「くるぞ、 万博。」 アホ話題続出。

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     全国民期待の‥‥ “くるぞ、万博。”

    万博ポスター

     元気だねぇ〜、ミャクミャクくん^^。おっと、元気ばかりでもないか、大阪市役所前にデン! と寝ころんだミャクミャク像に、キズが、という事件。こらいかん、器物損壊だよ!

     もうその関西大阪万博、どうなるねん? という心配やら懸念やら、さらに嘲笑の渦が広がっている。
     批判サイドの動画だけれど、これ↓ 正味、笑えまス。


     対談相手は、テレビで橋下 徹氏とバンバン討論していた、日本城タクシー社長・坂本篤紀氏。
     議論の中心は、万博建設時と開催後の交通問題だが、それ以外のトピックももちろんあり、専門の運輸交通関係だけでなく、社会・経済・国際情勢にも、ジャーナリストなみに詳しい。
     氏は、理学療法士からスタートしたらしい。

     例の、350億円を費やした “大屋根リング” に関し、いわゆる “素人批判” 的批判として、「周りのリング、先に完成したら、中が作られへんやろ!」というのがあって、さすがにそこは、資材搬入のための十分なルートが確保されているだろう、あんまり素人的で吉本新喜劇ギャグふうな批判は意味ないだろう、と思っていたら、ナンと、日本建設業連合会会長で清水建設社長という宮本洋一氏から、「大屋根リングがつながったあとは、重機や資材の搬入に障害が生じる」旨のクレームがついた。現場を見ている人でないとはいえ、建設のプロから、である。下動画↓。



     もう〜、スゴい。スゴ過ぎるにもほどがある(笑/嘆/呆)。
     もっとも、日本総研の人のコメントは、可能な限り穏当に抑えているが。

     宮本氏は、昨年11月の時点で、「着工が遅れている2025年大阪・関西万博の海外パビリオンについて「もうデッドラインは過ぎていると思ってもいい」と強い危機感を示した」と、率直に言ったことでも知られている。

     いやほんとーにスゴい。“日本はもはや先進国ではない” という言辞が飛び交うけれど、先進国どころか、世界中のどんな後発国でもこんなヘマなプロジェクトはしないだろう、ということをホントウにやる事態に立ち至った。

     さてさて‥‥このワタクシめは、「万博は昭和の遺物、21世紀には無用」などとは思っておりません(大笑)。

     DHC‥‥じゃなかった、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が事業として行なう DCH (← お間違いなく(爆))デジタル・コンサートホールというプロジェクトに、イマーシヴ・オーディオ immersive audioというセクションがあり、日本オーディオ協会サイト内に、名古屋芸大准教授・長江和哉氏による、詳細を極めた紹介論文(たしか みっちさんのブログで紹介)もあるので、こういう企画で、内外AVメーカーとも協力して、パヴィリオンを一つできないか、てな提案をしようと思ったり思わなかったり、なのであります。

     ありえないことだとは思うけれど、実際にベルリン・フィルが来日してくれたり、その中で故・小澤征爾氏追悼の催しでもあったりしたら(← いささかアザトいが、タイミング的に合う)、会場外でも多数の集客は間違いないし、もし会場内で室内アンサンブルでもしてくれたら、入場者増も見込め…ないかな?(笑)

     「思わなかったり」なのは、博覧会場現場の電気・上下水道も未敷設が続く中、また大屋根リングの地震時における安全性などを鑑みると、「人に来てもらって安全なのか?」という懸念がいろいろあるからだ。
     とくに、何かが起きた際の、避難経路・手段がちゃんとあるのか、というところに不安が大きい。
     夢洲と外部とは、夢舞大橋と夢咲トンネル(地下鉄並走)の、計 3経路しか通行ラインがない。

     原発に関してと同じく、“何か起きた時の避難手段” に関しては、「公」は、驚くほど、また意図的と思えるほど無責任だ。

     ‥‥というような、バカ話+妄想の春、であります〜。

    確定申告をしたり、ネット・コメントを見たり。

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       木曜、やっと所得税の確定申告書を提出した。“所得税” については例年と同じはずなのだけれど、11月、12月の支払い分に関しては、支払元は、支払調書に別途記載し、その消費税額も記載してくれているので、消費税額分は収入に算入しなかった。ただ、源泉徴収税は、あくまでも「源泉徴収所得税」のはずなので、これは全額 源泉徴収税に算入して、還付額を算出した。

       あとは、消費税の確定申告&納付をすることになる。
       いわゆる “二割特例” 適用になるので、支払調書にある額に 0.2をかけるだけでいい‥‥のではなく、12月の労働に係る報酬として、1月支払い分の消費税分も算入しないといけない、ということになる。
       その計算と、記入法もヤッカイ至極。というのも、モノを売って収益を出す業者さんが基準なので、労働報酬の場合の書き方はよくわからない。
       YouTubeの解説番組を見て、来週以降ゆっくり書きましょ。

       納税・徴税に関して、下の2枚の画像がオモシロい対応関係にある。

      脱税は犯罪

       「脱税は犯罪だぞ!」という、一種 “ショック・ドクトリン” な国税ポスター。
       これに呼応するのが、自民党議員の「税金を納めるつもりはない」発言:

      税金は納めない

       これ、ある面、わかる気はする。政党、とくに政権政党が金集めに狂奔するのは、現・政体を確固 護持するのに必要なことであり、これは支持者および支持者集団も、“リッケンキョーサントー” なんかにこの国を乗っ取られたらたいへん、という動かしがたい意識から、表て向きは “民主政治” とかいう思想に従わなくてはならないので、恥ずかしそうな言を述べるものの、基底部ではいっこうに変わらない。
       むしろ、「オレたちの支援する議員先生やその派閥が財政的に強固な証拠だから、裏金は多ければ多いほどよい」はずなのである。

       さて ― 今年の確定申告書類一式は、消費税分が入るので、そうとうな分量なのだが、「収支内訳書」なるものの書類とガイドも入っていた。この「収支内訳書」は、前々年の事業収入が1,000万円を超える人/事業者が提出するものだが、インボイス登録をしたので、その可能性があるとみて同封したのだろうか。とにかくスサマジい分量だ。

      申告書類一式

       こりゃそうとうコストかかってるわな〜、の印象深し。
       と思うと、インボイス実施について、こんな記事を見つけた。
       曰く、「年2,480億円の税収のため、月3,413億円=年4兆956億円と16倍以上のコスト増となる」とか。

       ひとつには、課税の公正性を高める、という理由はあって、これは私も認める。
       が、ドサ〜ッと入っている申告書類を見てから、上リンク記事などを読むと、「ハハァ、なるほど、こういう書類を編集制作・印刷・配布する “利権” もあるのかなー」と邪推してしまう。

       ウラガネ閣僚先生、言うかも ー 「我われはね、徴税の手間もコストも生じないやり方で国家に貢献しているのだよ」。ふむ^^。
       直近で、故・細田前衆議院議長の補選が行なわれる(島根)が、立憲の亀井候補が勝てる感じは、あんまりない。

       そうそう、国税庁の募集ポスターとしては、こんなの:

      国税専門官募集ポスター

       があったそうだ(画像も同ニュースから)。ま、今じゃ超 “不適切にもほどがある” デザインですなー(大笑)。
       そのパロディ・コラ・ヴァージョンが、これ↓
      国税専門官〜パロディ

       これこそ、“適切過ぎにもほどがある” 秀逸デザイン。ネット上に転がってます。

       そんなこんなで‥‥ある Yahoo! ニュース(Yahoo! ニュースは、すぐ削除されるのでリンクはせず、スクショだけ掲げる↓)‥‥

      Yahoo! ニュース、福島から避難

       このニュースへのコメントの一つ:

      コメント


      小学生の頃、原子力発電について学んだとき「なんてこんな怖いものに頼っているのだろう。他のもので発電できる研究はされていないのか?」と頭の中でパニックになったことがあります。でも、先生は当たり前のように話すし、クラスメイトも特に疑問はないみたいだし、私が気にしすぎなのかな?と思っていました。この地震が起きて原子力発電所の問題が上がったとき、色々な思惑があって使われ続けているのだと思うと、なんとも言えない気持ちになりました。最近は地震も増えてきましたし、福島だけのことではないと思います。生きている私達と未来のためにも原発に頼らない方法を考えてほしいです。

       ― このコメントには、「共感した」の3倍の「うーん」評価が付いている‥‥「共感した」の1つは私のだ。今はもっと差が開いているだろう。

       私には、至極まっとうなコメントと読めるのだが、なぜ否定票が賛同票の3倍にもなるのかな。
       「なんて(ママ)こんな怖いもの」という表現に違和感があったのか。あるいは「先生は当たり前のように話すし…」の部分に、当時それほど原子力発電に肯定的だった学校教師はいただろうか、という疑念か。

       ことほど左様に、原子力発電に対する肯定的姿勢はかなりメジャーな‥‥というより、反原発運動を “危険な左翼活動” と感じて嫌悪するストリームはそうとうある。
       埋め込みなどはしないが、伊方原発運転差し止め訴訟が敗訴したニュースに対するコメントでも、よくわかる。

      「住民の訴えが不当と判断されたわけですね原発=悪という宗教的理由で電気料金爆上がりされたら困るのでほっとしました」
      「年寄り活動家たちの戯言です。そんな戯言より、中国や半島国家の戦争リスクの方が遥かに高いでしょう。」
      「こういう市民団体はまず電気を極力使わない生活から始めていただきたい。」
      「ガンガン稼働してくれ」
      「文言からして地域住民というより活動家かなw」
      「大分は左翼系のお方が多いですね。あの村山元首相の地元。」
      「正当判決!不当告訴!」
      「福島事故をお忘れか!! って、日々原発で成り立ってるのをお忘れのよう。」

       等々、訴訟陣への超-アンチ・コメの雨あられ。

       ひとつ、次の:
      「結果論だが、福島の住民居住地域における放射線量は健康を害するレベルにはならなかった。なのに汚染だ汚染だと騒ぎ、さも人体に悪影響が出るかのような主張や報道を続ける勢力が存在する。」(太字、引用者)
      というコメ。
       だとすると、東京新聞の「広がる空き地、下がりきらない放射線量…福島・大熊町「復興拠点」の今」はデマなのか?
       国は、毎時 0.23マイクロシーベルト以上の土地を、除染実施区域とする基準にしている、という。
       記事では、「避難指示解除の目安の毎時3.8マイクロシーベルトは下回るが、政府の除染の長期目標である0.23マイクロシーベルトを上回る地点が多く残る」と括っている。

       福島の事故で、否応なく避難を余儀なくされた人びと、こういった人びとの “身の上” には、どうにも思いを馳せることはできない、ということが、とてもよくわかるネット・コメント群だった。

      こんなコメントが来た。

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        前記事に、下のとおりのコメントが投ぜられた。

        2.26-コメント


        この様な書込大変失礼致します。日本も当事国となる台湾有事を前に 日本の国防を妨げる国内の反日の危険性が共有される事を願い書込ませて頂きます。

        今や報道は無法国の代弁者となり、日本の国益は悪に印象操作、反日帰化の多い野党や中韓の悪事は報じない自由で日本人の知る権利を阻む異常な状態です。

        世論誘導が生んだ民主党政権、中韓を利す為の超円高誘導で日本企業や経済は衰退する中、技術を韓国に渡さぬJAXAを恫喝し予算削減、3万もの機密漏洩など数知れぬ韓国への利益誘導の為に働きました。

        メディアに踊らされあの反日政権を生み、当時の売国法や“身を切る改革”に未だ後遺症を残している事、今も隣国上げや文化破壊等、

        日本弱体と利益誘導に励む勢力に二度と国を売らぬ様、各党の方向性を見極め、改憲始め国の強化と成長が重要な事、
        ですが必要なのは、日本人として誇りを取り戻し、世界一長く続く自国を守る意識だと多くの方に伝わる事を願います。

        2024/02/26 1:19 AM


         上のような意見は、謂うところの “ネトウヨ” ないしカルト的極右の人々がしばしば発する言説として、ある面でティピカルな文体・内容である。

         まず冒頭、「この様な書込大変失礼致します」とある。記事内容に一切 関わりなく、これまでのやりとりもないところに、いきなり極右イデオロギー満載のコメントをブチ込んでくるという礼儀感覚‥‥この投稿者は「日本人として誇りを」大切にすることを標榜しつつ、正反対の非日本的な(!)甚だしい無礼さを示して已まない。

         こういうコメントが、なぜ “今” スパムの一種としてバラ撒かれているのだろうか、と考えると‥‥政権政党・自由民主党所属の有力国会議員諸氏が、“裏金” という不正蓄財の限りを尽くしてきたことが露呈する今日、政権交代への胎動を恐れて(そんな恐れの必要、あるか?[大笑])、リベラル系野党を国賊視して罵倒の限りを尽くそう、というムーヴメントが考えられる。
         こういうところに、かつての Dappiの件のようなバックグラウンドが十分 考えられ、かき集めた “裏金” が費消されていることもありえないことではなかろう。
         このあたりが、もっとも気になるところだ。

         コメント文中、「中韓の悪事」、「中韓を利す為の超円高誘導」、「隣国上げ」等々、「韓国」を強く敵対視していることが特徴だ。
         多くの日本人の感覚からすると、「中韓の悪事」ではなく、「中・朝(・露)の悪事」と言いたくなるのではないかと思うのだが、この投稿者は「中韓」を敵視する、嫌韓メインの人だと思える。

         言うまでもなく、超巨額の国富が韓国カルトに流れ、現政権は限りなくこのカルトの支援を受けて政権維持・強化を図り続けてきたのだから、その意味ではいかなる政党が「反日」かは自明のことがらだ。
         それを、投稿者は、「反日帰化の多い野党」と、「野党には外国からの帰化者が多い」という、これもありがちなリベラル系侮蔑の言辞を並べる。
         旧・民主党の政治家の多くは自由民主党出身者であるから、自由民主党にも「反日帰化」者は多くいた、ということは現在も多くいる、という言説になりうる。

         さてこの投稿者の文体であるが‥‥
        「日本の国益は悪に印象操作、…」 ← これはヒドい日本語だ。
        「中韓の悪事は報じない自由で日本人の知る権利を阻む異常な状態…」 ← ここも、「自由」をこんなところに持ってくるのは不明瞭かつ拙劣で(「中韓の悪事は報じないことで」でよい)、“日本人としての誇り”を鼓吹するなら、もうちょっと流麗な日本語テキストを作成してほしいものだ。

        「世論誘導が生んだ民主党政権…(中略)…数知れぬ韓国への利益誘導の為に働きました。」
         └→ この一文は、事実の如何は措いて、いちおう意味は通っている。“数知れぬ韓国への利益誘導” の額に比して、米・中へのそれのほうが圧倒的に大きいのではないかと思うし、旧・統一教会への超巨額流出こそ、「韓国への利益誘導」の、最大とは言わないが無視しえない損失ではないか、と考えるのがふつうだろう。
         この流出=利益誘導に、深く深く関わっていたのは、どの政党なのか、論じるまでもない。

        「3万もの機密漏洩」 ← この「3万」がなんのことなのかよくわからないが、日本年金機構は、委託先を通して500万件の日本国民のマイナンバー情報を中国に流している。はたしてこれは、短かった民主党政権時代のことだったのか?

        「日本人として誇りを取り戻し、世界一長く続く自国を守る意識」 ← 一見 美しいかに見えるが、日本だけが “世界一長く続く” という選民意識は、悪い意味でのイスラエルやロシアのそれに似たものであり、国際社会の協調を構成してゆく意識の片鱗もない。
         このような「意識」は「自国を守る」ことからおよそ遠い ― 昭和20年8月がその証左であった ―。

         さてさて‥‥この記事は、見る人も不愉快だろうから、適当な時期に削除することを考えている。当該コメントも削除し、当該IPからも投稿お断りとした(KDDI回線からのようだ)。

        『東京防災』+『東京くらし防災』配布

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           …週 1日は、晩メシにだいたい松屋の丼テイクアウトを利用する。が、この前は、「弁当」を選び忘れて、店内サービスが来た。ま、たま (ほんと〜にたま) にはいいか、と席で食べた。
           自分好みのサラダ (緑黄色野菜) も付かないし、味噌汁はワカメとお揚げ少量ていどの具しか入っていないけれど、丼は陶器だし、けっこうおいしかった。
           帰ってからサラダ、コーヒー、デザートは別途用意^^。洗いものも少ない。

           で ― 郵便受けに、エラくゴツゴツしたパッケージが、ふたつ !? う〜ん、そんなにCDとか注文した覚え、ないしな〜、と訝って取り出すと、『東京防災』+『東京くらし防災』の 2冊子の入った厚紙パッケージだった。

          東京防災、2部

           写真、2パッケージあります^^。片方が 『東京防災』 で、もう片方が 『東京くらし防災』 ‥‥じゃないんです、2部、重複配達,

           都の説明では、「Q 複数冊欲しい。/ 申し訳ございません。各世帯に1冊ずつの配布となっております」 となっておりますが^^;。

           考えられる事情・原因としては、1) 配布スタッフの人が、仕事に時間がかかり、メンドウで 「2部ずつ入れちゃえ!」にした、という、ポスティングでありがちな…と言っては語弊があるが、サボり。 2) 異なるスタッフが、先に配達されている上に配達した、の 2つ、あるいは、単純に 「あ、2部入れちゃった;;」 ミスか。
           先の羽田空港事故でも言われたとおり、「作業にヒューマン・エラーはつきもの」 ではあるが、「あ〜、来たぁ〜」な感 満載である。

           次に気になったのは、堅牢な厚紙パッケージに入れてあるのだが、厚紙をカットして折って作ったこのパッケージ、カットされたエッジが少し鋭く突き出している部分 ― 表てを上にして、右サイド部分 ― が、郵便受けから取り出す際や、開封する際、ちょっと乱雑に扱うと、手を切りそうにもなりかねない感じがしたこと (下写真、黄色矢印)。

          東京防災、エッジ

           内容は豊富で、しかし都民が、もらってすぐ熟読するとはちょっと考えがたい。
           もっとも、こういうものが編集・改訂されて存在すること自体はいいことではある。

           あとは ―
           2冊子の右下に、視覚障害を持つユーザーが、冊子の方向を確認して QRコードを利用しやすいように、切り欠きが設けられている
          切り欠き

          が、これも触り方によっては手を傷つけそうにならないこともなさそうなところがある‥‥が、まあこちらは仕方ないだろう。

           とりあえず、この 3点は、コールセンターに電話して、やんわりとお伝えしておいた。コールセンターは、1度目は 「…電話が混みあっております…」 で、それが繰り返されたあと、「おかけ直しください」 で切られてしまった。そういう場合でも、フリーダイヤルではないので、電話料はかかる。これも仕方ないことだとは思うが、のハナシでした。

           そして ―

          都知事挨拶状

           パッケージをあけた最上部には、小池都知事のカラー写真をあしらった挨拶ビラが鎮座!

           いや、ありがたいですよ、ちゃんと配ってくれて。
           パッケージ右下には、開封の際にカットする小さなシールが貼ってある。2部配達されたもう 1部は、カットせず、未開封のまま置いておこう。うちの近くには障害者支援・介護系NPOのオフィスも多いので、必要そうなら差し上げようと思っている。

           冊子の作成自体はいいことだが、「災害対策はここに書いてありま〜す。発災・被災したらこれを読んで自助+共助でね!」 というのはね〜。

          羽田空港炎上事故と公明党

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            羽田空港炎上

             周知のとおり、1月2日に、羽田空港滑走路上で、日航機と海上保安庁機が接触し、双方が大炎上・焼尽し、海保機の乗組員 5名が殉職、という、“21世紀の日本で、これ、あり?” な ― という言い方も不謹慎かもしれないが ― 大事故が起きた (画像は、ニュース・サイトからだと思う…)。

             その後のニュースから、日航機の乗客・乗員 全員の退避が称賛されるとともに、日航機の操縦サイドにはミスはない、というあたりが判明してきた。
             となると、管制側か、海保機側か、いずれに落ち度があったか、あるいは問題が発生していたか、という点に絞られてきて、かつ、問題は単純ではなさそうでもある。

             こういうところは高い確実性ではたらくフェイルセーフが実装されているべきだが、結果から見てフェイルセーフは機能しなかった。
             それと、羽田周辺の “空の過密”。これは、日米の地位協定に基づき、米軍の “横田空域” をほとんど限りなく、ある種 治外法権的に優先する運用に起因するものでもあるらしい。

             いずれきちんとした原因解明が行なわれ、国民に開示・説明されることは必須かつ重要だが、管制側は国土交通省航空局の所管であり、海保機は海上保安庁所属なので、これまた国土交通省の傘下にある、ということなので、いわば国土交通省管轄内での事故、ということになる。

             ここで気がついたのは、自・公政権の中で、国土交通大臣のみ、長らく公明党の国会議員が務めていた、ということ。公明党は、“国交相のポストは、絶対に自民党に譲らない” という姿勢を、このところ貫いてきている。
             ニュース解説でも、「国交相はなぜ「公明党」が独占しているのか」(『J-Castニュース』 2020.9.19)などが見られる。
             上引記事では、利権だけでなく、建設業界からの選挙の支援なども当て込んでいる、とのこと。

             今回の日航機 炎上事故では、空港自体の運営に多大の影響が出ている。4日、5日にはそれぞれ200便の欠航が生じ、6日、7日も、それぞれ196便の欠航が出たそうだ。
             機体自体の損害額は保険で補填されるにせよ、航空各社と羽田空港自体の営業への影響はそうとう甚大なものになっているだろう。

             長年の、国交相=公明党、が気になったのは、昨年の、公明党支持母体の池田大作名誉会長の死が、なにかこう、シンクロして響いてくるからだ。

             自由民主党のほうは、裏金疑惑問題の、まさに空前の “大炎上” の渦中にあって、国交省・国交相の責任問題などは云々している余裕もなさそうだけれど、与党政権内における公明党の地位、これからどうなるのか‥‥。
             災害・事故続発の中、こんなことを考えるのはいささか不謹慎かもしれないが…。

             今回の能登大震災では、能登地方に多く存在する原発は、危険な事態には至っていない、とされている。が、志賀原発の放射線モニタリング・ポストは、120あるうちの15ヶ所で、測定不能とのこと。
             大部分は活きているので、問題はなさそうだが、今回の震災の動画で見える、道路の破損の凄まじさを考えると、「建設されなかった」珠洲原発を含め、住民の避難 (情報伝達・避難方法・経路) はどう計画されていたのだろうか。
             空港事故も大惨事であったが、現地の惨状はこれから見えてくるのだろう。

            拡散希望 〜 ガザ情勢

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               この人、“サヨク”呼ばわりされることが多いけれど、そうとうニュートラルであらんと努めている観が深い ― 津田大介氏。
               感想抜きで、下の動画を貼っておきます。
               『ポリタスTV』は、一定期間以後 有料化する番組が多いが、これは無料公開しておくとのこと。


               ゲスト・スピーカーは中東ジャーナリスト・川上泰徳氏。

               中心となるトピックは、イスラエルが、ガザ地区の民間人をすべてシナイ半島に難民化して避難させる(=追放する)という計画を記した文書が流出した件。
               ネタニヤフ首相は否定したというが、番組中の川上氏の発言では、バイデン米大統領の予算請求の内容が、すでに文書内の計画を前提にしたものと考えられるという。

               川上氏の発言はこちらでも読める。

              高齢の長老政治家。

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                 あったか〜い連休でした〜…当方は変わりなく仕事でしたけれど。
                 関西大阪万博、ネット上には開催危機の情報が嵐のごとく。再来年が楽しみである。

                 国会関連の、しょぼいニュースでは、まず、衆議院議長に就任した額賀福志郎議員。
                 国会の開会式で、式辞を読み終えたあと、式次第とは異なって、階段をのぼって天皇の席 (ま、古風にいえば、玉座ですな) に近づき、天皇に式辞の紙を渡すという行為に出た。


                 天皇は、いささかとまどいながらも笑顔で式辞を受け取っておられました。う〜ん…。

                 YouTube本ページで見てもらうと、
                「陛下ももらった後、すぐ間違いだと分かった様子で何事もないかのような振る舞いが素晴らしい」
                「陛下の寛大なお心にはいつも頭が下がります」

                と、いつもありがちな、陛下への礼賛…って、気持ちはわかりますけどね。

                 額賀氏をディスる際に、「陛下のご対応は素晴らしい」との対比で語るコメは、他の動画や記事でもありそうだけれど、自分らの選んだ政権政党から出た議長やで、の観深し。「デモクラシー」。よその国の制度、なんだろう。

                 そして、額賀氏の前任の細田博之・前議長の「会見」。

                細田会見

                 このあとの、セクハラ疑惑への回答ももう言われまくったお答えであるが、統一教会との関係に対する返答、「これしか言えんやろなー」の観深し。
                 「リップサービス」だったんだ。この党の政治家の、選挙演説、国会での質問、答弁は、なべて「リップサービス」なのかもしれない。

                 細田氏、額賀氏、ともに79歳。がんばっておられる。古稀まであと 3年もある愚生も、えっちらおっちら(笑)。

                 それと、あんまり話題にもなっていないみたいだけれど ― する必要もないか^^ ― 武見敬三厚労大臣が、予算委員会で、どうにもトンチンカンな答弁に立った件。

                武見答弁

                 共産党・宮本 徹委員の質問、長いのでそこだけリンクするが ― 非常勤公務員の激増について ― 厚労相の出番と言いがたいにもかかわらず出てきて、「公務員の中で、非正規職員をどのように増やしていくかというご質問の中で…」とやり始めた。
                 周囲からは、「この人じゃないでしょ」的なザワツキが出て、で ― すぐ引っ込んだ(爆)

                 このヒト、かの有名な武見太郎氏の令息で、本人は元来 政治学者で、東海大学教授まで務めた人。71歳、まだ若い!

                 いやはや。

                今さら人に聞けないこと (1)…マイナ誤登録プロセス

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                   例年になく少なかった夏期の仕事も終わり、秋学期まで10連休…を過ごしております。
                   起き抜けには異様に、しかしある種心地よい疲労感 “ああ〜” ってな感じに浸りつつなかなか床から出られず、しかし起きればけっこう調子よく活動中。
                   仕事も滑舌サイコーにて終了。

                   CDを買い足したりもしているが、それはまた別記事にて。
                   世上には、依然として 「どうなってんの?」 な事態がず〜っと、かつ次々重なり現われてきていて、不快感 尋常ではない。

                   そこで、“いまさら人に聞けないこと” 二題噺みたいに…。

                  その1。
                   マイナンバー“カード”のほうのトラブルが、もう一つひとつ挙げきれないほど煩瑣、多端を極めている。
                   それら報道を読んで、「ははぁ、そういうことかー」とわかった気にはなる。最大問題の 「マイナ保険証」 の他人情報への紐づけトラブルなどは、保険組合=保険者のほうで、いっきょに大勢の被保険者情報をマイナンバー(カード)に登録する作業に追われる中で、担当者が間違えた、という説明があって、これは 「そうだろうな、あるよな」 と思ってしまう。

                   ところが、「公金受取口座に、他人の情報が紐づけされる」 問題のほう、こちらも、最初に聞いた時には 「あるよな、そりゃ」 と思った。
                   前の申請者(申請依頼者)の登録作業のあと、その人のアカウントからログアウトしないまま次の申請者の情報を登録したため、という説明が、複数のメディアでなされている。

                  公金受取口座ミス

                   上画像は、日経クロステックの報道の見出し。
                   ほかに、読売新聞オンライン週刊アスキー の記事が見え、その他あまた。

                   あと2件の報道では、「今後は本人確認のためマイナンバーカードを読み込ませる作業が、登録を始める時だけでなく、手続きを終える時にも必要になる」(読売オンライン)とか、「公金受取口座の登録システムを改修 マイナンバーカードを2回読み取りに」(週刊アスキー、見出し)と言っている。

                   先日、自分のマイナンバーカードに、何が紐づけられているか確認しようと、市役所のマイナポイント申請コーナーに行って、マイナンバーカードを市役所の端末(ノートパソコン)の ICカードリーダライタに挿し込み、暗証を入力してみた。
                   すると、これから登録を始める画面が出たので、担当者さんは 「この様子だとまだ何も登録されていないでしょう」 と言ったので、カードを抜き、お礼を言って辞去した ― ログアウトまでは確認しなかったけれど。

                   その感触から ― それで気づくというのも迂闊な話だけれど ― マイナカード所有者自身が、どこかに出向き、申請したり確認したりする時には、必ずカード ― 言うまでもなく ICカードだ ― を持参し、然るべきリーダーに読ませてログインし、カードを抜けば、ログイン状態ではなくなる…と考えるのが常識だろう。
                   それが、マイナカードが 「ICカード」 であるゆえのセキュリティであって、パソコン上で単なるアカウント IDとパスワードでログインする、ウェブ・サービス (通販も含む) とは違うはずだ。

                   単なる「ログイン」では、まさに、マンガ喫茶などで、前ユーザーがログアウトし忘れたパソコンで、あとのユーザーが前ユーザーのアカウントを悪用するといった問題が生ずるところ、ICカードではそれが防げるはずなのだ。

                   今回の問題で、最も不可解なのは、前の人(かサポート担当者)がログアウトし忘れたとしても、次の人の情報を登録するとき、次の人のマイナカードが ICリーダライタに挿入されるはずなので、そこで認証エラーがゼッタイ出るはずなのだ…と思うのは素人なのだろうか?
                   いや、次のユーザーは、自身の暗証でログインするだろう。それもしなかったというのだろうか?

                   あるユーザーが、ログアウトするまで、サーバーと ICチップとが全く情報をトラフィックせず、次のカードが挿し込まれても 「前ユーザーのログイン状態のまま」 だったとするなら、ほとんど「ICカード」であるメリットはないとしか言いようがない(のではなかろうか?)。
                   いずれにせよ、このトラブルのディテールは、私には完全に理解不可能だ。

                   で、先日、「マイナンバーカード総合サイト」に表示されている、「マイナンバー総合フリーダイヤル」にかけて、事態の説明を求めてみた。
                   可能なかぎり詳しくやり取りをすると、「しばらくお待ちください」となって、2〜3分待たされたあと、「そういったご質問に電話で答えられる担当者はいないので、総合サイトのフォームから聞いてくれ」 とのことだった。

                   それで、フォームから問い合わせると、「私どもは報道されている内容以上のことは把握していない」 旨の返信を得、以後の質問には、ということで先のフリーダイヤルが記されていた。

                   ‥‥ある意味、予想どおりの展開であり、あー、そういうことなんだな、と思った。

                   なお、マイナポイントの他人への付与も、同じ 「ログアウト忘れ」 が原因の場合が最多だったそうだ( ITメディア)が、これにも同じ疑問符が付く。

                   記事頭、「マイナンバー“カード”」と書いたけれど、「カード」は関わらないが、マイナンバーが個人情報と合わさって中国に流出した件は、前にも書いたのだが、これに関しても、日本年金機構は責任ある説明と事後処理はしていない、という。
                   郷原信郎弁護士の YouTube番組では、情報提供している岩瀬達哉氏が 「少なくとも情報流出した770万人には付番し直さなければいけなかった」と言っている。


                   もう、どこかの記事を引用するまでもなく、こうした、個人情報と国家・自治体との結び付けには、何を措いても、その政府・自治体への「信頼」が基礎なのである。
                   そういう「基礎」を、強化するのではなく、反対に 「なくてよい」 と 「知らしむべからず、拠らしむべし」オンリーの方向性を…支持してき続けたのが、「民意」なんですなー。

                   長くなったので、その2 は、また次に。

                  マイナカード、マイナ保険証、どうするの?

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                     さ〜てさて‥‥言わずと知れた&泣く子も黙…らず大笑い、のマイナなんとか、であります〜。

                     マイナンバーカードは、給付金受取りの本人確認に、必ず必要というわけではなかったが、至便、というより、他の方法が著しく厄介だったので、いちおう作っている。
                     そのマイナカード、もういっろいろな局面で不具合が頻発に頻発を重ねているけれど、最大の問題は、どうやら来年(2024年)秋には、従来の紙の医療保険証を全廃して、“マイナ保険証” に統合することが、政府の、引き返せない (引き返さない) 決定事項となっていることのようだ。

                     “マイナ保険証” は、すでに登録して、病院・医院の窓口で利用している人も相当数いるらしく、それゆえにでもあるが、トラブルが冗談にもならない件数、発生している。

                    全保連

                     全国保険医団体連合会というところのページには、「上記の期間(令和3年10月〜4年11月末。引用者)中に判明した保険者から異なる個人番号が登録されていた事例数は、・ 令和3年10月〜11月末 33件 ・ 令和3年12月〜令和4年11月 7,279件(うち7,114件は、協会けんぽにおいて資格情報の重複調査により判明) これらの事例は、閲覧を停止し、補正(異なる個人番号等を削除)を実施」とある。

                     1年間で7,300件、何らかの登録情報ミスが発生していたわけだ。
                     中身は、「別人の薬剤情報・診療情報」が入力されていて、それが閲覧可能になっていた、というようなこと…だけでもないようなのだが。
                     報道では、「別人」の情報と言った時の「別人」が特定されているのか、それとも「あ、これオレのじゃない」だけなのかよくわからない。

                     実際の診療の現場では、患者本人や家族への問診で、症状・既往症・体質などを確認して施療するはずだから、マイナ保険証情報が誤っていることが、医療過誤に直結する場合は少ないかもしれいないけれど、もうたぶん 1万件近い誤情報の紐づけられたマイナ保険証が発生していると想像され、これだけでも 「マイナンバーカード」 への信頼は、もう瓦解状態だ。

                    10割請求

                     同団体の調べでは、「「マイナ保険証」を巡り、システム不具合などで「無保険扱い」となった患者に対する医療費10割の請求例が、少なくとも776件に上る」という実態(6月20日発表、東京新聞)も報告されている。
                     カードの読み取り不可で無保険扱いにされた例が776件ということは、カード読み取りは不可だったけれど、従来の紙の保険証も持っていて、こちらで認証した例もけっこうありそうだから、読み取り不可例は、もっと多数 発生し続けているのでは、という意見も、ネット上に多い。

                     保険証紐づけとは別問題ではあるけれど、天下にかまびすしく喧伝した “マイナポイント”。
                     これに費消された予算はほぼ2兆円であり、おまけに、周知のごとく、これを誤って別人に付与してしまった事故が、去る5月までに113件、とか。

                     加えて、ひとりに最大2万円も支給して “作ってもらう” 意味なんてあったのか(立憲・小川淳也議員‥‥だけでなく、だれでも考えるだろ)、という話もある。
                     困窮者・外国人支援者・団体に対しては、数百万・数千万レヴェルの領収証 “疑念” でさえ、「公金チューチューだ〜!」と罵詈を浴びせまくって悦ぶ手合いはいるのに、億・兆円単位の政府支出には、「反対するのはオカシい」とばかりいう連中…は、何だか重なっていそうだ。

                     マイナカード作成にともなう公金受取口座紐づけは、給付金の受け取りなどには簡便・迅速でよい、というのはそうなのだが、「子どものマイナンバーカードの公金受取口座は親名義の預金口座でもよいのか‥‥結論からいうと、マイナンバーカードの公金受取口座は本人名義でなければいけません」これが原則である。

                     が、幼児に口座を持たせている親は多くないわけで、そのようなケースで、家族を登録した例が13万件、他人による誤登録 ― 報じられている、ログアウトせずに次の人のデータを登録した、など ― が748件、という問題が報告されている

                     家族名義登録については、不正云々はあまり関係ないとも思われるが、「個人」単位のマイナンバー制と、従来の「家族」、「世帯」単位の制度および市民生活の齟齬が、出てきてしまっている。
                     これに続いてくる、今後の最大の問題は、漢字の氏名の「読み」をどうするか、という問題だけれど、もうどうするのか想像もできない。

                     保険証の、顔認証の必要性については、「外国人の医療保険不正利用」が、ネットなどのコメントでもかまびすしい。
                     ある社労士事務所のサイトでは、
                    「神戸市では、平成26年に不法滞在のベトナム人女性が妹の国民健康保険証を利用し、2年以上にわたって総額1千万円以上のHIV(エイズウイルス)治療を受けていたことが発覚しました。/ 発覚していない事案がどれだけあるのか、考えただけで恐ろしいです」
                    と、この問題を重大視して訴えている

                     もっとも、移民をむしろ推進方向で支援している (と思われる) 移住連のサイトでは、NHKの放送にクレームを入れる形で、
                    「厚生労働省の資料によれば、「不正な在留資格による給付である可能性が残るもの」はわずか2名(他に出国により確認できなかったものが5名)しか確認されていなかったことがわかっています。同資料にもある通り、外国人年間レセプト総数(推計)は14,897,134件ですから、単位の違いはあるにせよ、「偽りの手段で在留資格を取得し、高額の治療を受けている」事案はほとんど確認されなかった、ということにな」る、と反論している。

                     外国人の悪用を懸念、というより罵詈したい人びとは、上の社労士事務所のように 「発覚していない事案がどれだけあるのか、考えただけで恐ろしい」 ということになろうが、ある種 これはゼノフォビア的心情が押し出している面も感じるし、「不法滞在のベトナム人女性」が「不法滞在」になったのも、今般 入管法問題で言われた、不如意な事情でも “在留期限が切れた=とたんに不法滞在” という場合だった可能性も十分ありうる。
                     他方、移住連の見解も、“良心的” に見ようというバイアスが働いている面も感じられる。

                     中国からの "医療ただ乗りツアー” が喧伝されるところがあって、それは実際 問題なのだろうが、それを論じた、ダイヤモンドオンラインの記事では、末尾に、
                    「技能実習生と身近に接する日本人の通訳Nさんは、「技能実習生は少ない収入の中から、年間約50万円の社会保険料を払っています。こうした外国人が日本の保険制度を支えている一面もあるのです」と話す」と結んでいる。

                     この問題は、排外主義と結びつけず、しかし “陰謀論” とも見ず、公正で効率的な方法を考えるべきだが、現今のマイナ保険証の実態では、自国民が損害を被る危険性が高すぎる。

                    情報、中国へ流出

                     で、その ― 右派の人びとのキライな ― 中国なのだが、日本年金機構が委託していた SAY企画というところが、中国企業に年金の個人データの入力作業を再委託しており、「禁止されていた再委託をおこなっていたというだけでなく、中国に個人情報が流出したのではないか」と、ちょっとした大騒ぎになったらしい(2021年2月時点)。

                     中には、マイナンバーも含まれていた、らしい…。右派のジャーナリスト(らしい)安積明子氏も非難しているが、両記事にあるように、指摘したのは立憲の長妻 昭議員だった。
                     こちらは、現今 大騒動の、マイナカード入力作業の問題とはちょっと別だが、これもな〜、である。

                     これでも、維新・猪瀬直樹センセイは、「新聞・テレビはマイナカードのエラー情報ばかりを報じている。立憲民主党と同じナントナクのハンタイがアイデンティティだ。マイナカードによる行政の効率化の意味がわからず、未来志向ではない」と、ツブヤイておられる。

                    猪瀬氏 Twitter

                     平和である♪ 加えて、岸田サン、こっりゃもう解散どころじゃありません。

                    インボイス登録申請 (長文&意味不明注意(笑))

                    0
                       消費税インボイス…登録申請、しました。

                       私の仕事の、報酬の支払い形式は、考えるに、ジツにヘンだ。
                       十年前くらいには、たんに「給与」だった。交通費は元から非課税、全額支払われ、確定申告の要はない。源泉徴収も、「給与所得者の扶養控除等(異動 )申告書」を、扶養家族がいなくても提出しておけば、(勤務先数の限定はあったかもしれないが)、10%(現行 10.21%=復興勢源泉徴収込み)も差っ引かれないで、振り込まれた。
                       所得税確定申告も、「収入」額に単純に給与所得控除をかけて「所得」額を算出できた。

                       ところが、「給与」から「報酬」にかわり、さらに消費税が込まれることになり、なんともヘンな支払い形式になった。
                       仮に、コマ給 2,500円として、月80コマやったとして、2,750円×80コマ+交通費20,000円とすると、計 240,000円、ここから 10.21%=24,504円が源泉控除されて、215,496円が振り込まれる、という、じ〜つにやっかいなフォーミュラ(?)であり、この中に消費税 (を単純に「預り金」と考えて) はどう按分されている (と考えるべきな) のか、ほとんどイメージ不能である。

                       こういう支払い形式の従業者はけっこう多いはずなのだが、「給与+賞与」のみのいわゆるサラリーマン諸氏、あるいはものを売って商売をしている方たちには、ちょっと想像しがたい形式なのではないか。
                       そして、そのインボイス制度による合理的な順々の控除の制度が、始まる。

                       これまでよく見て参考にもしていた、リベラル系ビジネスマンと思しいブロガーさんのブログで、「益税をネコババするのは畜類に等しい悪行!」という調子の、激越な調子で免税事業者の “益税” を罵る記事を見かけ、「益税」を懐に入れることの ― 現時点までの私も含まれる ― 不合理性をいちおうは感じる私としては、「納付はしようと思うが、以前の「給与」を消費税込み報酬で受け取っている労働者は多く、事務は煩雑になるし、介護や保育での離職者が植えるのでは」とコメントしたら、「納付は見上げたこと。が、あとアンタの言ってることは意味不明」とレスが返ってきた。
                       このブロガー氏、「見解」や「嗜好」が異なるコメにはケンもホロロなのは知っていたので、まあそのまま終わった。

                       その後、ネット上で「消費税は預かり金か」、「益税という観念は成立するか」というテーマで調べてみたら、YouTube動画を中心に「消費税は ”預り金” でなない」という見解が、嵐のように検出されて、我ながら驚いた。

                       「消費税」とは、「消費者」の「消費行為」に課税される、納税者は消費者であるところの「間接税」だ、と通常イメージしてきた。
                       その好例は、「入湯税」だ。Wikipediaに記されるように、これにも徴税上の問題が存するのではあるが、とりあえず明らかに「間接税」なのである。
                       消費税は、これと同じ間接税と、一見見えるけれど、じつはそうではなく、「販売した事業者に課される税」だ、というのが、反-預り金見解を取る人たちの説明である。
                       このことに関しては、自民党の元国会議員から、立憲民主党議員、さらに日本共産党系の全商連まで、同じ見解であるのは当たり前ではあるが、面白い。

                       その代表…かどうか知らないが、郷原信郎弁護士の YouTube番組で、元自民党議員で税理士の安藤 裕氏を迎えて説明しているもの:


                       上に、入湯税を用いたのは、この動画から教わって、である。
                       この中身、じっくり聞いてもなかなか鮮明には理解しがたい(…のは私だけだろうか)。

                       年間収入が300万円台を超えることなどまずない私のような者は、今までどおり非課税=インボイス非登録で、“益税ネコババ” を続けることもでき、事実 税務署では、「必ずしもみなさん全てにインボイス事業者登録をお勧めしているわけではない」というアポロジーは、言っている。
                       問題は、もう言われているように、取引相手がインボイス適格事業者でないと取引(=場合によっては「雇用」)を打ち切られるケースが多発するだろうということだ。
                       私の仕事先は、ありがたいことに適格事業者登録は要求していない。

                       それにもかかわらず、登録して、消費税は所得税とは別に納付しようと思ったのは、同じ反-預り金説の安藤氏も、こ こ(安藤氏自身の番組)で、
                       「「10万円のところ11万もらってます」はまだいいんですよ。そういう人は消費税を納めてなかったら、それ、ないないポッポしてるやん、て言われる可能性はありますよね。」
                      おっしゃっている、まさに私の場合 ― 低所得ではあるが(爆) ― このケースに近いのである。
                       なお、安藤氏動画の上引箇所以降が、氏の消費税全体への説明なので、全体を聞く必要があり、消費税の、インボイス込みでの「性格」を知るには資する。

                       インボイス登録に際して、最初に所管税務署に出向いたのは3月27日だった。
                       東村山というところは、「東村山 殺風景」でググってもいろいろ出るように、駅周辺はじ〜つに殺風景な街で、もう “税務以外何もナシ” 感ハンパない(爆)。
                       インボイス相談コーナーは、設けてあったけれど、座れるイスを用意していない。パソコンが置いてある一角をパーティションで区切り、内線電話で連絡すると、そこそこ待たされて、職員さんが来て、いちおう丁寧には対応・説明してくれる。
                       座れる場を設けていなかったのは、邪推だが、自家営業の老人などが長時間の質問や苦言を述べるのを抑制するため、なのかなと思った。35分ほど二人とも立ったまま話し、終わりぎわに「高齢者なども来るでしょうから、座れる場くらい欲しかったですね」と言ったけれど、反応ナシ。

                       この時は、登録せずに、パンフ ↓ などもらって帰った。

                      インボイス、パンフ

                       あまり関係なさそうな情報ばかりだ。

                       当初から、いちおう適格登録申請はするつもりだったので、4月7日に再度 出向いて、申請書を提出した。

                      申請書

                       わ〜っかりにくい記入説明書をもとに、申請書を2通書いて、1通を控えとして、収受印を押してもらって帰った。誤記部分の訂正には、訂正印などは求められなかった。
                       1往復 440円の電車賃(3月17日までだったら 420円だった)をかけて通院ならぬ通署。
                       あと、4月中に「説明会」を催すそうなので、その1回に行くことになりそうだから、計1,320円。“消費税申告納付必要経費” として…控除なんかできるはずもない。

                       さて ― この消費税の、“益税ネコババ悪者論”、ネット上では、上引、安藤 裕氏の動画上に批判される高橋洋一氏論などが、“財務省寄り” とされるもので、じつはあまり出てこない。
                       初めに挙げたブロガー氏のエントリーも、今もあるかどうかわからない。
                       対するに、「消費税預り金論=益税ネコババ論はマチガイ」という立場は、書いたごとく、自民党系から共産党系まで、判例(郷原氏動画からキャプチャ):

                      消費税判例

                      を挙げて、「財務省も、消費税は “預り金的なもの” ではあるが “預り金” ではないと認めている」という見解が、穏当なところのようだ。

                       こういった、消費税非預り金論者は、だいたい消費税そのものに反対している。安藤氏もそうだ。加えて、この論者たちのかなりは、「MMT(Modern Monetary Theory)」に与する‥‥といって、この MMTというのがかなり曲者だ。

                       安藤氏が、動画中で、キャッチフレーズ:「国の借金は国民の財産」と唱えているように、この派の人々は、国は無際限なまでに通貨を発行しうるのだから、基本的に財政破綻はありえない、ゆえに国の「財政赤字」や「プライマリー・バランス」は財政支出・予算執行において気にする必要はない、というようなのだ。

                       この考え方は、安倍政権時の黒田日銀体制=異次元の金融緩和と異ならないのか、経済・財政に全く無知な私には「?」大である。
                       戦前の、国債発行が戦争を推進したことへの反省から、戦後 国債発行全体にブレーキがかけられたという経緯は忘れられがちだが、これは、防衛費増額を国債で賄おう、という考えと真っ向から対立する。

                       防衛費に国債を、という見解は、故・安倍元首相が提唱したようだ。
                       それ以前の、毎日新聞の社説に、この説への批判が見える。

                       ちょっとここで、私は「通貨発行」と「国債発行」とを混同しているのではあるが、皮肉なことに、「国の借金は国民の財産」という MMT的言説は (というと叱られるかもしれないが) 防衛費を国債発行で (無際限なまでに) 賄うことを支持しかねない。おっと、安藤さん、自民で保守だから防衛費は増額したいのかな? (そういう感じの人ではないが。)

                       それに対して、消費税を肯定し、財政赤字に対処すべきだ、という派は、MMT派からは「緊縮派が国をダメにする」という、ほぼ一律な駁論を受ける。
                       『日本財政』(岩波新書) と 『財政赤字の淵源』(有斐閣) を読み、基本的に著者・井手英策氏の 「all for all」 論に、個人的には賛成する。
                       もっとも 『財政赤字の淵源』は、本文の論述に疑問点があって、Amazonに、“好意的酷評(笑)” を投じた。

                       ちなみに、最初に挙げた益税ネコババ罵詈ブロガーさんは、私の井手著へのレビューを 「最初から最後まで意味不明(笑)」 とレスしてこられた。いや、たしかにわかりづらいなー、自分でも(笑)。
                       ある見解に、譲歩・理解を示しつつ、抱懐する異論を述べる、ということに対して、現今のネット界の人々は、立場のいかんに関わらず異常なほど無理解で、無神経だ、と感じることが多い。

                       話を戻して、井手氏の財政論、こちらなどには、耳を傾けるべきところは多いように思うのだが、案の定、「この先生の言う財源が時代遅れなんですよ」というコメントが入っている。たぶん “MMT信者” と思しい(笑)。そして、「井手のような緊縮論はダメだ」とくるだろう。

                       ここで、MMT vs 反MMT を論じる能力も資料も、私には何もない。とりあえず、ネット上には、MMT危惧論としては GPIFの運用委員も務めた小幡 績氏の説などが見えるけれど、私が未理解なのでリンクはしない。
                       いっぽう、消費税について、賛否ではなく、世界ではむしろ減税化(VAT)の方向だ、という、荻原博子氏の記事 (そこそこ古いが) も見落とせない。
                       とはいっても、英国リズ・トラス首相の、45日間の “三日天下” も、減税ポピュリズムの危うさを明瞭に示したことではある。

                       MMTとからむかどうか、わからないけれど、そもそもアメリカは、自国のドルの強さに任せて大借金を重ねまくっている、という言い方がされる (cf. こちら)。今、中国の台頭などにより、その立場=やり方が危うくされてきて、米中対立の背景の力学にもそういうことを見る人もいるようだ。

                       そもそも、「国家には通貨発行権があるから、絶対財政破綻はしない」というような考え方は、国家の存在の絶対性を信じすぎているとしか言いようがないのではないか。
                       その実例が、まさに戦前の戦時国債が、昭和20年8月、一夜にして紙くずになった、あの体験だ‥‥といっても、その体験を持つ人が、戦争体験と同様、もういなくなってきている。
                       小さいころ、私は、父や祖母が 「これ、戦時中に買った国債。紙クズや」 といって見せてくれた、なかなかきれいな印刷の「国債」 を見た記憶がある。

                       もうそうとう以前だが、ゴールドマンサックスの TV CMで、長大な寿命を持つドラキュラ伯爵を登場させ、「私はどれだけの国の通貨が紙くずになるのを、この目で見てきたことか」 とか言わせて、投資の宣伝をするものがあった。今、YouTubeで検索しても出てこない。
                       国家 state の状態 status なんて、無常変易 (へんえき。仏教ふうに呉音+連声で読めば「へんにゃく」かな) 極まりないものでありますよ。

                       ― とまあ書いてきて、こういう言説が、ネット上ではいちばん “意味不明” 扱いされやすいんだろうな、と思う。
                       なべて、全肯定か全否定、ですらなく、全絶賛か全誹謗 なのである。
                       加えて、自身の思想・生活・嗜好の〈境域外〉にあるものは、「見ない」 のである。
                       ネット普及以前からそうだったのだろうが、〈境域外〉は、見ない。閣僚の「お答えは差し控えさせていただきます」などというのも、「境域外のものは見ない」ことの表現だ。

                       初めに挙げたブロガー氏、職業は上場企業勤務とか書いていた記憶があるけれど、ほかの部分でも、ひろゆき氏の沖縄基地反対運動への嘲弄など、大した問題ではないと言っていた記憶もあり (ひろゆき氏は、財務省傘下の金融庁の動画に出ていた)、この人、財務官僚ではないか、などと邪推もしている。そうではないにせよ、財務省サイドの見解を述べるのが利益になる人なのだろう。もうブックマークから削除している。

                       長く、煩瑣に、そして “意味不明” な記事になりすぎた(爆)。
                       最後に‥‥インボイス適格登録申請をする前に、10円玉3つで易を立ててみた。
                       まず出た卦は、「履」だった。卦辞は 「虎の尾を履む、人を咥(くら)わず、亨(とお)る。」 いちおう、吉である。行なって不都合はない。
                       変爻が3つもあり、変えると之卦(しか)は 「革」 となった。「元亨利貞。 悔、亡ぶ。」 「革」は、「あらたまる」。
                       ― 「とりあえず登録しといて悪いことはないよ、でもこの制度、変わるよ」 というのが、易の “お告げ” だと受け取りましタ。

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