがく.その卵は世界だ.生まれ出ようとするものは,一つの世界を破壊しなければならない.鳥は神のもとへ飛ぶ.その神の名はアブラクサス.」 だとある。

 ずっと手許にあった初期廉価米盤には、ライナーもなければ引用文もなく、わからなかったのだが、今回購入した紙ジャケ・リマスター国内盤(MHCP 998。またも「MH-」規格で、Sony Music Direct (Japan) INc.の発売)には、英語のジャケット裏の引用文もあるし、中村とうよう氏のライナーも入っている。

 ここでは、引用文は、 "We stood before it and began to freeze inside from the exertion. We questioned the painting, berated it, made love to it, prayed to it: We called it mother, called it whore and slut, called it our beloved, called it Abraxas...."(英語版 Wikipediaから)となっている。

 この部分は、高橋健二訳では、「私はその前に立っていると、内的な緊張のために胸の中まで冷たくなった。私はその絵にたずね、それを責め、愛撫し、それに向って祈った。それを母と呼び、愛人と呼び、売女、淫婦と呼び、アブラクサスと呼んだ」(新潮文庫版、148頁)とある部分だ。
 これは、主人公シンクレールが、自分で描いた絵に対して行なう行為であり、サンタナのアルバムでは一人称が複数に変えられている。

 上リンク先などで、ジャケットにあるとする文章は、シンクレールが授業中に見つけた紙片に書かれている文言である。「鳥は卵の中から抜け出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。鳥は神に向って飛ぶ。神の名はアブラクサスという」(同文庫版、114頁)。

 なぜこういった齟齬が生じたのか‥‥2バージョンある可能性もないことはなかろうが、今回、初出時のライナーを忠実に復刻したという 中村とうよう氏の解説を見てちょっと想像がついた。
 氏の文中、「★「アブラクサス」とは何だ?」という段落があり、そこには、『デミアン』のあとのほうの文章が、高橋訳とそっくり同文で引用され、その直前に、「ジャケットには、ヘルマン・ヘッセの代表作「デミアン」の一節が掲げられている」としているのだ。

 どうも、「鳥は卵から‥‥」の引用がなされているとするブログ等は、英文原文ではなく、中村氏のライナーだけを参照しているような気がする。

アブラクサスと『デミアン』

 右は新潮文庫の『デミアン』。もう40年以上前に読んだのだろうか。被写体は買い換えたものかもしれない。
 左は、ユングに関する美しい図版などを、弟子のアニエラ・ヤッフェが編んだ、『C. G. Jung: Word and Image』(英訳。プリンストン大学 Bollingen Series。邦訳はこ れ)(こんなの、まだ置いてた;;)に掲載される、ユング自身が内界を描いたマンダラの、下部、アブラクサスの描かれた部分。
 「abraxas dominus mundi」とある。上には生命樹と、いも虫のモンスターが‥‥。

 このユングのマンダラを最初に一般書で世に紹介したのは、河合隼雄『無意識の構造』(中公新書)だったのではないか。

 またもや「ナンのハナシやねん」になってしまったけれど、今回は紙ジャケ国内盤のご利益だった。音質は、やはりこのリマスター盤がいい、といっていいだろう。
 私はロック、ポップスはほんとうに聴かない人間だが、この3枚は置いておいてじっくり聴いてもいいんじゃないか、という名盤だと思う。

 さて‥‥ジャズ・ヴォーカルは、もう名盤3枚を手許に置くだけでいいだろう、しかしあと何か、と漁っていて、カントリー系を2点、買った。
 ‥‥というようなことは、長くなりすぎるので、また別記事にて。

最近買ったCD。

 このところ購入したCD。

最近買ったCD。

 右端は、バルビローリ/ハレ管のシベリウス、古い録音。Pye録音の第1、第5(ステレオ)と、EMIの第2、第7(モノラル)。よく知られる Dutton Lab.のセットで、現在はバルビローリ協会が直で出し直しているアイテムだが、たぶん同じマスターだと思われるので、ブックオフで880円で発見したものを確保。ただ、薄型2枚入りケースは、2枚めをさらに右に開いて取り出すタイプではなく、ふつうのマガジン・タイプなので、入れ換えている可能性があるが、まあしようがない。

 すでにバルビローリのシベリウスは、EMIの全集を、ARTマスタリングの外盤で持っていて、ちょっと屋上屋を重ねた感が…。BBCライヴの第5もあるし(ニールセン『不滅』とのカップリング)。
 気になっているのは、渡邉暁雄/ヘルシンキ・フィルのライヴ(FM Tokyo)だが、ちょっと節約;;。

 次は、先日日本盤(日本コンサートホール)をオクで求めた、マガロフ/オッテルローのブラームス:ピアノ協奏曲第2番。これは、一時期コンサートホール音源をC化していた、(イタリアのレーベルらしい)Ages盤。
 カップリングが、日本コンサートホール盤は、シューリヒト指揮の『ハイドンの主題による変奏曲』で、タワーのリマスター盤と重なり、Ages盤はショパンの『ロンド・クラコヴィアク』(指揮は同じオッテルロー)であって、こちらは他にCD化があったかどうか…貴重である。
 Creek Evolutionで聴いてみると、日本盤より繊細さはあるように感じるが、元もとがよくない音質ではある。Ages盤は音量レヴェルが低く、PCで聴くと、Windowsの音量と foobar2000の音量を全開にしても、音が小さい。が、オーディオで聴くと問題なく、音質とカップリングで、Ages盤を残そう。

 お次は衆知の名盤、ストコフスキー/ロンドン響の『シェエラザード』。英Cala盤のリマスターが最もよいという噂があるが、各国Amazonでは高価、ポリグラム・ユニバーサル盤はリマスター最悪との酷評があり、キング盤を探すと、オクでトンデモ価格、ないし安く出ても競り上げられることが多く、500円出品が出た時、780円で入札しておいて仕事に出た。
 帰宅すると、他にだれも入札はなく、500円+送料で入手できた。このところ、オクの入札は、なべてちょっと活気がないような気がする。

 キング盤では、通常CDのほかに、管球アンプ・マスタリングの「ハイパー・リマスタリング」盤や、他のロシア楽曲と合わせて2枚組にしたもの、さらにそれのハイパー・リマスタリング盤(カップリング曲が違ったかも)と、いろいろあるが、これは千円限定盤。
 トゥッティで音が割れ気味になりはするが、時代からいうとそれほどひどいものではない。Creek Evoでは、いささか不自然なミクシングの、手の内が見えてくる。ダノン盤とデュトワ盤を持っているが、超著名ディスクということでもう1枚。

 左端は、ブックオフの500円コーナー盤が2割引きだったセールで、アシュケナージの弾く、ラフマニノフの前奏曲全集。Decca Legends盤。さらにリマスターした Decca Originals盤が出ているが、Decca Legendsもいい音だし、400円はありがたい。

 さて〜、やっとモガミ 3103も端末処理し、使用開始しました〜。

ルネサンス音楽CDの選択

 ヤマハ A-S501は、やっと、少〜しずつ目覚めてきた感触があるが、音の基調は変わってこない。
 音自体が「乾いた音」というわけではないが、音楽のたたずまいはとってもドライだ。依然として音場の前後の幅が、薄い。

 スピーカー・ケーブルは早く換えたいけれど、今年の2月は例年と違って仕事その他、いろいろ立て込んで ― 確定申告もある ― 週一日の完全休日=日曜は、ゆっくりしていたい…。
 スピーカー・ケーブル交換は、確定申告もすみ、3月に入ってから行ない、バナナ・プラグ化した形で、A-S501、PM6005、Topaz AM10の3アンプを聴き比べてみる予定…。

 ベームのモーツァルト、E.クライバーのベートーヴェンなどで、いちおう納得のいくヴァージョンに買い換えたあと、ネット上でCDを漁っても、「買うより売る」方向に意識が向いている。

 低収入の1K住まいの60代、とくると、まずは時間の制約 ― ひとつには短い時間ながら週6日出勤し、帰宅後はヘッドフォンしか使えない状態、もうひとつには、私自身に残された「音楽を楽しめる時間」の限界。
 これらから、聴ける時間には納得のいく音楽鑑賞のできるライブラリーに絞り、「こんなのも時間があったら楽しみたい」的な気持ちから買ったものは、容赦なく捨てていくことに専念したい。本も同じだ。

 転室した2015年夏には、しばらく手許になかったルネサンス音楽のディスクを買っている。
 いうまでもなく吉田秀和『LP300選』の作曲家ラインナップを基準に、皆川達夫『バロック名曲名盤100』(音楽之友社、ON BOOKS)、同『ルネサンス・バロック名曲名盤100』(前掲書の新版)を頼りに買い集めた。

 揃えたディスクの作曲家を列挙すると:ギヨーム・デュファイ(1397?-1474)、ヨハネス・オケゲム(1410?-1495)、ジョスカン・デ・プレ(1450/55-1521)、ジョヴァンニ・ピルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525?-1594)、オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594)、ウィリアム・バード(1542-1623)、ヤン・ピーテルス・スヴェーリンク(1562-1621)、ジョン・ダウランド(1563-1626)、クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)、ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643)、ハインリッヒ・シュッツ(1585-1672)、といったところ。
 17世紀に入ってから生まれた作曲家は、自分の中ではバロックの作曲家なので、ここには含めない。

 で‥‥集めて聴いてみた‥‥皆川達夫氏の『西洋音楽ふるさと行脚』(音楽之友社、音楽選書)まで買い込んで、“聴く心がまえ”も整えたり?
 オーディオのひとつのテスト分野として、アカペラの声楽は面白いのだが、15〜16世紀 ― イタリア・ルネサンスふうに言えば、クワトロチェント[1400年代]とチンクェチェント[1500年代]ということになろうか ― の音楽は、基本的には私には退屈な音楽である。

 これらの中で、ずっと手許に置いて聴く機会を持ち続けたい、と思ったものは、まずはオケゲム。
 古典派・ロマン派に慣れた耳にも、楽想が豊かで、ハーモニーが圧倒的に美しい。ルネサンス音楽は、まずはポリフォニーが命なので、メロディやハーモニーを基準にした聴き方は合わないのだが、これはしようがない。

 加えて、演奏している団体の音色の美しさにも拠る。オケゲムは、ヒリアード・アンサンブルのもので、この世ならず透明で、美しい。
 ジョスカンもヒリアード・アンサンブルのCDで求めたけれど、より“ルネサンス音楽マニア向け”で、私には完全に退屈だ。ラッススも同じ。

 パレストリーナは、たまたま英Regisの廉価盤で買った、プロ・カンツィオーネ・アンティクァによる『聖母被昇天のミサ』がたいへん美しく(← というのも古典派的感覚からであろうが)、この団体はヒリアードに比べると、同じメンバーもいたりするのだが透明さに欠けるにもかかわらず、また Regisのマスタリングがそんなによくないにもかかわらず、捨てられない。

 ウィリアム・バードは、これも、演奏しているタリス・スコラーズ ― 女声が加わっているので、オーセンティックではないかもしれないが ― の音色が、ヒリアードに匹敵する透明さを持っていることにもよるが、響きが美しく、捨てがたい。

 ― おっと、パレストリーナも、タリス・スコラーズの2枚組が、曲のラインナップも含めていいらしい。手に入れば、上記プロ・カンツィオーネ・アンティクァ盤と入れ換えようかな。
 両方置いておくという選択は、上に書いたように、ない。

 モンテヴェルディは、かの『聖母マリアのための晩課』はもうマスト・アイテムなので、どうしようもない。パロット盤(Virgin Veritas → Erato)。このディスクは、Amazon.co.jpが送料無料にしていた時期の最後の購入になり、それ以後は Amazonではマーケットプレイスの購入だけになった。
 フレスコバルディとスヴェーリンクでは、購入したディスクによるのだろうが、アスペレン独奏のフレスコバルディ・チェンバロ曲集(Teldec)は、どうにも退屈する。
 他方、渡邊 孝独奏の鍵盤作品集(ALMコジマ録音)は、企画が個性的なだけでなく、楽曲が魅力的だ。

 ドイツのものでは、シュッツの『クリスマス・オラトリオ』、クイケン盤が天国的‥‥なのだが、あんまり聴かない;;。

残しておくルネサンス音楽CD

 ギヨーム・ド・マショー(1300?-1377)は、『ノートル・ダム・ミサ』が、そんなに興ある曲でもないと思っていたので見送っていたけれど、ヒリアードの演奏(珍しく、EMI/Virginではなく、Hyperion)が手に入ったので、置いておく。オケゲムなどの透明性とはかなり異なった、中世的な、ちょっとヒエロニムス・ボス的大胆さのあるような楽想は面白い。

 あと、ジョン・ダウランドの合奏曲集も、サヴァール盤が手に入っているので、BGM的にも美しく、置いておきましょう。

手放し候補のルネサンス音楽CD

 上は、手放し予定CD群。
 デュファイは1枚くらい置いておいてもいいのでは、と思いもするのだが、私にはよさがわからない。

 今後は、上の作曲家たちの世俗楽曲や、あるいはまだ触れたことのない、ハインリッヒ・イザークだのアドリアン・ヴィラールトだのといった作曲家に手を出すこともするまい。

また、マスタリングでCD買い換え、など。

 このところ新しく仕入れた「音源」はなく、同じ音源のマスタリング違いばかり。
 先日はベーム/ベルリン・フィルのモーツァルトを、O.I.B.P.から初期マスタリング盤に買い換え、それ以後はCDは買っておらず、年明け以後初めてのCD購入になる。

E.クライバーのベートーヴェン、5、6番

 エーリヒ・クライバー/コンセルトヘボウによる、ベートーヴェンの交響曲第5番と第6番『田園』のカップリング。
 ポリグラムに発売が移ってからのリリース ― 多分、この写真右側の POCL-4598だけである ― が、なかなか実店舗やオクに、求めやすい値段で出てこない。

 それで、キング盤 250E 1187がオクに、千円弱で出たものを落札していたのだが、ポリグラム/ポリドール盤のほうが、少しでも英Deccaのオリジナル・マスターテープに近いのでは、というちょっとした期待と、同じ E.クライバーがウィーン・フィルを指揮した『英雄』ではポリグラム盤を入手しているので、合わせておきたい、というトリヴィアな気持ちから、千円で出たものを落札した。

 聴いてみて、意外に(!)キング盤と変わらないのだった。『田園』のほうが音量レヴェルが低いのも同じ。
 これだと、キング盤を聴いていて、この音源を聴き誤るということもないと思われた。
 が、キング盤は、キングレコード独自の高域のツヤがかかり、これはこれで魅力があるとも感じられるのだが、全体のすっきりした解像感やバランスなどでは、やはり本家マスターによるポリグラム盤がよさそうだ。

E.クライバーのベートーヴェン ― レーベル

 この時期 ― ポリグラム盤は、1998年リリース ― は、まだポリグラム盤のほうも「DECCA」ではなく、「LONDON」の、新ロゴのほう。
 両交響曲の冒頭と、『田園』の終楽章冒頭で比較してみたが、音質面を措いても、これはやはり名演だろう。ウィーン・フィルとの『英雄』と併せて、ずっと味わっていきたい。
 『英雄』は、数年先んずるコンセルトヘボウとの録音もあって、こちらと第5番とのカップリングで Decca Legends盤のリマスターもあるのだが、『英雄』はウィーン盤だけで、私は十分です。

カラスの『メデア』

 もう一点は、カラスのステレオ・スタジオ録音の、ケルビーニ『メデア』。

 対訳の便を考えて、日本コロムビア/DENON盤をオクで買っているのだけれど、このディスク、各曲はトラックでなく、インデックスのみで区切られていて、1枚めは序曲と第1幕、2枚めは第2幕と第3幕、と、各ディスク 2トラックしかなく、部分を聴くのに不便この上ない。現在は、DENONでもインデックスで頭出しできるプレーヤーは発売していないだろう。インデックスは、デジタル黎明期の企画だおれの好例だ。

 それと、DENON盤で聴いて、音が悪いのが気になる。以前、英EMIの初期CDを持っていたことがあって、ろくろく聴いていなかったけれど、もうちょっとノイジーでない音だったような‥‥。
 この録音、もうよく知られていることだろうが、伊Ricordi原盤で、プロデューサーはウィルマ・コザート、エンジニアはロバート・ファインという、《Mercury Living Presence》チームなのである。
 このチームで Ricordiが制作したオペラ録音には、もうひとつ、レナート・ファザーノ指揮によるペルゴレージ『奥様女中』があり、RCA/SonyのCDリリースがあった。

 英EMIは、カラス・エディションとは名づけていないけれど、マリア・カラスのオペラ録音を ARTリマスターで再発する中、この音源も出していて、HMVの中古が安かったので、Amazonで確認してから、HMVのサイトで購入し、最寄りのローソン受け取りで入手。
 ローソンストア100でシコシコ溜めたポンタ・ポイントも使い、送料なしなので、700円できれいなセットが手に入った。

 EMI外盤は、上記 Mercuryチームの、コザートとファインの名前も記してあり、詳しい。
 ただ、コザートの名前が Wilmarと誤植されているのは残念。第1の侍女を歌っているリディア・マリンピエトリ Lidia Marimpietriの名も、ブックレットでは Morimpietriと誤植している。

 音の面でコロムビア盤と大きく違うのは、EMI盤のほうがずっと音量のカッティング・レヴェルが大きいこと。4〜6dBくらい高いのでは?
 コロムビア盤は、テープヒスはあまりカットしていないわりには、高弦の音がツルんとしてツブだち感がない。

 EMI盤 ― リマスター担当は、ポール・ベイリー! ― は、レヴェルが高いせいもあって、音が前に出てくるが、女声もオケも、フォルテ、トゥッティで音が歪み気味になるところが、コロムビア盤よりもむしろ耳につく部分があったりする。

 他方、コロムビア盤でよろしくないのは、オケのあるパートが、そこだけを録ったモノラル音源をミキシングしたように、1点からしか音が出てこず、広がらないところがあること。
 すべて比べたわけではないので、断言しづらいけれど、この点はEMI外盤のほうが自然なようだ。
 オケ部分では、第3幕の前奏曲が、オーディオ的にも聴き映えのするところで、ここで比較すると、明らかに EMI盤が優っている。
 どの道、インデックスだけのコロムビア盤は使いづらいので、対訳を載せたブックレットだけを EMI盤に入れて、ケースは予備に取っておき、ディスクとインレイは廃棄しようと思っている‥‥激-狭1K暮らしの悲しさである。

 今でも MercuryレーベルのLPレコードのカートン表紙は、ネット上で確認できる。
 現在この音源は、EMIの音源を受け継いで Warnerと、Ricordiを傘下に置いた RCAを買収した Sony/RCAの双方で最新リマスターを謳ったCDがリリースされているが、どちらも Mercury盤の表紙を採っている。
 ただ、私の推測だが、そのどちらも、EMIの ART盤から、さしたる改善があるとは思えない。

 次にはどんなCDを‥‥とオクや Amazonを漁ることはやめられないのだが、今自分にとって大事なのは、音源を選び、聴かないものを減らしてゆくことだ、とまた気づいた。
 今考案中のことは、そんなに聴く機会のないルネサンス音楽の、どれを残し、どれを処分するか。

 さて ― オデオ局面での次のトピック、スピーカー・ケーブルを仕入れました(アレ、CDよりも写真が大きい?)。

Mogami 3103とオヤイデ GBN

 モガミの 3103を8m(4m×2本)、それと、アンプ側をターミネートするバナナプラグ、オヤイデ GBN
 燐青銅モノコック削り出しに金メッキ。銀+ロジウム・メッキの SRBNの姉妹製品である。
 合計で1諭吉+。

CDに白い物質が!

 ふはぁ〜‥‥毎日6.7時間+αの就労‥‥健康で仕事ができるありがたさ、でありま〜す (*^_^*)。

 で、まあちょっと出勤前とかにCDを、という日もあり…。

 そこで ―

モーツァルト:弦楽五重奏曲全集

 あれ? なんでまったく同じ ― マスタリングも同じ、プレス国も同じ(ドイツ盤) ― ディスクが?
 これ、かなり前にオクで新品で買っている、モーツァルト:弦楽五重奏曲全集、アマデウスQ+アロノヴィッツ盤(DG)。

 最近、同じ全集で、メロス四重奏団、他のもの(同じDG)を購入したので、比較してみようとちょっと久しぶりに取り出したら、2枚めのディスクの信号面の、センター周辺に白い物質が吹き出ている!!

内周周辺の白い物質

 あっりゃ〜、ナンだろ、と、CDプレーヤーのディスク・ホルダーに付着したらイヤなので、再生はしないで、無水アルコールを含ませたティッシュでぬぐっても、まったく落ちない。
 再生に支障が出るかどうかは、試していないのでわからない。

 このCD、購入後何度か、2枚めのディスク(有名曲あり)も聴いているはずなので、前回見た時以後に“滲出”してきたものと思しい。
 という次第で、ディスクユニオン実店舗に780円の中古があったので、とりあえず確保したという次第。

 プレスは、EDC(Entertainment Distribution Company)というところで、PMDC、Universal M&Lの改名会社であり、Universal系のプレスを引き受けている。
 旧URLは表示されないが、Facebookはあり、かのハノーファーの北の町、ランゲンハーゲンにあるらしい。

 「交換の要はないので、どういう現象か、また再発防止のための調査に供してほしい」旨を添えて、送ってみっかな〜?
 そういうことをすると、テロまがいの行為だと取られるかな?
 伝統ある「DGのハノーファーのプレス工場」なのであるが、時おりトラブル盤があるのである。

ベームのモーツァルトも、買い換え。

 先日、カール・シューリヒトのコンサートホール音源を、同じ DENON/日本コロムビア盤で、タワーレコード企画のリマスター復刻から、日本コロムビア旧盤に買い換えた。

 そうなると、気になるのは、ベーム/ベルリン・フィルのDG音源。

 全集および後期六大交響曲(ORIGINALS)ともにO.I.B.P.リマスターが施され ― 全集も同じなのかは、未確認 ― ているのだが、これが、高域が、よく言えばコク・ザラつき感が出て、アナログ感が増しているのだけれど、正直なところ荒く耳障りになっていて、オーケストラがやたら大編成になったように聞こえる。

 そういう音は、ブラームスやマーラーなど、ロマン派の大編成楽曲なら合うのだが、ハイドン、モーツァルトなど、そしてベートーヴェンでもその一部の楽曲では、合わない。
 古楽器オーケストラでなくとも、古典派の楽曲では弦のメンバー数 ― プルト数? ― を若干は減らしている‥‥かどうかは無知にして知らないのだが、少なくともマーラーやチャイコフスキーの交響曲を演奏する時よりは小編成にするのではないかと思う。

 で、O.I.B.P.化された後期六大交響曲 ― 私が入手できたのは、米盤だった ― は、ちょっと、いやかなり聴きづらい。
 そこで、リマスター前の、手ごろな盤を探すと、まだポリドールがユニバーサルになる前、規格も POCGではなく、F○○G だったころの、『モーツァルト 9大交響曲』(F90G 20131/3)というのが出ていて、オク上のブックオフなどが数点出品している中、帯つきのものを買った。

ベームのモーツァルト

 ゆうパケット配達だったので、日曜の今日、届き。数トラック聴き比べてみたが、旧マスタリングは、いわゆる「CDっぽい」ツルんとした音の傾向だが、ヴァイオリンは明瞭につややかで、中声部・低域声部の動きも若干明瞭なように感じた。

 これは、旧マスタリングを残すのがベター。「9大交響曲」と称するのは、「6大」に、第25番、第31番『パリ』、第32番の3曲が加わっているから。
 エルネスト・ブールの5枚組セットには、第21番、第28番、第29番、第33番(以上、ベーム『9大』にないもの)があって、あわせるとかなりの曲数、聴くことができる。
 が、有名でない曲は、やはりそれなりの風格しかない、とは言わざるをえない。

 帯のついたセットを出品していたのは、宮城県大崎・古川大宮のブックオフ。
 宮城県大崎市ってどこ?‥‥と見てみると、う〜ん、フクイチにけっこう近い;;;。
 と、こういう言い方をするだけで、いわゆる“風評被害”にほとんど直結してしまうのが、2011年3月11日以後の日本、である。

 CDなんて、ケースの中に保管されているディスク類なのだから、ふつうのゴミでさえ付着しにくいのだから、放射性のゴミも付着しがたいはずであって、不安になることはないのだが、それに元のオーナーの所在地なんてわからないのだから、気にするまでもないのだが、それでもやっぱり‥‥。

 こういう言い方はよろしくない、と思いつつ‥‥。
 ちなみに、大崎市は現在も、野生の(ということは露地栽培も?)キノコ類の出荷が禁止されているようだ。

 まったくこんなテキストは書きたくないのだが‥‥い〜っくら平和ボケの戦後憲法が安全保障においてボンクラだったと言っても、外国からわが国の領土侵犯を受けたことは、ない。
 この日本の領土を、初めて侵犯し、その一部を国民から奪ったのは、ほかでもない東京電力であり、原子力発電所だったのだ。

 おっと‥‥トピックが変わっちゃった。

久しぶりの“リアル店舗”。

 今日は、3ヶ月ぶりに整体の先生に身体を調整してもらいに行った。
 帰りに ― 寄らなくてもいいのに ― JR新宿南口で降りて、これはもう超-超ひっさしぶりに、タワーレコードのクラシック売り場を見た。
 新宿は、今年はずっと週1で乗り換えに使っているが、タワーのあたりをウロツくことなど、まずない。


 (上は、ネットの情報ページから) FLAGSというビルの、上階3フロア。よく行っていたころから、いつもながらだが、この商業施設にエレベーター2本だけというのは、不便だ
 クラシックは最上階10階だが、エレベーターの同乗者で、10階まで行く人はいなかった(爆)[← おっと、この(爆)も、誤用]。

 へぇー、まだこんなに“リアル・メディアとしてのディスク”が、並んでいる=リリースされているんだ、とむしろ驚くくらいだった。
 国内盤は、盤の素材を奢ったミッドプライス・シリーズと、あとはSACDがたくさん並んでいる。タワーは、自社で多くのCD、SACD復刻をしていて、それらがずらりと並んでいた。
 この事業自体は、とてもいいことだと思っている。
 SACDは、高い(笑)。

 ‥‥ひとわたり眺めて、「お」と思ったのは、岩波新書の復刻の1冊、ずいぶん古い初出の、吉田秀和『二十世紀の音楽』だった。
 買おうかな、と一瞬思ったのだが、吉田さんの積ん読本はたくさんあるし、本は増やすまい、ということで、手ぶらで下におり、腹は減ってきたが、最近のお腹の調子では沖縄そばはやめたほうがよかろうということで、サブナードのドトールで袋入りケーキとコーヒーを。

 で、西武新宿から座って帰った。昔は土休日でも夕刻の急行は10輌編成だったと思うが、今日は続けての発車の急行、すべて8連。鉄道側から、「あんまりお出かけしないでね」みたいに言われているふうだった。
 今、西武新宿駅は、サブナード方面から改札まで上がるエスカレーターを閉鎖していて、これも「あんまりこの駅を利用しないでね」みたいに受け取れる。

 休日の新宿、恋人や家族がいるから外出もしたくなるのだろうが、都心の雑踏に出てゆく価値なんぞ、つゆも感じない‥‥といいつつ歩いてました;;。
 車中となると、もうみんなスマホとイヤホンの自己閉鎖空間に閉じこもって、それでいて表情はみんな不機嫌そうだ。

 帰って、Topaz AM10で、テンシュテットの『田園』を聴く。
 高域を1目盛り(=「-2」)下げて、そこそこの音量で、(居眠りしかけながら)気持ちよく聴いた。
 そのあと、CXA60で味わい深かった、都はるみをかけると、『涙の連絡船』の歪み感がそうとうで、これはちょっと耳が痛くなる。

 う〜ん、アンプはほんとうに難しい。このところ思うところを率直に言えば、「ヒトが設計・製作してくれたアンプで、そのまま満足するのは、なんと難しいことか」なのである(大爆発)。

 明日また、CXA60を、そして PM6005もオーディションを続けますか‥‥ここ数日で何とか決まるかと思っていたけれど、2〜3ヶ月は、少なくとも CXA60と PM6005のを置いておいて聴いてみることになりそうであります〜。

グァルネリQのベートーヴェンと、あれれ?

 ブダペストQとアルバン・ベルクQの2セットしかなくなっていたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集。
 もうひとつ、ということで、グァルネリQの新盤(PHILIPS原盤の Brilliant Classics)を、オクで。

グァルネリQのベートーヴェン、他、

 本家のユニヴァーサルで、Eloquneceシリーズ(レーベルは Decca)で復刻され、そのあと Brilliantで復刻。
 どちらも出ものは少なくなっていて、高騰したりしている‥‥プレミアム価格で買うセットではないが。

 「紙ケース収納のため、ディスク収録面に擦り傷あり」という説明だったが、ほとんど無傷。
 だが、1〜2枚、信号面の外周付近に白っぽい曇りがあるディスクがあり、再生を確認すると、大丈夫。
 プラシーボ的にか、曇った部分に相当するトラックの音が、若干荒れるようにも感じたが、たぶん気のせいだ。
 この曇り、なんと無水アルコールを浸したティッシュで拭くと、とれるのである。なんだろう。
 中性洗剤とぬるま湯で洗う手もあるけれど、当面めんどうくさいので、これで。

 音と演奏は、先日のアルテミスQに比べると、ずっと豊麗で、滑らかだ。
 このところの Brilliantの復刻は、弦がカサカサの音になっていないのがよい。

 さて ― 右のACケーブルでありますが‥‥こんどお迎えするアンプは(あ、言っちゃった〜;;)、ACケーブルの 3P-2P変換プラグが同梱されていない、というレビューがあるので、12A品を、楽天内のショップで買って、確保。
 1.25sqでした。
 すでに、2.0sqの、普通の銅の(サンワ)や、Airbow KDK-OFCなどが手許にあって不自由しないのだが、KDK-OFCなどはちょっと癖があることが気になり ― PM6005を、久しぶりに付属ACコードで聴いてみたわかった ― 全くの通常品(さすがに7A品はやめた)を1本。

 さてさて。

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