都議選を前に。−その2

 はい。都議選、続き。

と〜にかくもう、当方の選挙区というのは、こういう罵詈議員の所属する国政与党にか:


か、さもなくば、こんな極右活動家:


が代表の特別秘書を務める党にか、しか、死票にならない投票が不可能なのである。

 上は、豊田真由子議員の罵詈・暴言に関して取り上げた ― テレビを持っていたときからあまり好きでなかったけれど ― 読売テレビ(東京では日テレ系で放映)の、あの『情報ライブ ミヤネ屋』の映像。

 もう、見てください〜、というだけ。不快になったらやめましょう。
 この番組は、安倍首相が出演したり、森友問題でも安倍首相側を擁護気味だったりの番組でもあるのですがねえ。
 いちおう、終わりのほうでバランス取ってますな。でないと「官邸」からいろいろ来るだろうしね…。

 この元エリート官僚の議員は、桜蔭高校から東大法学部に進学、ハーヴァード大の院で「パブリック・ヘルス」(!!)を修めた、という。

 いわゆるリベラル派は、一般に、教育が人の能力を開発するのであって、次世代に向けての最重要事は教育だ、という‥‥のだが「そんなのウソッパチ」と言う人がいる(リンク記事は、両説併記^^)。橘 玲(たちばな・あきら)という人物だ。
 この人の書いたもの、読んでいてえ〜っらく不愉快だった記憶があるが、豊田議員の言行を見せつけられると、橘サンの言うとおり、教育ってほとんどクソの役にも立たないんだな、という考えになってしまう。だよな。

 下の映像。自民党を越えるような勢いといわれる「都民ファースト」で、小池知事が代表就任するまでの間、代表を務め、知事の特別秘書に任命されている、野田 数(のだ・かずさ)という人物が、自説を滔々と述べている映像である。
 さすがにこの説に至っては、当初同盟関係にあった、あの橋下 徹サンも、「大日本帝国憲法復活なんてマニアの中だけの話だ」批判したらしい。

 でもって、こういう中心人物がいる党に、民主党所属・公認で議員になっていた人たちが、続々入党している。
 民主党嫌いの人々は、民主党を「反日サヨク集団」のように言うが、そこにいた政治家が「小池&野田党」に鞍替えしたら、投票するのだろうか。

 もっとも、地方政治はまさにイデオロギーなんかどうでもいいのだから、これを「節を曲げる」などと非難しても始まらなさそうではあるのだが、有権者(もちろん、「私」という限定で)としては、ヒッデぇ状況、と言わざるをえない。まったくねえ。


[追記]
 野田氏に関しては、こちらの記事も面白い。

 この人は、「国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄」を主張しているそうだ。まさに「オレ主権」なのだろうな。

都議選を前に。

 都議選、である。
 投票したい候補は、いない。敢えていえば共産党の候補だが、死票になる確率は 1,000%だし、共産党を支持はしない。

 いっぽう、議席が消えてほしい政党は、厳存する
 現・政権党である。
 首相にまつわる疑惑への、国会での返答が、国会をナメきっている。

 立憲主義だとか何とかいうようなお上品なレヴェルではない。
 とにかく「答えない」、「公文書を出さない」の一点ばり。

 「公文書等の管理に関する法律」の第一条、
「国民主権の理念にのっとり‥‥国及び独立行政法人等の有するその諸活動を現在及び将来の国民に説明する責務が全うされるようにすることを目的とする。」
とある文言を、蹂躙して蹂躙して蹂躙しぬいて、まだ蹂躙するか、というくらいの、閣僚と官僚の答弁である。


 こんな答え方をする総理大臣は、なにかもう初めて見るような気がする。
 これを印象操作云々というなかれ。

 いちいちビデオやニュース記事URLを上げたりする必要もないくらい、森友、加計、そして女性ジャーナリスト準強姦容疑に関する不逮捕の件、に対する、政治家と官僚の態度が、もはや異様の有様を呈している。

 上に引いたYouTube映像は、安倍非難サイドのコメントが入っているが、質問した野党側への罵詈で埋まっている映像もある。
 これはまあどっちもどっち、というか、多数の一般市民というより、せいぜいネットいじりくらいしか娯楽を持たない「ホビー下級層」の投稿なのだろうけどね。

 ぼつぼつまともな対応を考えないと都議選に影響する、と自民党の上も下も考え始めている、というジャーナリストもいるが、そうではあるまい。
 今の政権周辺は、もう何をやっても、あるいはどんな疑問にも何ひとつ答えなくても、有権者の支持はゼ〜ッタイに離れることはない、という信念に浸されている。

 これは間違いないし、多くの有権国民も、「それでもいいよ」と実印を押している。
 その信頼の不動さは、オレオレ詐欺に積極的にひっかる老翁、老女にまったく酷似している、というような雰囲気さえある。

LITERA画面

     ↑
 こういうことなどもあるが、氷山の何とか。
 「行政資料公開は与党の許可制、公文書を事後に捏造…安倍政権の情報隠蔽はもはや独裁国家並みだ」

 同意できるブログ記事として、こちらも挙げておこうか。
 ひとつひとつの政策・立法、ということではない。異常だ。

5.3 憲法集会に出てみた…。

 ゴールデンウィークだぁ〜。
 ‥‥って、外出などなんにも予定はない。
 が、還暦を過ぎて生まれて初めて憲法記念日に、憲法関係の集会に出てみた。

 月・火と、ふた晩で9時間ほどの睡眠時間でヘロヘロ、加えて腹具合もよくなかったが、来年行けるとは限らない、と起き出して出かけた。
 眠くて起きづらくてグズグズし、西武線もりんかい線 ― 高田馬場で山手線に乗り換え、新宿でりんかい・新木場行き埼京線利用 ― も1本ずつ乗り遅れ、会場になる有明・東京臨海広域防災公園(国際展示場駅下車)には、ゲストのスピーチの始まる13時過ぎくらいに着いただろうか。

5.3憲法集会

 りんかい直通埼京線は、新宿からかなり混んでいて、渋谷で降りた人の席に何とか座れ、目的駅まで座れた。
 電車は東京テレポート駅まで混み、ここで若い人たちが降車、国際展示場駅で降りたのは高齢者がほとんど。

 駅から公園までみんな歩いてゆくので着いて行く。途中、警察官が誘導したりしている。

社民党のバス

 会場前に社民党の街宣車。向こうには警察車両がズラリ。

 参集者は、もうほ〜とんどが老人。若い人は、スタッフ以外では高齢者といっしょに、‘嫁さん(=息子の妻)’っぽい人、くらいか。
 若い男性はごく少なく、いると‘活動家’ふうな人だったりする。

 私がいたのは、「制服向上委員会」の橋本美香さん ― 初期からのメンバーで、もう37歳、‘アイドル’というには…であるが ― が司会するゲストのスピーチ・タイム。前後にセッティングされたコンサートなんていうのは、こういうイヴェントの楽曲というのはだいたい音楽性ガタガタ(沢田研二の某曲などを思い出す)なので(偏見(笑))聴く意志なし。

 が、当日の映像を YouTubeで見ると(プレコンサートアフターコンサート)、まんざらでもないようである;;。

 アフターコンサートでは「制服向上委員会」メンバーも来て歌ったようだが、そのファン層? と思しい連中は、極めて少ない。
 SEALDsっぽい感じの若者すら、まぁ〜ったくと言っていいほど来ていない(と見えた)。

ビジョンカー

 ステージの反対側には、「ビジョンカー」とネーミングしてある、そこそこのモニターを積んだ車が設置され、ライヴ映像(上の写真は、民進党・蓮舫代表の映像)を映していたけれど、何せ音声が小さくて不明瞭で、効果が小さい。

 本部スタッフの女性に声をかけて、もうちょっと音声が効果的なほうがよくないか、などと、いつもながらのイチャモン。
 ついでに、「お年寄りば〜っかりですねえ。ある憲法学者は‘憲法は生きている’とか言ったらしいですが、何だか、護憲運動は限りなく憲法をデッドなものにしてきた、その70年の帰結みたいに感じます」と、よけいなひとこと。

 ちなみに「憲法は生きている」というのは、故・奥平康弘氏の著書のうちの2冊、『憲法を生きる』と『未完の憲法』(木村草太氏との共著)の書名からもじった言い方だ。

 読んだこともない憲法学者の見解を、著書の書名、それもたった2冊から勝手なことを言ったわけで、無責任とは思うが、「憲法」をライヴに捉える、その正反対に、護憲派はひたすら憲法をデッド・フィックスなものとして変えないことに固執し、改憲派は、戦後憲法は「すでに死んだもの」ないし「もともと効力のないもの」としてその死を宣言して葬り去り、戦前レジームに戻したい、というものばかりに見えるので、これは正直なところなのである。

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森友学園、教育勅語の話から…。

森友ニュース 1


森友ニュース 2


 教育勅語礼賛幼稚園の経営者の件が、世を賑わしている、らしい。
 賑わしているだけなら、芸能ニュースみたいなものだからどうでもいいが、ひとつは行政の公正さ、もうひとつは政治家の基本理念の問題の、それぞれ根幹に関わるファクターが大きいので、これは厄介だ。

 安倍首相は、この学校法人が格安で国有地の払い下げを受けたことに対して、「私も妻も認可、国有地払い下げに関係ない。関わっていたら総理大臣を辞める!」と突っぱね続け‥‥るしかあるまい。

 この大先輩の伝に習ってか、例の学校法人理事長・籠池氏と同じく教育勅語礼賛派と思しい稲田防衛相も、籠池氏に「「法律相談を受けたこともなければ、実際に裁判を行ったことはない」と、国会答弁で断言していたが、森友学園が原告の裁判に稲田氏が原告側の代理人として出廷したという裁判所の記録の存在が発覚」して発言を訂正した、という事態が出来している。

 裁判所というのは、ニュートラルな立場で、必要と思われることは文書化して残すものだと思う。それで‘キチンと’証拠文書が残っていたのだろう。
 となると、ことの性質がニュートラルでない、つまり利権がからむようなものについては、徹底して記録文書を廃棄ないしは隠蔽することが、逆に明瞭に推測できるのである。

 学校法人への格安の国有地払い下げに関して、「専門家に鑑定させることもなく、大阪航空局と近畿財務局の話し合いで売却価格を決めてしまう。そして、森友学園との交渉過程の記録はすでに破棄しているとして、公開要求を突っぱねる」のである(こちら)

 公文書を残し、請求に応じて情報公開することについては、先進国におけるその重視に対するに、わが国では意識が低かった、というのはよく指摘される(あ、クロ現だ)。
 が、そんな高等な話ではなく、政官接触の、とくにきわどい場面の記録は、双方ともに絶対公開したくない代ものになりうるから、どうあっても残したくない。

 というわけで上のようなことになるのだが、近畿財務局と学校法人との(「政官」ではないが)近々の接触の記録は残っているそうなので、今後どうなるのか。

 問題は、一学校法人のスキャンダルというのではなく、行政が公正であるのかどうか、それに政治家がどのように影響を与えたのか否か、という点にある。

 世には、何がなんでも現政権を擁護したい人、また現政権を追及する野党を揶揄する人も多い。
 民主党(当時)の松原 仁議員が、籠池氏といっしょに写っている写真を挙げて、「なんで松原は追及せんのか」とやっているサイトが山のようにある。
 いや、格安払い下げの決定された時期に、松原氏が何か大きな権力を持っていたのだろうか? 論そのものがオカシい。
 ただもちろん、スパイ防止法に積極的なこの議員が、胡散臭い右派の手合いと胡散臭い関係にある or あったとしたら、それはそれで問題であり、民進党支持者もアタマの片隅には置いておくべきだろう。


 もう一点は、政治家の基本理念ということ。

 教育勅語を「悪くない」、「普遍的価値がある」と肯定からさらには礼賛する自民党政治家はずっといるようだ。一般市民にも多いだろう。
 しかしいろいろなところに指摘されるまでもなく、教育勅語の基底には、主権在民ではなく、天皇主権の国家観、‘彼ら’が好きな語で言えば「国体」観がある。

 安倍晋三氏や稲田朋美氏が、教育勅語、あるいは教育勅語を奉ずる団体・学校に対して支持・賛同を表明するということは、ほとんどダイレクトに、「主権在民=国民主権」の思想を否認していることの表明なのである。

 これは、単に現行憲法の一部を改‘正’したい、というような話ではない。根本的に、「主権在民の国家」は、認めませんよ、それはよくありませんよ、国民はそれでは幸福になれませんよ、というメッセージなのであって、現憲法の基本理念を否定することなのである。

 それは、政治思想としてはひとつの思想、である。そのような考えを構築し、推進すべく表現するのは、現憲法は保障している。
 が、まさにそういうことなのである。

 具体的に論理矛盾を来たすのは、そのような政治思想・国家観の持ち主である政治家が、「自由民主党」という名称の政党に所属していることだ。
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容疑者逮捕‥‥。

 ‥‥ふひ〜‥‥比較にならないほど高速になったPC、操作のムダ時間は超-激減したが、ムダな商品(CD^^)検索と YouTube視聴で、ムダな(?)時間を激-消費するので、週日はずっと睡眠不足、日曜は使える時間が短いのにまた‘ムダPC視聴’、テレビをムダに眺めていたときと変わりません;;。

 そんな土曜日、帰宅時に、警察署近くにカメラマンと思しい人間が走っており、住んでいる賃貸のほぼ前に、テレビ局の中継車と思われる車が停車。

 ハハァ〜ンと思ったが、想像したとおり、先日の、近所のアパートでの殺人事件の容疑者が逮捕されたのだった。

容疑は逮捕ニュース

 こちらでニュース映像が見られる。

 容疑者像は、これまた想像したとおり‥‥かなりの人々の想像、言い換えるとややゲスな妄想に、見事なまでにぴったり合うものだった。

 隣室の住人で、外国育ちの、仕事もたぶん余り恵まれてはいないと思われる青年。

 もうすでに、‘ネット原住民’の、ゲスなカキコが、夜の街の立ちションの跡のごときありさまを晒している。

 ‘外国人排除’、‘移民忌避’的な風潮というか、日本の元々ある風俗をプッシュするに最適っぽい事件だ。
 そして‘リベラル’に外国人を受け入れる方向の言説をなす人びとには、みごとに「都合の悪い」事件である。

 いうまでもなく、殺人のような凶悪犯罪自体大きく減少していて、きわめての上にもきわめてレアな事件ではあるが、逆にそれだけ、今回の事件の「パターン」が一般市民の感情に与える影響は、大きくはないかもしれないけれど、鋭角的ではあろう。

 日本と比べものにならないほど、今回の容疑者のような身の上の市民が多い欧米では、どんな実態、どんな感じなのだろう。

 先般の、イギリスのEU離脱に際して、ロンドンなどでは英語を話さない人がうじゃうじゃいるくらい、移民・外国人が多く、元々の「英国人」はそれにそんなに違和感を持っていないという話を聞く。
 離脱賛成派は、地方に多かったそうだが、イギリスという国は ― ハズれているかもしれないが ― 公用語が英語オンリー(英語以外は、いわば「英語の方言」的な言語)である点でだけは、日本に似ている。

 これがオーストリアだと、ドイツ語が中心であるのは当然ながら、チェコ(チェック)語、ハンガリー語(マジャル語)など東欧圏の言葉もよく話されていたりするはずである。
 ウィーン・フィルの団員などにはチェコ系の人も多いように思われる。これはたとえばウィーン・フィル団員からなる弦楽四重奏団のメンバー名からも、推測できる。

 ‥‥というようなハナシをしても始まらないが、異文化、はよく言われるけれども、「異言語」の人びと同士がどうやったらうまく付き合うことができるのか、異人種・異文化・異言語にアレルギーの強い我われには、実際に遭遇するとなかなか難しい問題かもしれない。

参院選の争点‥‥?

 今度の参院選の「争点」は、一見「ない」ように見える。

 ‘アベ政治を許さない’サイドの人たちの勢いはそうとうなもののようだが、大衆は現・自民党政権の、いわゆる「アベノミクス」にも、防衛・改憲などへの動向にもあまり不満も異議も感じていないみたいなので、このまま与党大勝の方向に行くのかも。

 が、多くの有権者の暮らしに関わってきそうなところで、あれれ? な問題が出来している。

・年金の損失発表延期
 GPIFによる年金の運用について、2015年度の運用成績発表が、例年の7月第2〜3週より半月ていど延期して、参院選後になるのが確実な7月29日となったという件

 発表内容は、5兆円近い損失らしいというが、この損失への非難に対して、《ビジネスジャーナル》サイト上の「国の年金運用で5兆円損失、「失敗だ!」批判は間違いである…年金危機説のウソ」という記 事(大江英樹氏執筆)が反論している。

 いつもいろいろなことを学ばせてもらっているこちらのブログこの記事に、ちょっとコメントで茶々を入れさせてもらったところ、リコメで、元GPIFメンバーだった小幡 績氏のブログ記事に同意する旨の示教をいただいた。

 小幡氏は、「損失自体は構わない。‥‥問題は、結果の公表を遅らせていることだ。あるいは遅らせていると思われていることだ」と言う。
 今回の問題が、「損失」よりも「発表延期」のほうにあるということは、私は知らなかった。

 加えて、上記ブログのリコメにて、《東洋経済オンライン》サイト上の「巨大機関投資家GPIFは「危機的状況」にある」という寄 稿(近藤俊介氏執筆)が参考になる、と教えていただいた。

 こちらでは、単なる損失が問題なのではなく、現在、株価下落と資産売却がパラレルに進行せざるをえない状況にあり、それは、2014年10月の「基本ポートフォリオの変更」における運用資産内容比率の変更に大きな問題があった、という指摘をしている。

基本ポートフォリオの変更

 画像は、GPIFのPDF文書「年金積立金管理運用独立行政法人の中期計画(基本ポートフォリオ)の変更」(URL:http://www.gpif.go.jp/operation/foundation/pdf/midterm_plan_change.pdf )から。

 いちばん先にあげた大江氏の論考には、こういうことはツユほども入っていない。
 この辺が、政権の年金運用に関する参考資料として用いられるべきだろう。

 イギリスの国民投票の愚挙を笑う日本の有権者が、参院選のあとの年金運用成績発表を見て、「しまった!」と思わないことが肝要、だろうか。

・自民党憲法草案の「家族条項」
 5日の《荻上チキの Session-22》(TBSラジオ)には自民党・平 将明議員が出席して、自民党の見解を述べていた。
 この時、終りのほうで、自民党の改憲草案に触れて、この時点から電話で参加した木村草太氏の質問に答えていた中、同草案の「家族条項」について、平氏はかなりはっきりと「こういうことまで権力に言われたくはないな、と思う」「自民党の会議では、この条項には反対しました」と言っていた。

 番組サイトのこちらで、録音の配信がまだ聴けるだろうか‥‥1時間8分のうち、終わりのほう6分間くらいの部分である。

自民党草案-家族条項

 自民党の改正憲法草案には、いわゆる「日本会議」が目ざしている、あるいは基底としているようなイデオロギーが、底流として流れていると評される。
 番組では、平氏は「草案ですから」と、ここにいろいろ改訂を加えてよいものにしてゆくつもりだという言い方に終始していた。

 が、「憲法」というのは、部分部分の差し替えが自由にできるというものとは違い、全体としての、「この国家はこうあるべきだ」という「理念」が示されるものだ。
 そこに、こうした条文を盛り込むことは、明らかに「そういう国家を作ろう」という意思の表われだ。

 現“安倍自民党”の目ざすところは、事務的に「集団的自衛権を認めさせたい」というようなものとは質が違い、こういう「復古イデオロギー的改憲」なのであって、それは自民党内の若手政治家にすら疑問視されるようなものなのだ。

 この点では、今回の参院選は、自民党が敗北したほうが、むしろ党内の良心的政治家が台頭できる契機にもなろう。
 集団的自衛権の確立はすでになされている上、このまま「安倍自民党」の勝利をあと押しするなら、「安全な保守」の域を越えて「日本会議的なるもの」に、全面的にわが国を委ねることになってしまうことは間違いない
 そして ― 今回はあくまでも「参議院選挙」であって、政権選択選挙ではないのである。

イギリス、EU離脱…。

 ‥‥‥ここ1週間は、飛び石的だがちょっと仕事がお休みで、プレ夏休み♪
 今日(3日、日)は、9時間くらい寝てもまだ疲れが抜けず、6月の間、睡眠時間は5〜6時間ほどで週6日、仕事に出ていた(だけ[笑])疲労感=充実感が溜まってをりまス。ぷはぁ〜‥‥。

 今日は、夕方になっても、アツい。
 1994年や2010年の夏の暑さがまたやってくるようだと、来春までには地震の少ない国に「亡命」しないといかんではないか! ムリッす〜~~;。
 ※「宏観異常現象」は、必ずしも100%疑似科学とは考えられていない。

 オデオ・ネタのほうは、音がよくなって、聴くたびに「いい音だなぁ〜」と感じることが多く、書くことがなくなってしまった。
 まだ到着待ちのCDはあるので、揃ったら1記事?

ロンドン風景

 衝撃の、イギリスのEU離脱。
 よくお邪魔するブログでも「アホなイギリス人」と惨憺たる論評で、実際「アホ」としか言いようのない結果を呈してしまい、イギリスの政治家から庶民に至るまで、自らの選択の結果に困っているようだ。

 全くアホな選択なのだが、その直撃として株価の下落ばかり挙げるような言説にはちょっと違和感を持ってしまう。
 先日、《荻上チキの Session-22》に出演した「おおさか維新の会」の馬場伸幸氏は、消費の活性化について「奥さんたちが1,000円のランチを食べていたのが2,000円のランチを食べるようになる」などという例話で示していた。
 チキ氏がすぐ「2,000円のランチってそうとうなもんですね」と突っ込んでいたけれど、こういうところに、お里が知れるというか、その人物の素の感覚がポロッと出て面白いが、この人はアカンなぁ、と実感した。

 さてイギリスの話であるが ― 今回、離脱を誘導・促進した「ポピュリズム」には、排外主義が大きな要素となっていることが指摘される。
 イギリスを始め、欧州諸国とはケタ違いに移民を排除した状態を堅持しているわが国で、このことをリアリティを以て考えることはかなり難しいだろう。

 比喩として、たとえば、私が仕事でよく行く吉祥寺の「サンロード」商店街には、中国人の観光・買物客がモノスゴく大勢カッポしていて、元気にショッピングを楽しんでいるが、さすがに周囲があまりに大勢の中国人ばかりだと、ちょっと違和感が出てくる。

 そして、こういうことがらを、イギリスにおける移民の激増状態を想像する素材にしていいかというと、それは100%とは言わないものの、85%くらいハズレではないかと思う。

 では、どういう比喩で考えればいいかというと、たとえば自身の子どものクラスメートの6割が移民であるような状態。
 あるいは、町内会のメンバーの4割に、自国語が通じないという状態。
 ― こういうことを基準に考えないと、欧州における移民の増加が‘原住民’に与えている感覚はわからないのではないか。

 排外主義に関して言えば、自分の子どもが、クラスメートの親のテロ行為によって命を奪われても、なお「排外主義」に傾かずにいられるか、というくらいのレヴェルで「問われて」くるのだ。

 今回の英国の国民投票で離脱に反対した48%のうち、いくらかはそういう「問い」を乗り越えての判断なのであったと思われるし、あの9.11を経験したアメリカ人の中にも、こういう過酷な「問い」に直面した人たちがいる、ということは、私たちにはなかなか想像しがたい。

 唐突な喩えになるけれど、この点ではむしろ、海外・隣国に「侵出」の触手を伸ばしていた、戦前の日本を思い浮かべたほうが、より近いのではないか。
 たとえば「満州国」。
 「支配者側」であるとはいえ、周囲には「異国語」しか話さない、移民ならぬ「異民」が大勢、場合によっては同邦人より多くいて、中には日本人に危害を加える可能性のある人もいないわけではない、という状況で暮らしていた日本人のほうが、安全極まりない「爆買い中国人」やお酒も飲まず行儀のよい「出稼ぎムスリム」くらいしか目にしない現代の日本人より、今の欧州の感覚は理解しやすかったのではないだろうか、と考えたりする。

 そうではあっても、この時代の我われの先輩たちは、「八紘一宇」の幻想的アジア融合イデオロギーの破綻とともに、「暴支膺懲」の排外的侵略にひたすら突き進み、1945年の夏を迎えたのだった。

 英国のEU離脱という愚挙を「アホ、バカ」呼ばわりする時は、同時に、こちらももう80〜90年来、日本の乾の方向に存する国をすらあんまり笑えないくらいの「バカ」度にあることを、ちょっと思い出しておくべし。

署名したり、など…。

安保法制反対の署名
 土曜の正午前、出勤の電車に乗ろうとする駅前で、都教組の人たちが「戦争法反対」の署名をしていた。

 だいたいこういうのは通り過ぎるのだけれど、若干時間があったのと、「政党」が主体ではなかったのとで署名した。

都教組ビラ

 安保法制については、改訂の要不要に至る以前に、立憲主義との関わりにおいて、および、今回の場合の成立の状況とが、あまりにも異常なので、そのこと自体がまずマトモなデモクラシー社会のやることではない、という判断は持っているので、署名の趣旨の、とくに立憲主義との齟齬には異論がない。

 加えて、最近の政権党のメディアへの姿勢にも、アンチ・デモクラシーの猛毒を恣いままに撒きちらしたいという欲望が、あまりにも自制なく見え過ぎるので、それへの反対の意思も込めてである。

 署名集めをしているのは、かなり高齢の男女で、都教組なのだから、たぶん現役の教員か退職者たちだろう。
 署名したボードを持っていた女性と、ちょっと話してみた。
 当方が、とりとめなく、返事・反応しにくいことをしゃべりだしたためだろうけれど、その婦人はあんまり話はしたくなさそうで、こちらが「この問題に関しては、双方が有益な議論をほんとうにしてこなかったですねえ」旨のことを言っても、「はあ、そうですか…」的な反応だった。

 団体の一員としては、あまり踏み込んだ対話、あるいは個人の見解や感情を述べることはしないほうがいいという判断をお持ちだった、ないし上からの指示があったのだろうか…。
 どうも反応がイマイチだし、電車の時間も来たので、立ち去った。

バス車中の窓開閉
 金曜の夜の帰宅のバスでは、多くの窓(上部のみ開閉可能)が開け放たれており、その上に冷房もかけていたので、冷風が外から吹き込む風で、びゅうびゅう顔に当たってくる。

 一人のサラリーマンは、各席の上部にある冷房の噴出口のノズル調性が悪いのか、と触っていたが、外気の流入が原因なので変わらないとわかるや下を向いてしまった。
 そうとう頭髪などを吹かれていたと思うのだが、開いている窓の下に座っている客、立っている客も、誰一人として窓を閉めない。
 その1枚のうしろの席があいたので、そこに移動し、前の客に「閉めてもいいですか? 風がきついので」と許諾を求めてから、閉めた。

 終着停留所に着くまで、ほかの窓はあいたまま、びゅうびゅう吹き込む風は冷たいわ、窓吊りの広告ビラは音をたてて翻るわ、の状態のままだった。
 こういうことがら、一般の大多数の人びとは、ほんっっと〜に、何もしない。徹底して、何もしない。テコでも動かない。

 終着停留所に着くやいなや、私はあいている窓のほとんどを手荒にバタン、バタンとしめてから降車した。

 健康食品などには、疑似科学であっても広告を追いかけて求めるのに、「今の、自身の身体感覚」には、驚異的に反応しない。
 これこそが、みんな‘健康オタク症’でありながら生活習慣病がどんどん増える根源のように見える。
 まあこれは、実際には私の座っていた後部席だけに風が吹きつけた ― バスの車体ではそうなりがちなのである ― のかもしれないけれど。

 両方とも、選挙の(期待の反対の)結果を占うような、というより、占うまでもないという現象に、感じられた。

JR回数券サービスの大改悪

 新学期、1冊目の回数券を使い切った。

 4月になって、JRの回数券を券売機で買おうとしたら、「回数券」のメニューがなくなっていた。

JR新回数券

 うろうろ見ていると、指定券販売の券売機だけで売るようになっていた。
 ボタンを押してオーダーすると、「問い合わせています…」というメッセージが出て、ホストコンピューターと連絡する時間がかかっているのか、という遅さ。
 発券も、遅い

 鉄道の普通乗車券は、回数券も含めて、すぐ発券され、しかもゆっくり釣銭を確認したりしていると、JRの場合だと20秒で券売機が吸い込んでしまう。
 釣銭の確認・財布への回収を、高齢者などがゆっくりやっていることができないような、ユーザー・アンフレンドリーさの極みだ。

 この他にも、鉄道のユーザー・インターフェイスは、客の立場を無視して鉄道側のやり方をゴリ押しするものがいっぱいある。
 高田馬場駅の、西武線とJRとの乗換え改札では、ICカードの引落し額・残高の表示が、健常者でもその場で見えないほど小さい。
 相互乗り入れで便利になる私鉄は、乗り継ぎ切符の発売が面が、とくに高齢者などにはわかりづらいそうだ ― 近鉄奈良線に乗り入れる阪神電車の券売機について、関西の人から聞いた。

 つまり、処理が速すぎるのも遅いのも、どちらでも、不便でも、オレたちのやり方を受け入れろ、というわけである。

 さて、このJR回数券発券サービスの極端な改悪だが、もちろんすでにネット上では上がっている。
 こちらはニュートラルに紹介するだけで、批判はない。
 こちらは、嫌悪している。言わずもがな、こちらに同意だ。

 一般券売機で売らなくなっただけではなく、サイズが大きくなったので、定期入れなどのポケットをひとつ占領してしまう。以前の、私鉄と同サイズのものなら、1ポケットに私鉄のものと2冊入って、取り出しもしやすかった。

 もっとも、利用者の高齢化などで、大きなサイズのほうが扱いやすいという面も全くなくはなく、そういう要望はあったかもしれない(JRは間違いなくそう言うだろう)が、どう見ても改悪なのが、表紙を別途発行するようになったこと
 ただでさえサイズが大きくなって、紙の量が増えることで、エコに逆行するのに、さらに意味のない表紙を付ける。
 いったい、どのような思考なのだろう。

 これは明らかに、JRからの「回数券は使わないで、1回ごとに普通運賃を払ってください」というアピールだと取れる(取る以外に解釈のしようがない)。

 この新回数券を買った日、立川駅の案内で、「券売機の制限やサイズの巨大化は不便極まりない。しかもこのサイズだと、国分寺での西武線との乗換え改札では、通らないんじゃないか?」と聞くと、スタッフは「はい、申しわけございません、通りませんので、一度改札を出てご利用ください」とのたまった。
 ところが、2枚を重ねて通してみると、受け付けた。つまり、この新回数券がどうなっているのか、スタッフにも情報が共有されないまま変更してしまっているのである。

 今まで、JRの回数券で買物などに出かけていたみなさん、JRは「乗ってほしくない」ということですから、他の移動手段に乗り換えましょうね。

バター問題。

バター

 アベノミクスや安保法制や、あるいはTPPや、いろいろ言われる中で、気になるのだが、別個に報道されるだけで、有機的にからんでこないハナシ ‥‥ バターのハナシ である。

 店頭でのバター不足が言われ、実際にもスーパー店頭でバターが品薄 or 常時品切れ状態にある。
 その埋め合わせに、おもにトーストに付けるための、マーガリン系の「ファットスプレッド」の類いが多品種、積み上がっている。

 ここで気になるのは、マーガリンは健康に有害性があるといわれるトランス脂肪酸を、バターの2〜8倍くらい含んでいるらしいこと。

 マーガリン系のものは、商品によって含有量/率が違うので、一律にいえないが、これほどバターが不足して、その反面でマーガリン系の商品がスーパーに山積みになっていて、それが問題にされない(されているのかもしれないけれど)のは、オカシい。

 バター不足は、よく知られる『BLOGOS』内のこちらの記事では、高い関税で国内の零細酪農業者を保護してきたことに原因があり、競争力を弱めてきているのだから、TPPにも参加して、競争力を高めなくてはならない、としている(ように読める)。
 東大の農学系の研究者の執筆なので、評論家の恣意的な言とは違うのだろうが、BLOGOS記事に時折り感じる違和感を感じる。

 こちらの記事は、『長周新聞』という、ある種の信条に基く(人によっては「イデオロギー」に見えるかもしれない。私には BLOGOSより好感を持てそうだ^^)サイトの1ページなのだが、国内の酪農業者‘潰し’の政策が、今日のバター不足につながっていて、こういう流れは国民の食料供給全体に危機をもたらしかねない、と言う。

 上の記事はTPPには反対の立場なのだが、北海道で乳牛の獣医をしているという人のブログ記事では、アメリカのトランス脂肪酸規制は、バターの日本への売込みを狙うものとも言え、かつアメリカの牛乳は、品質的に「汚い」と言っている。
 もちろんTPPにも反対の立場だ。

 この人の立場の利害、というものも読み取れるけれど、牛肉におけるBSE管理のみならず、アメリカ産の食品の安全クオリティを考えると、単純に輸入を増やせばいい、ということでもないのである。

 こちらは、バター輸入を「農畜産業振興機構」が独占していることを非難し、輸入を自由化するとともに、国内業者の保護も付記している。

 この問題は、農協や農畜産業振興機構といった組織の利権がからんでいる、ということも無視できない。

 こういった問題は、プラカードを掲げてデモ、という話題ではないだけに、あまり考える対象にならない ― 単に「バター、売ってないね」とか「トランス脂肪酸、コワいみたいね」なら話題になるが ― けれど、こういう部分に、国内政治・国際政治と、「国民の生命の安全」の関わりがあるはずだ。

 個人的には、今はパンにバターを付けて食べたい嗜好はあるので、手に入る時にバターを買っている。
 マーガリン系のスプレッドは一切買わないけれど、コンビニやスーパーの「厚切りバウムクーヘン」などを常備して、デザートにパクついている小生は、すでに相当量のトランス脂肪酸を含む脂肪分を日々摂っているはずだから、これ以上の油脂分はで〜っきるだけ控えたほうがいいのである;;。

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