超−隠蔽体質。

 野田内閣による、消費税アップがいよいよ本格始動してきた。
 この方向に意欲を燃やす藤井裕久氏が、消費増税を避けられない事態について、「次の選挙しか考えられないのはポリティシャン(政治屋)、将来の国家のために行動するのがステーツマン(政治家)だ」と、国民の将来のために、国民に痛いことも言わねばならないのだ、と言うのをテレビで見た。
 この藤井翁、79際にしてバリバリの、じつにかっこいいジイさんで、まことに高齢化社会のヒーロー的存在で、尊敬の念を持って拜見するに吝かではないのだが、この言、そのまま受け取れるだろうか。

 ‥‥オーディオやその他について指南をもらっている知人と電話で話していると、時にこちらが全く無知なニュースを聞かされるが、今度も「え!?」と思った。
 昨年3月11日以降の、あの、東京電力福島第一原子力発電所の大事故への対応に関して、政府の公式記録・議事録は存在しないということを‘明らかにした’というのである。
 知人はこのことを「論外だ」と怒り呆れていたが、もちろんそれは、「記録が存在しない」ことを認めた上ではなく、記録が隠蔽されたことに対してである。
原発事故対応、議事録なし 政府対策本部、認識後も放置

 枝野幸男経済産業相は24日、東京電力福島第一原発事故後につくられた政府の原子力災害対策本部が、これまでの議論を議事録として残していなかったことを明らかにした。経産省は事故後の混乱で手が回らなかったとしているが、事故対応を決める重要会議で何が話し合われたか検証できなくなるおそれがある。

 枝野氏は官房長官だった昨年5月11日の記者会見で「危機対応なので議事録をとるような場がほとんどなかった」との認識を示していた。ただ、その後も議事録は作成されないまま、昨年11月にNHKが情報公開請求した後、年明けになって再び問題化した。

 対策本部の事務局を務める経産省原子力安全・保安院は23日の会見で、「まだ議事録は作成していない。緊急事態では事後的に作成が認められており、会議の内容や決定は記者会見を通じて説明している」と弁明していた。しかし、枝野氏は24日の閣議後の記者会見で「事故発生後の緊急事態とはいえ、(手続きが)整えられていなかったことをおわびする」と話した。

―(中略)―

 公文書管理法では、省庁の職員には、政策が決まる過程を確かめられるよう会議の文書づくりが義務づけられている。作成の期限や罰則などはないが、枝野氏は会見で「国民的関心、社会的影響の大きさを踏まえると、可能な限り迅速に行うべきだった」と話した。

 また、政府の公文書管理を担当する岡田克也副総理は24日の会見で、東日本大震災を受けてつくられた緊急災害対策本部でも「(議事録が)作成されていない疑いが濃厚だ」と話した。

 岡田氏は「公文書は後から行政を検証する民主主義のインフラ」と語り、震災対応で立ち上げた政府組織すべてで議事録があるかどうかを調べる考えを示した。また、各閣僚に公文書管理法に基づく文書作成を徹底させる。ただ、「事後的につくることが認められないわけではない」として議事録作成を怠った関係者の処分はしないとした。

― 以上、asahi.com 2012年1月25日。


 これはほんとうにほんとうに、スゴい。
 今後、このレヴェルの、しかし何が起こるかわからないから、たとえば外国船などとの衝突が起こったりしたような場合、また、その後どんな事態に立ち至ったとしても、すべて「緊急事態だったので、記録を残せなかった」で終わらせてしまい、記録は公表しないという「やり方」を採るということが、天下に披露されてしまった。
 情報公開こそ民主主義のキモであり、我が国では常にその不十分さが言われるが、「情報がない」ことにしてしまえば、開示の必要はなくなるのだ。

 当初、枝野官房長官は繰り返しくりかえし、「メルトダウンは起きていない」と発表し続け、みごとにメルトダウンしていた。

 上のニュースは迂闊にして聞いて/見ていなかったのだが、例の、SPEEDIについて、ひとつには、事故直後以降、データを国民に発表しなかったこと、次いで、最近では、このSPEEDIの予測システムは機能が十分ではないので、今後の原子力災害時の避難等には使わない、と政府が決定(見直し)したというニュースは知っていたし、すでに非難轟々である。

 すでに知られているとおり、政府は、このSPEEDIの情報を、国民には公表せず、米国には伝えていた
 そのことだけでも、東日本の大勢の子どもたちを被曝させてしまった責任が問われてしかるべきだが、このSPEEDIシステムについては、「内閣府原子力安全委員会の作業部会は18日、原発事故で住民の避難判断をする際、放射性物質拡散予測システム「SPEEDI(スピーディ)」は信頼性が低いため使わ」ないという‘見直し案’をまとめた、たという報 道(YOMIURI ONLINE)がなされている。
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カップリングにフィルムコン。

 アスカ情報さんに頼んだコンデンサー、発送ずみだが、今日はまだ到着しない。さいたま市からはほぼ翌日配達なのだが、翌々日になることもある。

 CD2300の次のパーツ交換は、これが来てからでないとできなので、日曜深夜にやった交換について。

 純デジタル系はとりあえず触るところがなく、オペアンプの入出力カップリング・コンデンサーと、電源ラインに直列に入った抵抗をどうするか ―。
 オペアンプ出力部に入れた ELNA RBDは、LM3886アンプの帰還回路のDCカット・コンデンサーにも使ったことがあるが、どうもボンヤリした音になってしまうようだ。

 そこで、これをニチコン MUSE ESにし、DAC‐オペアンプ間のカップリングには、オクで買ってあった、パナソニックのポリエステルフィルム ECQEの100V4.7μFを付けてみた。
 小型電解の中に混ざってフィルムの4.7μFが入ると、何とも違和感ありすぎである。こんな広い面積でノイズを拾わないだろうかという心配さえ出てくる。
 4.7μFは、ちょっと小さいけれど、PCM1710のデータシート所掲アプリケーションでは4.7μFである。

カップリングにフィルム…。

 違和感はそうとうだが、いっぽうでいかにもオーディオっぽい景観になった。

オペアンプ電源を直結

 オペアンプ電源ラインの抵抗(22Ω)を抜き、そこにジャンパー線ではなく、より上流から Belden AWG22の線で結ぶ。
 そのかわり、三端子レギュレーターを出たところの330μF(オリジナルは220μF)を取り除き0.1μFのフィルム(アンプからはずしてあったAPS)に換えた。100mAレギュレーターの出力が計550μFにつながっていると、電源オン時のラッシュが流れすぎになるかもしれないので…。

 さらに、回路図にはない(基板実体図にはある)が、オペアンプ回路の出力カップリング・コンデンサーを出たあと、ヘッドフォン・アンプに行く信号経路に、電解が1個入っている。
 ヘッドフォンアンプ入力にもカップリングはあるはず(ヘッドフォンアンプは単電源なので、絶対必要)なので、途中のよけいな1本をジャンパーに置き換えた。ただ、もしヘッドフォンアンプからDCが漏れていると、このコンデンサーをはずすとライン出力にDCが出るので、電源オンの状態で、このコンデンサーのヘッドフォン側のリードで電圧を測ると、DCは出ていない ― のでジャンプ。

 深夜なのでヘッドフォンで聴いてみるが、動作異常も音の異状もない。今までより、ヘッドフォンではいい音に聞こえた。

 翌日、いろいろと聴いてみると、明らかに高域方向にシフトしていて、高域に、たとえばピアノの音などに、シャリ〜ンという付帯音が微妙に付く感じがした。そして、予想に反して? 音の彫りは浅くなった。

 異状もないし、音もそんなに悪くないが、やはりDACからのカップリングにフィルムはやめよう
 DAC出力には、DC約2.5Vが重畳されるので(テスターでも確認ずみ)、DAC−オペアンプ間は有極性電解でいいのである。
 というわけで、ELNA SilmicIIを注文中。

 電源ラインにシリアルの抵抗も、オペアンプ直近の330μFとで若干はCRフィルターの役割を持ち、電源を静謐にしているかもしれないので、4.7Ωを用意した。元サイズと同じ、小型1/4型カーボン抵抗で、タクマンの1本5円(千石)のもの。

 また、バランスは高域にシフトしているのに、高域自体の ― たとえばヴァイオリン・ソロの ― 抜けはよくない。
 Tannoy Mercury F1Cの限界、あるいは鳴らし込みにより音が丸くなった部分もありそうだが、プリメイン IA-4sの電源のフィルター・コンデンサーを ELNA FOR AUDIOにしてから、高域もよく出る感を持ったので、パラのフィルム(ASC 0.1μF。オリジナルでもポリエステル? あり)を取り除いていたのだが、これを復活してみる手が考えられる。パーツは十分な数が残っている。

―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―

 というわけで、今日はというと、月末の地方税最終期の引き落としに備えて納税準備預金に入金、また2月末期限の国保保険料最終期も、どうせ払わないといけないので、納付した。そんなわけで、残高干上がり~~;。

 夕方、1,000円のヘアーカットで散髪。55日ぶり。髪はよく伸びるほうだが、昨年を区切りに、分けたところや生え際で、明らかに毛がまばらになり、肌が見えるのがひどくなった。
 加齢に加え、地震などの不安感からのような気がする。が、抜けるものは‘体に、抜ける理由があって抜ける’のだ、と考え、対策はしない。散髪代も浮くし。

 夕飯のあと、IA-4sにコンデンサーを足そうかと思ったが、睡眠不足が募ってネムネムなので、週末にしよっかな〜。

で、CD2300を聴いてみる。

 音量を上げられる時間帯に、パーツ再々交換後の CD2300を聴いてみて、いちおう問題のない動作と音質になっているという感触を得た。

 今回のパーツの目玉は、AVXの‘SkyCap’シリーズ積層セラミック・コンデンサーの中の、X7R特性の100V0.1μFと、スイスのコネクター専門メーカー・プレシ=ディップ PRECI-DIPのオペアンプ・ソケット…でしょうか。

 下は、SkyCApシリーズのデータシート・トップ。
AVX ‘SkyCap’データシート

 AVXはホームページには会社沿革などが見当たらず、むしろ投資系サイトらしいこちらに詳しい。
 管球アンプ用のヴィンテージ・フィルムコンで知られるエアロヴォックス社の子会社として創業し、現在は京セラ傘下である。

 次は、プレシ=ディップ社ホームページ・トップ。フラッシュ動画を使ってたいへん美しい。これだと、思わず使ってしまう^^。

PRECI-DIP ホームページ

 下図は、同社のDILソケット(と称している)のデータシート、これも表紙はカラー写真付きで美しく、サイトからは英語・中文、それになんと、日本語の3ヶ国語版がDLできる。市場として日本をそうとう当て込んでいるのか。

PRECI-DIP 定格

 だいたい他メーカーと同じだが、接触抵抗は10mΩ表示。

試聴ディスク

 さて、パーツ再々交換後の CD2300を聴いてみた(オペアンプは JRC NJM2068DD。オリジナルは、NJM2068D)。
 まずはバーンスタイン/ウィーン・フィルによる、超-再生困難音源(笑)、マーラーの『一千人の交響曲』第1部。
 どうやっても、私が手許に置ける機器類だと混濁せずには鳴らないけれど、まあまあ鳴ってはいる。

 コンデンサーを合わないものにしていた時、どうも右チャンネルに音が寄り、左が弱いような感じがしたが、それが残っているように聞こえながら、聴き続ける。すると、あるところで左も勢いを取りもどしたような錯覚? を感じ、「あ、いけてる」というように思った。
 女声が張り上げるとやはり耳にキツい。が、バックのオケの弦の動きが、解像度というのとは違う感じで、生きいきとうねっているのがわかる。

 室内楽から鳴らしにくいのを少し。スプラフォンの古い録音、ヴラフ四重奏団のドビュッシー。きれいに鳴らすより、汚さをどれだけ緩和するかがポイントになるという印象を持っていたが、それがなかなかきれいな弦の音なのである^^。お〜。

 もうひとつ、旧ソ連録音のメロディア盤の、チャイコフスキー:弦楽六重奏曲『フィレンツェの思い出』、ボロディン四重奏団+ロストロポーヴィチ、タラリャーン。
 冒頭から、金属的な弦が耳をつんざく録音だが、これが「あれ?」というくらい穏やかだ。
 1トラックに入っている、ロストロ氏とロジデストヴェンスキーによる『ロココの主題による変奏曲』は、ほとんど聴くことがなかったのだが、オケの響きが豊かなことに初めて気づき、ちょっと聴いてみようかと思った。

 次に、ポリーニ/アバド/ウィーン・フィルによるブラームスのピアノ協奏曲第2番(DG、O.I.B.P.リマスター、国内盤)は、オケのトゥッティがやはり飽和気味になってしまうが、楽員の椅子のきしみなどがリアルに聞こえたりする。
 この辺は、中高域以下の楽音部分と、子音・倍音・擦過音的な「シュッ」という音とが分離して鳴っている感じがある。セラミック・コンデンサーのエージングで変わってきてくれたらいいんですが。

 最後に、女声ヴォーカルから、都はるみさんの『古都逍遙』と、クミコさんの『愛の讃歌』。
 高域の抜けがいまいちで、かつ中域・中低域が上品さを保ちながらもやや膨らむ印象があり、声色はハスキー方向になる。ということは、若干色気が出ます^^;。

 今までこの種の邦楽ディスクは、バックのオケの編曲・録音・マスタリング、いずれも派手なだけで、粗雑で、繊細さが微塵もないようなものが大手を振っているように思い、この2枚のディスクにもそう感じていた。
 ところが、今回のコンデンサー等交換後の音は、邦楽の歌もののバックのオケの音が、リアルに、しかしでしゃばらず、こんなにきれいに入っていたのか、と驚くほど緻密に再生される。これは初めてである。

 全体に、かなり暗めの音で、これはオペアンプ出力部のカップリングに用いた ELNA RBDの影響のような気がするが、ここを MUSE ESに換えてよいものか、わからない…。
 ‘すごくよくなった’という実感はないのだが、このクラスのCDプレーヤーとはひと味違う格調は感じられる。といって、〈お気楽〉DAC1794-1.5のようないささか高精度過ぎて息が詰まる感じは全然ない。
 音楽を、聴き始めたときは地味だが、聴いているうちに興奮してくるようなところがある。

 今回、店頭で衝動買いしたものに、タカチのクランプ式フェライト・コアのノイズ・フィルターがある。
タカチ SFT-36SN

 いちばん小さいものの次のサイズ、SFT-36SNというもので、近いサイズのものでは最もフィルター特性がいい。25MHzで80Ω、100MHzで185Ωと記されている。

 TDKのものが一般的だが、タカチのは片方にケーブルを噛む部分が出っぱっている。「ケーブルロック機構により幅広いケーブル径に適応し、ケーブル被覆を傷付けずしっかり固定します」とあるのだが、ケーブルに少しは‘歯型’は付く。
 歯形を恐れてロック側のクランプを留めずにおくと、コアが円環に、つまりコアにならないので効果がない or 薄れるので、パチンとはめる。

 気のせいていどだが、最初これをACコードに実装すると、音の伸びが若干失われるように感じてやめたのだが、再度付けてみると、音の伸びやかさはわずかに阻害されるような感じはするものの、あったほうが音像感や定位感はしっかり出るように聞こえ、いちおう付けている。これは決定しなくていいだろう。

 つまりは、電灯線の高周波域におけるのコモンモード・ノイズ・フィルターである。
 『CRハンドブック』が付録に付いていた『無線と実験』昨年6月号の、柴崎 功氏の「USBクリーン給電器の製作」では、ACアダプターから給電する場合のDCラインに、ホット側とGND側の両方に抵抗を入れてコモンモード・ノイズ対策とし、GND側に抵抗を入れないと、「コモンモードノイズでアース電位が振られるので,音がくすんで抑揚の乏しい音になる」と書いている。
 この辺のリクツと実際とは、どうもまだよくわからない。

 ― というような次第でした。

オペアンプのソケットと、CD2300 部品再々交換

・オペアンプ・ソケット篇
 ‥‥ふわ〜‥‥オペアンプのソケットでこれだけ迷うとは思わなんだ〜。

オペアンプ・ソケット 3種

 左から 山一電機 IC30-0803-G4、オムロン XR2A-0801N、プレシ=ディップ 110-87-308。
 ちょっとまあ、ICソケットでこれだけのブランド品勢揃いの図もめったにないでしょ〜^^ノ。
 主だった(と思う)ところから3種を、2ヶずつ求め、ヒロセテクニカルで一番安い61円の基板にハンダづけして、オペアンプを実際に抜き差しして、そのスムーズさ&確実さで選定しようと思った次第。

オペアンプ・ソケット 3種−前から。

 これは、基板を立てて、ソケット前面から見たところ。NJM2068DDを挿して写した。
 この図では、右端のプレシ=ディップのは一番不安定で、逆に山一のはオペアンプのピンを深く包み込んで安定な感じがする。

 実際の抜き差し感はというと ― 基板に実装せずに抜き差しした時にきわめてタイトに感じた山一が、最もソフトで滑りやすい。ちょっとだいじょうぶ? といった感じさえあるが、ホールドはしっかりしていて、振動でも浮いてきそうにない。
 見た目も、コンタクトの金属部があらわに露出する一般の板バネ式とは完全に一線を画するもの、という印象がある。

 では、山一より抜き差し感がタイトな、オムロンとプレシ=ディップではどうか、というと、オムロンのほうは、コンタクト、ピンともに見た目も金メッキが鮮やかなのに対して、プレシ=ディップのはコンタクト部は「金フラッシュ」といってごく薄い金メッキなので、見映えはしない。ピンも錫メッキである。

 抜き差し感は、オムロンのはオペアンプのピンがどのような形になっているか(曲がっているか)によって、抜き差しがタイトにもルースにもなる、という感じが若干ある。これに対して、プレシ=ディップのは、オペアンプのピンの状態の少しの違いにはあまり関係なく、常に適度にタイトな感触だった。

 この辺で、プレシ=ディップに決定する気持ちになりました(ほんとは、気持ちはもうだいたい決まってましたけれど^^;)。

山一+変換基板

 上は、山一のソケットに、1回路の LT1028を変換基板に2基実装したもの(〈お気楽〉DACの生き残り^^;)を挿したところを前から撮ったもの。
 ソケットのモールド部が相互にピタッと合い、気持ちがいい。板バネで丸ピンを受ける形になるが、不安定さはない。が、プレシ=ディップに挿し多時よりは抜きやすい。これは‘抜けやすい’というのとは異なるのだが、やはりちょっと緩すぎる感もないではなく、変換基板への対応もプレシ=ディップがいい、ということにした^^;。

・CD2300、パーツ再々入れ換え篇
 年末に、気合いを入れて導電性高分子固体コンを大量投入し、音がオカシくなってしまった CD2300を、よいパーツを使いつつ、もとの部品選定を大きく変えない形で改修すべく、パーツを調達していた。
 X7Rタイプの積セラで、AVX社のものにした。
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オペアンプのソケットに悩む…~~;。

 この1週間で発注・振込み・買い出しした、CD2300用部品がだいたい揃った。

CD2300改修用パーツ

 とりあえずは、DACを含むデジタル系電源パスコンを、再三ではあるが入れ換える。
 セラミック・コンデンサーは、オーディオ用途には、高誘電率タイプでは温度特性のよいX7Rタイプがいい、とこちらにあるのを発見し、今まで気にとめなかったセラミック・コンデンサーの特性をオンライン・ショップのページを穴のあくほど睨んで確認し、けっこういろいろなX7Rの品種があるのを見たが、マルツ扱い(ただしウェブのみで、即納不可)の AVXの SR “SkyCap”シリーズの100V0.1μFを注文した(写真、左下の黄色いディップ型)。

 ケミコンは KWと KZHで固めるとして、すぐの改修には手を着けないかもしれないものの、オペアンプの交換も視野に入れて、山一電機の板バネ8ピン・ソケット IC30-0803-G4も注文。個人で1ヶから買えるのはRSだけである。送料が商品代金の5倍^^;。
 音巴さんのお気に入り&ご推薦のソケットだが、NE5532APをオマケ? に付けて注文した。

山一ソケット+OP275
手持ちの OP275を挿してみる。

 とにかく、挿さりがタイトだ。カッタ〜い^^;。グッ! と押し込んだところが上の写真。これでめいっぱい。
 こんど抜こうとしてもまたタイトで、IC抜き(=毛抜き型ピンセット^^)でグイッと抜くと、基板にハンダづけしていない状態なので、指の腹が当たってソケットのリードピンが曲がるまがる〜^^;。
山一ソケット、ピンぐにゃり。

 山一製のソケットは、ピンが細い。曲がってもすぐもどせるが、何度もやるとダメージがあるだろう。

山一ソケット、仕様。

 上は、山一のこのシリーズの仕様。コンタクト部とリードは銅合金の金メッキ。接触抵抗は20mΩ、使用温度は -65℃〜+85℃。

 一般に自作派が使う、丸ピン・ソケットの仕様もダウンロードしてみた。
 下は、秋月電子扱いの Neltron Industrial Ltd.(台湾)のもの。

Neltronソケット、仕様。

 コンタクトはベリリウム銅ということで、銅合金に金メッキは同じ。ベリリウムの毒性が気にはなるが、金メッキしてあるし、オペアンプの抜き差しで削れて飛散するていどでは問題にならないのだろう。リードピンは錫メッキとのこと。
 目についたのは、接触抵抗が15mΩ以下と、山一の仕様より低いことと、使用温度範囲が -40℃〜+105℃と、山一製より約20度高温側にシフトすること。

 次いで、マルツ扱いの、同社オリジナルともいえる Linkmanのもの。中国本土の、どこか製^^である。

Linkmanソケット、仕様。

 こちらは、接触抵抗が10mΩとさらに低く表記され、山一の1/2だ。使用温度範囲は -55℃〜+125℃といちばん広い。

 こうして見ると、マルツ扱いの Linkmanのがもっともデータ上高性能のように見えるのだが、測定条件等の違いもからんで(からめ?)、この中国製がいささかサバを読んでいるのかとも取れてしまう。

 そもそも、オペアンプ・ソケットとして丸ピンがいいのか板バネ式がいいのか…DIP8ピン型オペアンプの足は、円柱型リードではなく平板型なので、そこから考えると板バネ式のほうが、面接触して、導通にはよいと想像できる。こちらもそういう意見を述べておられる。

 マルツ・パーツ館では、《オーディオ回路における部品の選び方、使い方》では、「板ばねソケットは安価ですが、やはり信頼性の点から丸ピンソケットをお勧めします」と丸ピン・タイプを薦めている。

 おっと、マルツではオムロン製の丸ピン・ソケットも扱っている → XR2A-0801N
 これのデータシートには…

オムロン・ソケット、仕様。

 これは、接触抵抗は20mΩ。さっすが日本人は謙虚である。チューゴク製の「10mΩ」でうろたえる必要はないな。
 マルツ扱いのは金メッキなので、使用温度範囲は -55℃〜+125℃になる。
 やはり山一製の高温限界+85℃がちょっと気になるが、板バネ式で信頼のおける製品として、いちど使ってみっかな。

 〈お気楽〉DACでは、SOICタイプのオペアンプ、とくに OPA2211を変換基板に取り付けたものが、DIPタイプ各種と比べて格段に音質がよかった記憶があるが、これはもしかすると、変換基板のリードが円柱型だったために、丸ピン・ソケットによく嵌合したから、かもしれない‥‥というのは妄想かな。
 だとすると(強引だな^^;)DIPタイプに限定したい CD2300では、板バネ式が奏功するかも。

 いっやはや、オペアンプのソケットだけで大騒ぎ、お恥ずかしい〜。

セラコン、まだ来ません~~。

 …今日は、仕事に行く電車の中で、また不愉快な目に会って(ことをして?)しまった。それは日曜にでも書きまひょ。

 このところ、リコメでマルツパーツ館のことばかり書くので、マルツの広告が出てしまった…。
    ↓
マルツパーツ館ウェブショップ広告

 木曜日の出勤前に、マルツに、X7R特性の AVX製積層セラミック・コンデンサー 100V0.1μF、SR211C104KARを、日ケミ KZH数本とともに注文したが、KZHは店頭販売もあり、ウェブショップでも即日発送なのだが、AVXのほうは「翌々日〜7日後に発送」になっていた。

 ということで、金曜(今日)夜までに納期確定メールは来ず、振込みもできなくて、入手は来週、それも月曜は祝日なのでメールは早くて火曜以降となり、日曜に交換に手をつけるのは不可能となりました><;。

 それなら、エフェクタ屋さんが扱っている Sprague(Vishay-Sprague)製にしたほうが早かったなー、と後悔。KZHのほうは秋葉原店で買える。

 しかし、X7R特性で100Vのセラコンが手に入るのはちょっと楽しみである。
 AVXは、フィルムコンのブランドとしても聞かないことはない。すでに京セラ傘下のカンパニーだが、こちらによれば、もとは、あのヴィンテージのフィルムコンで知られるエアロヴォックス Aerovox社の子会社として創業したらしい。京セラが1990年に買収しているが、この時の手法が、「三角合併」というものだったことが、ググると出る。

 エアロヴォックス社も別個に現存しているが、「AVX」という社名は「Aerovox」由来という感じはする。
 ― ちゅーよーなことを考えつつ、マルツの入荷メールを待ちませう…京セラに発注してるのかな^^;。

 あ、そだ、それなら、オペアンプのソケット化 → オペアンプ交換もできるよう、音巴さんご推薦の山一電機製8ピン板バネ・ソケットもRSに注文し、オペアンプもちょっと仕入れておきますかね。MUSESとか。
 そうなると、オペアンプの前に陣取っているPPSコンも邪魔になりそうなので、APSを調達しておくかな…。

年、明けました…。

 
謹賀新年

ぬいぐるみ軍団

 昨年中の御厚誼に、厚く御礼申し上げます。
          本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


 少しは佳き年でありますように!
 ※上の写真は、当方のぬいぐるみ軍団勢揃い、です^^;。
  真ん中の大きなのは‘シルベスター’とかいうネコちん。白いほうはずいぶん黒ずんでます…。

CD2300 - 固体コン導入

 CD2300のコンデンサー交換、前回のDAC部分にニチコンの超低ESR品 HZをあてがう作戦は、失敗に終わり、こんどは、同じ超低ESRでもさらに低ESRな、しかし本来の’OSコン’ではない、導電性高分子固体アルミ電解を大量投入してみた。

基板初期状態
最初の状態

基板現在の状態
今の状態

 じつは、以前に、CD-P1850としての回路図を入手した時、喜んで紹介した電源回路だが、この理解が、パターン図と実際の基板を見ている間に、大きく間違っていることがわかった。
 デジタル系8V電源から、レギュレータードライバー BA5813FMに供給され、そこから+5Vになった電圧は、もっぱらDSPとドライブ系に供給され、DACの電源は、ツェナーを使って、全くの独立電源を形成し、それゆえか1,000μFもの大容量の安定化コンデンサーを投入しているのだと思い込んでいたが、ツェナーで安定化した電源は、ミューティング回路のトランジスターに供給するだけに使われているようだ。

 では、DACへはというと、BA5813FM(と電力バッファーらしいトランジスター?)からDSPに供給された下流が、基板の真ん中辺を流れ流れてDACに到達するようなのである。
 この流れだと、DSPチップのデカップリングに置いたコンデンサーの影響も、受けるっちゃ受けるわけである。

 しかしいっぽう、三端子レギュレーターとレギュレータードライバーで安定化された電源なので、1,000μFもの大容量を置かなくてもよいかもしれない。
 そんなことで、SANYOの導電性高分子コン、SEPとSEPCをそこそこ買って付けた。
 デジタル系には、OSコン SAタイプもはずし(もったいない^^;)、SEP 10V270μFを置いた。

 問題はDACチップで、超々低ESRの固体コンは、セラミックなどと並列にすると反共振が生じてインピーダンスが下がらなくなるという事象(便利だな〜、「事象」って熟語^^)が知られているので、PCM1710Uの5つの電源ピンにそれぞれ直近位置に配置されたセラミックを取り去ったあと、その穴を使って、固体コンを3本ほどでピンから遠くなりすぎないようにバイパスすることが必要になってくる。

 穴や方向を間違えると、たちどころに電源がGNDに短絡したり、コンデンサーがアウトになる。アナログ電源(というものは設定されないが)のコンデンサーの陰極側をディジタルGNDに落とすのも好ましくない。
 てな次第で、すぐ空が白んだ。

 DACまわりには、とくにESRが低い SEPCの470μFと100μFを置き、それだけでは心配なので、余った SEP 270μFも置いた。こういう固体コンどうしの、あまり遠くない並置は問題がないのだろうか…。

 途中で、DSP横のコンデンサーなど、ランドが完全に剥落し、近くのGNDパターンにあるランドにリードを伸ばしてエンパイヤチューブで絶縁の上ハンダづけしたり、ともかくフウフウ言いながら作業を終え、電源の短絡はなさそうなことを確認して通電、「8V」の表示のあるライン(ジャンパー線で)には8V弱が、「5V」、「VDD」の表示のあるラインには5V強が出ていて問題なさそう。天板を閉じてちょっと鳴らす。

 これはきれいな音で、FG、HZいずれの時より明らかに聴きやすい。未明なので静かな音楽だけを再生してみるが、いい感じだ。
 だが、夜が明けてちょっとウルサい音楽を聴き、今夜も帰宅して、ブラームス、ベートーヴェンの、ヤカマシいシンフォニーを鳴らすと、俄然、物足りない。私には、この種の音楽があるていど満足に再生されない限り、オーディオの存在意義は全然ないのである
 音と音の間がなく、音自体にも彫り、実体感がない。中域以下はかなり充実しているが、高域がやはりツルっとした嫌いがある。

 これは、固体コンの未エージングゆえの現象なのだろうか。
 SANYO(現在は、「電子デバイスカンパニー」という、殺風景な社名)の導電性高分子コンには、知られている nabeさんの試聴記でも、日ケミの低ESR品、KZEを圧倒する結果になっていて、期待したのだけれど、CD2300と私の好みには合わなかったようだ。

 前回と今回は、オペアンプまわりは触らず、デジタル系のコンデンサーのみ交換したのだが、予想を上回る変わりようだった。
 このところの経験では、超低ESR系と高級オーディオ系は合わないようだ、という感じがしている。
 また、導電性高分子固体コンは漏れ電流が多く、DSPまわりの270μFも容量を上げているので、この系の三端子レギュレーターやレギュレータードライバーの負担を大きくしているようにも思え、けっきょく最初の交換の時に採用した日ケミ KZHがよく、DACまわりも KZHにしてやればどうか、と考えている。
 それでも、取っ払ったピン直近のセラミックを何らか ― 積セラかフィルムで ― 再実装してやることも考えねばならず、やっかいだぁ〜~~;。

CD2300…またコンデンサー交換

 DACまわりの電解コンデンサーを、ニチコン KW+日ケミ KZHから、2本ともニチコン FG(Fine Gold)にして、オケのトゥッティは歪みっぽく、押し付けてくるような濃厚でウルサイ音がする。エージングはあるにしても、当初からこれでは、という感じで聴く気がしない。

 ネット上でも FGの評価に両極端っぽいものが感じられ、経験上、そういう要素があるのかなと思う。
 前記事で見たように、許容リップル電流も下位の KWより少ない。
 そこで、チェックしていた同じニチコンのマザーボード用超低ESR品、ZHを買った。ZHは、最も小容量なのが16V470μFになるが、1,000μFの上に1,200μF、1,500μF、1,800μFと、標準品、オーディオ用ではない値のがあって、しかも1,000μFとほとんど同じサイズである。

 いっそ1,800μFくらいにしてもよかったが、回路図で1,000μFのところを1,200μF、220μFのところを最小容量の470μFとした。
 NECのタンタルを若松で買ったときに、いっしょに OSコンSA 16V150μFと、高分子固体タイプ(それでも古いシリーズ)SEPの10V270μFも買っていて、OSコンSAはDSP:μPD63711の、SEPはマイコン・チップ:μPD789026の電源デカップリングに、KZHの置き換えに充てた。

OSコン、HZなどを乗せた基板。

 というわけで、空前の超低ESRコンデンサー群が、デジタル系チップにあてがわれた。
 電源オン、何も起こらず‥‥正常動作。
 音は‥‥変わっている!! アナログアンプ(オペアンプ)まわりは何ひとつ触っていないのに、音は俄然画然、滑らかになった。

 オケの高弦は艶やかでひっかかりがない。ヴォーカルも艶が乗ってきれい。室内楽はほんとうにおだやかで深みのある音色。
 音量を上げても一向にうるささがない。

 これにはちょっと驚いてしまった。さすがに電解離れした超低Zケミコンの威力かと思う。デジタル系ではそう音は変わらないだろうから、DAC:PCM1710Uの電源に入れた HZがデジ/アナ両動作に影響している可能性は高い。

 恐るべし、HZ! ‥‥なのだが、これで満足なのかというと、全然満足ではない。高域の歪み感がなくなったのはいいが、エッジ感や人声の子音が丸くなり過ぎ、ちょうどビット落ちした圧縮のように、ツッルツルの、彫りの浅い音。これは、メジャーからのライセンス・リリース専門レーベルのディスクにありがちな、情報量が落ちてツルツルになった音に通じるものを感じさせる。

 いっや、むっずかし〜! 参りました。

こんでんさあ雑話

 先日また秋葉原へ出て、CD2300のDAC・PCM1710Uからオペアンプへのカップリングに、タンタル・コンデンサーを使ってみようかと、求めた。

NEC ディップタンタル・コンデンサー

 タンタルコンは、逆電圧に極度に弱いので、必ず極性の向きにDCバイアスがかかり、ACを重畳した尖頭値が定格を超えないことが基本、という。
 PCM1710Uは、1/2Vccが出力に現われ、交流信号は最大でも3.2Vp-pとのことらしく、タンタルの使用環境としては好条件だし、タンタルの故障が短絡モードでも、もし短絡しても PCM1710UからのDCがオペアンプにかかるだけで、実際にそのようにカップリングCなしの設計もある(オペアンプ出口でDCカットすればいい)ので、タンタルコンの出番っぽい。

 NEC製と思しい16V10μFを確保。データシートが簡単に Googleの網にかからなかったが、ゲットして見てみると、下図のような許容リップル電圧(電流ではなく)定格が掲載されている。

NECディップタンタル、リップル電圧定格

 形状番号はNFになるようで、他も同じだが、だいたい200HzあたりからかけられるAC電圧がガクッと低くなる。
 音楽信号も、事実上8kHzくらいから上はガックリ右肩下がりになるので、大丈夫とも考えられるが、ともかくこのデータはショックだ。
 アルミ電解は、一定のところまでは周波数が高くなるほど許容リップル電流値が大きくなるので、それとは逆である。これは‘聞いてなかった’。

 タンタルコンは、短絡事故の際、発火・燃焼して危険であることはいろいろなところに記述がある。が、実際には、こちらに書かれているように、みごとに真っ黒焦げになるものの、周辺に引火するまでではない、ということだ。
 今回は、タンタルには安全な使用と思われるが、懸念材料があるので、ヤメにする。

 とりあえず次は、‘ついで’で買ったOSコンと、目あてで買ったニチコン HZを取り付けることとしませうか。
 品種によってケミコンの許容リップル電流が、カタログ上どのくらいなのか、ちょっと比べてみる。一般に低Z品は100kHz、それ以外は120Hzで記載した上で係数を記しているので、100kHzで示してみた。220μFあたりにしたかったが、ニチコン HZは最小容量が16V470μFなので、これで比べた。

品 種電 流/mArms
日本ケミコン KMG465
ニチコン FG609
ニチコン KW630
東信工業 UTWRZ660
日本ケミコン KZH900
ルビコン ZLH945
ニチコン HZ2280
OSコン SA6080

 とまあ、こんな感じです。

 面白いのは、ニチコン FG(Fine Gold)の許容リップルが、より下位の KWより少ないこと。また、東信の低ESR、UTWRZは、KWとどっこいどっこいであること、など。KWはグレードのわりに評価が高いのもその辺と関係するのか…。

 日ケミ KZHあたりからぐっと大きくなり、ニチコン HZは、アルミ電解のグレードを超え、OSコンとアルミ電解との中間といえる。コスト的・容量的(OSコンの大容量は少なくなっている)にOSコンが無理な箇所には最適だろう。オーディオのデカップリング用などには、330μFより低容量のものや、25V品も欲しいという憾みはあるが。

 というわけで、ニチコン HZ、OSコン SAと SEP(アルミ固体)を買いました。デジタル系チップにOSコン、PCM1710Uに HZを使ってみようと思うのですが〜‥‥どうかな^^;。

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