Der Rosenkavalier re-remastered.

 カラヤン/フィルハーモニア管、1956年 EMI録音、R.シュトラウス『薔薇の騎士』、Warner Classics 2017年リマスターCD、来ました〜♪

EMI盤と。

 2001年 ARTリマスターの EMI盤と並べて。


パッケージ

 パッケージは、上製本にカバーをかけた形。ブ厚い本文のほとんどは、英独仏の歌詞対訳である。

CD1

 CDは、表紙裏に CD 1が、裏表紙裏に CD 3が、その前のスリーブに CD 2が格納されている。
 硬い表紙にスリーブがくっついている CD 1と CD 3は、製造の際の挿入時にすでにコスれが付いてしまっている。
 写真は、信号面が見える形で収納しているが、デフォルトはレーベル面。この状態では、引っぱり出す時に信号面にツメを立てて引っぱり出す形になるので、裏返した。

 このようなスリーブやウォレットの場合、私は基本的に、信号面を上にして、つまりレーベル面に重力・摩擦がかかるようにして収納し、また出し入れもするようにしている。
 紙ジャケ用の、“前方後円”型内袋に入れてみたが、スリーブとの間隔がタイトで、出し入れしにくいのでやめた。

 音質は、終幕部分、CD 3の 20〜22トラックあたりと、冒頭部だけ、ちょっと比較試聴してみた。
 EMI 2001年リマスター盤も、前回聴いた時より気にならない音質で、「あれ、これでもよかったんじゃない?」とも思ったのだが、Warner 2017年盤はやはりかなり違う。

 音がおとなしくなり、ザラつき感が減った分のせいか、ほんの僅かに収録レヴェルが下がったような気がしないでもない。
 EMI盤は、多くのリマスターに多い、高弦を強調する感じがあって、それがザラつき感をもたらし、いい部分もあるのだが、元からの音質が歪みっぽい音源の場合、ビリつく寸前という感触も出てくる。
 Warner盤は、高弦を、いい意味でも悪い意味でも「ツルン」と滑らかにし、“ホコリっぽい”歪み感をかなりなところまで追放している。

 「デジタル録音みたいにツルツルじゃないか!」と怒り出す人もいそうな感じだが、高弦のエッジを抑えたマスタリングは、高弦、低弦、管、いずれもが平等に主張の場を持ち、それがしかるべきホールトーンを伴って、スコアの細部を曇らさずに、かつ混然と融け合って響いてくる。

 EMI盤では、いささか奥まったオーケストラをできるだけ引っぱり出そうとしているように聞こえるのが、Warner盤では、これはオペラハウスのオケ・ピットにあるオーケストラなのだ、と認めた上で、オケ・ピットからオーケストラの音が溢れ出てくる、というふうに仕立てた‥‥何と言ったらいいのか、英語で overwhelming などという感じ、か?

 「EMIらしさ」というと、解像感の低さが言われることも多いけれど、弦の独特の混濁感や、もちろんオーケストラ・奏者によって異なるが、オーボエの音色が、ちょっとサカリのついたネコのように倍音の多い甲高い音になるのも特徴かと思うのだが、これがまた、目立たなくなっている。

 好みと装置によって、2001年リマスターのほうがよかった、という人も出てきそうではあるが、『薔薇の騎士』は“ご祝儀もん”として、駘蕩の気分とともに楽しみたいオペラでもあり、新しい Warnerの快適サウンドは、こういう音楽が好きな人には、恰好の「音のおせち」になるのでは、などと思うこと頻り、私は今のところ、こっちを残そうと思っている。

 CDを何度も棚から取り出して聴いているうちに、外がけカバーがキズついてきそうな危惧を持つ。
 そして、このカバーの表紙側折り返し部分に、ちょっと興味ある、アンドリュー・ウォルターのメモが載っているので、スキャンして掲出しておく。

折り返しメモ

 こんなところに大事な情報‥‥まさに sleeve note ‥‥とはちょっと違うか。
 文中、Chris Parkerとあるのは、著名なクリストファー・パーカーのことと思われる。

 今回のリマスターはサイモン・ギブソンのはずなのに、なんで2001年リマスター Great Recordings盤にクレジットされるアンドリュー・ウォルターが書いているのか、となるのだが、このあたりのメンバーは Abbey Road Studiosのスタッフとして、チームで仕事をしているのだろう。
 オリジナルのエンジニアも、ダグラス・ラーターがクレジットされるのに、Ch.パーカーも参加していた、ということなのだ。

チャイコフスキーと。

 EMI時代のカラヤン音源の Warnerリマスターは、71年ベルリン・フィルとのチャイコフスキー後期交響曲集・国内盤(WPCS-51027/9。フィルハーモニアとのバレエ音楽も、音も演奏もいい!)も、元のよくない音源を可能な限り改善しているよい仕事だと思ったが、この『薔薇の騎士』もそれに並ぶものだと感じた‥‥もっともまだほんのちょっとの試聴ではあるし、私、オペラはよくわからぬのですが(汗;;)。

 パッケージは、通常の2〜4CDが収納できるプラケースよりちょっと厚みがあって、通常のケース用ビニール袋(ユニオンなどで売っている)では入らない。
 むしろ出し入れの際にこすれるのは気になるのだが、カバーのままで棚に置くのもキズつきそうな気もして、店頭かオクかで買ったセットが入っていた、大きめの外袋に入れた(上写真)。

 Warner盤CDの、タワーの紹介文には、「アビイ・ロード・スタジオでの24bit/96kHzリマスターを行」ったとあるが、国内盤ではシングルレイヤーの SACDのみの発売であり、同じマスターを使ったのなら、一度 PCM化した上で DSDマスタリングした、のだろうか。
 e-onkyoでは、24bit/96kHzのままの FLACファイルを販売しているので、PCオーディオの方には、こちらのほうが PCMでも高情報量であるし、ちょっとお安い(し、ディスクが出しにくい不便もない;;)。

マスタリング買い換えCD。

 お次は、音質リマスター買い換え。

 下の写真の、上段左のダブル・デジパック仕様の仏RCA盤。「Artistes Répertoires」という2枚組バジェット・シリーズの1点。
 このシリーズは、米RCAの音源から、カップリングなどをちょっと変えたり増やしたりして仏BMGが出していた。ジャケ真ん中のシリーズ・ロゴが、十字架に見えるのが、面白く、かつちょっと気味が悪い;;。

リマスター買い換えCD群。

 このセットはブラームスの著名曲を集めたもので、ヴァント/シカゴ響による交響曲第1番、シェリング/モントゥー/LSOによるヴァイオリン協奏曲、モントゥー/サンフランシスコ響による交響曲第2番がメインのアルバムになっている。

 聴きたかったのはシェリング/モントゥーによるヴァイオリン協奏曲だった。蝶のデザインの海外盤“Papillon”シリーズで聴くと、オーケストラのヴァイオリンが右側から聞こえる部分があり、第2ヴァイオリンでもなさそうだし、ちょっとヘンだった。
 そこでこの仏RCA盤では、「New master …」(だったかな、もう売っ払っているので…)とあるのに期待して、オクで安く求めた。
 やはり冒頭部のヴァイオリンは右に偏るが、高域を抑えたいい音で、テクニクス SL-PS700で聴いた時には惚れぼれするような美音だった。

 これはもうこれを聴いていていいのだが、もうひとつのメイン、ヴァント/シカゴによる“ブラ1”は、デジタル録音にもかかわらず、仏BMGで音をいじっていて、低域を不自然にブーストしている。この処置は、LP時代にはよい効果をもたらす場合も多く、米盤や日本盤で音のキツい音源を聴きやすくしてもくれた。
 が、このブラームスでは、トーンコンで低域を下げてもなお暴力的なバスが暴れる。

 では、両音源とも他のヴァージョンを聴いてみよう、となって、シェリング/モントゥーのコンチェルトは、現行ソニー盤・SICC 1965〜6(写真下段左端)を買ってみた。楽天ブックスで、送料無料+ちょい割引きで、買える。
 このセットも、セルの上記モーツァルトと同じく、タワーレコード肝煎りの再発の一環だ。

 で‥‥期待して“針を下ろして”みると‥‥何たる暴挙! 高域超強調の、聴いていられないほどヒドいリマスターなのである
 この番号のディスクであることを明記した上で、「録音が高音に偏っているのが残念」と書いているブロガー氏がいる(画像はLPのもののよう。このブログは、拙ブログと同じく JUGEMで、テンプレートも同じ…;;)。
 私も、タワーの商品ページにレビューを入れておいた。

 ナンのことはない、XRCD版を買えば問題なかった、はずなのだが、さにあらず!
 HMVのカスタマー・レビューに見えるが、右寄り感は解消されたものの、第3楽章に大きなドロップアウトがあるらしい

 で‥‥ソニー盤と全く同じ内容のものが、BMGビクターから“2 for 1”シリーズで出ているので、それを中古で。下段真ん中。
 これも同じだろうか、と思ったのだが、ゼンゼン違う。仏RCA盤よりは若干高域エッジが立つけれど、ソニー盤とは雲泥の、聴きやすい音だった。

 あとは、新星堂盤が右肩よりがないという説もあるが、オクではバカ高い。
 ほかでは、欧Sonyがモントゥーの RCAステレオ録音集成8CDでリリースしたものに含まれるものが、別リマスターであるが、これを買う気はさすがにない。

 この音源、日本では、ディスクの版はいろいろでも、ブログに取り上げられることはけっこう多いのだが、評論家には言及されることはほぼない。
 海外では批評家もよく取り上げて誉めてきたようで、Penguin Guideでも高評価である。
 BMGビクター盤は録音年月だけの記載だが、ソニー盤にはエンジニアがケネス・ウィルキンソンであることが記載される。が、このマスタリングではウィルキンソンの名が泣く

 この2枚組には、ラロの『スペイン交響曲』、チャイコフスキーの協奏曲、ブラームスのホルン三重奏曲がまとめられており、これらはソニー盤でもふつうの音質なので、ブラームスだけなぜあんなふうにハイ上がりにしたのか、全く呪わしいことだ。

 ラロの演奏もなかなかよさそうなので ― ハイフェッツのバックをよくやっていて酷評を食らいがちなウォルター・ヘンドルの指揮なのだが、元気はあって、そう悪くなさそう ― パールマン/バレンボイム/パリ管のDG盤は、売った。50円^^。
 カップリングのサン=サーンスの協奏曲が、あ〜まりに駄曲であることもあって、である。

 そうそう、最初の仏RCA盤の海外レビューでは、もうひとつカップリングにある交響曲第2番‥‥モントゥー/サンフランシスコ響の演奏について、「If on hearing this someone were to tell you that it must have been made on wax cylinders.(もし聴いた人がいたら、蝋管レコード音源に違いない、と言っただろう)」と書いている。
 これ、表記の1951年と違って、1945年録音のSP音源だそうだ。ただ、演奏は悪くなく、低域を下げて、音の悪さを我慢しながら聴くと、モントゥー/サンフランシスコの演奏って、さすがによかったんだなぁ、と思わせるに十分だ。

 さて ― ヴァント/シカゴはどうする? ということで、まずはオクで米盤の安い出ものを落とした。
 音は、とくに強調感のないものだったが、収録レヴェルがかなり低く、音質も高域がちょっとのっぺりし過ぎている感が。
 ということで、今度もまた! ソニー盤を。こちらはNDR響とのシューベルト『未完成』をカップリングして、「当夜のコンサートを擬似的に再現」とある。
 う〜ん‥‥これはもうほとんどビット・コンペアでも違いはなかろう、というほど同じ音だが、ソニー盤のほうが気持ち高域にコクが(ざらつき感が)あるように聞こえ、『未完成』も入っているので、こちらを残すことに。
 2音源のために、どれだけ出費させんねん! な感じだ。

 で‥‥まだあるのである! (笑)

 前記事で書いた、アルノンクールの『ターフェルムジーク』。
 音の立ったアルノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス‥‥のはずなのだが、ちょっと音がもやつく。
 Amazon.co.jpの、国内盤(WPCS-13606〜9)へのカスタマー・レビューに、興味あることが書かれている(ちなみに、このレビューの下に来るレビューは、ムジカ・アンティクァ・ケルン盤へのもので、誤掲載である)。

 ブックレットに「「マスター制作:杉本一家(JVCマスタリングセンター)」という記載が加わ」り、「今回の杉本氏のマスタリングで「モヤが晴れ」、細部が良く見渡せるようになったのであろう」としている。
 これでは、いちど聴いてみないわけには、と、こっちも注文した。

 聴き比べてみると、上記レビューアー氏の評価がたいへんよくわかる違いがあり、国内盤には外盤にない艶と解像度が聴き取れる。
 う〜ん、どっちがいいのだろう、と迷う。少なくとも東芝の、劣化したアナログ・マスターを高域強調でゴマかしたリマスターなどとは次元の異なるものであることは確かだ。
 ことに、高域や解像感が暗めに出る Wharfedale Diamond 220の場合、国内盤・杉本マスタリングが奏功する面も大きいのだが、やはり全体として、杉本リマスターは、疲れる。

 国内ワーナーの現行再発は、杉本氏にマスタリングを依嘱したものがいくつかあるようで、すでに持っている、デュファイの『ミサ・スラ・ファセ・パール』他のアルバム(WPCS-16258。EMI/Virgin音源)も杉本マスタリングなのだが、ヴォーカルの子音がちょっと気になり、東芝盤の中古を注文。
 東芝盤は、1曲、楽曲が少ない。音質は、これはほぼプラシーボていどしか違わないといえば違わないのだが、どうも東芝盤のほうが自然に聞こえる。

杉本リマスターから買い換え。

 どちらも、左側が杉本リマスター。売却ずみ。
 “伝説のマイスター”のごとく評される杉本氏ではあるのだが、どうもやはり、音作りに「さかしら」(こざかしいおせっかい)というようなファクターが、私には感じられる。

 というわけで、杉本マスタリングも一掃、の方向で買い換え‥‥アンプ同様、「どんどん買って、気に入らないものは即刻手放し」でもって、数千円を“スった”挙句、いよいよ納得の行く、「人生の音楽ライブラリー、これでコンプリート!」的状態に熟成されてきた感一入、でありま〜す♪

演奏で買い換えたCD。

 自分としてはそうとうな蕩尽となった、アンプとスピーカーの探索‥‥も行き着くところねずみの嫁入り的着地点‥‥にて、不要アンプと、Spektor 2の処分に取りかかり中。

 9月から先月まで、こんどは、演奏がいまいち気に入らないCDを、これだとどうか、と思えるものに買い換え。
 ついで、マスタリング不満ディスクについて、数版を求めて比較などして、早々に気に入ったもの以外をユニオンで売却した。

 まず、演奏買い換え群。

演奏で買い換えのCD。

 ルビオ・クァルテットの Brilliant Classicsの全集で、そこそこ「いいんじゃない?」と感じていたショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集。
 チェロの定位感が明瞭でない、かつ全体にさして優秀とはいえない録音は、機器の評価と調整には大いに役に立ってくれたけれど、オーディオが一段落してから演奏だけを聴くとなると、いささか存在感に乏しい。
 そこで、新品はもう消えかかっている、フィッツウィリアムQの Deccaのカートン・ボックスを。オクで新品を出している人から。
 まだほんの少しだけしか聴いていないけれど、これは深みがあって、よさそう。

 その右は、テレマンの『ターフェルムジーク』全曲盤、アルノンクールの外盤である。
 これも、Brilliant Classicsのオリジナル制作盤、ベルダー/ムジカ・アンフィオンの全集(カスタマー・レビュー、好評!)を、ごきげんに聴いていたのだが、どうにものんびりし過ぎ、微温的で、インパクトに欠ける。
 アルノンクールなら正反対でいいかも、と思って、4CDで2,000円しない外盤を求めた。
 これについては、マスタリングの件が発生;;。

 さらにその右は、アンドルー・マンゼ/エンシェント室内管による、ヘンデルの合奏協奏曲集 Op.6。
 Op.3、他と併せた4枚組もあったようだが、国内盤(HMF/キング)を。国内盤は薄型ケースで、助かる。UHQ-CDという仕様がいいのかどうかわからないが、ゆったりした楽想部分のしっとりした響きは、この演奏の特色ではあろうが、よく出ている。

 これは、クアドロマニアで激安で買っていた、パウル・アンゲラー/プフォルツハイム室内管の Vox原盤の演奏が、やはりそうとう微温的でつまらないものに感じたので、買い換え。

 下段に移って、左端は、ベーム/BPOを選んでいた、モーツァルトの『ポストホルン』、ケースがオリジナルでないし、O.I.B.P.の音がちょっと薄く、かつ残響過多に聞こえもするという難癖をつけて、セルのセットにしてみた。この2枚組(Sony SICC 1931〜2)は、タワーレコードとの共同企画としてリリースされた再発ものの1つで、『アイネ・クライネ…』のほか、2枚めのディスクには、LP時代から評価の高かった、ヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲、およびクラリネット協奏曲が収録されている。

 そちらの音源への興味もあった。
 クリーヴランド管の首席奏者をソリストに据えて、ということはセルが主導権を握った演奏という形になるが、そうではあっても、なんだか評価が高いのである。

 協奏交響曲のほうは、ONTOMO MOOK『リーダーズ・チョイス 名曲名盤100』では、「晩秋から冬、落日の八代盆地に舞うナベヅルのような、安らぎの秋の夕暮れのようです。いつまでも浸っていたい祈りの音楽です」などという美しいリスナー・レビューが紹介されている。

 こちらの個人サイト・ページは、オーディオとレコードに関する参考書類を上げていて、じつに面白いが、このうちの上から15番めに紹介されている、Jim svejda: The Record Shelf Guide - Classica Repertoire (Second Edition) は、アメリカ留学から帰った弟にもらって、今も持っている。
 著者は、ボヘミア系の人らしく、たぶん スヴェイダと発音するのではないか(発音サイトには、「スヴェイダ」と「スヴェジダ」の両方がある)。

 この本には、この、セルによる、このクラリネット協奏曲+協奏交響曲について、「This is one of the most nearly perfect Mozart recording ever made.」と絶賛、協奏交響曲は、「the gleaming version of the great Sinfonia Concertante is probably Szell's finest Mozart recording.」と評している。

 この協奏交響曲は、グリュミオーの弾いたヴァイオリン協奏曲全集に収録されたもの(Vla:アリゴ・ペリッチャ)を持っていて、2枚めだから、いいだろう…。

 真ん中は、ワルター、ベーム、ブールの、大編成版ばかり3種持っている、モーツァルト:『ハフナー』。
 もうちょっと小編成のはないか、と探しても、古楽器版のブリュッヘン盤などでは、大編成タイプ顔負けの“気合の入った”演奏なので、ちょっとシンドいし〜、と気おくれして、ハイドンでも1枚持っている、ベルンハルト・パウムガルトナー盤(コロムビア COCQ-84271)を。

 室内管弦楽団とは言っても、従来タイプの演奏なので、重めではあるのだが、少しは風通しがよく、小粋な演奏といえるだろうか。
 ハイドン同様、高域上がりのマスタリングはトーンをいじらないと聴きづらい。

 最後、下段右端は、フランソワ・クープランの『リュリ讃』&『コレルリ讃』。サヴァール/Esperion XX(仏Naïve)。
 パイヤール盤の音質がいまいちに感じ、演奏も大編成で重たい。
 今ふうな古楽版でとなるとこのサヴァール盤になるが、一時期廃盤で手に入りにくかったものが、デジパック廉価盤になって、これの中古が、HMVで安かったので、購入。
 ナレーションがちょっとウザったいといえばうざったいが、小編成で ― ほとんどOVPPではないか、と思える ― 洗練されたスタイリッシュなもの。

 というわけで、手放した側のディスク群が、下↓。

放出CD


 ‥‥いちおう納得のいくディスクに置き換えることができて、限りある小スペースに保管するCD群としては、満足すべきものが、ほぼ完成した、といってもよさそうだ。
 今度はマスタリングに不満のあるディスクの買い換え、とあいなりまする♪

ジュリーニは、えうろっぱ(注:大陸^^)♪ 他。

 今日 ― もう昨日、12日(土)に襲ってきた台風19号。
 店舗も鉄道も「予告休業」し、動きが取れない代わりに、出勤・通学で被害に遭うことは避けられたところは大きいだろう。
 住んでいる所は、雨こそ凄かったが、風のほうは、身構えていた午後5〜8時ごろ、あまり強く吹くこともなく、深夜には穏やかになっていた。
 少しハズレ感はあったけれど、防災・減災、かくあるべし、ではあった。

 が、自分のいないところのことはあまり思わないもので、河川付近では浸水がひどいところが多く出ていたようで、東北などひどかったようだ。
 死者も30名に達しているようで、やはり激甚、である。
 予定閉店はよいことだったが、高齢・病気・障害、あるいは経済的困窮などによって、食べ物の入手などに困った人はいなかったか、気にはなる。

 先日、小泉進次郎環境相が、国連で会見した際、温暖化対策の具体案をきかれて、しばし口ごもった、さらには肉食は温暖化を促進するのに、ステーキを食したことを公表したことが、バッシングされた…のニュースが記憶に新しい。

 いっぽうで、スウェーデンの、いささか過激で愛想のない(!…と、間違いなく相当数の世界の男ども、あるいは新自由主義の男女? は感じているはず)女子高生・グレタ・トゥンベリ嬢の、経済成長主義への糾弾。
 面白いことに、日本の“保守”(で、自民党議員とも昵懇の)論客で、『経済成長主義への訣別』の著もある佐伯啓思氏は、この点でトゥンベリ嬢とは連携しあえるはずなのだが、たぶん、しない(笑)。

 詳細については異論はありそうだが、地球温暖化=海水温上昇が、台風大型化の誘引である、ということは、だいたい言えるようだ。

 翻って、小泉環境相のステーキの件を、“煽りニュース”にしたメディアを、逆批判している記事がある。
 曰く、「煽り記事のバイアスがそこかしこに入っているからだ。最初に強めにバッシング記事を配信したのは9月23日午前の『リテラ』だった。同Webはいわゆるリベラルというか「左寄り」のネットメディアで、記事の切り口に偏りがあることで定評がある。」
 ナンのことはない、この記事はベッタベタ政権寄り偏向なのである。さ〜っすが、あの嫌韓特集で鳴らした、『週刊ポスト』のサイトだけのことはある(笑)。

 いやいや、私個人としては、“韓国の文化・社会を批判する”刊行物や、ステーキを食して「おいしかった」という政府要人があっても、それはそれでいいんじゃない、とも思うのだけれど、全体の、国の文化クオリティがこれじゃねえ、とくに「日本は素晴らしい!! 」と(“右派”の大勢のみなさんが)言うからには、という気がする。
 ここ数年、新刊書店の店頭が、脅迫的タイトルに満たされ、一向に行ってみる気が失せているのも、そういう雰囲気と響きあっている。

 さて ― 唐突に、イタリアのマエストロ、カルロ・マリア・ジュリーニ(1914−2005)。

手持ちのジュリーニCD。

 上は、手許にある、ジュリーニのCD。
 ベルリン・フィル 1点(フランク)、ウィーン・フィル 3点7枚(ブルックナー、ブラームス)、コンセルトヘボウ 2点(ドヴォルジャーク)、の計6点10枚。これっきりのようなのである。
 英米のオケを振った音源、そしてコンチェルト音源もオペラ音源も、ない。
 モーツァルトの『フィガロ』と『ドン・ジョヴァンニ』を持っていたけれど、東芝 HS2088盤だったこともあって、手放している。

 どなたかとは真逆で、ですが張り合うような気は全くなく… m(_ _)m。
 ロスとのブラームス、シカゴとのドヴォルジャークや、マーラーの9番など、ほんとうにいいレコードだった。
 置ける場所と聴ける時間(と気力)があれば置いておきたかったのだが、暮らしの事情が許さない。

 ではあるが、上の、わずかなヨーロッパ音源だけで、ジュリーニ御大の偉大さは、十分過ぎるくらい味わえると思っている。
 ブルックナーは、7番と8番だけで、同じウィーン・フィルとの第9番は手放している‥‥ちょっと「うるさ過ぎる」演奏と感じたゆえ、だったと思う。

 先日、この中から、ブルックナーの第8番と、ブラームスの第4番を、全曲聴いた。
 連続して2曲はとてもムリ、日を改めて、である。

 ブルックナーのほうは、録音がきわめてよいのだが、その分ダイナミック・レンジが極めて広く、トゥッティのたびごとにボリュームを下げないと、隣室迷惑を案じてしまう。
 それでも、1Kの部屋でギリギリの大音量まで出させてもらって聴き終わり、ほんっと〜〜に「聴いたぁ〜」という実感だった。
 ブラ4も、しかり。ジュリーニの作り出す、ひとつの「宇宙」に誘い込まれ、浸ることができる。

 さて ― 今日(もう昨日)は、ジュリーニではなく、ブダペストQでベートーヴェンの弦楽四重奏曲第3番、それからフレスコバルディ、パレストリーナなどをちょっと聴き、締めはマーティーナ・マクブライドで、『Over The Rainbow』

 で、午後10時。
 パスタを茹でて、夕飯♪
 このところも、お腹は不安定としか言いようがないのだが、去年の秋と決定的に違うのは、この秋は、食べるものがオイシイこと^^;;。
 それはそれでまたちょっとな〜、なのですが、おいしくいただきました。

『モーゼとアロン』を聴きました。

 “夏休み−後編”5日間の2日め‥‥午後から宵の口、めいっぱいオデオ+音楽漬けでした♪

モーゼとアロン、ART LiNK

 C-7030からアンプへのデジタル接続を、光ケーブルから同軸に換えたのだったが、これがいまいちしっくり来ない。
 両方つないでおいて、好みで切り換えようかとも思ったが、どっちにするか考えるのがめんどくさい。

 同軸のほうは、ピアノの音などは余分な音がせず、低音の重い、実体感のある音が聴けるのだが、ツルんとした感触が強く、聴いていて感興を覚えない。
 オーケストラは、弦合奏のツブだち、ケバだち感に不足し、その点では光のほうがいいので、光に戻した。

 PM6005の同軸入力は、S/PDIFを直接 DAIチップ(AKM AK4117VF)に入力していると思ったら、ロジックIC(TC74VHCU04FT)のバッファーを介していた。
 光のほうは、光モジュールから直に入る。

 という次第で、高評価の Belden 1506Aではあったが、はずした。
 はずした理由付けに、アースループがある。CDプレーヤー側もアンプ側も、同軸RCAジャックのアースは、直接筐体に落としてはいなくて、パネル直近ではセラミック・コンデンサーなどを介して高周波アースし、しかるべきところでデジタルGNDに落としているはずだが、全体のGNDに導通するすることはしているはずだ。

 こちらには、アナログと同軸を2機器間で両方接続するのはよくなく、アナログとデジタルの両方をつなぎたい場合は、デジタルは光を、とある。
 ― ま、この辺の引用は当方の理由付けである。

 2台のCDプレーヤーで、いろんなものを聴いたが、今日のメインは、冒頭のみ聴いて終わりにしていた、シェーンベルクの歌劇『モーゼとアロン』、ミヒャエル・ギーレン指揮の Brilliant Classics盤
 PHILIPS原盤で、1974年録音らしい。

 マスタリングは、以前の Brilliantを思い出させる、歪み感の多いもので、元の音もそうなのかもしれないが、聴きづらい。
 C-7030から、モガミ 2534を介したアナログ接続で聴き、2枚、全曲を聴いた。

 主役・ギュンター・ライヒのシュプレッヒシュティンメの、ドイツ語の子音・歯擦音が飛びまくるのが耳にキツいが、Diamond 220で、なんとか聴くことができる。

 このオペラ、第2幕の、モーゼが留守の間にアロンが主導して(?)行なう、異教的オージーが、第1巻くと全く違い、そこが聴きものでもあろう。
 “シェーンベルクの『春の祭典』”という感じだ。この部分は、ヴォーカルが入らず、オーケストラだけで進む部分が長いので、よけいそういう印象がある。
 そして、こういうオージー場面の音楽は、シェーンベルク得意の12音という風とはいささか遠く、単に卑俗な音の連なりと聞こえるところが多い。
 つまり、シェーンベルクお得意の理論詰めの12音がモーゼの「抽象的神への信仰」で、偶像崇拝を象徴するオージーの音楽は、「わかりやすい、今までのあんたたち(=俗なリスナーども w)の音楽」だぞ、という作曲者のメッセージが聴き取れる(ような気がする;;)。

 いまふうに言うと、アロンのやり方と、それに呼応した民衆の動きは、まさに「ポピュリズム」だ。
 うるところのないまま読み了えた『ソクラテスの弁明』と同様、「ポピュリズムと抽象的知性の確執」を感じさせられた。ヨーロッパ2000年の宿題、なのか。
 我われときたら、初めから「課題」とは思っていないノーテンキさが‥‥どうなんでしょう。

 ストーリーは、いちおうモーゼの勝利で終わる、ということなのだが、その第3幕を完成させられなかったことは、重たい。
 断章の第3幕は、聴いていて気がつくことなく過ぎ去り、高弦の、美しい、しかしお〜っそろしい和音で、全曲が閉じられる。こわ〜。

マスタリングの選択。

 オンキヨー C-7030から マランツ PM6005への接続を、アナログ:カナレ L-4E6Sから モガミ 2534に、デジタル:オーディオテクニカ AT6D40/1.3(ART LiNK 光ケーブル)から、Belden 1506A(同軸)に、交換した。
 スピーカーが Mercury F1だった時には、アナログは L-4E6S、デジタルは光ケーブルでつなぐほうが、アナログ:2534、デジタル:同軸よりも、音の硬さや情報量の多すぎをうまく抑制してくれていたようだ。
 Diamond 220に換えて、L-4E6Sとデジタル:光では、ちょっと音が丸まりすぎて、ピアノもオーケストラもソフトになりすぎ、これでは マランツ CD5000との個性の違いを活かすという部分が出てこない、と感じて、交換。

 C-7030からの出力で聴く、トスカニーニの『ローマの松』やベーム/BPOのモーツァルト:『ハフナー』とか、“情報量感”が上がるとともに Diamond 220の柔らかさも聴けて、しばらくこれで行きましょ〜、とあいなりました。

 アナログ接続はモガミ(ラインケーブル:2534、スピーカーケーブル:3103)、デジタル接続は Belden、と、ナンとも当たり前すぎる? ラインナップになっている。
 2534は、この時期に製作していて‥‥もう10年経っている‥‥リンクした過去記事に写っている自作DACも、とうに手放している。

 CD購入のほうは‥‥2点のリマスター盤の買い換えまでで、いちおうストップ。

MJQ 『たそがれのヴェニス』、3枚

 モダン・ジャズ・クァルテット M.J.Q.の名盤、『たそがれのヴェニス No Sun in Venice』(Atlantic)。
 ずっと、初出と思しいアメリカ盤・1284-2 で聴いていた。
 C-7030からのデジタル出力を PM6005のデジタル入力で再生すると、「Cortege」の深沈たる響きなどは、じぃ〜っと瞑目して聴き入らせる音楽だった。

 Diamond 220に換えて、ちょっと物足りない感じがし、たぶん日本のワーナーでリマスター盤を出しているだろうから、と探してみると、2005年リリースで24bitリマスター(WPCR-25004。写真左)が出ており、ユニオンで帯つき美品を安価に入手。
 ところが! これが“やりすぎ”リマスターで、M.J.Q.などでなく、もはやヘヴィメタばりにウルサいマスタリングなのだった。
 この件にかかわると思われる Amazonレビューが投じられていて、読んでから探すべきだったなー、と思ったけれど、面白い体験だった。

 上リンク・レビューには、「"フラット"な音質をお望みなら、◎88年ダブリューイーエー盤(30XD-1015) とか ◎91年イーストウェスト盤(AMCY-1020) とか ◎最初期Atlantic盤(1284-2) とかがお勧めだ」と、たいへん懇切な紹介があり、だが米盤 1284-2(← オリジナル・アルバム番号に「-2」を付けた、まさに「オリジナルCD」的番号)ではちょっと情報量不足な感じもしたので、AMCY-1020(写真右端)を求めた。
 で、これが、たぶん最-正解。

 もう1点は、ジュリエット・グレコのシャンソン・アルバム。

グレコ、4点。

 ずいぶん以前に買った(東日本大震災で落下してケースが割れた)、日本フォノグラムの、「ネイチャー・イコライゼーション」(たぶん、福井末憲氏担当)マスタリングのベスト盤‥‥国内盤なのに、歌詞訳がないもの(写真右上)。
 左上のは、上の国内盤にちょっと不自然な強調感を感じていたので求めたフランス PolyGramの Podis盤。いちおうSBM処理は謳っている。音質はずっとナチュラルだが、悪くいうと平板。

 下段左は、これら PolyGram系とは異なる EMI/Odeonの国内盤。オーケストラの録音は鮮明で、しかしグレコの歌唱はずっと自由、悪くいうと放恣に崩した感が強く、よほどのグレコ・ファンでないと聴くのがつらい。

 そこでどうしようか、と考えたが ― 国内2枚組歌詞対訳付きというアルバムが出ていて、マスタリングは云々していないで、SHM-CDとなっている(UICY-10011/2)。
 とりあえず、これでいいだろう。「ネイチャー・イコライゼーション」とは全然違うし、仏盤とも違うマスタリングだったが、中庸を得て、悪くない。

 グレコのシャンソンは ― シャンソン全般に言える部分でもあるかも ― 単なる“おフランスのおシャレな歌”というものとは全然違って、とくにグレコの場合などは、戦争の爪跡を濃厚に残した、“叫び”のようなものでもあり、そうとう気合を入れてでないと聴けない。
 グレコの歌を聴くことは、ブリテンの『戦争レクイエム』や、ティペットの『我らの時代の子』を聴くことと通底するものなのだ。

 ‥‥現在こんなところで、いまだオクを覗いたりすることは多いのだが、しばらく散財は止まってます。

6月に買ったCD。

 もう7月だぁ〜‥‥と、時の経つ早さを嘆くのが通常なれど、意外に個人的には「まだ6月だったのか〜」な感じがある。

 7月第1週は、6日ほど休みがある。そんなにCDを聴いてばかりはいられない‥‥というか、これだけオーディオと音楽CDに入れあげておいてなんだよ、なのではあるが、歳をとって体力が落ち、“西洋音楽”がちょいとシンドくなってきているような感触もある。

 Wharfedale Diamond 220は、なかなかスムーズな音を奏でていて、かつ、本箱のCD収納スペースが、今月のCD購入でほぼ満杯となった。
 ― で、今月買ったCD。もうブログに出したものも含まれる。

2019年6月に買ったCD

 左に、箱物2点。
 ポリャンスキー指揮のグラズノフ交響曲全集(Brillinat Classics、7CD)。今日、第3番を聴いた。これは買ってよかったセットだ。正直、「延々、ロシア風抒情の世界」なのだが、チャイコフスキーの第2、第3交響曲よりは、いずれも質が高いような気もする。

 そのチャイコフスキーの、交響曲全集+管弦楽曲集、ハイティンク盤(Decca、6CD)。中古では、新しい Deccaのボックス(Collectors Edition)のほうが、PHILIPSの箱より安い。
 『ロメオとジュリエット』なんか、しばらく棚に1枚もなかった。ハイティンク先生の『ロメオ…』は、やはりちょっとエキサイト感がないな〜、なのだが、響きが実に充実し、美しい。

 で、そのハイティンク盤とは正反対のような、エキサイトもりもりの、カラヤン/ベルリン・フィル 1971年の『後期交響曲』
 ワーナーの国内盤3枚組(WPCS-51027/9)。すでに EMI GEMINIのリマスター2枚組を持っているのに、なんで買い直したのかというと、ステレオ初期の、フィルハーモニア管を振った『白鳥の湖』と『眠りの森の美女』抜粋が入っていて、それによって枚数は増えているが、交響曲第5番の途中でのディスク交替がない、などのメリットがあったから。

 加えて、私がポチッた時には、Amazonが、なんと 698円で出していた。オーバーストックか何かわからないが、異様な安値であり、2,000円未満は送料がかかるけれど、それでも安いので買った。
 このセットは、定価自体が安く、1枚千円未満に設定しているので、そのまま買ってもおトクだ。

 ちょい聴きだが、交響曲も、第4番の冒頭などは、ARTリマスター相当の GEMINI盤では、トゥッティのあと急に音量が下がって、通常のボリューム位置では木管が聞こえなくなるほど小さくなるのだが、その辺がちょっと聴きやすくなっている感がある。

 チャイコフスキーの三大バレエのLPは、このカラヤン/フィルハーモニアの東芝音楽工業エンジェル盤を最初に聴いた ― 母親が買ってきた。
 『くるみ割り人形』だけは疑似ステレオで、これはステレオ・テイクはなかったようだ。海外EMIの、「The KARAJAN Collection」で出たものは、3作品全てモノラル・ヴァージョンで、ステレオ・テイクの『白鳥』と『美女』は東芝EMIでのみ HS2088でCDリリースしていたはずだが、稀少化しているし、マスター・テープもよくないと思われる(海外では、古い『悲愴』のフィルアップに入っていたかも)。

 そういう思い出のある音源が、Warnerのことだから、よいマスター・テープを使ってCD化していることも期待して購入。『白鳥』もちょい聴きだが、悪くなさそう。
 上記リンクの Amazonレビューには、「4番の第4楽章、聴けたものではない。昔、カセットデッキでオーバーレベルで録音したときと同じ音。こんなものを商品として出すなんていい加減なものだ」というような酷評が入っているけれど、これは東芝EMI発売の TOCE-56060/2とレビュー欄が共有されているため、東芝盤に投じられたレビューだと思われる。
 間違っても東芝盤を買ってはいけない(が、比較したら面白そう)。

 余談だが、『眠りの森の美女』という呼称が一般的だが、「眠りの森」という地名が登場するのではないはずだし、原・英題は「Sleeping Beauty」なのだから、「眠れる森の美女」という呼称のほうが正しい。
 「眠れる」は、文語的表現であり、「眠る」の已然形に完了・存続の助動詞「り」の連体形「る」が付い形、意味は存続=ingの形で解釈するので、「眠っている美女」という意味になる。
 なんでこれが廃れたのか、文語=古文的表現をみんなが知らなくなったからだろう。

 その上は、またも! グールドの『平均律』全巻、SX4K 60150(THE GLENN GOULD EDITION、「…remixed by Andrew Kazdin (Producer) and Knneth Abeling (Engineer)」とあり、(P)1997と古い)。
 フィリップ・ネーデル/b-sharpスタジオ・マスタリングのセットが気に入らず、リマスター表記のない欧盤4CDセット(51970 2。レーベルに「This compilation (P)2004 Sony Music Entertainment (France) S.A. (C)2004 SME Subsidiary BV.」とある)に買い換えていたのだが、なんともショボく響く。

 SBMリマスター盤が欲しく、しかしSBM盤は2枚組×2セットになって場所を取る。これの4枚組は‥‥あったはずだがな〜、と思いつつ、なかなか見つからなかったものが、オクで、送料込み1,000円即決だったので、ポチ。

 中身のディスクは、2CD版(GLENN GOULD EDITION)の第1巻のディスク SM2K 52600の[DISC 1]と[DISC 2]、それと第2巻のディスク SM2K 52603の[DISC 1]と[DISC 2]の4枚が、4枚・全2巻セット用に制作したブックレットとインレイとともにケースに入れられていた。ディスクが入れ替わったことも考えられはするが、たぶんこの仕様なのだろう。
 音は、マスタリング情報不記載の欧盤よりちょっと余韻を付加している感じがあり、椅子の音なども自然で、よろしい。

 その他、下段の右3枚は、いずれもシューベルト。
 弦楽五重奏曲は、手許にあるのはウェラーQの Decca盤(←これ、たぶんけっこうレア)だけだったので、名曲でもあるし、あと1枚、何にしようかと思っていたのだが、メロスQ+ロストロポーヴィチのDG盤、今は GRAND PRIXという廉価盤シリーズに入っていて、HMVで890円ほどだった。ハーゲンQ+シフのなど(こちらもDG)もよさそうだ。

 それから、CDを持っていなかった八重奏曲。超-定番の、ウィーン室内合奏団のDG盤。「SCHUBERT MEISTERWERKE」という、録音データも記載のない廉価シリーズの1枚。このシリーズは、たしかシューベルトの生誕200年記念(1997年)ということで、いろいろ出ていた。こちらは最新リマスターはなさそうで、オクで安価に購入。

 で、すでにもう写真を出した、ピレシュの弾く即興曲集も。SHM-CDのご利益は、ハタとわからないのだが、HMVの未開封中古が1,080円と安かったという理由で購入。

 上段右端は、ストラヴィンスキー:交響曲集、アシュケナージ/ベルリン放送交響楽団(Decca)。
 以前にほぼ同じ楽曲カップリングのデュトワ盤を持っていて、しかしど〜っにもツマラナい曲ばかりだなー、と売ってしまったもの。アシュケナージは、ある種「ロシアの交響曲」という気合の入れ方でマジメに演奏していて、これは聴き応えがあった(「ハ調の交響曲」だけ聴いた)。

 その左は、単発盤を持っていた記憶のある、アンセルメ中心の『マルタン作品集』(London、2CD国内盤)。20世紀スイスの作曲家、フランク・マルタン Frank Martin(1890−1974)の代表的作品集成だ。
 『地に平和を』の、歌詞対訳も付いている。Amazon中古で、配送料込みで950円と安かったが、品物はきれいだった。

 アート・ペッパー『モダン・アート』は、ずっと前に海外初出CDを持っていて、売ってしまっていたが、国内リマスター盤で買い戻し。初期の、HS2088リマスター盤は、『アート・オブ・ペッパー』ではマスター・テープがよくないと思しく、カスカスでノイジーな音だったのだが(それで、海外初出盤に買い換え)、「24bitデジタル・リマスタリング」を公称するものは、どういうわけかよくなっているようだ。

 カラヤンのチャイコフスキーと、グールドの平均律の“買い換え比較”。旧盤はユニオンに持っていきやしょう。

買い換え比較

 オーディオも行くところまで行った感があり、CDも聴ききれないほどの分量、増えました。やっとこれで倹約生活、かな。

買っちゃいました♪

 ついに! 買っちゃいました…。

グラズノフ、ポリャンスキー

 ‥‥というほどのものでもありませんが。

 グラズノフの交響曲はきれいなメロディーの集合、その全集は気になっていて、安い全集、たとえばセレブリエール盤などが出てくるとポチりそうにもなりつつ、あんな甘ったるいだけのムード音楽なんか、聴いている時間がもったいない、とも思って、「自制」してきた。

 Brilliant Classics盤の全集は、Chandosレーベルの、ヴァレリー・ポリャンスキー/ロシア国立交響楽団によるものを中心に、未録音の第7番だけ BISの尾高忠明音源を用い、その余白にヨンダーニ・バット指揮のバレエ音楽『ライモンダ』(ASV原盤)を入れて完成させたもの。
 発売時に、“自制”もあって買わずにおり、廃盤後、ネット上でけっこう高騰し、上にリンクした HMVの中古は4,000円ほどつけている‥‥さすがにこれでは買う人はいそうにないが。

 ときおりネットオクに出るが、そこそこの値段で出て、落札される。
 今回は、1,800円開始で、終了間際に入札する人がいたらやめようと思っていたのだが、なんと、今回もだれからも入札がなく、落札した。送料を入れても2,000円でこの高評価の全集が入手でき、幸いではありました。
 ヘッドフォンでちょっと聴き、予想どおりの甘美なムード・ミュージックが‥‥♪

 ポリャンスキー録音のデータは載っており、プロデューサーはポリャンスキー自身、エンジニアはイーゴリ・ヴェプリンツェフ Igor Veprintsevで、この人の名前はメロディアのレコード、CDに載っていたんじゃなかったっけ?

連休は、CD♪ …その他。

 ゆうべ、昨日(5月3日)に有明防災公園で開かれていた憲法集会(=護憲側)に出てみた件で1記事アップしたのだが、意見の反するコメントくらいしかないだろうし、私の場合、どの立場にも違和感を覚え、かつ「違和感を覚えられる」タチなので、すぐ削除した。

 やっぱり連休はのんびり、音楽、がいい♪

小澤さんのオペラ

 この連休に注文・入手したのは、小澤さんの振ったオペラ3点が中心。
 曲目は、吉田秀和『LP300選』で挙げられながら、非所有だったり、いちど買って手放していたものばかりだ。

 1988年、ウィーン国立歌劇場を振っての、チャイコフスキー『エフゲーニー・オネーギン』(独Orfeo C 637 0421)。
 この曲は、日本で先行CD化されたオスカール・ダノン盤(ポリドール/London)を持っていて、対訳付きだったし、演奏もよかったと思うが、そんなに聴かないうちに売ってしまっていた。

 とにかくきれいな旋律のオペラである。対訳は、平凡社版「対訳 オペラ全集」で見ようとするが、原語のキリル文字がわからないので、「この辺かなー」と推測しながら。
 まだ第1幕第1場を聴いただけ。このCD、悪評高いゴットフリート・クラウス、オトマール・アイヒンガー組の手になるので、それだけで避ける向きはいそうだ。
 しかし、低域もそれなりに入っていて、高音をちょっと下げるといい感じで鳴る。

 ディスクユニオン横浜西口店のAmazon出品だったのだが、商品説明「可」の、そのまんま「可」。ブックレットはカビ臭く、ディスク・レーベル面には小カビ、そして信号面は、「キズ」とあったがキズはほとんどなく、むしろ、液体で拭いたあと、きっちり拭き取られなかった跡のような汚れが、ビッシリ。
 無水アルコールを浸したティッシュで拭くと、Orfeoの赤いレーベル印刷が溶け出す‥‥ので、少量の中性洗剤と、最低温に設定した給湯器からの流水で洗浄。
 ピ〜ッカピカになったけれど、ちょっと反ったかな;;。ま、再生は問題なし。
 セットで配送料込み1,500円くらいと、格安だったのにはワケがありました。

 次は、1989年録音の、オネゲル『火刑台上のジャンヌ・ダルク』(タワー/DG PROA-37)。厳密にはオペラではなく、「劇的オラトリオ」と呼ばれる…。
 現行国内盤は、プーランクの曲と2枚組抱き合わせになったSHM何とかだ。
 買ったのは、タワーレコードが1,000円で復刻したもので、もう廃盤。ブ厚いブックレットを収納するために、厚みだけ特別サイズのケースがあてがわれており、これが割れたら交換品の入手に苦労しそうだ。
 復刻は2006年とある。それ以前に、ボド盤を買って、手放している。

 そして、2011年、サイトウ・キネン・フェスティヴァルの、バルトーク『青ひげ公の城』(ユニバーサル UCCD-1431。Deccaなどのレーベルでなく、‘素’の Universalになっている)。
 さすがに新盤は高いので、中古を新宿ディスクユニオンにて。全部中古、小澤さん、ごめんなさい〜。
 この録音は、プロデューサー、エンジニアは海外勢(どこのレーベルかな?)だが、Recording Cordinatorに新 忠篤氏の名前が見える。

 この3点では、甘美なメロディーのチャイコフスキーが、小澤さんには最も合っているようではあるが、オネゲルとバルトークも、オペラ・ハウスで快適に鳴ると思われる、ソフトで厚い低域を文字どおりベースに、聴き手にアピールしてくるよい演奏だと言えるのではないか。

 オネゲルとバルトークは、先ほど、70分と60分のCD、続けてブックレットを睨みながら‥‥通して聴いちゃいました♪
 両作とも、単なる恋愛だとか争闘だとかとは異なる、なんとも表現しがたいテーマのオペラで、音楽の喚起するエモーションと、それのメタの部分とが、からみあってナンとも評しがたい。
 『火刑台上のジャンヌ・ダルク』は、クローデル+オネゲルの、フランスへの「愛国」(オネゲルはスイス人だけれど)の思い、という動機がもちろんあるのだが、この物語に縁のない一東洋人から見たら、「魔女狩りという非合理な集合心理暴力を、あとから美化した」ものにも見えてくる。

 『青ひげ公の城』は、ナンなんだろう‥‥。猟奇的男性の虜にされる女性‥‥DVを振るう彼氏から離れられない女子、みたいな?
 拙HN=Bluegourdは、Bluebeardをモジらせていただいているので、無縁のお方ではありませんが。
 ちなみに、Bluegourdめのほうは、パワフルな美女に手○めにされるようなモーソーに由来してモジっておりますが、現実は女性にはたいてい「嫌われる」だけで決して「襲われ」はしません(泣/笑)。

 小澤征爾の振ったオペラ3点、とりあえずいいレコードだ。
 バルトークの場合、ブーレーズとかギーレンとかロスバウトだとか、その種の「冷血」な表現に長けたマエストロの聴かせる冷たさ、先鋭さを求めることも、ある部分必要なのだが、ヨーロッパの舞台芸術 stage worksをこれだけ“聴かせる”演奏をする小澤さん、これはやっぱり、凄い。

 ― で、気がついたのだが、せっかく購入したオネゲルとバルトーク、あと何回聴くかなー。PCに取り込んでおくと、その辺は何万枚になっても本箱はカラっぽなのだが…。
 今日聴いていたのは、すべて Marantz PM6005で。やっぱりいい音です〜。
 あれ、では夜にお腹のほうが‥‥!? オペラだと、全帯域にわたって鳴るので、ヴァイオリンの高域端はそんなに気にならないのだが…。

 そのほか、デムスとバリリQによるシューマン(MCAビクター/Westminster)。500円で帯付き出品だったので、だれか入札するだろうと思ったが、だれも来ず。
 これは伝説的定評のあるアルバムなのだが、LP時代から触れたことなし。う〜ん、しかし名曲かといわれると‥‥。

 そうそう、今さっきは、ズート・シムズの『オン・デュクレテ・トムソン』(東芝EMI、24-bitリマスター盤)も500円帯付きで、これも終了までだれも来なかったので、いただいてしまった。
 このアルバムは、「Evening in Paris」だけしか聴かないんだけどなあ。
 もうみんな持っているのか‥‥オクの入札低調は、ほんとうに不景気な雰囲気である。
 あ、あと、ピノック指揮のパーセル『ディドーとエネアス』が来ます。

 5月3日は、大きなビラはもらわず、小さな主張ビラをちょっともらって帰った。


 こういうことには、‘ネトウヨ’とかいう手合いが、「反日パヨクがwww せいぜい墓穴をほってくれ♪」とか、バカ・テクストを乱投しまくる。
 で ― 「反日」

 種子法廃止で海外アグリビジネス資本に日本人の胃袋と財布を差し出す。
 カジノ法案でギャンブル依存症と債務に拍車をかける。
 水道民営化法で、国民のライフラインを海外資本に売り渡す。

 これらが〈反日〉でなくて、何が〈反日〉か! これらこそ、墓穴そのものだよ。

カントリーのCD、その他のCD、それから…。

 S&Gとかサンタナとか、手許に置きたいヴァージョンで揃える中、ジャズ・ヴォーカルとは違うジャンルで、オーディオ的にも聴きものであるディスクは、と探して、こちらに遭遇した。

 こちらで紹介されているうち、アリソン・クラウス Alison kraussの『A Hundred Miles or More』(邦盤は「ベスト・オブ・アリソン・クラウス」。Rounder/Deccaレーベル)から、冒頭曲「You're Just a Country Boy」。動画はDVD版かららしい。


 もう一人/1枚、マーティーナ・マクブライド Martin Mcbride(日本では「マルティナ・マクブライド」と書かれる)の『Martina』(RCA/BMG)から、「God's Will」。



 ‥‥と、これらの楽曲を収録する2アルバムを。

アリソン・クラウスとマーティーナ・マクブライド

 アリソン・クラウスは輸入盤もけっこう高く、オクで、ケースにちょっとヒビが入ったという未開封品を、マクブライドは、HMVの432円の未開封中古を、買った。
 マクブライドの未開封盤のほうが、長く密封されていたせいか、信号面のところどころにカビが。無水アルコールを浸したティッシュで、キズがつかないように、しかししっかりと回転方向とは直角に拭いて、きれいに。

 こういう楽曲は、私にはさしてなじまないのだが、メロディはいいし、何よりシンガーに歌唱力があり、録音も優れている。

 次は、「元モット・ザ・フープル」ばかりが言われる、モーガン・フィッシャー(こちらのインタビュー動画では、流暢な日本語をしゃべっている)の、『都市生活者のための音楽 Peace in the heart of the city』。
 ↓こちらで全曲が聴ける。


 動画の絵は、キティからリリースされた初出盤。
 これ、ほんとうに癒されます♪ 音色も効果音も、じつにていねいにアレンジされている。
 このディスク、キティ盤を、四半世紀くらい前に高田馬場のブックオフで買ったと思うが、たしか黒田恭一の惹句が書かれた帯が付いていたのに、雑談ばかりしているバイト店員は同梱してくれず、帯なしになったまま、しかしいろんな機会に、不眠を癒してくれもした。

『都市生活者の音楽』

 しかし、帯なしの上にブックレットも汚れている状態はいやだと思っているうちに、この種のヒーリング音楽を専門にしていたプレム・プロモーションが再発し、ちゃんと帯も付いたプレム盤が中古で安ければ、と思いつつ、買いそびれていたけれど、ちょっと高いオク出品だったが、落札した(写真右)。

 聴き比べてみると、同じデジタル・ファイルであるはずだが、キティ盤のほうがほんの少しエッジが立たないようだったが、外見でプレム盤を残し、キティ盤は外盤のS&Gなどといっしょに処分。

 このアルバムは、ほんとうに好きで、この種のヒーリング、あるいはアンビエント・ミュージックでは、他には坂本龍一の『裏BTTB』もすばらしいと思う。

 さて ― 佐川急便の配達が。

佐川から、横文字の名宛。

 宅配で頼んだものはなかったので、あれ、と一瞬思ったけれど、これ、米Amazon.comの荷物でした。
 通常便だと日本郵便で来るのだが、ハンコを取る荷物は、国内に入ると佐川の国際便取り扱い会社、SGHグローバル・ジャパンが配達する、ようだ。

Esther Ofarim

 あの、Creekの Evolutionをどうしても聴いてみたくなったきっかけの動画で使われていた、イスラエルの歌手、エステル・オファリム Esther Ofarimの、『Esther Ofarim』(Bear Family Rcords、BCD 17120 AH)。

 いろいろなところで3,000円を超えていて、しかも取り寄せだと入荷しない可能性が高かったので、米Amazonの$18の商品をポチった。送料を入れると$26.97になり、円換算で3,080円となった。これがたぶん、日本から注文できる在庫品で最も安いものだったろう。
 1枚のCDに3,000円以上費やしたのは、人生で数回だけである(笑)。

 しかも、Amazon.com在庫表示(日本でいう「残り1点」みたいな)だったにもかかわらず、翌々日になっても注文履歴から見られる「Track Package」が「Shipped」の statusにならないのである。
 「あれ、これはもしや米Amazonが持っていないのではないか」と不安になり、注文後3日後(米日付は2日後)ということで、急ぎすぎではあったが、短い英文で問い合わせてみた。
 すると! 速攻で翌日、回答があり、Track Packegeも「Shipped」に変わっていた。
 それがこの便。
 ちょっとクレイマーっぽい態度に出たので通常便ではなく、こういう宅配にしたのだろうか…。

逆デジパック

 デジパックを、通常とは逆に使ったタイプで、右側に38頁ほどのブックレットがくっついていて、オファリムにかかわる写真などが載っている。

 このアルバム、1972年に独EMI Columbia=EMI Electrolaが制作・発売したものの復刻ということらしい。EMIのロゴの付いた写真なども見える。
 困ったのは、ドイツ国内仕様の形なので、独訳しか掲載されていないこと。
 全12曲のうち、ラディーノ語が4曲、ヘブライ語が3曲、フランス語が3曲、イタリア語とドイツ語が1曲ずつ、と言語的ダイヴァーシティに満ちている。

 こういうアルバムを、独EMIが出していたというのも面白い。
 彼女にシオニスト的な噂が濃厚だったらちょっといやだな、と思っていたのだが、こちらには、「Ester was controversial in the 1960s for performing German songs for European audiences soon after the Holocaust (エステルは、ホロコースト後間もない時期に、ヨーロッパの聴衆にドイツ(語)の歌を歌ったために、物議を醸した)」と書かれていて、むしろコスモポリタン的だったのかな、と思った。

 それでは、そのドイツ語の歌、「Kinderspiele」(ハイネの詩によるらしい)をどうぞ。



 そんな、Creek Evolutionを聴きたくなったきっかけのCDが到着した今日、Creek Evolutionは新しいユーザーさんのところに旅立ちました。

 この辺でもうオデオ狂乱はおしまいにしないと、という状況だし、PM6005もいい音で鳴ってくれている。が、やはり高域が耳、というか身体に優しくない感がつきまとう。
 こんな今になって、さらにプリメイン・アンプを1台、落札した。

Rotel RA-980BX

 Rotel RA-980BX、である。
 終了まで待っていると入札する人は必ずいそうだったので、出品者さんの言い値で即落♪ Creekと Linnの売却代金で補填、と考えまひょ…。

 回路図(サービス・マニュアル)はDLしたが、以前の RA-05SE同様、ライン入力からのゲインが45dBほどあって、ボリュームをあまり上げられないかもしれない。
 が‥‥なんか知らぬが、このアンプ、人気があるのである。

RA-980BX、内部

 電源トランスはトロイダル1個だが、左右チャンネル別整流で、それぞれ10,000μF×2の平滑コンデンサーが2セットある。
 パワーアンプ終段は、2SB817+2SD1047の3パラ!
 加えて、カップリングなどには Black Gateがた〜っぷり投入されていて、ゴージャスなサンスイふうな仕上げながら、当時の価格が10万ちょっと、重さも10kg、外観も NADあたりのちょっと上のクラス、という風情です。

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